ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO ナルト524:守るべきもの 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ8号)

NARUTO524:守るべきもの

イメージ 1
 
「千の術をコピーしたコピー忍者のカカシ・・・!これより通り名通り暴れる!」
 
いやぁ~今週のカカシ! びっくりするぐらい「男」!
 
オレについてこい!的な男らしい姿を見せたのって、初めてなんじゃないかな。 (ヘタレ考察なんてして悪かった!)
 
さて、今週は再不斬と白の決着で いよいよカカシ年開始の狼煙が上がりましたね。
 
感想内に書ききれなかった部分は(長文のくせに;)、後日お題で掘り下げるとして 
とりあえずは・・・話の全体の雑考を。
 
波の国任務でナルトが感じた疑問《忍の存在意義》について、第4次忍界大戦でやっと答えが出されそうだ・・・ と これまでの感想に書いてきたんですが、ん~実はその『答え』をナルトは既に出してたんですね(波の国任務の時に); 
当時はもちろん、今のナルトもまだ気づいてはいないんだろうけれど。。
 
 
1.最初の敵
 
イメージ 6
 
《"心"を無くした"忍"の"刃"》・・・「忍」って文字は深いですねぇ。
 
心を無くした穢土転生再不斬、結局白ごとカカシを刃で斬ってしまいましたね~!すんでの所で思いとどまるかと思ったのになぁ。。 
 
いやはや゛大蛇丸様のチャクラ"はさすがに強力絶倫。 縛りが強い。(ってカカシ、お腹からど派手に出血じゃないかぁ;)
 
白が再不斬を守ったのは、感情が無意識に残っていたわけではなく ただ習性のように体に刷り込まれた悲しい記憶だったのでしょうか。 それも切ないなぁ・・。
 
 
・・・斬られたカカシが思い出す、波の国からの帰り道。
 
強くなるには、もっと術を覚えて修行しないと・・と話すカカシに、「守りたいもんもっといっぱい みっけねーとな」というナルト。
"白の兄ちゃん"に 『人ってのは大切な何かを守りたいと思った時に 本当に強くなれる』と教えてもらったからだと。
 
それを聞いたカカシの反応、一瞬無表情で『・・・・・』なんですね。 
 
・カカシの一瞬無言
 
再不斬との闘いで カカシはオビトの言葉を思い出していた、ということは今日のお題で前述したので略しますが; 波の国を去る時も まだカカシの頭の中は混沌としていたと思うんです。 再不斬と自分の姿が重なり、オビトの言葉が思い出されて・・・。 ナルト達の手前、表情は飄々としていましたけどねw 
 
だからナルトの口から 『大切なものを守る時・・』という言葉が出てきたから(まるで自分の心中を読まれているかのようで) びっくりして無言で固まっちゃったんじゃないだろうか。
 
「じゃあ・・お前もそう思うのか?」
 
お前も・・・・の」。
直接の意味としては 《お前自身「」本当にそう思っているのか?》ということなんでしょうけど、「オレそう思うけどお前もか?」っていう意味でもあったんでしょうね。そして≪オビト「」同じだったな・・・≫という意味も含まれているかもしれない。
 
ナルトの「うん、白の兄ちゃんと再不斬を見てからそう思った」という答えに、今度はカカシは思わずにっこり。 ナルトが自分と同じことを考えていたことがわかって嬉しかったんじゃないのかな。 
 
そしてこの時、カカシにも「ナルト達」という新たな「大切な 守るべきものが出来たことを・・・やっと実感したのかもしれない。 この時以前のカカシって、「大切な人」なんて(皆殺されてて)もう誰もいない・・・なんて思っていたみたいだったから・・・
 
 
・「あのさ、あのさーあ カカシ先生ってばよ」
 
この頃のナルトって、やたらと「あのさあのさ」とか「それにさそれにさ」とか言葉を繰り返していたんですよね~最近ではあまり使いませんが(クシナ母ちゃんに会った時は、童心に返ったのか「あのさ、あのさ」って言ってますがw)
 
繰り返し言葉を使う時って、嬉しくて誰かに話を聞いてもらいたい時なんですよね。でもそれまでって、嬉しいことがあってもナルトの話を聞いてくれる人なんていなかったんだろうなぁ・・・ 
だから『あのさあのさ』なんて繰り返して≪オレの話聞いてくれってばよー!≫って必死に叫んでいたんですね。当時のナルトがいかに愛情に飢えていて絆を必死に求めていたか・・・なんだか胸が痛くなります。
 
「あいつら敵だったけど・・なんかさなんかさ」
 
 
イメージ 2
 
「オレあいつら好きだった」
 
うはーーなんて無邪気な笑顔なんだぁ、ナルトぉ!
 
