ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 645:二つの力・・・!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ41号) その2

NARUTO №645:二つの力・・・!! その2

 (その1の続きです)
 
(尾獣モードだと)自然エネルギーの吸収が速ェー!と言ってるナルトですが、尾獣とは本来、十尾チャクラから創り出された存在、「尾獣と一体になる」ということは「自然と一体になる」ということに近いのかな・・と思ったりします。 (九喇嘛がチャクラを練っている姿は、まるで仙人が自然エネルギーを取り込んでいるような姿ですよね)
 
・チャクラと眼の関係
 
さて、「チャクラと眼の関係」ですが、「二つの力」・・・蛙と狐の力がうまくシンクロした時、眼に「2つが合わさったような図柄」が出現するのは、「永遠の万華鏡写輪眼」と似てますよね。 つまり眼に「2つの力がうまくシンクロ出来ている=2つの力が上手く使える状態」であることが“表示”されるとでも言いましょうか(つまりサスケだって「イタチの力も上手く使える状態」のハズ)。 蛙(仙人モード)と狐(完全体九尾のチャクラ)、つまり仙人の体に尾獣のチャクラ・・・ナルトはかつての「十尾の人柱力だった六道仙人」に、より近い状態になったという事になりますか・・!
 
「心を写す瞳」と言われる写輪眼も、脳内に吹き出す特殊なチャクラの影響で発現するんですよね(扉間の説によれば)。 でも「チャクラの変化が眼に影響を及ぼす」のは、うちは一族、日向一族に限った話ではないと思うんです。 「眼」は、体の中でも最もチャクラの影響を強く受ける場所なんじゃないかと・・・例えばナルトが九尾化すれば狐眼になるし、仙術チャクラの影響でナルトと自来也は蛙眼になるし、カブトは蛇眼に、柱間は(あれは何眼なんだろ?)“鷹”の目のような眼に。 大蛇丸は蛇系の一族なのか子供時代から蛇の目になってるし、犬塚家は犬眼・・といった具合に。
 
で・・・前々から、ずっごく気になってるのが『キラービーの目』でして、初登場時に彼は「光が眩しい」と言っていたり、564~5話の穢土転ユギト戦では「ビーのサングラスは遮光最高クラス」だとか、「ビーは林の中じゃ視界が悪くなる」という説明が「わざわざ」出されていたので、その理由がちょっち気になるんです。 ビーは人柱力になる前からサングラスを掛けていたから、「八尾チャクラの影響」が理由では無いハズで、ならばビーのお母さんが「元・二尾(猫又)人柱力」で、お腹ン中でビーは「猫チャクラ」の影響を受けて「猫眼」になり、そのせいで「光が苦手」なのではないか・・と散々推測していました。 
でも、今後ビーの眼の話題が再び出てくるかどうかは、正直かなり微妙なところ(苦笑)。
 
陰九喇嘛×ミナトの螺旋丸に陽九喇嘛×ナルトが仙術を加え、二代目のおっちゃんが飛雷神でオビトの背中のマーキングへ飛ばすが、背中から生えた十尾の尾(部分尾獣化?)が螺旋丸を抑え、さらに黒いチャクラが抑え込み互いに弾き飛ばされ、黒いチャクラには皹(ひび)が入る》
 
「やはり読まれてたな… 飛雷神一辺倒の作戦では苦しいな…」 (扉)
 
「あの黒いのぶっ壊すしかねーってばよ!」
 
「・・・どうする?」 (ミナト)
 
「よォ~しィ…! なら次はァ この尾獣玉に仙術を加えてやるってばよ!」
 
「よし!いいぞ!」 (扉)
 
「そっちの九喇嘛も協力してくれ!」
 
「そうこなくっちゃね!」  (ミナト)
 
本来なら「分析・作戦構築が得意な」扉間とミナトですが、ここは黙ってナルトに任せ、「よし!いいぞ!」「そうこなくっちゃね」と全面支持サポートにまわる・・・ミナト、やっと調子を取り戻したうえに「今の自分の立ち位置」もシッカリと掴んできたみたいですね。
このちょっと前に、ミナトの中の陰九喇嘛が「息子(ガキ)と同じワシが入ってんだ お前は強力な“サポート”ができるはずだ」と言って、今回もミナトに「乙な」激励をしてくれてるんですよね。 そのおかげなのか、扉間のおかげなのか・・今度は本来のミナトらしさを発揮して「上手くサポート」してる。 
 
