ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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ビー&八つっあんの「タコ足」雑考

ビー&八つっあんの「タコ足」雑考

 
「心配無用♪連合を守るオレなりのクロウ♪」
 
十尾の口に突撃した八つっあん(&ビー)、その勇気は大したものだけど、あれだけ巨大な十尾の尾獣玉を押し返すとはねぇ・・・勿論オビトは「制御」してるとは思いますが。 なんだか十尾が憐れになってきます、「表皮」は強くっても、中はどうなんだろ。 十尾は全て「了解済み」なんだろうか(やたらと綺麗な十尾の歯並びが気になる・・・)。 
 
八つっあんは充電完了とはいえ、カカシが神威で時空間に飛ばし損なった“あんよ”は切れたまま・・・ 
 
切れた八つっあんのタコ足、まだ戦場に放置されたままなんだろうなぁ(※スタッフがのちほど美味しくいただきました・・・ってことはないだろうな;八つっあんの足食べたら 普通の人は死んでしまうから)。
なぜ、あの時タコ足一本が残ってしまったのか・・・チャクラ分量から考えると、ちょうどナルトが尾獣達から“プレゼント”として貰ったチャクラと同じぐらいの量だと思うし、嫌~な予感もしないではない。 九喇嘛も、陰チャクラは死神さんに預けてあるしなぁ・・・という不安はとりあえず今は置いといて。
 
 
「完璧な人柱力と呼ばれるだけありますね・・・ このサイズで一部分だけを尾獣化するとは」

・・というのは50巻で鬼鮫が言ったことですが(厳密には、鬼鮫本人が言ったのか 成り代わった白ゼツが言ったのかは不明)、ビーといえば《完璧な人柱力》。 
奥深く頂点を極め難い忍の世界にあって、完璧と呼ばれる忍は殆どいないと思うんですが・・・他里の忍にすら《完璧》と言われるのだから・・・人柱力としてのビーは、誰もが尊敬する忍って事なんだろう。

・・・性癖的には、色々あるけど(笑
 
八つっあんがタコ足を切りおとした(切り落とされた)のは、我々が知る限り、これで3回目(だった・・と思う。違ってたら教えてください)。 切り落とされても時間が経てば足は復活するみたいだから、それ以外にもタコ足が斬られちゃった事はあったんだろうけど・・・・
今まで八つっあんが落としてきた「タコ足」・・・・それはエーを守るためであったり、ビーを守るためだったり。 
“完全に理解し合った共闘”が出来るからこその「タコ足落とし」なのですが、これが意外と忍世界を大きく変えるキッカケになっている。 
 
八つっあんがタコ足を落とすと、時代が動くんです(笑
 
まずは、約16~7年前ぐらいの「タコ足落とし」ですが(57巻)。
 
第3次忍界大戦中。ミナトの飛雷神の術にやられそうになったエーを、ビーがタコ足を犠牲にして助けたんですが、部分尾獣化したビーのタコ足は ミナトにバッサリ斬り落とされた・・・
 
ミナトと同じチームの木ノ葉の忍達は、「まさか・・」「こいつもしかして八尾の人柱力か!?」という程度の反応だったけど、ミナトはかなり驚いて「これは・・!!」と言ってるんですよね。

「素晴らしき武勇です」 「八尾の人柱力としてではなく 一忍として・・・ 強いものをお持ちのようだ」

尾獣が自分の足を犠牲にしてでも 人間を守る。 
当時、ミナトは既にクシナと結婚してたみたいだから、ビーと八尾の関係が「今までの人柱力と尾獣の関係を超えている」ことを悟ったんだと思いますが、これはもう革命的な事・・・尾獣ってのは人間にとって最大の「天災」みたいなものだから、それと仲良くなっちゃうなんてのは・・・ナルトが《敵の事を好きだと言えちゃう事》以上に「枠」をぶっ壊すぶっ飛んだ発想だったと思うんです。あのミナトでさえ想像できなかったことだと思うし ミナトの人生の中でも、最大の「驚き(いい意味での)」だったんじゃないでしょうか。
 
だからミナトは、いつか尾獣と人間が分かりあえると信じて螺旋丸を開発したり、ナルトに九尾を封印出来たわけで・・・、もしあの時、ビー&八つっあんが「タコ足」を落として仲間を守ろうとしなかったら・・・今のナルトは無いし、九喇嘛と人間の和解も無かったってことになる。 偉大なる、タコ足。
 
