ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 610 : 十尾 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ52号) その3

NARUTO 610 :十尾 その3

(その2の続きです、)
 
・九喇嘛隊長のタコツボ作戦
 
「オイ・・・すんげーの来てるぜ ・・・本当にやれんのかよ・・!」 (8)
「恐えーからってタコツボにずっと隠れてられると思うなよ!」  (9)
 
・・・なんて感じに九喇嘛と八っつあんが会話してることから、九喇嘛がタコツボ作戦を考えてビー&八つっあん、ナルト(と仙人ナルト&カカシ)には伝えてたみたいですね。タコツボ作戦・・・つまりタコがタコツボ(神威の時空間)に隠れての奇襲作戦。 
 
「出方に合わせて攻撃をかわして できるだけ近距離でデカイ一発を喰らわす!さっき言った通りだ!!」
 
九喇嘛の隊長っぷりは頼もしいですね、長い間生きてるだけあって知識も経験もあるし、賢い。 609話で九喇嘛はワザとカカシを放り投げて「もう一度時空間行き」にさせてましたが、これもカカシにもう一度訓練させたほうがいいという『隊長判断』だったのかもしれません。九喇嘛って、かつて他の人が神威を使ったのを見たこともあったりするのかなぁ?
 
「九尾 まるで隊長だな」 (カカシ)
 
「あ``?文句あるか!?」 (九喇嘛)
 
「イヤ・・・」
「何だか・・・ 嬉しくてね!」 (ニコ)
 
「・・・・・」 (ナルト、ニコっ)
 
609話のカカシと九喇嘛の握手(チャクラ渡し)も画期的なことだと思ったけど、今回のカカシの笑顔は本当に清々しい!そして何だか・・・こっちも嬉しくてね!
 
カカシは九尾事件で九喇嘛が暴れたのを見ているし、それでミナト先生が命を落としたりで「九尾」は心の傷になっていたハズ。 さらに教え子のナルトが九尾の人柱力としての重荷を背負ってきたのも目の当たりにしてきた・・・・ でもカカシは、ミナト先生が《将来ナルトが九尾の力を使いこなすと信じて託した》事を知っている。つまりミナトは、ナルトを信頼しただけじゃなくって九尾も信頼したって事を・・・
 
かつては和解はあり得ないと思われていた尾獣との共闘。それは、敵のことさえ「オレ、あいつら好きだった」と言えちゃったナルトだからこそ出来たことだろうし、それを聞いて「オレもだよ」と言えちゃった上司のカカシだからこそ、抵抗なく出来た事なのかもしれない。
 
16年前にはありえないと思われた「ミナトの夢」は、今こうして現実となってる。
594話で《夢は叶えるモノだ》とカカシは言ってたけど、本当に夢って叶えるものなんだってこと、カカシは実感してるんじゃないだろうか。カカシの眼には、やっと「これから先」がハッキリと見え始めているに違いない。
 
そして・・・カカシの笑顔、今度こそいい笑顔になってる。今迄みたいに、不安を書き消して自分に(だいじょーぶ)と言い聞かせるための笑顔では無い。そして・・・カカシが本当に心から笑える時は、もう1つ・・・カカシが成し遂げなければならない「和解」を遂げた時に見られるんじゃないだろうか。 
そして、その時は確実に近づいてきていると私は思っています。 
 
さて、《タコツボ作戦》ですが。
 
十尾ビームが来て八つっあんと九喇嘛が丸まって防御態勢に入った時、今までずーっと写輪眼を閉じてたカカシが写輪眼を開いてますが(おそらく万華鏡)、ドッ!と十尾ビームが弾けた瞬間、カカシが神威でビー&八つっあんを吸い込む(ズズズ・・・ズ・・・の神威音だけが聞こえてる)。で、視界が開けた時には九尾ナルトがカカシ&仙人ナルトを放り投げている・・・(タコ足一本は残ってる)。
 
ナルトの「あわてんなって・・・ゲキマユ先生」、コレどっかで聞いたことがあるセリフだぞ?と思ったら、カカシ外伝のオビトの言葉に似てたんですね、「あわてるなよ・・リン」(カカシが上手くやってくれると信じての、リンへの言葉)。今回はナルトが「カカシが上手くやってくれる」事を信じての言葉・・・
 
