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カカシの雷切・・・カカシにとって雷切の印が 特別である理由(オビトとカカシの最強コンビ技)

カカシにとって雷切(千鳥)の印が特別である理由

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・・・オビト・・・
・・・お前が
完成させてくれた術だ・・・
 

 
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申・・
 
 
写輪眼を託されたカカシは、リンを守るために 千鳥の印を結ぶ・・・
 
27巻カカシ外伝 ラストでカカシが完成した千鳥の印を結ぶ場面。 
カカシは1つ1つの印に、オビトの記憶と想いを 刻み込むようにして結んでいく・・・ 
千鳥の印は、2人のチームワークの証でもあるんですよね。この場面は何度読み返しても切なくて、胸がいっぱいになってしまいます。
 
その後(カカシ外伝の後)カカシが雷切を使ことはあっても、なぜか印を結ぶ描写は省略されていたんです。(カカシが雷切の印を結ぶスピードが速いということもあるのでしょうけど。)
それが第523話と524話で、久しぶりにカカシが雷切(千鳥)の印を結ぶ描写が出てきましたね。
再不斬拘束作戦に出る時に、《バッバッ・・》と結び・・ 
さらにもう一度、覚悟を決めて勝負に出る時に「バッバッ・・」と。
 
険しい表情で雷切の印を結ぶカカシに、カカシ外伝ラストシーンの仔カカシの姿が重なって見えてきて・・・
またいつもの悪い癖で、私はいつのまにかカカシ外伝の世界にワープしてしまいました;
 
 
・千鳥と「サクモ」
 
カカシが千鳥を開発した理由は2つあると思うんです。
1つは、ミナト先生への対抗心。上忍昇格が決まり、同じ上忍であるミナト先生以上の術を開発しなくちゃと焦っていたんじゃないかと思うんですよね。 あの頃のカカシは、強くなること=立派な術を使うことだと信じていたんじゃないかと。
 
もう1つの理由…こっちが主な理由だと思うんですが、それは「父サクモの否定」だったんじゃないかと。
カカシは父サクモとは違うやり方で 強くなりたかったんじゃないかと思うんです。
 
でも千鳥っていうのは実は「サクモ式(白い牙風)戦い方」そのものなんですよね~・・基本的には。
千鳥は雷のチャクラを手から放出し、手を「チャクラ刀」と化して突く・・・
サクモは、チャクラ刀に(おそらく)雷遁を流して敵を斬っていた(あるいは突く)・・・つまり千鳥も同じなんです。
ただ、カカシは掟を破って自殺した父親を受け入れられなかったから、父の形見の刀を使いたくなかったんですよね・・。
だから、チャクラ刀のかわりに自分の腕を使い 自分の腕を「チャクラ刀」にした・・・それが千鳥。
 
ミナトが初めて千鳥を見た時、表情をこわばらせるんですよね~・・ミナトが怖い顔をするのって滅多にありませんが、この時は険しかった!
ミナトは、この術が「サクモの闘い方と同じ」だと すぐに分かったじゃないかな。でも、カカシには敵のカウンターを回避する能力は無いから危険と判断したのかもしれない(サクモがどうやって敵のカウンターを躱しつつ攻撃したのかは不明なんですけどね)。
 
それと同時に、ミナトは 《サクモに対する複雑な思い》が未だにカカシを苦しめていることを 感じ取ったのだと思います。 
 
ミナトはその夜、オビトに(こんなことを勝手に話しちゃいけないのかもしれないけれど・・・)と前置きしつつ「カカシとサクモの話」をするんです。ミナトは、オビトならカカシを救ってやれると信じていたのかも。
「オビト・・・少しでもいい・・・分かってあげてね」なんて・・・ 優しい先生ですよね~ミナトは。
 
そしてミナトは、チームワークを無視して一人で突っ込んだカカシにはしっかりと忠告する・・・。
 
「忍にとって何より大切なのは チームワークだよ」と。
 
自分一人の世界に籠り、誰にも頼らずに強くなろうと焦るカカシに≪仲間とチームワークで闘えばいいんだよ≫ってことを伝えたかったのかもしれない。
 
 
・チームワーク
 
その後、ご存知のようにカカシとオビトの間でいろいろあって 二人は一緒にリンを助けに行くわけですが・・・・ 
千鳥を禁止されたカカシは、ついに形見のチャクラ刀を持って闘う決心をするんですよね。
 
そして岩隠れの上忍、カッコウとの対戦。
写輪眼を開眼したオビトと チャクラ刀を持ったカカシは、ついに最強の「コンビ技」を編み出す・・・それは
 
 
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≪オビトが写輪眼でカッコウのカウンターを見切り、足を使ってカッコウの攻撃を抑え込み・・・・
そこにカカシがチャクラ刀で斬りつける。≫・・(要するに、これは「千鳥(雷切)」を図式化したものと言えます。)
 
オビトの「写輪眼」と カカシの「チャクラ刀」による連携技。
 
『オビトの写輪眼が敵のカウンターからカカシを守り、カカシが攻撃する』・・・
千鳥の代わりに生まれた、『カカシとオビトのチームワークによる連携技』が誕生した瞬間でした。
 
せっかく誕生したばかりの『友情とチームワークの証』である連携技は、でもこのたった1度だけで終わってしまうんですよね。この直後にオビトが岩の下敷きになり そしてサクモのチャクラ刀も折れてしまう・・。
 
でも二人の友情のチームワーク技は 「千鳥」という形に代わって、カカシと共に生き続けることになる。
『オビトの写輪眼が敵のカウンターからカカシを守り、カカシが攻撃する』・・・千鳥は、あの時2人で決めた攻撃と同じなんですね。
 
雷切を使う時、今でもカカシには あの時の≪2人で作り上げたチームワーク攻撃≫が見えているのかもしれない。
 
 
そして最後にオビトが言った言葉、「リンを頼むぜ・・」「・・・・リンには結局告白できなかったなぁ・・・」 
オビトがカカシに写輪眼を託したのは、リンを守りたかったから・・・・その想いを知ったたカカシは、千鳥≪オビトとカカシの連携技≫は、「大切なものを守るためだけに使う」ことを誓ったのだと思います。
 
カカシは雷切を発動する時は、常に≪オビトとの連携技を発動する≫気持ちで、さあオビト行くぞ!と語りかけるようにして印を結んでいるんだと思うんです。 あの時 二人で決めた連携攻撃を思い浮かべながら、大切な守るべきものを、オビトと一緒に守るために。
 
だからカカシにとって雷切の印を結ぶ時、っていうのは特別 大切な瞬間なのではないかと・・・。
 
 
・・・あれから約18年が過ぎ、世界は再び戦争に。
 
・・・ 「オレにも忍として守るべきもんが色々ある」
 
久しぶりに描かれた、『雷切の印を結ぶカカシ。』
オビトと共に、こんな戦いはもう無しにするために闘おう・・・と決意した「印」だったのだろうか。
今度は、再不斬に託された想いも胸に刻みながら・・・。
 
 
 
 
☆長駄文読んでくださって感謝。