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オビトの『本当の目的』は何だろう・・? (十尾と、オビトとリンの夢)

オビトの『本当の目的』は何だろう・・? (十尾と、オビトとリンの夢)

 
さて、今回は 以前の雑考「遅刻の理由2」の続きでもあるんですが・・・「オビトの本当の目的について」をちょっと。 
 
オビトの「月の眼計画」とやらは、ど~も疑問点が多いんです。今週606話を見ても、オビトがマダラから言い渡された指令は《長門を手なずけて 散らばった尾獣共を集め 長門の輪廻天生でマダラを・・》なんですよね、実にシンプル。 これだけなら、もっと早く準備できたでしょ?と思うのに・・オビトがやってきた事は実に「寄り道」が多すぎ。 だから、マダラさんに「今まで何をやっていた…」なんて言われる(601話のマダラの台詞)。
 
それが、オビトはマダラとは違う事を考えているのではないか・・?と思える理由でもあるんですが・・・
 
オビトの「本当の目的」。
 
それは、十尾と忍達を向き合わせる事じゃないだろうか?と思えてきました。
・・・そして、それは「リンとの本当の約束」のためでもあるんじゃないだろうか、と。
 
 
 
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今週606話・・満月の光に照らされて、リンを抱えるオビトの姿・・・私には小さな十尾にも見えたんです。 一つ目の、小さな十尾。
 
小さな十尾・・いわば、小さな外道魔像。月の光の中で小さな十尾が人間を抱きしめている・・・それって、まさに無限月読の世界みたいなものなんじゃないか・・?無限月読ってのは、十尾が見る夢なんだろうか。
傷ついた人間をそっと抱えこんだ十尾が見る夢・・それが無限月読の世界なんだろうか。
 
 
しかし・・オビトにべったり張り付いている、あの「グルグル」って、いったい何者なんだろ。
 
これ、来週あたりに答えが出るかもしれないから、ズレまくったこと言ったら恥ずかしいけど(ま、いいか) 『今のところ』グルグルは十尾の意志じゃないかと思ってるんです。 (今のところ・・・と、逃げ道を作っておく。)
 
そもそも、十尾って・・・。
 
「十尾と人間」って、まだ和解していないんですよね。あの六道仙人ですら、十尾との和解は出来なかった。 
 
六道仙人がかつて造った「平和」とは、『無限月読』だったんじゃないかと疑ってるんですが・・でも仙人は、自分と十尾の関係は間違っていたと思ってたんですよね。 だから尾獣達に いつか「私の中に居た時と違い 正しく導かれる」時が来ると言っていた・・。そして「答え」を後世の者に課題として遺した・・・
 
つまり、今の忍達が これから向き合うべき課題は《十尾とどう向かい合い、どう共存していくか》だと思うんです。
 
本来、「十尾」つまり天目一箇神、でいだらぼっち・・・という存在は、自然そのものの神的存在で、人間に恩恵を与えてくれる純粋なモノだったんじゃないだろうか。 だけど人間達の争いや憎しみで十尾は怒り、その憎しみは人間にも向けられるようになったんじゃないだろうか・・と考えてます。
 
そして六道仙人の死後、「十尾との和解」という課題は、ずーっと先送りされてきたわけです。
でも、いつかは向き合わないと、永遠に「尾獣を巡る争い」は無くならない。そして・・・人柱力達の悲しみも、尾獣達の悲しみも終わらない。 だから、いつかは口先だけじゃなく、行動しないと尾獣の問題や平和の問題は解決しない。
 
今もどこかに存在すると思われる「十尾の意志」は、忍達の世界をどう思って見つめてきたのだろう・・?
未だに尾獣を兵器として戦争に使い、懲りずに戦ってる忍共に十尾は絶望してるんじゃないだろうか?
あの夜の月の涙は、本当に十尾の涙だったんじゃないだろうか・・? 
 
だから、リンの死を悼んでいたのは・・・オビトだけじゃない、十尾も悲しんでいたのかもしれない。
そして・・相変わらずの忍共に、怒ってるんじゃないだろうか・・。
 
マダラがやろうとしている『無限月読』も、とりあえずの「平和」でしかないんですよね。 
十尾の力を利用して 仮の平和を造るだけ・・・ でも、それじゃあ平和も尾獣の問題も「問題を先送りにしている」ことに変わりはないんです。そして尾獣を利用してることも、変わらない・・。
 
もし、グルグルが十尾の意志を持っているのなら・・・本当はマダラとオビトを利用して、自分を復活させようとしてるのかもしれない・・なんて思うんです。 だけど、オビトの人間性に触れるうちに グルグルは少~しずつ考えを変えていくんじゃないかと思っているのですけどね・・(これも来週あたり、全然違う話がでたら・・すみません)
 
オビトが言ってる「約束の時間」・・・それは、「十尾との約束」でもあるんじゃないかと思うんです。
 
いつか『忍達を 十尾とちゃんと向き合わせること』をオビトが十尾と約束したんじゃないだろうか・・?
 
そして、『そのための場』をセッティングすることを、十尾(グルグル)に約束したんじゃないだろうか。 
それまでに、忍達が「尾獣との共存と平和への答え」を出して、ちゃんと十尾に示せるようにする・・・という約束で。 いつか、解決しないといけない問題なのだから・・。
 
そのために、オビトは尾獣達を集めて「十尾」を復活させ・・・(たとえ完全体ではなくっても)
バラバラだった忍大国を1つにまとめさせ、『平和と、尾獣との共存への答え』を見つけさせようとしてきたんじゃないだろうか・・・?
 