この笑顔に、カカシも笑顔で「オレもだよ」と答える(カカシにしちゃ珍しく自分の本音を言ってます、よほど嬉しかったんだろうな。)
 
そして。
 
これこそが 今度の戦争で問われているものの答えなんじゃないかと思います。 
敵を憎むのではなく、敵を理解し分かり合う。 敵の事を好きになる。そして敵を倒すのではなく、敵の心を救う。
 
ナルトは既に 波の国で答えをだしていたんだと思います。
 
イメージ 3
 
『お前達が ナルトの最初の敵でよかった…』
 
ナルトこそ忍世界を変えてくれる男と信じているカカシ、今のナルトを作ってくれた再不斬と白に「ありがとう」と言いたいんだと思います。 深い傷を負わされながらも、再不斬に笑顔を向けるカカシ。
「忍」額あてからは、「刃」を取った「心」だけが見えている・・・。
 
でも、その一瞬後には 厳しい怒りの表情になる・・・(一番上の絵)。
 
・怒りの雷切
 
「もう!こんな戦いは無しにしよう!」
 
《仲間(大切なもの)より 掟を守ることが大事》な忍世界に対して「忍なんてのは このオレがぶっ潰してやる!」と言っていたオビトの怒り。 あの時のオビトの怒りに、自分の怒りに重ねて発動したカカシの『怒りの雷切』・・・『オビトが完成させてくれた術』 。
カカシ、カブトやトビに怒っているというよりも 忍達にこんな非情で残酷な戦いを強いる「今の忍システム」そのものへ怒りを向けているような気がします。
 
 
2.最後の敵
 
「オレにも忍として守るべきもんが色々ある」
「再不斬と白・・・ こいつらの死に様もその一つだ」
 
「こいつらの"最後の敵"はオレだったんだからな…ナルト・・・お前はどう思う?」
 
4巻、 再不斬の壮絶な最期に ナルトは思わず目を背けようとするのですが カカシは
「目を背けるな・・・必死に生きた男の最期だ」と言って、死に様を見届け 記憶に残すことが「最後の敵」としての責任だと教えているんですよね(で、ナルトはそれを守っている。)
 
カカシは死んだ白の目をそっと閉じさせてやり 瀕死の再不斬を白の隣に運んでやったのも、彼らの死に様への敬意なんだと思うんです(やっぱりトビが長門の目を閉じたのも気になるな~)
 
再不斬達の「お互いの絆そのものだった死に様と涙」を汚す穢土転生への怒り。彼らの死に様を守ることは カカシの忍としての意地なんじゃないかな。
 
3.血の涙
 
血を吸って再生する首斬り包丁、完全形に戻りましたね~~。
 
再不斬の首斬り包丁から滴り落ちるカカシの血。 それが白の目に零れ落ち血の涙となり そして再不斬の目からもカカシの血の涙が流れるのですが・・・ 
これが今はもう感情のない道具となった「再不斬本体」の目ではなくて、 『白の鏡(魔鏡氷晶)に映っている再不斬』の目のほうから血の涙が流れてるんですね。
 
ただの道具になってしまった”何も感じちゃいない"無表情な再不斬とは対照的な、『白の鏡に映っている血の涙を流す再不斬』は本当の再不斬・・・ 人間再不斬の姿なのだろうか。 
 
血の涙・・・・それはカカシの心の涙、怒りの涙でもあるのかな。
 
カカシ、「怒りの涙=血」を吸った首斬り包丁を手にしていますが・・・・サクモのチャクラ刀のように雷遁を流して「白い首斬り包丁?」として使ったりするんだろうか?? 
 
