ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO-ナルト- 687:お前は必ず 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ36号) その2

NARUTO 687:お前は必ず その2

  
・《オビトが言った「ありがとな…ナルト」に、ナルトは…》
 
 
「くそ!」「くそ!!」と悔しがるナルトに、オビトが言った…
 
「ありがとな…」。
 
ナルトは一瞬「……!」とびっくりして目を丸くしてますが、オビトに礼を言われるのは「予想外」だったんですね。 
ナルト自身はオビトに「ありがとう」とペコリと頭を下げていたし、サスケにも「オビトにも礼を言え」なんて言ってたのに…逆にありがとうと“言ってもらう”こと》は、あまり考えたことが無かったんだろうか。 
 
ナルトは何かをする時(してあげる時)、見返りや礼を求めてはいないんだろうから、感謝されて驚くのかもしれないけれど…それにオビトは一応『元テキ(敵)』だったわけですもんね。 戦争の敵に「ありがとう」と言ってもらえるなんて…普通じゃ「ありえない」。 ナルトとオビト…互いに「ありがとう」と言い合うなんて…今までのジョーシキではあり得ない話です。
 
「……!」と目を丸くした絵の次は、「目だけのアップのナルト」が描かれていますが、なんだか心臓がバクバク音を立ててるようなナルトの表情ですね。この表情…ナルトにとってオビトの「ありがとな」が「衝撃」だったのが伝わってきます。この種の「衝撃」は、ナルトにとって初めてだったんじゃないだろうか…?
 
色々とあった相手に《逆にありがとうと言ってもらう事》が、どれほど嬉しい事か…言われてみて初めて分かったんじゃないかと思います。
 
そして、オビトがナルトに「ありがとう」と言ってもらった時も、きっとオビトは「すごく嬉しかった」に違いない…「逆に言われてみて」ナルトはそれに気付いたかもしれません、《ありがとうの言葉が持つ力》に… 
うん…やはり《ありがとうが世界を救う》
 
私は…敵同士が「ありがとう」と言い合えれば、その時こそ「本当の終戦」ではないかと考えてきたんですが、なぜ「ありがとう」にこだわるのかと言うと…それは伏線てんこ盛り回である「第603話」で白ゼツが《そのおかげで君も飲まず食わずで生きてられるんだよ 逆にありがとうって感謝してほしいぐらいだよと言っていたからなんです。で…この白ゼツの気持ちは、そのまんま「十尾(自然そのもの、自然神)の気持ち」じゃないかと思えたからなんですよね(過去記事を読んでくださってる方は重複してすみません)。
 
 人間は自然の恩恵を受け、そのおかげで生きていられるのに感謝を忘れている…だから「十尾と人間の間のゴタゴタ」も、いずれは「逆にありがとうと感謝を示す事」で解決できるのでは…と思っておるんです。
 
ま、そういう結果になるかどうかは分からないし、敵にありがとうと言うこと、敵にありがとうと言われる事…それは憎しみに捉われ続けていたら言える言葉ではないし、実際には非常にハードルの高いもの… ナルトとオビトが「ありがとう」と言い合えたのも、ここまで真剣に「闘った」からこそであって…その道のり、過程は簡単なものではありませんでした。
 
しかし、ここでナルトが《ありがとうの言葉の力》を“実感”したことは、今後の問題解決の為の大きな「一歩」になるのでは…と私は考えてます。
 
 
…そしてここから、ナルトとオビト…二人の「距離」は一気に縮まり、元テキ同士という蟠りも消えて《同じ夢を見た先輩後輩》になれたんじゃないだろうか。
 
 
「オレはお前と戦って何か目が覚めるような気がした」
「まるでな…お前を見ていると昔の自分を見ている様で…今の自分を後悔した」
「だが… なによりそれが…なぜだか嬉しくもあってな…」
 
「…昔ガキの頃は何度も火影になった自分を想像してよ… 興奮と不安と…
あの何とも言えぬ気持ち… それを思い出させたからだろう」
 
「…里があり… 仲間がいて 火影のオレが居ると…今さらな」
「そう想像するだけで心の穴が埋まっていく感じがしたよ」
 
 …ナルト、唇をギュッと噛んでるけど、涙を堪えているんだろうな…。オビトのこの「気持ち」…ナルトだからこそ「よく分かる」んでしょう。 落ちこぼれで一人ぼっちで、見えないところで努力して…ゴーグルを上げて火影岩を見上げ…ライバルにはイラつくけど実は「仲良くなりたい」と思っていたり…とにかくこの2人はよく似ている。オビトという存在は、「もう一人のナルト」…ナルトのもう一つの生き方の「可能性」だったのではないかと私は思っています。 
 
