ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

うちはオビト・・・カカシ外伝で示された「答え」

うちはオビト・・・カカシ外伝で示された「答え」

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・さて、この人物は誰でしょう?
 
(いつもは下手な模写載せてますけど・・・これは模写ではわからないので、そのまま載せさせていただいています;)
 
左は13歳のサスケ(15巻・我愛羅を追いかけている時)、右は13歳のオビトです。
こうしてみると、サスケとオビトそっくり!
基本的に、同じようなイケメン顔立ち。 しかも「2つ勾玉写輪眼」まで同じw
 
同じうちは一族なんだから当たり前!と思うなかれ。 一族の中でも顔にはバリエーションがありますから(せんべい屋さん、警務隊とか見ると色んな顔がw) 
ただしイズナ、サスケ、オビト、トビは似ていると思うし、一方でサスケとイタチ、イズナとマダラは兄弟でもあまり似ていないんじゃないか・・なんて思ったりするんですけどねw 
 
・・・というのは さておき。 
 
2月10日は、うちはオビトの誕生日です。 毎年、誕生日当日に記事を・・と思いながら、だいたい遅れてしまう;今年も遅れた・・ 
うちはイズナとオビトの誕生日、そして血液型が同じ(O型)っていうのは、偶然なんでしょうか。うちはマダラの誕生日が12月24日クリスマスイブというのも、何かヒントなのか?と邪推してしまう。
・・・何とも 思わせぶりな誕生日設定でございます。
 
・・・というのも、さておき。   
 
最近の話の流れを見ていると、NARUTOってのは 実によく計算されつくされた漫画だ・・と、改めて感じます。
 
NARUTOという物語は、大まかに言えば 第1部で問題提起されたテーマを、第2部で成長したナルト達が1つ1つ解決していく・・・という物語だと思うのです。  
その中で「よく計算されている(というか、よくデザインされている)」と思うのは「カカシ外伝」の配置です。 
外伝を、「NARUTO」というストーリー全体図の中で「第二部開始直前」に置いたというところが、何とも絶妙だなぁ~~と。
 
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わけのわからない図ですみません。
aの部分・・これがNARUTOの最初のテーマ、ナルトが「里の全員に認めてもらって、火影になる!」
というテーマ。これが物語の一番最初に出てきたテーマです。 で、これはまだ サスケに認めてもらっていないし、火影にもなっていないので・・・まだその答えは出されていません。
出るとしたら一番最後(a')かな・・・・??
 
bの部分・・・これはナルトが最初の戦い(波の国)で疑問に思った「忍のありかた」「忍の存在意義」というテーマ。
これが今(b’)で その答えが出されつつあるように思います。
 
CとC’の部分・・これは第一部第二部両方共通のテーマであり NARUTOの中心となっている絆(親子、師弟、兄弟などなど)や、平和など・・それらが いろいろなエピソードで語られていく・・
 
そしてd...これが第一部と第二部の間に挟まれたカカシ外伝。
区切りのように、置かれているのですが・・・ ただの区切りともちょっと違うかなと思ってます。
一見すると、直接本編には関係のない独立した物語なのですが、「カカシ外伝」には 第一部波の国エピソードで提起されたテーマ(bの部分)の「答え」が散りばめられているんですよね。
 
つまり、読者の頭の中に《ヒントがこっそりと隠されている》外伝ストーリーをインプットさせた状態で、第2部を開始する・・・・。そして第2部でストーリーが進められていく中で、読者は外伝に隠されていたヒントに次第に気づいていくことになる・・・(といっても、どこかでこの答えを見たことがあるぞ、ぐらいにですが。)
この手法が、実に華麗なのです。
 
で、いったいカカシ外伝の「何」が第一部(波の国、bの部分)で提示されたテーマの「答えのヒント」なのかというと・・・うちはオビトという少年の生き様がそのまま答えだと思うんです。
今、忍達が直面している様々な問題・・・その答えを示すかのような、オビトの生き様。
カカシ外伝が伏線の宝庫だということが ここにきて よりハッキリしてきたと思います。(個人的な感想ですw)
 
たとえば・・・どんな「答」をオビトが示しているか?
一部書き出してみましたが・・
 
 
 
・「勲章と基準」
 
先日の今日のお題「ゲンマとライドウの会話」で書いた、「勲章と基準」の問題。 忍達は勲章や掟という基準の中で生きており、それが忍を縛ってきた・・という話。
ゲンマは、誰かが基準を決めてくれないと困る、と言っていましたが・・・。
 
