ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 609 : 終わり 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ51号) その3

NARUTO 609 :終わり その3

(その2の続きです)

・十尾復活・・・
 
ピシィ・・と音を立てて、ついに十尾復活の「うちは火炎陣」に皹が入り始めましたね・・・。 
八っつあん(ビー)と九喇嘛(ナルト)合同の尾獣玉が、十尾を狙いいったん魔像のチャクラは消えたものの・・・
 
 
「これで終わりだあああ!!」  (ナルト)
 
「終わった・・のか・・・?」 (カカシ)
 
「・・・・・」 「ああ・・・」 (オビト)
 
「この世界がな」
 
 
(ついに、十尾復活)・・・
 
「さてと・・・」 (マダラ)
 
「始めるか・・・」 
 
 
マ・・・マダラさんっ!何ですか、この余裕・・・ 
 
ガイの昼虎で須佐能乎ごとぶっ飛ばされてましたが、全然の余裕で十尾復活を見物してたみたいですね。 片膝に腕を乗せて座る姿・・腕組みのマダラ立ちもカッコいいんですが、この余裕の座り方も、この人だからサマになる。文句なしにカッコよい。
 
だけど「余裕顔」とはいえ、結局マダラも八尾九尾は諦めて「不完全十尾」で妥協するしかなかったんですね。 ただ・・マダラさんは、魔像の中に入ってた尾獣チャクラで足りないのは「八尾九尾だけ」じゃあないってことを知らない。 一~七尾のチャクラも、既にオビトが「白ゼツ軍団製造」でかなり使い減らしており、つまり全てにおいて「不完全」なんです。 かろうじて「全尾獣」チャクラは入ってるから復活はしたけれど、フルパワー十尾に較べたら かなり小型化してるハズ。
 
先週も述べたとおり、明らかにオビトは「意図的に」十尾を不完全、小型化(おそらく弱体化)してるわけで、そこにオビトの「本心」が隠されてるような気はしてるんです。・・・全部の尾獣のチャクラが不完全だと知ったら、マダラはオビトをどう思うんだろうなぁ・・。
 
十尾復活したのはいいけれど(よくないけど)、マダラとオビト、どっちが人柱力になるんでしょうね。
マダラは余裕で「始める」と言ってるから、十尾に暴れる暇も与えずさっさと己に取り込み(マダラなら何でも出来ちゃいそうな気がする)術を始めるつもりでいるんだろうか。
 
 
・マダラとオビトの違い・・・
 
 
かつて六道仙人は、十尾の人柱力になって「無限月読」を行ったのではないか、と私は考えてるんですが・・・マダラは、六道仙人と同じ選択をしようとしてるんじゃないかと思うんです。 戦闘好きな彼が、無限月読で「愛だけの世界」なんて意外な事にこだわるのは、死んだ弟との約束なのだろうか。 「マンダラ」とはサンスクリット語で「本質を得る」という意味だそうですが、外道魔像のある間にも曼荼羅らしき模様がありますが、マダラは十尾を神のような存在として考え、それを支配することで「第二の六道仙人」救世主となろうとしたのかなぁ・・「愛だけの世界」を造って。
 
だけど六道仙人は、(おそらく無限月読を)正しい方法だったとは思わず、後世の人間達には「十尾を正しく導く事」を望んだのだと思うんです。そして、勿論・・・二人の息子が和解することも望んだのでしょうけど。
60巻、572話で六道のジジイが「いずれ一つになる時が来よう」 「私の中に居た時と違い正しく導かれる」と九喇嘛達に言ってましたよね。 つまり、六道仙人が望んだ事は《まずは十尾と人間が正しく向かい合う事》、それから・・・《2人の息子の和解》だと思うんです。
 
「もし」という話ですが・・・オビトが「十尾と人間をぶつける」事を目的にしていて、それから「ナルトとサスケをぶつける」ことを「余興」と考えているとしたら。 それって、六道仙人が後世に課題として遺した事なんじゃないだろうか?という気がするんです。オビトは、六道仙人が残した課題を忍達にぶつけ、忍の在り方を根本から問おうとしてるんじゃないのか?とね。 それだったら、今までの彼の寄り道・・・ 十尾復活だけでなく、五大国に宣戦布告して連合を作らせ「臨戦態勢にする事」、ナルトとサスケを育てぶつけて「答えを出させようとする」事・・・それらの理由も分かる気がします(毎回、微妙に考えを訂正しちゃってますが)。 
オビトが世界を「創る」と言ってるのも本気で、十尾と忍を闘わせて本気で「世界をゼロから創り直す」つもりなのかも。
 
五影会談では、「己の目的」について「月の眼計画」をマダラとして語っていたオビトですが、その直前にカカシにはちょっと違う事を答えている・・・・「完全体になる事」だと。
 
この「完全体になる事」とは、十尾(トビ、トオビ)としての言葉だと思うんです。で・・・オビト自身の本当の目的も、こっちなんじゃないかと思えるんです。 カカシにだけは、オビトは本当の目的のほうを言ってたんじゃないだろうか。

未だに明かされない、オビトと「グルグル」の関係。 そして・・・・グルグルの正体。
 
八尾と九尾のフルパワー尾獣玉でも、「不完全十尾」を飛ばすことは出来なかった・・・魔像のチャクラが消えた時も、オビトだけは「十尾はあの程度ではやられない」と確信してる様子でした。オビトが十尾に詳しいのも、グルグルが十尾と関係してる可能性高いような気がするんです。で、「十尾の目的=完全体になる事」だとオビトが知ってるのは、グルグルから聞いたからなんじゃないだろうか。