 「同じ夢を持ちながら全く別の、表と裏の人生を歩んだ2人」がここで《重なった》事で、物語もいよいよ「完成」に近づいたのではないかと感じています。
ここから先は「同じ火影を夢見た先輩」から後輩に贈る言葉として最高のもの… ナルトはシッカリと心に刻み込んだ事でしょう…
 
「お前にはこれからまだまだ多くの苦しみがあるだろう…」
「だが… それでもお前は変わることなくその忍道を貫き通せ」
「…いつかオレに言ったな まっすぐ自分の言葉は曲げない…
それがオレの忍道だ …だったか?」
 
「ああ…」
 
 
「ナルト…」
 
 
「お前は…必ず火影になれ」
 
 
(手を当てていたオビトの背中がボロボロと崩れ、ナルトはその掌を《グッ》と力強く握りしめる)
 
「………」
 
「ああ!!!」
 
 
ナルトはオビトの意志を自分の中へと入れる様に、拳を握りしめてる。
ナルトの「ああ!!!」は…微笑みながらナルトに言葉を贈ってくれた先輩に対する後輩としての「感謝」だったんじゃないかと思います。ナルト、口角を上げて笑顔を作ろうとしてるんだけども、目に溜めた涙がこぼれないようにするのが精いっぱいかな…一瞬溜めてからの「ああ!!!」は、腹の底から絞り出すような、声を振り絞った「ああ!!!」だったのではないかと思います。 涙をこらえながら、しっかりとオビトを見つめて…ナルトは「答えた」。
 
ナルトは…昔火影岩を見上げた頃から今までの「軌跡」…そして多くの人との出会いを想い、オビトの夢と共に「影を背負う」決意をしたんじゃないだろうか。  
 
 
 
  (…ナルト、オビトの夢と一緒に…必ず…かっこいい火影になるんだぞ…!!)
 
 
 
(笑顔のまま崩れゆくオビト…最後まで握りしめるナルト…その横で俯いたままのカカシ)。
 
 
・《そしてカグヤと黒なんですが…》
 
それにしても「カグヤ」は相変わらず黒の言いなりで、「母さん」の言葉に踊らされた存在にしか見えません(今のところ)。「カグヤ自身」の存在感やら彼女自身の意思はまるで感じられないんですよね。 時折「息子達」の記憶が戻って、その記憶を手繰り寄せるようにして動いているだけにしか見えないんです。 
 
そしてカグヤとの戦いは「莫大なチャクラの持ち主との力較べ」でしかなく…正直今まで「こんなつまらない戦い」はNARUTO-ナルト- 史上でも初めてと言っていいと思います。
 で…なんで「つまらない」かといえば、相手のカグヤの「意志」がまるで見えてこないんですよね。 今までの「ナルトの闘い」ってのは、人間同士の闘い、本気のぶつかり合いだった… 互いの忍道を賭け、お互い想いをぶつけ合って、そして互いを知り、心を通じ合わせてきた…ナルトにとって「闘い」とはそういうものだったんです(角都戦は例外だけども)。
 
だけど、それは「ナルト」が特別だったのであって… 普通、忍達にとって「戦い」とは、今のカグヤ戦のような戦いが殆どだったんじゃないかと思います。
命令通りに相手をひたすら抹殺するだけ…相手がどんな人物であろうとお構いなし、何を考えていようと関係ない。特別言葉を交わすことも無い。
ま…白ゼツ戦もそんな感じでしたけど、ナルト達は(ほぼ)初めて「ごく普通の忍の戦い」を体験してるのかもしれません。 「オビト戦」との差が激しすぎる…
  
そして「黒」なんですが…
こちらも相変わらず、オビトの事を罵倒しまくりですね(この点に関しては「黒ゼツ」も同じようにオビトを罵倒してましたっけ)。
 
「ゴミの様に朽ちて死ぬ」
「そんな奴」
「どっちつかずのクズだがな」
「敵味方双方から忌み嫌われ 悲しんでくれる仲間も肉親もいない…」
「そいつは独り…何も残らない…」
「大切な人を亡くし夢を叶えることもできず 利用されたあげく最後にウロウロと」
「失敗だらけの間抜けが」
「無様に死ぬだけの事だ」
 