オビトの目的が、ただの無限月読なら・・・さっさと神威で人柱力達を狩ればいいだけのこと。
なのに、暁という組織を率い世界を震撼させ・・五影会談を開かせ、
そして会談が決裂しそうになれば、サスケを投入して五影を「共闘」させ 互いに協力させて・・・
さらに宣戦布告することで、大国を1つにまとめさせた。 
 
そして、なぜか「無限月読」に関係なくナルトとサスケを育て・・
ナルトには「イタチの真実」を語ってサスケのことを理解させる。
 
・・いったい、何のためなんだ??
 
 
オビトが今までやってきた事をみると、首を傾げたくなるような行動と結果ばかり。どう考えても「無限月読計画」とは外れてる・・・・。
 
で、結果として・・・オビトの行動は、忍達にこういう答えを出させているんです、
 
《忍世界は 尾獣を兵器として使うことを止めることができ、千手とうちはは和解し(たぶん)、そして忍世界は1つになれる》 ・・・というね。
 
この答えは、忍達が『復活した十尾』と向き合う時のための「答え」のような気がしてなりません。
 
オビトは、そのために自ら忍世界の敵となり、無限月読計画を掲げる事で忍達に共闘させるのが目的だったんじゃないだろうか? だから、オビトはマダラ爺ちゃんが出てきちゃったことで、面倒な事になったと嫌な顔をしたんじゃないだろうか・・。 
あ、でもオビトは・・・マダラ爺ちゃんを嫌ってるわけじゃないと思うんです。マダラの本当の願いが「平和と愛」であるとオビトは分かってると思うんです。だけど爺ちゃんのやり方では、本当の解決にならない・・問題の「先送り」でしかない。 だから違う方法で「平和と愛」を実現しようとしてる・・。
 
では 《なぜ、オビトがそんな事を考えていると思うのか?》というと・・・
 
やはり、リンの為だと思うんです。
 
リンが死んだばかりの頃は《リンの居る世界を創る》と考えて、マダラのシナリオに忠実に動き始めたと思うんです。でも ある時から、オビトはマダラとは違う道を歩み始めている。 
・・・そのキッカケが「リンの真実」を知り、忍世界の人柱力システムの問題点と 十尾と人間の関係を知ったからなんじゃないか?と思うんです。
 
もしリンが、尾獣関係の事に巻き込まれて命を落としたのだとしたら・・リンが本当に望む世界とは何だろうか?
・・それを、あのオビトが考えないハズが無い。 自分の願いなんかより、リンの願いが一番のハズなんだから・・。
 
リンが望む世界・・・それは、もう二度と尾獣が兵器として利用されない世界だと思うんです。 
 
だから、オビトはリンが本当に望む世界・・・《尾獣と人間が完全和解を果たした平和な世界》を創ろうとしているんじゃないだろうか?「無限月読」だって、結局は尾獣達の力を利用しているだけであって、問題の先送りに過ぎない。・・そんなの、リンが望むはずがない。それじゃ、解決にならない。
 
そして、オビトにとって本当に守りたいもん・・・それは「リンとの約束」じゃないだろうか。
それも「リンの居る世界を創る」という一方的な宣言とは別の・・・『本当の約束』。
 
ではオビトは、リンとどんな「約束」をしているのか。
 
それは・・
 
599話に登場した《オビトの過去の記憶》。あの中に、、おそらくオビトが《一番大切にしていると思われる記憶》があるんです。
 
《歴代火影岩に自分の顔を合わせ、「オレの夢は うちは一族初の火影になる、そして平和な世界を創るんだ!」と言ってそうなオビトと・・・それを真剣に聞いて「オビトなら立派な火影になれるって信じてる!頑張ってね!」とでも言ってそうなリンの絵》。
 
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この時のオビトの嬉しそうな笑顔・・・ この時が、オビトにとって一番幸せな時だったんじゃないだろうか。
 
リンが、自分の夢を信じてくれた。 
だから、オビトはあの時の言葉を口先だけにしたくないんじゃないだろうか・・・?
だってリンが信じてくれたんだから。 
 
火影は無理でも、そのかわり リンが望むような世界を創ってみせること・・・・・これがオビトとリンの約束なんじゃないだろうか?
 
だからオビトは、リンが望んでいるはずの『十尾と人間の本当の和解、そして本当の平和』を創ろうと考えているんじゃないだろうか。 そのためだったら、オビトは・・・自分が世界を敵に回した悪者を演じる事だって構わないんじゃないだろうか・・。
 
ただ、世界で一人、「ちゃんとオビトの事を見ててくれる」人がいるならば。
 
・・・リンは、オビトの「本当の良さ」を分かってくれてた唯一の人なんです。 
 
入学式の時も遅刻したオビトの為に書類を預かり・・ 毎回遅刻するオビトを、リンだけは『いつも』笑顔で迎えていた。 オビトは、だらしなくて遅刻する訳じゃない・・・お年寄りを助けてるから遅刻するんだと、オビトの言い訳をリンは信じてたと思うんです。
 
 
「ちゃんと見てんだから」
 
 
リンは、きっと・・・今でもどこで オビトをちゃんと見てくれている。
誰も知らない、オビトの「本当の姿」を信じてくれている。
そう思えば・・オビトはどんな役割だって、出来るんじゃないだろうか。だから、オビトはあの時リンに語った「平和を実現させる約束」は、絶対に口先だけなんかに出来ない・・・「絶対譲れない」んじゃないだろうか。
 
 
「十尾との約束」・・・
 
それは全て、「リンと一緒に見た夢の実現」のため・・・じゃないだろうか?
 
 
 
 
 
 
 
1つの可能性程度の話ってことで・・・お願いしますw
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
 
 
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