 
イメージ 1
 
「ナイスコントロールだ・・・ナルト!」
「いい所へ投げた!!」
 
 
カカシのポーチがヒラっと開きかけてるのが気になるんですが(笑
 
中にはクナイとか鎖が入ってるのは当然として・・・あの大きさならオビトの形見でありトレードマークであるゴーグルも《オビトと気持ちの上で共闘するために》入れてきてるんじゃないか?と気になって仕方ない(気になっていると言えば、サスケが置いていった木ノ葉の額あても気になってるんですが)。
 
「足一本分はすみません・・・そろそろいきますよ」 (スミマセンって言うとダルイを連想しちゃう)。
 
「神威!!」 (ズオッ)
 
 
カカシが吸い込んでいたビー&八尾を 十尾の眼の至近距離で神威で(タコツボから)出し、尾獣玉で奇襲する作戦・・・しかし・・・カカシ、あんな大きな八尾を出し入れできるようになったとは(九喇嘛からチャクラ貰ったおかげもあるかな)
 
しかし、ここまでカカシが万華鏡を使いこなせるのは、カカシが“優秀”だからなのは当然として(一応他国にも有名な訳だし)、体質的にも眼に適応できたとしか思えないです。なにしろカカシは、これだけ眼を酷使しても視力低下をしてないわけだから(今まで、カカシの左眼に視力低下の描写は一切無く遠くのものも左眼だけで見えています。イタチに「お前の視力、どこまで落ちてる?」と聞いたのは、カカシ本人の視力が低下してるわけではなく「知識」として知ってて言っただけだと推測しています。もし視力が低下するのなら、カカシは大切なオビトの眼を潰すわけにいかないし万華鏡を使う事は無かったと思うんですよね。
 
それにしても・・・オビトによる「連続2回・神威実技講座」はすぐに役立った!
オビトが2回もカカシを時空間に入れたのは、実は《カカシなら神威を完全マスター出来る》と考えての「カカシへの実技講習」だったんじゃないかと思ってます(なのに、カカシは時空間内で3発オビトを殴ってるし)。
 
「・・・同じ眼だ・・・ やはり出てきたか」とか、「ずい分左目を使いこなすようになったな」とか、もう一度時空間から戻ってこられるか・・・?」とか。
これらは明らかに、カカシの能力を買っての発言だし、カカシなら時空間に飛ばすだけじゃなくって《出る、出す》事も出来ると信じての講習だったと思うんです、《同じ眼なんだから出来るはず》と。
 
十尾復活のカウントダウンの中で、オビトはカカシに伝えたいことを伝え(クズ連呼して、カカシにかつての己を取り戻させる)、そして教えたいことを教えていた(強引なまでの神威実技講習)・・・オビトの本心は、カカシを誰よりも信じ、カカシを誰よりも高く評価しているってことに・・・・
 
カカシはまだ気付かんのか!(おぃっ!)
 
いや、だけど・・・オビトはカカシに気付いてほしいわけじゃないし、カカシが期待以上に応えてくれてる事に心の奥底では喜んでいるに違いない(と私は思ってます)。
 
 
・で・・・カカシの神威成長スピードの事
 
今回のカカシの成長、いきなり・・ってわけでもないと思うんです。
 
カカシが神威を初披露したのはデイダラ戦(31巻)ですが、あの時は万華鏡にシフトするだけでも かな~り時間がかかってます。でもその後は、イタチVSサスケ直後の時には『一瞬』でスゥ・・と万華鏡に切り替えられるようになっていたり、ペイン戦ではさらに進化して釘やミサイルを一瞬で正確に飛ばすなど、焦点を合わせるスピードと精度もグンと上がってる。 さらに52巻では、超高速で巨大な須佐能乎の矢を一瞬で消し飛ばしている・・・
デイダラ戦から今まで1年ちょいぐらいしか経っていないと思われるし、カカシの神威成長スピードは凄まじいとしか言いようがありません。
でもこれは、うっかりすれば《瞳術は、その眼に合う一族じゃなければ使えない》という大原則が崩されることにもなる・・・それは白眼を青が使いこなしている事でも言える事かもしれません。
 