…よくここまで言えたもんだと逆に感心しますが…
相手が弱った時点で「罵りに出る」という、実に最低な卑怯なやり方に呆れるというか…いい加減ウンザリします。言ってて恥ずかしくならないのか?と言いたくなるぐらい。で…ナルトは黒の言い分に「かなり」イラついている。
 
しかし…黒の言っている事は、この場にいない「ほかの忍連合の忍達の言葉」にも聞こえるんですよね。もし「連合の一般の忍達」が突然この場に現れたとしたら…このオビトの状況を見て、きっと黒と同じ事を言うと思うんです。
ナルトは激怒してるけど…これが「一般の忍達の考え」なんですよね。もし「他の忍達」がオビトの悪口を言ったら…ナルトはその時、どう思うだろうか?
 
61巻サスケの回想で、居酒屋で木ノ葉の忍達が「イタチの事を大罪人扱い」して悪口を言っていた話がありましたよね。あの時、サスケはすごく悔しい想いをした… そしていまだに木ノ葉の忍達は「イタチは大罪人」と思ってるハズです。 あの時のサスケの「怒りと悔しさ」と同じような想いを、今ナルトは感じているのかもしれない。
 
「敵」が強い間はおとなしく様子見して、敵が弱ってきたタイミングで途端に罵り始める…『イヤらしい黒の言動』は、『人間の汚い部分』を見せられているような気がするんですよね。 
もしかしたら、黒は「ワザと」こんな事を言って、ナルトを煽って、ナルトの反応を見てるんじゃないだろうか…? あまりにも「黒」の言ってる事がわざとらしいのが気になる。 
 
命令通りにしか動けない「カグヤ」との「心の通い合いの無いただの殺戮戦」…これは「今までの忍世界の戦い」そのもの。
負けた相手を罵り責める…そして「勝ち残った方」が驕り高ぶる。 それもまた「今までの忍世界の戦い」の現実。
 
・・・このつまらなくってウンザリするカグヤ・黒タッグによる戦いと罵りは、これが「忍の戦いの現実」だって事を、ナルト達に見せつけてるような気がする・・・
 
先週まで、黒ってあまり「出来が良くない参謀」だと思ってたんですが…どうやら、そんな事は無さそうです。
「もし」黒が意図的にナルト達に「忍世界の戦いの現実」を見せつけてるのだとしたら…そうだと仮定したら…その「曲者っぷり」は忍達に「生きる意味」を問うたグルグルと共通するモノがあります。
今回の言動も、ナルトをわざと「焚き付けてる」感じもしないではない…
 
 
「裏切り者の虫ケラがやっと死んだか!!」
「虫けらは虫けらでも このしつこさはゴキブリだったなっ!アハハハハ!」
 
 
《ギロリ》
 
「オビトを笑うなっ!!!」
  
「火影になろうとしたオビトは…」
 
「オレには…」  
(ジリッ…と消えゆくオビトの身体が焼けるような音)
 
《フッ》
 
「かっこよくしか見えねェーよ!!!」
 
(カグヤの左腕=黒をバッサリ斬り落とすナルト)
 
「!!?」 
 
…オビトの「寄り道」、それはけして無駄なモノでは無かったと私は思っています。 オビトの進んだ道が「正しい」か「最善かどうか」は疑問であっても、呪印札という「制限」の中で出来る限りの道を探し、歩き続けたオビトの道…生き様死に様は、私にも「カッコよくしか見えない」… 黒の極端な罵り、そして煽りは、ナルトに「オビトの生き様の肯定」を逆に促しているようにも思えるのですが…これは考えすぎかな? でも、あまりにも黒は「不自然」過ぎる。
 
…って…
 
ナルト、飛びましたか…!!?
 
 
  
・ナルトの《フッ》
 
ついに《フッ》の音が出ましたね、ナルト…!!
 
