大蛇丸は男?女?・・・どっち?
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サムライ8第2話では、名無し君(仮称)という「性別を超えた感じ」の新キャラが登場しましたが、NARUTOにもちょっとそんな感じの人が居る・・・
そう、あの「大蛇丸」です。
同じく、永遠の謎の1つだった《カカシの素顔》については、連載終了後の「風の書」にて、思いがけず「御開帳」となりましたけど、《大蛇丸》の謎はどうなったかというと・・・これまた連載終了後の「外伝」の中で明らかになりました。
外伝シリーズ2本立て(七代目火影と緋色の花つ月、満ちた月が照らす道)に加えて映画「BORUTO, NARUTO THE MOVIE」・・・これら3つで、次世代を担うサラダ、ミツキ、ボルトの紹介と「それぞれ親子の愛のカタチ」が描かれましたが、1つ「隠れテーマ?」だったものがある・・・ それが《大蛇丸って男、女どっち?》だったのです。
(仮に・・もし仮にこの人があちしの親だとしたら・・ パパママどっち?)
「ねえどっち⁉ サラダ」
・・って突然「どっち」と聞かれたサラダは「ええ?」と戸惑っているけど; でも、この外伝でその「答え」が出ることはありませんでした。
そしていよいよ最後に発表された外伝「満ちた月が照らす道」で、ついにその答えが明らかになったのです。 薬で記憶を飛ばされたミツキが、こう尋ねる・・・・
「そもそもアナタはボクの父親母親どっちなんですか?」って・・
ついに直接本人にぶつけられた「禁断の質問」・・・ それにご本人は何と答えたのか?
「そんなのどっちでもいい事なの」
・・どっちでもいいんかい!
って、上手くかわされた感・・・しかしこの答えは、けして「かわした」わけではなく、極めて真面目な大切な答えだったのです。
それでも、大蛇丸が「ミツキの親」であることに変わりはなく、親として惜しみなく我が子に愛情を注いでいるんですよね。
「父親か母親か」なんて二択は、大蛇丸にとって重要なことじゃなかったのだ。
そこでミツキが出した答えは、
「そんなの・・どっちでもいい事なんだよ」
「アンタ達大人の言ってる事なんてね」
「ボクの事はボク自身が決める!」
・・だった。 それは大蛇丸達が与えた「二択」ではない「第3の答え」でした。
既存の価値観や与えられた「枠」にとらわれることなく、自分で答えを見つけようとすること・・「ボクの事はボク自身が決める」こと。 これこそ、大蛇丸が待ち望んだ答えだったんですね。 ナルトも「里かサスケか」の二択を迫られた時、「どっちもとる」という「第3の答え」を選択してましたっけ。
「どっち」かじゃなくちゃいけない‥なんてことは無い。
自分のことを決めるのは自分、そして・・・自分らしくあればそれでいい。
それは、事実上NARUTOを締めくくったともいえる「外伝」で、作者が最後に伝えたメッセージの1でもありました。
そして、
どっちを選ぶでもなく、《そんなのどっちでもいい事なの》と「第3の答え」を示した大蛇丸。
それも、大蛇丸から若い世代へと向けた「親」としての言葉だった・・・のかもしれない。
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(ナルト好きブログ! 2019/05/23)