ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

「霧隠れの忍刀」・・・・代々受け継がれていくもの

「霧隠れの忍刀」・・・・代々受け継がれていくもの

イメージ 1
 
 
霧隠れの忍刀。
 
ただの名刀というだけではない・・・不思議な存在ですよね。意志があったり、声を出したり。 ただの『道具』というよりは、まるで生き物です。
霧隠れの忍刀が、ただの「刀」ではなく「忍刀」と呼ばれる理由・・・
それは『心を持った刃である刀』 ・・・だから「忍刀」と呼ばれるのだろうか?
 
・「代々受け継がれていくシステム」
 
例えば鮫肌の場合。 
「チャクラ」を食べて大きくなったり、チャクラを供給したり所有者に逆らったり。 刀そのものに意志が宿っているかのようです。(・・・っていうか鮫肌って意志がありますよね、ギャギギギィ・・・・ですからw)
 
で、鮫肌だけかと思っていたら、首斬り包丁も「血」を食べて大きくなったりするわけで・・・ 
なんだか鮫肌そっくりですね。 
忍刀は所詮『道具』にすぎないはずなのに、生物のように「心」があって、意志がある。
 
ではなぜ、忍刀には「心」があるんだろう?
 
そこで気になるのが、水月が度々言っている『忍刀は代々受け継ぐシステム』という言葉の意味です。
 
「代々受け継いでいく」・・・・・これは≪先輩から後輩へ、世代を超えて託されていく≫ということですが、その本当の意味は、『代々の所有者達の意志(魂)が刀に宿り、次の所有者に託されていく』という意味なんじゃないでしょうか。
 
代々受け継いでいくと言えば・・・ 最近では、サソリからカンクロウへ『託される』例がありました。
 
カンクロウは、 “サソリの造った傀儡にこそ 朽ちる事のない魂が宿っている”と言っていた・・・・
 
『アンタの技術 そして造った傀儡は朽ちる事のないもんだ 
そこに宿る魂を受け継ぐ後世の操演者がいてこそな!』
 
サソリは自分の魂が宿る『父と母』をカンクロウに託し・・そしていずれは次の世代へ託すように頼んで、昇天して行った。
 
霧の忍刀の『代々受け継がれていくシステム』というのも、これと同じことなんじゃないだろうか・・・?
前任者の魂が宿り、そこに宿る魂を受け継ぐ継承者がいてこそ 刀は心を持った『忍刀』になるのではないか。
 
サソリがカンクロウを次の継承者に指名して託したように・・・忍刀も、前任者たちの魂が次の継承者を指名して思いを託すのではないかと思います。
 
「大刀鮫肌は私しか認めない・・・」 
 
以前、鬼鮫は誇らしげに言っていたんですよね。それは鮫肌に宿る先代達の魂が 鬼鮫を認めていた、ということなのでしょうか。
 
ただし、鮫肌は鬼鮫の元を離れ、ビーに寝返ってしまった。 
鮫肌がビーに寝返ったのは、ビーのタコ牛チャクラを食べて『味』を知ってしまったからなんですよね。
タコ牛味は美味しい・・・・とかいう問題じゃなくてw ビーのチャクラをお腹いっぱいに食べた鮫肌は、ビーを知り、ビーを次の継承者に選んだ・・・・
 
つまり、『鮫肌に宿る先代達の意志』が ビーのチャクラに『未来を託せる希望』を見出した、ということなのだろうか?
 
・ただの刀が「忍刀」になる時
 
久しぶりに再不斬の手に戻った首斬り包丁。だが首斬り包丁は 無残にもカカシを(白ごと)斬ってしまいましたよね~・・・・・・ 
魂(意志)のあるはずの首斬り包丁が、なぜ白を斬ってしまったのだろうか?
 
この時、首斬り包丁を扱っていたのはかつての再不斬ではない。縛られて『感情の無い、ただの道具になってしまった再不斬』です。
 
『心』の無い者が扱えば、刀はただの「刀」・・・ 道具でしかない。
 
白とカカシを斬った時の首斬り包丁は、『忍刀』では無く ただの道具 ただの「刀」でしかなかったのだろうか・・・・。ただの道具になってしまった再不斬と、ただの道具になってしまった首斬り包丁・・・。
 
そして、カカシを斬った首斬り包丁は カカシの血を「ズズズ・・・・」とお腹いっぱいに食べ、元の形に再生します。 
ビーのチャクラを食べた鮫肌は ビーの思いを知って心を動かされたわけですが、カカシの血を食べた首斬り包丁は何を感じ 何を受け止めたのだろうか?
 
≪もう、こんな戦いは無しにしよう≫・・・・ 
首斬り包丁は、『白と再不斬の死に様を守ろうとする』カカシの思いを カカシの滾る血の中に感じたのではないだろうか?
 
カカシの血が首斬り包丁の「心」(再不斬の意志)を取り戻させ、首斬り包丁はただの道具から再び「忍刀」・・・心のある刀に戻ったんだと思うんです。
 
そしてカブトに操られた再不斬は 首斬り包丁で再びカカシに斬りかかるのですが・・・今度は首斬り包丁がカカシを斬ることを拒否します。 その瞬間ははっきりとは描かれていませんが、首斬り包丁は再不斬の手を離れ 飛んで行ってしまい・・・カカシの雷切が再不斬を貫く。
 
カカシの雷切が速くて再不斬の首斬り包丁を勢いで飛ばしたとも考えられるのですが、首斬り包丁がカカシを斬るのを拒否してカカシを守り、自ら再不斬の手を離れて 飛んで行ったようにも見える・・・
それは、鮫肌がビーを斬るのを拒否したのと似ていました (472話、鬼鮫がビーの足を斬ろうとした時。 鮫肌は≪グニューン≫と曲がって抵抗しビーを斬ることを拒否し、次の継承者と認めたビーを守る。)
 
 ≪サブちゃんとポン太を守りたい≫・・・ビーの仲間を思うチャクラを知った鮫肌が、鬼鮫からビーを守ったように・・・ 
≪白と再不斬の死に様を守りたい≫というカカシの思いを知った首斬り包丁が、カカシを守ったのではないだろうか。 
 
そして、カカシを守ったのは 刀に残された再不斬の意志(魂)そのものだったのだと思います。 
 
包丁に宿された再不斬の意志は カブトの縛りに抗い、道具となり果てた自分の手元から自ら離れて飛んでいき・・・ そして白の傍らに突き刺さったのだろうか・・・・
 
 
再不斬は白の側に行きたかったかな・・・? 3年前、ナルト大橋での最期の時と同じように。
 
 
『カカシ・・頼みがある・・・あいつの顔が見てェんだ』
 
『ずっと傍らにいたんだ・・・せめて最後もお前の側で…』
 
・・・あの時も、再不斬は白の隣りで最期を迎えることを願っていた。
 
 
カブトは穢土転生達の体と その体に口寄せされた魂は完全に縛ってみせた。けれど・・・
『忍刀』に宿る、彼らの意志(魂)までは操ることが出来なかった・・・ということだろうか。
 
再不斬の魂が宿った首斬り包丁を大事そうに持つカカシ・・・再不斬の思いを 託されて、それを受け継ぐのでしょうか。
 
(なんて・・カカシさん自身が使うかどうかは、 まだわかりませんがね・・・←いきなり鬼鮫口調w)
 
 
 
☆いつも長駄文、読んでくださってありがとうございます。
 
☆再不斬を止めたのは、白の意志ではないかというコメントを頂きました。それもなるほど!と思いました。
(524感想)
 
☆ご