これ、時空間を「飛んだ」のではないか?と思わず興奮しました(早とちりの勘違いだったらごめんなさい!)。 御承知の通り《フッ》は飛雷神などの時空間忍術で「飛んだ」時の特有音でして、今までのナルトの《瞬身(普通の超高速移動)》では使われなかった音なんです(今まで無かった…ですよね、違ってたら教えて下さいな)。  
 
サスケの新しい瞳術「空間の交換」も、一瞬にして空間を入れ替えるカグヤの術の「小型バージョン」といいましょうか…これも一種の空間関係の術ですから《フッ》の音が出てますよね。
 
もしナルトが「飛んだ」と仮定した場合、何を印(マーキング)にして飛んだのか… 以前カグヤと拳をぶつけた時か、オビトに刺さった灰骨に在るカグヤのチャクラ等々いろいろと考えられますし、直前のナルトの足元での《ジリッ…》の音も気になりますが(これはカグヤの灰骨が崩れる音でしょうか)…いずれにしてもナルトは無意識に「飛雷神」を使った可能性もあると思います。だとしたら…
 
ついに、ナルト…父ちゃんの飛雷神を覚えたのか!!? 
だとしたら…やはり「あの術」は飛雷神の事だったんだろうか?
 
…とまた勝手に頭の中で暴走しそうなんですが…(笑)
 
でも、ナルトが「飛雷神」を使えるようになるフラグは既に立ってるんです(ミナトと同じチャクラ感知とチャクラ転換能力を持っていると分かった時点で)。でも、ミナトはナルトに飛雷神を教えようとはしないし(汗)…ナルトも飛雷神を覚えようとする気配が無かったんで、「まだなのか??」とずっとモヤモヤとしていたんです。 
 しかし、ナルトは「実戦で、体で覚えるタイプ」…何回もミナトや扉間に飛ばしてもらって『飛雷神』を経験していますから、自然と「体で覚えた」可能性は十分にあります(きっと理屈は分かってない…)。ただ…使う「キッカケ」が無かったんですよね。
 
この戦争は、時空間忍術を使う「仮面男」との闘いから《時空間忍術戦》はすでに始まっていたのですが、今まではカカシの「神威」、その後はミナトか扉間の「飛雷神」、そしてオビトの「神威」に頼っていたんですよね…ナルトの傍には必ず誰か「時空間忍術の使い手」が居ましたから。
 
だけど、ついに「神威の目」を持つオビトが「神威の目ごと」崩れてしまったのは私としても予想外で(そりゃカカシも「焦る」のは当然ですよね、神威の目が無くなったら敗戦濃厚ですもん)、これでもう「誰にも頼れなくなった」…
 
でも「オビトの死」と「怒り」をきっかけにナルトは「飛んだ」…
 
それは、ナルトがオビトの「火影の夢」だけじゃなく「神の力(時空間忍術)」の「継ぎし者」にもなった…という事なのかもしれません。
ナルトが元々秘めていた力が開花したのか、オビトの継ぎし者になってそれが開いたのか…《ジリッ》とオビトの力が、ナルトに伝わったようにも思えて… 
 
あるいは「神」がオビトからナルトにその力を「継がせた」のだろうか…?
 
  
もし…ナルトが「飛んだ」のだとしたら、それはいよいよ「九尾事件の本当の黒幕」との闘いに備えるものとなるだろうし、九尾事件のあの日ミナトが行った「判断」は正しかった…という事が明らかになるのかもしれません。 
 九尾事件の「真相」と共に、ミナトがナルトに完成を望んだ「あの術」についてずっと追いかけてきた自分としては、ますますこの先が気になって仕方ないのですが(撃沈覚悟で)…いずれにせよ、ナルトの《フッ》の理由は次回ハッキリするのではないかと期待します。 そして、ナルトの《フッ》とサスケの《フッ》を合わせることで、きっとその術は「完成」するのではないか…と思います。…ただの願望ですけど…。
 
  
 
・そして「あの世との狭間」で目覚めたオビト…
 
「!!」 
「………」 「…… リン…」
 
「待ってたよ」
 
「…そうか… 待たせてすまねェ…」
 
「色々…道に迷ったみたいだね」
 
「……ああ… ここに来るまで色々あってよ」
 
 
待ってたのは今度は「リン」でしたね、今度は写輪眼の変な爺ではなくって(笑)
 
 ひとつ気になっていたことがありまして、それは「リン」に会う時のオビトは「大人オビト」なんだろうか「子供オビト」なんだろうか…という点だったんです。で…『子供オビト』でしたね、神無毘橋のあの時のままの「13才のオビト」。
 
