うちはオビトが「ぶっ潰したかったもの」 カカシ外伝(239~244話)から・・・
週刊少年ジャンプの公式サイトで、NARUTOの2月カレンダー壁紙がダウンロードできるのですが(↓参照)
もうご覧になった方もあると思いますけど、このカレンダーって その月生まれのキャラクターの誕生日が書いてあるんです。例えば2月10日は「うちはイズナ」、18日は「鬼灯水月」、20日は「小南」、29日は「カブト」・・という具合に。
今年は閏年だから4年に一度の「カブトの誕生日がある年」なんですね。
・・・彼の場合、自分の本当の誕生日も知らないと思うので もしかしたら養父が「4年に一度でいいや~」とこの日に決めちゃったんじゃないかと・・(違うかな;) なんだかなぁ、全てにおいてカブトって気の毒な扱いを受けてる気がします。
そして20日ですが、小南だけじゃなくて「弥彦」の誕生日でもあります。 小南と弥彦が同じ日なんてね・・・あまりにも偶然過ぎるので、幼くして孤児になった彼等が「同じ日」を誕生日に決めたのではないか?と・・これまた余計な妄想をしております。
そして10日、この日もイズナ以外にもう1人・・・うちはオビトの誕生日でもあります。
イズナとオビトが同じ誕生日って、まぁ偶然なんだろうとは思いますが・・・気になるのはどっちかというと「血液型」です。2人とも「O型」なんですよね。フガク家はAとAB型一家ですから、オビト家のほうがイズナ直系なのではないか(あるいはマダラ直系)・・
データブックはあてにならない事もありますので そこから判断はしかねますが、「もし本当だったら」それは今後ちょっと物語に関係してくるかなという気はしております。(つまりオビトの瞳術「神威」はイズナ系か・・?という話)。
で、毎年2月10日にはオビトに関する小記事を書いてるんですよね・・・といいますのも私はかなりのオビトファンでして。大好きなんですよ、あの性格が。
たぶん多くの方は オビトとは「外伝にしか出てこないキャラ」と考えておられると思うのですが、私は本編に絡む重要人物と思ってます。 なぜなら・・・カカシ外伝とは「一部と二部の間に挟まれた、重要な伏線物語」であり れっきとした通し番号の中にある「本編」だからです。
読者には「これは外伝だからなぁ」と思わせておいて(でもしっかり読ませておいて)第二部をはじめる・・・このあたりに岸本先生の巧みな「かけひき」があるなと思っております。
で、実際に239~244話(いわゆるカカシ外伝)には、第2部で重要になってくる話がテンコ盛りなんです。。
波風ミナトという人物の紹介でもあり、飛雷神の術の紹介でもあり・・
千鳥誕生秘話でもあり(これはサスケの話にも関わってきますから)、カカシの写輪眼(神威を発動する写輪眼)の話でもある。
描かれているテーマも《チームワーク、仲間の大切さ》であったり、戦争の悲惨さであったり・・・
従来の《心を無くし ただ道具として存在する忍》という発想を打破して《心を大切にする忍》という新しい忍の在り方を考えさせる物語であり・・ 「写輪眼は移植できるもの」という話が初めて出てきた物語でもあるわけです。
そして今、忍達が第四次忍界大戦でやっていること・・・・それは、
今まで忍を鎖で縛ってきた古い「無秩序=システム」をぶっ壊して 仲間と守り合うための闘い。
・・・それこそオビトが求めていたものです。
もし掟やルールよりも仲間を大切にする忍が 本当の忍じゃないってんなら・・・『忍なんてのは このオレがぶっ潰してやる!!』とオビトは言っていたわけですから。
(なんだかなぁ・・・忍をオレがぶっ潰す、なんて言ってるのが当時は不自然に感じていたのです・・・今になって「忍」の意味が(古い忍システムという意味での忍)だと分かって、やっと納得できた気がします。にしても・・・意味ありげな言葉なんですよね)
つまり、カカシ外伝では 第二部というかNARUTOの最も重要なテーマが伏線として提示されていた・・ということかと思うんです。
オビトは「お前の眼になって・・・これから先を見てやるからよ」といって左眼をカカシに託したわけですから、カカシはやっぱりオビトが望んだ「この先」を見なくちゃダメなのですよね。古い忍システムがぶっ潰された「その先」を見なくちゃいけない。(そのためにカカシは生き返ったようなものだし)。
だけどカカシがオビトに一番詫びていたことは「リンを守るという約束を守れなかったこと」・・・つまりオビトの信頼を裏切ってしまった(と思っている)事ですよね。なんといってもオビトは「リンを守って欲しくて」左眼を託したわけですから・・・(その左眼の「眼軸」に己のチャクラを残し意志も残しているのかなと思ってますが)。
なんだかなぁ、「リンの死因」がオビトにとって とてつもなく悲しく やりきれないモノだったんじゃないか、という気がしてなりません。それこそ今の忍システムの犠牲になるような出来事だったのではないか・・と。
おそらく、これから先その話は語られるのでしょうが・・・出来るならカカシはオビトに直接会って、そのいきさつを話し 理解し合えれば一番いいのですけどね・・・。
そして私としては、オビトは実は生きているんじゃないかとも思ってるんです。第一部の最後にカカシが
「もしお前(オビト)が生きてたら・・・今のオレになんて言うんだろうな」と言っているのがオビト生存フラグじゃないかと思えてならないんですよね。。 第一部がこんな終わり方をしているってことは、いつかカカシはオビトに「何か」を言ってもらえるだろう・・と願っています。
239話つまりカカシ外伝冒頭で・・・
オビトはいきなり「遅刻」してきます。 その言い訳が『荷物を持ったヨタヨタおばあさんに道聞かれちゃってさぁ・・・』だったんですよね。
ミナトは持ち前のおおらかで「おばあさんに付いていってあげたんだよ オビトは・・・ね!」なんて嘘に乗ってあげてるんですよね・・。なのにカカシはバッサリと「ウソでしょ!」 「だいたいいつもいつも そうオビトの前に困った人がいるわけないでしょうよ!」と言っちゃうんです;
「困ったおばあさんを助けた」というのは「でっち上げの嘘」だと当然ミナトは分かっていたと思うんですよね。
だけど、もし本当にそういう状況になったら・・・ オビトは「掟やルールよりも 人助けを優先する忍」だってこと・・・ミナトは見抜いていたんじゃないだろうか。
だから、『もし本当にそういう状況になった場合』に オビトが迷わず「人助けを選択できるように」・・・ミナトはあえて叱らず嘘に付き合ってあげたんじゃないだろうか・・と思うんです。
そんなミナトの考えも分からず「先生は素直すぎです」なんて言っちゃうカカシは、まだまだ若かったな・・。
あの頃はミナトの優しさに甘えて?いつも同じ言い訳を繰り返していたらしいオビトですが・・・・
でも、オビトが岩の下敷きになってしまったあの時。
『神が住む場所という名を持つ神無毘橋』で・・・今度こそ本当に「困ったヨタヨタおじいさん」がオビトの前に現れてしまったんじゃないか・・?なんて想像してます。
その時、オビトはお爺さんを助けずにはいられなかったんじゃないだろうか・・とかね;
それは、もしかしたら神サマのような「じじい」だったりするんじゃないか・・とか(妄想爆走中です)。
☆また長駄文すみません。読んでくださってありがとうございます。
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