606話「夢の世界」で、満月に照らされる中、グルグルを着た「一つ目のオビト」、あれはやっぱり「小さな十尾」の姿そっくりに見えるんです。 忍の世界に絶望し、血の涙を流している「十尾」、そしてオビトの心が共鳴してしまったんじゃないだろうか。
最初はオビトを完全に利用するつもりだった「十尾」も、オビトの人間性に触れるうちに心を通わせたのかもしれない。 だけど・・十尾は人間は信頼していない。
私は、オビトが言ってる「約束の時間」とは、“グルグルとの約束”の可能性を未だに考えてるのですが・・・
十尾と人間の決着をつける為、オビトとグルグルの間で『約束』が交わされたんじゃないだろうか・・という気もしないではないんです。(気もする・・という程度にしかなりませんが)
 
オビトが最初にグルグル着ぐるみを着た時、グルグルの「中」が一枚だけ描かれてましたが(603話最後のページ)、時空間みたいな真っ暗な「空虚」だったんですよね。 神威の空間と、グルグルという存在が同じような「空虚」・・・これも意味がありそうな気がするんです。まっ暗で、ガラ~ンとした空虚・・・・グルグルが十尾=国造りの神の意識だとしたら、あの空虚な空間は「神の空間」の可能性もあるんじゃないだろうか。
 
時空間関係の術に関しては「神」の名がつくし(神威、飛雷神)、これから もし神(十尾)との闘いになるのなら・・・時空間忍術は必須なんじゃないか、とも思えるんです。当然・・・ナルトも「父ちゃんが遺した未完成の術」飛雷神を完成させる必要が出てくる。 そして、オビトがカカシの時空間瞳術・神威の性能を試したのも、十尾戦に備えてのような気がするんです。
 
こっから先は完全「妄想域」なので流していただければと思いますが、オビトが九尾事件を起こした本当の目的・・・ 当時のオビトは黒ゼツの監視やら黒棒による支配もあったから、オビトに「自由」は無かったんじゃないかという気がするんですが、その中でオビトができる事・・・それが「ミナトに九尾の人柱力になってもらうこと」だったんじゃないかと。 ミナトがナルトに九尾の力を遺した理由は「この子ならあの術を完成させられるからと考えてのことでした。 「あの術」については飛雷神(時空間忍術)だと思ってるのですが、十尾との闘いには時空間忍術が必須だと「もし」オビトが考えていたのなら・・・ミナト先生なら「九尾の力があれば飛雷神の術を完成できる」と考え、ミナト先生に希望を託したんじゃないだろうか・・・?でも、ミナトはナルトに九尾を封印してしまった・・・
オビトはミナトに「救世主」になってもらいたかったんじゃないだろうか。(妄想話として流してください・・・怒らないでSVP)。
 
 
そして・・・十尾。
 
見た感じはまだハッキリわかりませんが、まさに「眼と獣を合わせた」存在ですよね。 不気味な一つ目・・
いい加減、そろそろ他の忍達も到着して、一度無限月読も発動される可能性有ると思うんです。ちょっち無限月読世界も見てみたいような・・; いずれにしても、まだサスケは旅の途中だし、一体どうなるのか「他の人達の動き」が気になってきます。サスケ達はどうなっている!?(焦る・・)
もし幻術が発動されることがあったら、幻術を破れる数人だけが残り あとは夢の世界を体験ってことになりそうな感じもしますが、オビトがカカシ達をつかまえて時空間に入れようとしてるのは、幻術シェルターに入れるつもりもあるのかな・・・ 
 
ナルトが尾獣達から預かった「チャクラ」も気になりますが、こうなったら九喇嘛も「陰チャクラを回収して」九尾完全体になった方がいいんじゃないの?という気もします。・・・ということは屍鬼解尽」をして、ミナトの魂と共に出す可能性もある得ると思うし、一度この戦場を離れる必要も出てきそうです(だけど十尾が出てきちゃたしなぁ)。
 
先週、これで「カカシとオビトの和解」にも光が見えてきたと思ったんですが、何だか今はそれどころじゃないような;ここから先、オビトの真意も明らかになっていくだろうし、カカシとはその間のやりとりで互いに己を拾っていくのだろうと思ってます。 
ま、オビトが本当に闇落ちしてたのか・・・それとも「あの頃と変わってない」のか。・・・それもいずれ、明らかになるでしょう。
 
でも、人間と尾獣が和解出来たんなら、もう人間同士が争ってる場合じゃないでしょーよ、とも思えてきます。 
これから人間達が向き合うべきは全ての祖、十尾。
 
十尾・・・チャクラの始まり、国造りの神、天目一箇神(あめのひとつのかみ)、デイダラボッチ・・・
尾獣達がこんなに純粋な存在なんだから、十尾は本当は、さらに純粋な生命力そのものなんじゃないかという気もします。 ただ大きな赤ん坊みたいなものなのかなぁ・・・と。
 
「終わりの始まり」・・・NARUTOの終わりも、ついに始まったのか、なんて思ってしまいます。
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝
 
 
 
 
☆余興ですが。
カカシの写輪眼と周囲の「傷」と、オビトの写輪眼と周囲の傷を図案化して、合体させて横にすると・・こんな図案になる。(ちょっとグロイけど) 
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これって・・十尾っぽくないですか(笑) すみません。
 
 
ナルト好きブログ! 2012/11/19