少年時代のカカシも掟という基準で全てを判断していた一人。でもオビトはカカシにズバリと言ってるんですよね、
 
「てめーは心の優しさってもんがねーのか!いつもルールだ掟だうっせーんだよ!」
「要は自分の中の自制心だろーがよ」
 
オビトは掟なんかより、自分自身の基準「仲間を大切にすること」を優先しているんです。
オビトは掟や名誉よりも「自分の基準」で自分の大切なものを守った・・。
 
・「己を捨てない」
 
土影が、526話で言っていた『いつぞや捨てた己を ここで拾う!』
土影が昔「己を捨てた」というのは おそらく ≪自分が正しいと思うことを捨てて、名誉や掟を優先させたこと≫を言っているんですよね(きっと)。 
オビトという少年は、掟を破ってでも、仲間を大切にする(リンを助ける)という選択をしたんですよね。けして己を捨てなかった。 
 
『(仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ)・・あの言葉だけは 口先だけにしたくないんだ・・・』
 
  
・友のために流す涙
 
524話でカカシが言っていた『お前ら(再不斬と白)の死に様と涙は・・・お互いの絆そのものだったよ』。
友(仲間)のために、敵のために流す涙・・・涙に代表される「感情」それは長い間、忍達が禁じられてきたものでもあります。
 
オビトは「泣き虫忍者」。カカシがケガをした時にも涙を流す・・・ 
 
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「涙を流す忍者」だったオビト・・・なによりも「心」を大切にした忍。
 
我愛羅が戦争に当たっての演説で言っていた、「涙を流す忍」 そして「仲間を守るための戦い」。
・・・それはオビトの闘いそのものでもあります。
 
 
・忍の存在意義とあり方
 
『忍は国の道具として存在する』・・・それが今までの忍世界の常識。
でも、オビトは任務とよりも「仲間を守る」ことを第一にした。仲間を大切にしない奴はクズだと。
 
「それが正しい忍じゃないってんなら・・・忍なんてのは このオレがぶっ壊してやる!」
 
今カカシが暴れようとしているのは、忍を道具扱いするような今の忍の在り方を、ぶっ壊そうということなのかもしれません。。
 
 
・託す力
 
親子、兄弟へ自分の力を託すという話は今までも描かれていましたが・・・敵やライバルに託す、というのは あまりなかったような気がします。
オビトは、ライバルであったカカシに写輪眼を託します(しかもうちは一族ではないカカシに)。当時としてはあり得ない話だったと思いますが・・。
でも今度の戦争では、敵であったサソリがカンクロウに傀儡を託し・・・再不斬がカカシに首斬り包丁を託しています(首斬り包丁も、一応カカシに託された、と考えてます。)
味方だけではなく、「敵」にも未来を託す・・・これが本当の闘いの姿なのかもしれません。
 
 
・仲間を守るための力
 
「今は分家として宗家の血を守るのではない ただ仲間として守り合う!」 
・・・526話でヒアシが言っていましたが・・日向の呪われし呪印も、これからは仲間として守り合う印に変わっていくのでしょうか。
 
かつての日向の呪印や、呪われた一族と言われた血継限界、里の恐怖となってきた人柱力。
力というものは憎しみや恐れを抱かせ、それを持つ人たちを死ぬまで縛ってきたわけですよね。
そして「うちは」の力も、必ずしも「誇り」となるわけではなく、重荷として のしかかることもあった・・・・
 
写輪眼を開眼していなかったオビトにとって、うちは一族という名前は重荷でしかなかったみたいですね。
ゴーグルで目を隠したくなるほど、プレッシャーになっていたわけですから。
でも、彼はその力を「仲間のための力」と思った時、写輪眼を開眼し その重荷を力に変えることが出来た・・・。
 
「ここは・・・仲間はオレが守る!!」
 
これから登場する穢土転生された人柱力たちや君麻呂・・・背負った力の重さに苦しめられてきた彼らが、その力を仲間のための力と誇りに思うことができるのでしょうか。
 
 
外伝の、オビトの生き様に隠されている「答の数々」。 う~ん、まだまだ他にも隠されているんじゃないかと思います。 カカシ外伝は・・・やはり伏線の宝庫(←しつこい)。 
 
 
☆ ・・・にしても、オビトの強烈な「コンプレックス」。  
うちはの名前が、何故あそこまで彼にプレッシャーを与えていたのか・・・その謎は解明されないだろうか・・・;
スゴ~く気になるんですけどね。
よほど、うちはの中でも優秀な家系なのか、優秀な兄がいたとかかな・・・?と(シスイとか・・・・)
 
☆ダラダラ長文、いつもすみません。読んでくださって有難うございます。