ミナトは「助けた仲間の数より、助けられなかった仲間の数の方が多かった」みたいだし、
扉間は「賞賛される術の数よりも、禁術指定されちゃった術の数の方が多かった」みたいだし・・・
『実は失敗も多かった』彼らの人生。
だけど『失敗から学んでいくナルトの姿』に、扉間とミナトは希望と救いを見出せたと思うんですよね。 彼らの目には「誇り高き失敗者」ナルトの姿は、とてもとても「眩しく」見えてるんじゃないだろうか。
 
 
イメージ 1
 
(・・・やっぱり・・・)
 
(・・・・・・懐かしい感覚だ!) (ミナト)
 
クシナの死に対して「申し訳ない」という気持ちだったミナトも、「懐かしい」と思えているという事は・・クシナの死も受け入れられたんだろうか。 
扉間も、ナルトが「尾獣モードで仙人化」した時にも「・・・・」と懐かしそうな目で優しく見つめていたし、今度も(お前はもしかすると 兄者以上の火影に・・・)と嬉しそうだし、心の中じゃあ「嬉し涙」級の感動をしているのかもしれない・・。
 
かつて、それまでの忍世界の常識を打ち破って『新しい里というシステム』を作りあげた柱間は、あまりに偉大過ぎて、「今後、柱間以上の忍は登場はしないだろう」という懸念が昔の人達には共通してあったと思うんです。 だからこそ扉間もヒルゼンも、木ノ葉の里は必死で《柱間が築き上げたモノを守る》事に徹したんだと思うんですよね。 でもこうやって、新しい世代が先代を超えていこうとしてるのを見て・・・扉間たちの目的も、ここに来た時の目的「やり残した事を自分達で片付ける」から「新しい世代をサポートすること」に変わっていってますよね。
 
そして、突然「未来」に連れてこられた穢土転生の彼らは、なぜか「未来に懐かしさを感じてる」・・・
 
「昔」に懐かしさを感じるのならともかく、「未来」に懐かしさを感じるって どこか変だけど・・・でも、もしかしたら、それも理想的な「未来」の形なのかもしれません。 「懐かしさを感じる未来」というのは、大切な「想い」がちゃんと受け継がれていってる証拠。 それでいて、確かに時代は「変わっていく」・・・
穢土転生ズという「過去」と、ナルト達という「未来」・・・2つの力がいいバランスで支え合い始めた今、「変わらないモノ」と「変わっていくモノ」相反する2つのモノも、ようやく噛み合って、歯車が動き始めたのかもしれません。
 
 
・歴代火影に「圧倒的な支持」を得たナルトが「次期火影レース」で抜きん出た格好ですが、もう一方のサスケは・・(キバ、無視してごめん!)
 
尾獣モードに入ったナルトを見て、「!」 (…ナルトはこれほどのチャクラを)と焦り、ナルトが尾獣モードのまま仙人化すると 重吾と共に「!?」と再び驚き、さらにナルトが尾獣玉に仙術を加えると…
 
「・・・・・・」
 
(これが今のナルト…? これほどのチャクラを完璧に…)
(お前は… どこまで…) 
(グッと手に力を入れる)
 
642話でナルトに「仙人の力」を見せつけられて以降、「仙術しか効かない」オビト相手に何も出来ず、ただ見ているだけの「サスケ」・・・回を追って次第に焦りが見えてきてますよね。 
九尾由来のナルトチャクラを「そんなチャクラで」と言ってみたり、今回もナルトの「相変わらずのお馬鹿さ」に安心したりして、自分に「だいじょーぶ」と言い聞かせようとしてたみたいだけど、ナルトは失敗をしてもすぐに「次」を行くんですよね、立ち止まらない。 そして、サスケの「束の間の安心」は悉く打ち破られていくんですね。
 
おそらく本当は(誰よりも)ナルトを「認めている」サスケだけれど、ナルトを認めることは同時に「サスケ自身の否定」にもなっちゃう・・ってのが、サスケの思考回路。 サスケの自己評価は、常に相対的な評価なんですよね・・・しかも、自分の1つ先を行く人(イタチやナルト)を比較対象にしてるから、どうしても自分をネガティブに捉えちゃう。
 
