ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO-ナルト- 609 : 終わり 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ51号) その1

NARUTO 609 :終わり その1

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ついに、十尾復活・・・・・!!

チャクラの始まり、国造りの神、天目一箇神(あめのひとつのかみ)・・・
 
あぁ~あ、ついに十尾復活しちゃいましたね。 なんでもっと早い段階で十尾を何とかしなかったの?なんて突っこみたくなりましたが・・・ でも無理だったんだろうなぁ。
 
十尾の外見、50巻や62巻で描かれた絵とほぼ同じですが、違ってるのは「眼」。 1枚の絵だけで、まだ判断できませんが 今まで描かれた十尾は「三重写輪眼」だったのが、今週の絵で見る限り「二重写輪眼」。 ※でもマダラがオビトに説明していた図の十尾の眼は二重でしたね。 
 
「・・・今のナルトを守る?」

608話でのカカシの「今の」連発。 だいたいカカシは今まで「過去」にこだわり過ぎだったから、これでやっと『これから先』を見ていく気持ちになれたんだろうか?
27巻で「この眼があっても ちっとも先なんて見えやしない」 「お前が生きてたら・・・“今のオレ”になんて言うんだろうな」とオビトに答えを求めてたカカシだけど、自分自身で答えが見つけられたのかな・・・「“今のオレ”にできる事は、“今のナルト”を守ることだ」って。過去にこだわるのでもなく、問題を先送りにもしない・・・つまり「今」を大切にするしかない、「現実」を大切に生きる。それって・・大事なことですよね。
 
そしてカカシはナルトの事を「かつてのお前(オビト)の意志」と言ったけど、オビトはナルトが自分に「そっくり」であることに気付けば気づくほど、「今のナルト」に拒否反応を起こしちゃうような気がするんです。 だってオビトは自分こそ最大の「クズ」だと思ってるだろうから(結局リンを守れず、カカシにも生涯後悔させることになってしまったし)・・・ 
 
でも、ホントはオビトがナルトに興味津々なのは、バレバレなんですけどね。
 
 
・十尾復活の予兆?
 
八っあつんが「!」と木遁の縛りが弱まったのを感じた次に、オビトも八っっあんを見て「・・・・・」と何かを感じている・・
 
“本音を明かさない”うちは一族の難解「・・・・・」については、いつも取り上げては苦戦しちゃうんですが、オビトの「・・・・」も以前のイタチ並みに難解だってばよ; 彼らの心の声は「都合によりお聞かせできません」って意味だから、そりゃあ邪推しまくるってもんです(笑) しかも、このオビトの横顔は「悪」な感じがしないし、時々見せるこういった「本音の表情」・・・こういう小さい描写は気になります。いや・・・気にすべき、と思ってます。
 
で、オビトは何を感じ何を思ってるんだろう?
 
木遁の拘束力が弱まった理由・・・それは術者のマダラが八尾捕獲を諦めて十尾復活に備え始めたという事なのか・・・
あるいは「チャクラの始まりで祖たるもの」十尾の復活が近づいたせいで、チャクラを源とする「術」の力そのものが弱まってしまったということもあるんじゃないかと思うんですよね。そしてオビトが木遁の弱まりを感じ取っているのは、オビト自身の体にある柱間体が反応するのか・・・あるいはまだグルグル成分(仮に十尾の意志)がオビト内に残っているのだろうか。
 
ビーの《木ノ葉はどいつも強がりばっかだな》には、カカシとガイ、ナルトは当然ながら、マダラとオビトも入るような気がします(って、木ノ葉だらけだけど)。 なんだかなぁ、木ノ葉の内輪揉めで世界をお騒がせしてます、って感じしないでもない(カブトだって木ノ葉出身だし)。 木ノ葉は、他の大国に感謝すべきですよ・・・これ。
 
「気ィつけろナルト!敵の木遁縛りは初代火影のと同じだ 尾獣の力を縛る力があるぜ!」
「ヤマト隊長のと一緒か・・・!」
 
そういえばビーはヤマトも知ってましたよね、九尾チャクラはヤマトの木遁を活性化させて葉っぱを生やしてましたが、ようするに木遁は尾獣チャクラを吸収して栄養にしてしまう(もしかしたら今頃、ヤマトは「柱間成分」が抜けちゃったりしてないだろうか?と思うんですが)。
 
「・・・・・・」
 
オビト2発目の「・・・・」は十尾復活が近い状況を察して、なにか最終的に「やっておく事」を思いついた感じがするんです。で、オビトがやろうとした事は「木遁を使う事」と「カカシを再度時空間に送り込むこと」・・・
オビトは木遁を右腕からニョキニョキと出してナルトを縛ってみせ、で・・ナルトは簡単にバキッと木を折っている。木遁の「尾獣拘束力」が十尾復活と共に薄まってるということをオビトは確認したかったんだろうか?
 
