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山城アオバ・《目立たない男》が ここにきて毒舌全開なワケ

《目立たない男》山城アオバが ここにきて毒舌全開なワケ 

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山城アオバさん(特別上忍、34歳)。 いつもサングラスをかけ、額当てを微妙~に斜めにずらして締めている彼。 今まで目立つ人じゃなかったんですが・・・このガラパゴス島(島亀)に来てから、何かと歯に衣着せぬ物言いで目立っている気がする・・・
 
アオバさんって、どんな人?(以下、者の書・臨の書より抜粋)
 
「常にサングラスをかけクールな容貌を崩さない」
「感情を表に出すことは無い」
「性格 優等生・内弁慶」、好きな言葉「計画通り」。
 
・・・・なるほど、優等生でまじめで・・・感情を出さないんですね。シャイなのか、プライドが高いのか。
でも、内弁慶ってことは、本来の性格は違うってことですよね。 サングラスしてるってのも本来の自分を隠してるのかな?
 
「忍者登録番号009744 、9月3日生まれ、O型、好きな食べ物、とろろ、山芋」
 
・・・登録番号がカカシに近いことから判断すると、アオバはカカシと一緒にアカデミーを卒業したらしいですね(アオバ9歳、カカシ5歳)。
アオバが同じ年齢の生徒のなかでは『優等生』で卒業したとしても、その年はナンバーワンルーキーの座と話題は神童カカシに攫われちゃって アオバが目立つことはあまりなかったかも(運が悪いな・・・)。
その後も、後輩であるガイ、シズネ、紅、アスマ達が先に「上忍」になってしまったし。 ・・・
 
ま、そうは言ってもアオバのほうが年上なので、普段はガイ達に敬語を使うことはないアオバさん。 でも今回の任務は外国での任務ということもあり?雲隠れの人達の手前、上忍であるガイには敬語を使っていますね。 気配りの出来る人だなぁ、アオバさん。
 
《『バックアップ役』の悩み》
 
木ノ葉はフォーマンセルが基本のようですが、実際にはその中でもバディシステム(2人単位、ツーマンセル)で動いていることが多い気がします。
陽動役と攻撃役、あるいは補助忍術で相手を拘束する役とトドメを刺す役といった具合に。 
アオバは「補助役(バックアップ)」専門タイプ、かな?
 
36巻では、アオバは「散千鳥の術」でカラスを使って敵を撹乱し、そこをライドウが黒刀で攻撃。この連携が上手く決まっているんですよね。 今回も「秘術石針」で鬼鮫の動きを止めてからガイの攻撃につなげようとしたあたりは流石なんですけどね(鬼鮫の「チャクラ吸収能力」のおかげで失敗でしたが)。 
 
「補助役」に求められるもの・・・・それは後方で敵を分析し、的確な指示をして攻撃を助けること。 冷静な分析能力と豊富なデータと知識、そして咄嗟の判断力が要求される知的な役割。
必ずこの役を引き受けるシカマルも頭脳派ですよね。 コテツと息が合ったコンビネーションを見せるイズモも、データをいつも頭に叩き込んでいるし冷静な性格。
アオバも「優等生」タイプだし、好きな言葉が「計画通り」だし・・・・適役ですね。
 
でも補助役ってどうしても地味なんですよね・・・攻撃役のほうが目立つし、お手柄も攻撃役に持っていかれてしまうことが多いんじゃないかな。
しかもトドメを刺す攻撃役はたまに失敗しても責められることは無いけど、補助役は「確実」にお膳立てをすることを求められる・・・
成功して当たり前だし、失敗したら責められるしプライドも傷つく・・・なんだか損な気もします。 完璧主義アオバにとって失敗は許されないこと・・・プライドをめちゃくちゃ傷つけられそうです。(なにせ好きな言葉が「計画通り」だし) 
 
アオバといえば、飛段・角都とアスマの戦いの時・・・第10班の増援にカッコよく駆けつけてますし、木ノ葉崩しでも立派に活躍していたんですよね。
でも読者に一番印象に残っているアオバといえば、唯一の「彼の失敗エピソード」なんじゃないでしょうか。(気の毒だけれど)
 
その失敗エピソードとは。 
 
16巻で、アオバはカカシの部屋にいきなり飛び込んで来て、「あのイタチが帰ってきたという話はホントか??」と叫んでしまった。 そのせいで、そこに居合わせたサスケが驚いて。部屋を飛び出してイタチを追いかけてしまう・・・
それでガイには「チィ・・・」と言われてしまい、紅には「バカ」とまで言われてしまったのだ・・・
ちなみに、ガイも紅も、アオバより年下です。
(アオバ、立場無いってばよ・・・)
 