それでも最初のうちは、まだ自信もあったのか・・・うちはの石碑を読んだりイタチから知らされた話から「ここに居る人達より自分には真理が見えている」と思っていたのかもしれませんが、今やその「貯金」も「余裕」も消えはてて、表情は険しくなっちゃうし(久々の露骨なライバル闘志顔)、「お前はどこまで」発言。 ・・・いやこれ、サスケにとって悪いことだとは思わないです。これこそ「サスケらしい」のかもしれません。
 
常に「悔しい、負けたくない」という思いがサスケを前へ進めてきたのも事実ですし、今こそ「写輪眼の変化」に必要な特殊なチャクラがサスケの脳内で発生する「条件が整った」とも思えるのです。 
しかも、今のサスケは「九喇嘛&ナルトのチャクラ」を使える状態(「火を操る者」の条件を満たしている)になっているし、隣には重吾(仙人体&白ゼツ=柱間細胞を取り込んでいる)が控えるという「好条件」に恵まれてます。 この数話間の、「ナルトの成長をジッと見届けていた時間」というのは、“サスケ覚醒”への助走期間とも言えそうです。 
ここに来てナルトのほうが「天才肌」で、サスケのほうが「努力、じっくり成長型」のようにも思える・・・
 
オロちゃんがサスケを「理想的な仙人の器」として選び、「呪印適合テスト」や「自然エネルギー適応テスト(「麒麟」の開発)」を行って、その結果サスケは「文句なしに合格」だったのだろうと思っていますし(※詳細は過去記事にてという事で略)、ナルトには一歩遅れたものの、サスケも「仙人への道」がしっかりと射程圏に入ったんじゃないかと思っています(これで香燐、水月の協力を得れば・・さらに、と)。 
 
サスケの眼も、今度は本当の意味での「うちはの高み」である、「鷹の眼」になれるんじゃないだろうか(と期待)。
 
 
(早めに手を打つにこしたことはない)
 
「始めようか」 (オビト)
 
 
「!」 (もう限月を始める気か……!) (マダラ)
 
(オビトの背中からズオオオ・・と十尾が出てくる)
 
さて、ついにこちらも「動き始め」ましたか・・!
 
今までミナトとナルトを挑発して試しては「・・・・」と観察してきたオビトが、このタイミングをもって「よし」とした判断基準は何だったのか・・・それは後に判明するだろうと思っていますが、ついに「無限月読」が始まるんだろうか??
「一度は幻術世界を見たい」という読者的な“興味”もさることながら、ナルト達がどういう「答え」を出していくのか(あるいは打ち消すのか)も楽しみだし、遂にクライマックスが近づくというドキドキ期待感があります。 
 
いよいよマダラ、オビト各々の「本当の目的」も明らかになっていくだろうし、最終的には忍達“全員”
(←これ強調)で向き合う相手(十尾なのか本家六道仙人なのか)も明らかになっていくのだろうし・・
それにナルト達も、いずれ「本当の終戦」に向けての答えが見えてくるだろうと思っています。 
 
今回の戦争の「終わり」だけではなく、「戦いそのものの終わり」に向けての答え・・従来通りの「敵を改心させる」とか「勝利する」のではなく、「敵と本当の意味で理解しあう」という、今までの常識を超えた『賢い人には出せなかった答え(馬鹿ならではの答え)』に辿り着いてほしいと願ってます。
 
マダラの様子から、彼自身の「本目的」も無限月読の「成功」ではないような気がしていますが、彼の奥の手とは何なのか・・・“二つの力”、「(最初に)運命に選ばれた2人」としての役割を、マダラと柱間が共に成すのか・・それとも「新たに選ばれた2人」であるナルトとサスケが役割を果たすのか。  
扉間の「飛雷神一辺倒の作戦では苦しいな・・」の発言からも、今後は、(九喇嘛チャクラを貰った)一般の忍達でも可能かもしれない時空間忍術「口寄せ・逆口寄せ」や、もう1つの神(十尾?)の空間に入ることが出来る(と予想する)術、「神威」が重要な「切り札」になってくるのでは・・と思っています。
 
 
さて・・・次週、遂に事態が大きく動きますか・・!
 
 
 
 
 
 
☆次のジャンプ発売は、14日(土曜日)です!
☆長駄文読んでくださって感謝。
 
 
(ナルト好きブログ!  2013/09/09)