しかし、オビトってまだ木遁使えたんですね;彼の木遁が右半身の柱間人造体の力によるものなのか、グルグルとは完全にもう分離したのか等、とにかく「オビトの体」は疑問がいっぱい有り過ぎです。 未だに食事しないの?とか・・・いろいろとね;
それに、オビトの木遁を見てカカシは何か思わなかったんだろうかってのも、すっごく気になっちゃうんです。 でもバテバテのカカシの表情からは何もわからない・・・ 「あの日、霧隠れの忍を木遁で倒したのはオビトだった」とカカシは気づいたんだろうか?
 
カカシなら、オビトが万華鏡写輪眼を使い放題でも視力が落ちない理由も、螺旋丸を喰らった右肩が自動回復している理由も・・・おそらく「柱間細胞の影響」だと推測できていそうな気がします。
ん~、カカシとオビト、お互いに「リンのあの日」のことを どこまで把握してるんだ? 見てるこっちがイライラしてくるってばよ;

・カカシとオビトの「雷切(千鳥)」の認識のズレ
 
「写輪眼頼みの雷切・・・・ ずいぶん左目を使いこなすようになったな 万華鏡まで・・・」
「だが・・・・もう一度 時空間から戻ってこれるか・・・? その状態で・・・・」
 
《写輪眼頼みの雷切》・・・ってのもキツイ言葉ですなぁ。
 
でも、雷切(つまり千鳥)ってのは写輪眼無しで使えば敵のカウンターを喰らう「不完全な術」であるのも確かだし、今のカカシの雷切は「写輪眼頼み」なのは事実で「ホントは未完成」。
 
そもそもカカシが千鳥を開発したのは、父サクモの戦い方を「チャクラ刀無しで」実現する為だったと思うんですよ、当時のカカシは父さんの形見の刀を使うことに抵抗があったと思うので。 でもオビトのお陰で父さんを受け入れられたカカシは、242、243、244話でやっと父さんのチャクラ刀を使えたんですよねそして243話ではオビトとカカシで「眼と獣としての共闘」を果たしている)。 だからオビトにとっては、カカシが「チャクラ刀」を使った闘いこそ「本当の英雄だった頃のカカシの闘い方」と考えてるんじゃないだろうか。
 
もっとも244話では、写輪眼を託されたばかりのカカシが敵のカッコウ(岩隠れの上忍)を「写輪眼頼みの千鳥」で倒してるんですが、だけどオビトはそれを見てはいない・・・ オビトが初めて「カカシが千鳥で人を倒した」のを見たのは・・・「リン」だったんですよね。 そりゃオビトにとって『雷切』は いいイメージないだろうなぁ・・。 
それに、写輪眼に頼った本来の「カカシではない」雷切戦法にこだわるカカシの姿・・・これもオビトにとって「後悔ばかりの英雄」の象徴に見えちゃうのかもしれない。 
 
一方でカカシは、雷切(千鳥)は「オビトが完成させてくれた術」の思いが強いから、千の術をコピーしたと言いながら、ほとんど決め手として使うのは「雷切」ばっかり。だって、雷切(千鳥)とは《カカシの腕(刀)による攻撃と、オビトの眼(写輪眼)による防御の共闘》・・・つまり243話でたった一度だけ実現した、二人の共闘を再現でもあるんです。だから、カカシはいつだって雷切を使いながら「オビトと共闘」してるつもりだったと思うんです。
二人の間の「雷切(千鳥)」に対する思いには、それぞれの違う思いがあるんじゃないだろうか。
 