で、オビトが608話で言っていた《同じ眼だ・・・》つまり同じ能力、同じ神威。 
 
今まで、オビトの左右の眼では《時空間結界を作る場所に違いがあるんじゃないか》と思ってたんですが、ど~やら左右どちらの眼も同じで《時空間結界は「視点」および「眼」の両方に作れるんじゃないか》と思えてきました。だからカカシの左眼は、オビトの右眼と同じように直接眼の中に引きずり込むこともできるんだろうし、直接眼から出すこともできる。
 
ということは、オビトもカカシと同じことができるはずで 今までのカカシみたいに「視点」に結界を作ってモノを時空間に飛ばせるハズなんです。
 
今までオビトは、時空間に自分以外のモノを取り込む時は、必ず《手で触れて》引きずり込んでましたけど・・・もし、カカシ同様に「視点で」見ただけで時空間に対象物を飛ばせるなら、どの尾獣や人柱力だって簡単に時空間に飛ばして捕獲出来ちゃったはずです。 ・・・・オビトは本当に「出来なかった」んだろうか?
 
実は前々から気になってる描写がありまして・・・《オビトは、カカシと同じように視点のモノを時空間に飛ばす神威を使えるんじゃないか?》と気になっていた描写が1つあるんです。
 
51巻478話のサスケVSダンゾウで、サスケがダンゾウの呪印で動けなくなった時のことなんですが(88~89頁)、ちょっと離れた門の上で観戦していたオビトが、ズズズ~っと神威を発動しているんです。 でもサスケが須佐能乎で自ら呪印を振り切ったので、中断している。
 
この描写、私としては《動けなくなったサスケを時空間に飛ばして助けようとしたんじゃないか》と考えてたんです。 でも当時、あれは「オビト自身が時空間移動でサスケのところに移動しようとしていただけ」というご意見を頂いてたんです。 が、でもど~も気になっていて。 
だって、もしオビト自身がサスケのところに助けに行くつもりだったなら、《ズズズ~っと自分を吸い込んで、さらにズズズ~っと移動先に出てくる時空間移動》は時間がかかりすぎるんです。 近距離だし、サッと瞬身で割って入った方がずっと速いんです(今の戦場でのオビトの動きを見ていても かなりの瞬身なので)。 
 
なので今改めて見直しても、51巻の描写は《サスケを時空間に飛ばそうとしたけど中断した》可能性が高いと思ってます。 
 
つまり、オビトもカカシと同じで 手で触れなくても「見たモノを時空間に飛ばせる」。ただ・・・使わなかっただけじゃないかと。
 
ではなぜ、今まで(人前で)オビトは「カカシと同じ神威」を使わなかったのか?・・・それは《カカシと同じ神威》と分かったら、正体がバレてしまうからじゃないかと思ってます。
と同時に、もう1つの事実がさらにハッキリしてきます・・・オビトは本気で尾獣狩りを急ぐつもりは無かった、ということです。 視点のモノを飛ばせるのなら、簡単に何でも狩れるはずなのに・・・ 彼にとって《各種寄り道の方が大切だった》、ということになるんじゃないだろうか。
 
ナルトを捕まえようともしないで《オレにも“計画”ってものがある》なんて言ってたこともありましたが、その時に言っていた《計画》とは、尾獣をサッサと狩ればOKの“月の眼計画”とは別の《オビトの本当の計画》なんじゃないかと思うんですよね・・・。そして、それは九尾事件当日にも言っていた《オレの“計画”には気付けないだろうが・・・》の計画でもあるんじゃないだろうか。 
 
さて、至近距離で尾獣玉をぶつけようとしてる八っつあん&ビーですが、このまま上手く十尾の眼に命中するとは思い難い;オビトの神威で再び飛ばされる可能性もあるし(オビトがカカシ同様の視点神威を使えるのなら)、マダラが「もしかしたら」神威を使う可能性もあるかもしれないし。
さらには十尾の力で飛ばされてしまう可能性だってあるわけで・・・ちょっとビー&八尾は不安だなぁ。
 
それにこのままだと、ナルトとカカシは十尾の上に着地するか或いは(時空間内)での決戦になる可能性もあるのかな?なんて期待しています(笑) 
「仙人モード」のナルトが一緒なのは、時空間内での「方向感知」を担当する為なのかな?なんて。
 
 
 
・・・九喇嘛、ガイを回復してくれてありがとう。
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
ナルト好きブログ! 2012/11/26