 
そして、次の「タコ足落とし」 (45巻)。
 
サスケ達“鷹”が狩ってきた八尾(ビー)が、実はタコ足分身だったという一件がありましたけど、あの時・・・サスケもオビトも「タコ足分身」を見抜けなかったんですよね。 外道魔像に八尾チャクラを封印する過程で タコ足だと判明したわけですが、この時の“暁”の反応・・・色々なんです。
 
白ゼツは大笑いしてるし、黒ゼツは「笑ウナ」とご機嫌ナナメだったし、鬼鮫は冷静。 
 
トビ(オビト)は例の如く「・・・・・・・・・」だけですが、これがドット9粒という長さ・・・つまり、それだけ何かずっしり考えてたってことです。 ・・・・で、この時オビトが何を考えてたのかは、のちの50巻五影会談場で判明します。
 
「八尾の捕獲は失敗し 逃げられた・・・」 
「あれこそ人柱力として完璧な忍だ・・・ お前(エー)の弟だけある」。
 
通常、尾獣を取り扱うという意味で《コントロールする》という言葉を使いますが、コントロールというのは《制御・管理する》を指すわけで、ようするに抑えつけて使うってこと。 例えば、ダンゾウは「尾獣を本当の意味でコントロールできたのは かつてのうちはマダラと初代火影柱間・・・ それに四代目水影やぐら ・・・雷影殿の弟キラービーぐらいだった」なんて言ってましたが、つまり彼らは尾獣を完璧に制御・管理出来たってことですよね。 このうち人柱力は2人、霧のやぐらと雲のビーなわけですが、世間ではこの2人・・・やぐらとビーを《完璧な人柱力》と呼んでいるんだと思います、つまり完璧に尾獣を《コントロール(制御・管理)》できたという意味で。 鬼鮫(?)がビーのことを「完璧な人柱力と呼ばれるだけありますね・・」といったのも、完璧に八尾チャクラを制御・管理できているという意味だと思います。
 
だけど、オビトはビーを「あれこそ」完璧と言った・・
 
「あれこそ」と言ったのは、ビーは「やぐらとは違う」という意味だと思うんです。 本当の意味で「完璧な人柱力」なのは、ビーだけだと。 そしてオビトは「タコ足分身」を見て、ビーと八尾が理解し合えた仲であると すぐに判断できた・・・そしてそれを「完璧」だと表現した。 
要するにオビトにとって「ビーと八尾」こそ、理想的な尾獣と人間の在り方だということです・・・・ココにも彼の「本音」が見え隠れしてます。
 
それまでオビトは、人間と尾獣が理解し合う共生は ほぼ不可能と思っていたのかもしれませんが、ビーと八尾に「尾獣と人間の共存」の希望を見出したのだろう・・と私は考えてます。 そして、「タコ足」の一件後・・・オビトは八尾を本気で狩るのは止めているんです。
ビー&八つっあんの「タコ足」は、オビトの計画を変えるほどの力になった・・・
そしてオビトのあの「・・・・・・・・」も、彼の人生の中でも かなり大きな転換となる驚きだったんだと思います。
 
《ビー&八つっあんの切り落とされたタコ足》の「本当の意味」を理解出来たのは、おそらくミナトとオビトだけ・・・
 
ミナトはクシナという九尾の人柱力の夫だったからこそ、理解できたんだろうし、オビトが理解できたのはリンの死が尾獣絡みだった(と思われる)ことと、十尾(仮にグルグル)とオビトが理解し合えていたからじゃないかと考えております(やぐらとオビトに関係があったのかは今の時点では不明ですが)。
ビー&八つっあんの「タコ足」は、目立たないけど実は忍世界に大きな変革を与えるキッカケになってる・・・
 
時代を動かす、タコ足。
 
・・・なので、今回の落ちたタコ足も、ちょいと気になっているのです。
 
(例によって・・・何も無いかもしれないけど)。
 
 
 
 
 
 
※ビーに関する余談なんですが・・・
 
ずっとビーの「サングラス」が気になってまして。アレはただのトレードマークじゃなくって、彼のネコ目(二尾チャクラの影響?)を保護する為じゃないかと2年ぐらいブツブツ言ってきたんですが、待てど暮らせど全然そんな話は出てこない(苦笑
「あの術=飛雷神」、「シスイオビト兄弟」と並んで、三大撃沈になりそうです(笑 ←笑ウナ)。
 
 
 
・長駄文読んでくださって、感謝。・・・もうすぐ、やっと616話ですねぇ。
 
 
(ナルト好きブログ! 2013/01/18)