さらに悪いことには、アオバのその「失敗」のフォローをしたのはガイでした。
 
勿論、その後アオバさんは真面目にお仕事をして実績を積み重ね、あの時の失敗は帳消しになっていると思われますが・・
それでも「年下の上忍」達の前で恥をかき (特に紅の「バカ」・・がキツかったな;)、あのガイにフォローしてもらっちゃったことは、アオバのプライドが許さなかったはず(思い出したくない過去かも)。
 
「攻撃役」の人ってのは、失敗してもあまりめげない気がする・・いつまでもクヨクヨせず、すぐに気持ちを切り替えるタイプが多いですよね。 
でも「補助(バックアップ)役」の人っていうのは、細やかだしプライドも高く 自分の失敗を許せない気がします。
アオバもあの失敗後は、しばらく気にしていたと思います(というか、今も気にしているんじゃないかな)
 
そんなアオバからみれば、攻撃役(つまり戦闘的には強い人)っていうのは、なぜあんなに大雑把で「鈍感」でいられるんだろう?なんて思っているかもしれない。 (本音としては、鈍感で単純な人は気楽でいいよね~みたいな)
 
だから、
 
「強い人ってのはなんでこう鈍感なんですかね ったく」 (506話)
 
・・・・なんて究極の本音発言がポロッと出ちゃったんだろうか・・。
 
 
・《「補助役」たちの至福の時?》
 
日頃目立たない(ストレスの多い)補助役にも、至福のひと時ってのはあるのでしょう。
たとえば自分の考えた作戦が、うま~く決まった時とか・・・ あるいは(ちょっと意地悪いけど)攻撃役が突っ込んで失敗したあとに、補助役がフォローして勝った時とか。 
 
そういう時こそ彼らは自分の存在をアピールすることが出来、彼らの高いプライドは満足するのかもしれない。
 
今回のガラパゴス(島亀)任務は そんな日頃の不満?を持っていたアオバにとっては絶好のチャンスなのでは?と思います。 
この任務のメンバー(ガイ、ナルト、ヤマト・・・。) 彼らは強いけれど、あまり冷静なタイプとはいえない、少しばかり「鈍い」方たちばかり(ヤマトも実はそういうタイプであることが最近判明してきた) 
逆にアオバだけが?頭脳派、冷静なタイプ。 
 
この任務にアオバが任命された理由は、感知能力を持っているため?なのかもしれないですが・・・・なんといっても「常識のある冷静な頭脳派」と判断されたからに違いない。
しかも、今回はカカシやシカクといった同じ「頭脳派・冷静タイプ」の上司がいないっていうのも、アオバにしてみれば気が楽なんじゃないだろうか?
 
開放感からなのか、自信からなのか・・・?ガイにいいたい放題のアオバさん。。
 
「この人(ガイのこと) ちょっとアレなんで・・・・」 なんて言い方をしてみたり、
 
ガイに対しては「本当は自分の真実を知るのが怖いだけなんじゃない ですか・・ひょっとして・・」
「いや・・冗談ですよ・・ たぶん本性は人ではない気がしますが・・・アハハハ」 なんて言いたい放題。
 
内弁慶のアオバ、すっかり本性発揮しているなぁ・・・。 本来はこういうキャラなんですね。
 
アオバさんがこんなに本性発揮してるのは、気が楽っていうことだけではなく・・・この島、不思議な力がみなぎっているのかもしれませんねw 
誰でも心が素直になってしまうというか・・・「本当の自分」を隠せなくなるというか。 モトイも30年間隠してきた思いを告白しちゃいましたし、真実の滝なんて不思議な場所もあるし・・・。この調子だと、そのうち鬼鮫や鮫肌の『本音』も表れてくるかもしれないですぞ??
 
アオバは戦闘能力的には強い彼らには及ばないし、補助的な役割でいつも目立たないけど・・・でも《自分はあいつらみたいに鈍感じゃないぞ!》なんて いつも思っているんじゃないのかな。
強い人が「鈍感」な一面を見せる時、アオバは「ふふん、勝ったぞ」という喜びに身震いしているのでは?・・・実は (普段は絶対口に出さないと思うけど)。 
敵に勝つことよりも、味方の「攻撃タイプ」に『勝った』時・・・アオバは補助役の喜びを密かに感じているような気がします。
 
この任務は、前にカッコ悪いところを見られちゃって「借り」を作ったガイに恩返し(仕返し?)出来るチャンスでもあるわけで・・・ アオバさん、気合入っているハズです。
島行きを誰よりも「楽しみ」にしていたのは、実はアオバだったのかもしれないですね。
 
今回のために?こっそり新調したサングラスがそれを物語っているのかも・・・。
 
(サングラス、今までアオバがしているのとは色が違うんだってばよ・・・。 今までのは黒ブチでしたが、今度のは淡い色のフレームに変わっている。実はリゾート仕様だったりして)
 
 
 
 
☆う~ん・・・夏もあと少しですねぇ(暑いけど) 駄文読んでくださって、感謝です。
 
 
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