だけど、ずいぶん左目を使いこなすようになったな」というオビトの言葉には、託した眼をここまで育ててくれた感謝の想いも「ホントは」あると思うんです。 うちは一族じゃないカカシが 万華鏡まで使いこなすには人一倍イヤ数倍の努力、そして体への負担があるハズで・・それにもかかわらず「写輪眼頼みの雷切」を使ってきたカカシの「想い」、ホントはオビトは「十分 分かってるハズ」なんです。 それだけに、カカシが「オビトの為に」本来の自分を封印して無理をしている姿は、オビトにとっても一番辛いと思うんです。 
 
できれば本来の「白い牙」に戻って欲しい、そして眼をここまで大切にしてくれたことに礼も言っておきたい・・・ 
オビトの毒々しく聞こえる言葉には、本当は友を思う気持ちがあるようにも思えるんです。立場上、素直に伝えられない本当の「想い」が。
 
 
・「クズカゴに入ってろカカシ・・・」
 
クズカゴって(笑)オビト、自分の時空間のことでしょ?
たしかに、前にオビトの時空間についてこんなイメージを勝手にしてた事がありますが↓
 
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ま、カカシは今までずいぶんとクズを飛ばしてきましたからデイダラの肘、自爆分身、修羅道のミサイル、釘、しまいには須佐能乎の矢まで・・・)w 
すっかり「クズ」呼ばわりのカカシですが、まぁ・・・これもオビトらしい毒舌と思える部分もあります(なにせ「バカカシ」ですから)、半分本気のクズ呼ばわりで、残り半分は「ホントはクズとは思ってない」んじゃないかと思ってます。

というより、やっぱりオビトは「十尾復活前」にカカシを時空間に入れておきたい考えがありそうですね。それにナルトも・・  608話で一度時空間にカカシを吸い込んだのは《自力で出てこられるかどうか》の確認作業っぽかったし、「十尾復活の時」が迫っていることを察して、いよいよオビトは「最終的な準備」に取り掛かろうとしてるように見える・・・ もしかしたら無限月読の術からカカシ達を逃れさせる為だったりするんだろうか。
 
 
・ナルトの頭突き
 
「カカシ先生も・・・」
 
「オレと一緒だァ!!」
 
木遁で拘束されたまま、オビトに強烈な頭突きを喰らわせたナルト・・・ 
 
オビトVSナルト「開戦」も頭突きでしたが、今回のオビトはオデコ直撃だから、痛かっただろうなぁ・・・・なんといってもナルトのほうは九尾チャクラモードの上に額あて付なんだから、そりゃ見事にぶっ飛びますよねぇ(というか、よく「飛ばされただけ」で済んだな・・・)。 でもナルトとオビトの「頭突き」の絵、白と黒で塗り分けられてる事もあるけど やっぱり「白黒ナルト」に見えてしまう(光と「影」とも言う)。 オビトをぶっ飛ばしたナルトの絵は、希望が絶望を払拭し、「オレは諦めねェ」と言ってるようにも見えてくる。 
 
そして「カカシ先生もオレと一緒だ(クズじゃねェ)!」って、カカシがクズ扱いされたことに激怒するナルト・・・
今じゃ強さでは逆転されちゃったけど、それでもカカシはナルトのピンチを何度も救ってくれたし、倒れかかった時に「サッ」と背中で受け止めてくれたり・・・野菜を届けてくれたり(笑 
ナルトにしてみりゃ、お世辞抜きにカカシ先生は「オレを守ってくれたカッコイイ英雄」に違いないんです。
 
もっとも、なぜオビトがカカシのことを「クズ」と言ってるか・・・・その裏には複雑で細やかな「事情」ってのがあるんだけど、ナルトは何も事情を知らない・・・・だからこそ、思った事を遠慮なく言っちゃえる(ガイは言いづらいだろうなぁ・・・完全にガイは「遠慮」してる)。 
でも、このままじゃオビトとカカシ・・底なし沼に二人で仲良く心中しそうだから、ナルトの空気読まないぐらいの「遠慮がない言葉」ってのも、
 
 
この二人にはちょーどいい目覚ましだコノヤロー!うん!! 
 
 
 
 
※えっと、今週と来週、月曜日に代休を取ったため、続きの記事は少~し時間をおいてアップするかもしれません・・。どうかご容赦下さい;

(その2に続けます・・・長文すみません。)