もちろん、これはオビトの「精神世界」の話だから、オビトが「リンの年齢に合わせて自分の年齢を決めた」とも考えられるんですが、あるいは…オビトがあの世との狭間で「13歳の姿」で現れたという事は、もしかしたら…《本当は》オビトの人生は「神無毘橋の13才の時」で終わっていたのかもしれない…とも思いました。
 
 神無毘橋でオビトが岩に埋もれたあの状況…どう考えても助かる状況じゃなかった。 それが助かったのは「非人間的な力を持つ何者かの配剤」であって、その助かった理由はマダラでさえホントに知らない様子でした。
 もし、あの時「何者かの手によって」オビトが特別助けられたのだとしたら…それは「あの世に行くまでの猶予の時間を与えられた」可能性もあるのではないか…と思います。 オビトが「神のような力」で助けられた場所が、自然エネルギーに満ちた「神無毘(かんなび)」だったことは、けして偶然ではありますまい… 
 
オビトの運命は既に「13才」で決まっていて、あの世に行くまでの間…オビトは何者かに「寄り道の時間を与えられた」んじゃないだろうか(これまた別の「ジジぃ」が関わってる可能性もありますが)。リンが「待ってたよ」と言ったのは、オビトに関しては「猶予の時間がもう迫っていた」からであって…リンは本当に「オビトをずっと待っていて」そして「本当に見ていた」のかもしれません。
 
「リン…オレ…リンとの約束…」
 
「ううん…オビトはずっとがんばったじゃない…!」
 
「!!!」
 
「ずっと…見てたんだよ」
 
(涙ぐむオビト)
 
 
「行こ!」  
 
  
リンとの約束「火影になってカッコよく世界を救う」を果たせなかったけど、リンは「見ていて」くれた…
 
オビトは自分の事を「罪人」と言い、呪印札をつけられていた事も誰にも言わず…重要なコトは語らないまま「罪人のまま」逝ってしまった。 
でも…リンだけが「ちゃんと見ててくれた」こと…それでオビトは十分なんじゃないだろうか。リンが「オビトはがんばった」と言ってくれた事は、どんな「飴玉」よりも嬉しかったんじゃないのかな。
 
黒は、オビトはずっと「独りだった」と言ったけど、リンは見ていてくれた…
そしてオビトの意志と夢は、第七班のそれぞれに、しっかりとずっと受け継がれ「生きていく」のだろうと思います。
 
鈴取り合戦のあの日の英雄の意志は、しっかりと第七班の中に…。
 
で…カカシは、また友を失ってしまったけれど…だ けどずっとカカシは「オビトは死んだ」と思ってたんですもんね。それが、ほんの短い時間ではあったけど…再びカカシの前に現れて、カカシ達に色々なものを残していってくれた。そしてカカシがずっと知りたかった「もしオビトが生きていたら…今のオレになんて言うんだろうな」の答え…《お前はとうぶんこっちに居ろ…》…しっかりこの世界で「生きろ」という言葉をオビトは残してくれた。カカシに、この世界で「生きろ」と…
 
カカシにとって、この短い時間は…まるで「夢」のようなものだったかもしれないですね。 死んだはずの親友…そして死んだはずの先生…さらにはリンも助けてくれた…あれほど会いたかったミナト班の仲間と出会えたのだから。
でも、カカシはこれからは親友が「生きろ」と言ったのだから…前をちゃんと見て生きなくては。そして、ナルトの中に在る「オビトの夢」も見届けなくっちゃいけない。
 
 カカシはもう「ミナト班」ではなく「第七班」の一員としてこれから先を見ていくべきなんだろうな…と思います。神無毘橋でオビトに与えられた「猶予の時間」は…ほんとに色々あったけど、でも思わぬ再会と「カカシとしての新しい人生」をカカシに残してくれたのかもしれませんね…
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
☆オビトの話はまだ出てくるんじゃないかな…と思ってます。というかそうじゃないと困る…というのもオビトのエピソード抜きで語れない重要な話(グルグル関係、九尾事件、うちは事件、うちはの写輪眼)がまだ残っているからです。オビトの真実が見えてくれば、物語の謎も見えてくる…ある意味「これから」なのかも。
 
 
☆コミックス70巻出ましたね、これから読みます!
 
 
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
 
 
 
(ナルト好きブログ! 2014/08/04)
 
 
 
 
 
 
☆コメントくださる方ありがとうございます、水曜日午後からは「承認制=時間を置いてから公開」、週末に頂いた分は次週に公開させていただいてますのでよろしくお願いします。