首斬り包丁、何故一度折れたんだろう?と思っていたんです。 
先週号読んで、「血で再生する」特殊能力の説明のためだったのか~と思っていたんですが・・・
ん~、もしかしたら"カカシの心の涙(血)を食らって再生する"ためだったのかも。 
 
代々受け継がれていくはずの忍刀・・・再不斬が意志を預けるとしたら、カカシなのかもしれない。
 
 
4.怒りの沸点
 
再不斬と白、結局感情を取り戻すことなくエンスイの影真似影縛り+マキの布縛りの術で封印されてしまいましたね。・・・うーん。
カンクロウとマキの封印術は、術者が監視する必要があるようで その場を動けないのが難点ですよね~。
 
それでなのか、カカシは今度は「根の封印術」を使うとサイに指示をしてます。カカシは「オレに続け」とサイに指示しているから、カカシが穢土転生達と戦いサイが封印という作戦のようですが・・
 
「でもあの術はボクにはまだ・・・」
 
「ダンゾウがお前を買っていたのは確かだろう!? もう感情を抑える必要はない!!」
カカシの!?と!! ダブル記号、カカシにしちゃ珍しい。
 
根の封印「あの術」って感情抑えてちゃ使えない術なんでしょうか。ダンゾウが使った裏四象封印みたいなものかな・・。
 
 
・怒りの沸点
 
カカシって、羨ましいほどに沸点が高い。 安っぽくすぐ沸騰する私がカカシを尊敬する理由の1つでもありますw
でも。今週のカカシは怒った!
 
『穢土転生・・・この術は許せない・・・!』
 
『ま・・オレも熱くなるまで時間のかかる方だが・・今回は久しぶりに沸点が低かった
千の術をコピーした コピー忍者のカカシ・・・!これより通り名通り暴れる!』
 
カカシがこんなに沸騰したの初めて見た!気がする・・・。と、とにかく・・・・ 
 
全くおネエ言葉が出てない~!
 
実に男らしい口調でビシバシっと大声で指示して 迫力ある熱血隊長って感じ。
・・・・沸騰すると、カカシってこうなるんですねえ・・・(再び惚れw)
 
・でも・・・「久しぶり」っていつぶり?
 
カカシが怒りを見せたのは何度かあります。最近ではサクラを刺そうとしたサスケに対して・・。
一番は、オビトの命を奪った岩隠れの忍に対してでしょうか。
 
でも前に沸点が低かった時の話って、読者はまだ見ていないのかもしれない。
 
 
・「千の術をコピーしたコピー忍者カカシ」
 
コピーっていう言い方が安っぽいと思っていたんですが、カカシはこの通り名を誇りに思っているようですね。
 
千の術をコピーしたっていうことは、写輪眼を得てから千種類の術を食らってきたっていうことであり、カカシが多くの死線を乗り越え激しい戦いを経験してきたかわかります。激闘をその『写輪眼に写しながら』 写輪眼と共に戦ってきたんですよね。
 
カカシの闘いは、常に写輪眼・・・オビトと共にあった。 通り名の通り暴れるというのは「写輪眼と共に修羅場を乗り越えてきた忍として」暴れるという意味だったのかな。 忍が「刃」ではなく、心を持った本当の「忍」になれるために。
 
 
5.黄ツチ部隊VS白ゼツ、我愛羅VS・・・・?
 
白ゼツ、かなり強力になってるようですね~。 黄ツチ部隊の足元を新たな白ゼツ軍団がすり抜けたようですが彼らが向かうのは、ダルイ隊か、我愛羅隊か、あるいは連合本部なのか。
 
イメージ 4
 
(現在の位置関係。 1・ダルイ、2.黄ツチ、3.カカシ、4.我愛羅、5.ミフネ。)
 
我愛羅の元に姿を現したのは2代目土影・無(ムウ)。 姿を消してましたが、透遁術?
 
カカシ外伝で同じ岩隠れの上忍・タイセキが「迷彩隠れの術」という術を使っていましたが、周囲の光の反射をコントロールする術で見えないといっても写輪眼や白眼では見えるらしいです。
 
ムウは前雷影と前風影(つまり我愛羅の父)と一緒にいましたから、我愛羅はやはり父と出会うことになるんですね・・・
我愛羅の存在を否定した父・前風影。 我愛羅の記憶ではいつも怒ったような顔をしていましたが・・・
 
我愛羅は、父親の「本当の気持ち」を知ることになるでしょうか。
 
 
 
 
☆穢土転生の結末、「昇天」組と「封印」組に分かれましたが・・・これどういう分かれ目になるんでしょう。 封印組もそのうち昇天するのか、あるいは・・・
 
☆カブト、悔しがってますねーー。彼は元々カカシには嫉妬のような妬みをしつこく持っているので、カカシにもっと嫌がらせしてきそうな気がする・・。
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
イメージ 5にほんブログ村 連載本誌感想ランキング参加してます。よろしくお願いします