ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 606:夢の世界 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ47号)  その3

NARUTO 606:夢の世界 その3

(その2の続きです)
 
・帰る場所
 
「そのために帰ってきた」
 
あれほど「木ノ葉に帰りたい」と言ってたオビトの“帰る場所《居場所)”が、ついに外道魔像のある場所・・現在の暁アジトになっちゃったんですね・・。私としてはいずれはオビトの本当の「帰る場所」に戻れる日が来てくれると願っているんですけどねぇ(願望)。 マダラは「誰かに見られてない事」をに気にしており、白ゼツは「目撃者がいない事」を報告する。・・・やはり全てはマダラ爺ちゃんの「予定」通りだったらしいですね。
 
カカシに手を出さなかったことを「かつての仲間だけに未練があったか・・?」と尋ねる爺ちゃんに、
 
「違う…どうでもよかっただけだ この世にあいつが生きてようが死んでようがもうどうでもいい・・」
「これから創る世界にカカシは居る・・・」
 
「リンも」
 
・・・なんて言ってますが、倒さないどころか結果的にオビトはカカシを敵から守った。 
 
オビトがカカシを残したのは、カカシを(理由は分からなくても)理解していたからだろうし、そして何より大きな理由は・・・オビトは《仲間を大切にしない奴は それ以上のクズだ》というあの言葉だけは絶対に口先だけにしたくなかったからじゃないかと思うんです。たとえカカシは約束を口先にしても、オビト自身は「自分の言葉はぜってー曲げられない」んじゃないだろうか。 だから、今のカカシに「口先だけの男に成り下がった」なんて言ってるんじゃないだろうか・・
 
《これから創る世界にカカシは居る・・・》
 
オビトは、カカシとも一緒に居たいんですよね。 たとえライバルであろうと、カカシには居て欲しい。 
オビトの夢は、カカシと二人で大切なもん・・リンを守りたい。
 
だから、マダラみたいに因果の片割れを捨てて創造する「造る」ではなく オビトは「創る」でありたいんですよね。
やっぱりオビトは因果を本当には断ち切れてはいない・・・これがいずれオビトとカカシの共闘という「成果」につながると思ってます。 (本当は・・マダラだって「柱間」という因果を断ち切りたくはないハズなのに)。
 
だけど、新しく創る世界に皆居るから、この現実地獄での生死は関係ないって発想は・・正直危なすぎるなぁ・・。 
 
「オレに夢の世界の創り方を教えてくれ」
 
「マダラ」
 
「・・・・・・」 (ニヤリ)
 
「もう礼はいらん・・・ こっちへ来い」
 
 
 
「じいちゃん→じじい→クソジジイ」からついに「マダラ」になりましたか。
マダラも思わずニヤリ・・って、マダラの笑顔ってのも見たことがありませんが、この時は『本当はスッごく嬉しかった』んでしょうね。
「オビトを手懐けた」っていうニヤリでもあっただろうけど、気が遠くなるほど長い間孤独だったマダラさんだから、かつての自分にそっくりな血を濃く受け継ぐ子孫のオビトが理解してくれたことは・・・本当なら抱きしめてやりたいぐらい可愛いと思えたんじゃないだろうか(出来ないだろうけど)。
 
 
「今日からお前が救世主だ」
 
 
これ「今日からお前が救世主、つまり今日からお前がマダラ」という意味でもあるのかもしれない。 でも、マダラが「救世主」って言うとはね… やっぱりマダラは本気でこの世を救済するつもりではあるんですよね。そしてオビトも、もちろん。
 
「その名が力」だとか憎しみの塊みたいな言い方をされちゃってるマダラですが、マダラ自身は自分を救世主だと思っていたんじゃないだろうか。 ただ、誰にも理解されない孤独な救世主。 
“戦闘狂”と誤解される仮の姿とは裏腹に、本心は愛だけの世界を造りたかったりする人なのに・・
ったく、マダラさんは愛情の表現のしかたが下手だっての・・・
 
 
・夢の創り方と造り方
 
オビトが「創り方を教えてくれ」って言ってて、マダラは「~造り出せる」と答えてて・・・ずっと「ツクル」の文字がズレっ放しなのが面白い。口頭じゃ分からないもんね。
 
夢の世界では、魔像の力を借りて《広く細かく何でもできる》 そして《白紙だがオレの意志を投影して何でも造り出せる・・コントロールすることも》 死んだ人も生きてることにでき、自分を若くする事も出来る。
オビトは、カカシとリンと3人で一緒に居たあの頃に戻りたいんだろうなぁ・・・13歳の頃の状態に。
 
しかしマダラが輪廻眼に開眼したのは本当に「寿命で死にそうになった時」で、それまでは傷口に移植した柱間細胞は何も起こらなかったという。 マダラが若く元気なころは柱間細胞が抑えられてしまい、死にそうになって己の力が弱まった時、やっと柱間細胞が活性化して輪廻眼開眼につながったのだろうか。
 
で・・・外道魔像つまり十尾の器(抜け殻)を月から口寄せしたのは、輪廻眼開眼直後のマダラ自身だったんですね。私は、あの魔像は長門があの半蔵・ダンゾウ戦で月から口寄せしたのだと思っておりました;
 
そしてマダラは魔像を月(封印石と言ってる・・六道仙人の地爆天星ですよね)から口寄せした後、すぐに長門に輪廻眼を移植したらしいですが、実際にどうやって他人(しかも忍じゃない)の子供に眼を移植出来んじゃろ~と謎だったんですが、グルグルに言わせれば
 
「あの子が子供の頃に気付かれないよう移植しておいたんだぁ~」
 
・・という、何とも気が抜けるようなお答え(笑
 
チビ長門が前髪を長くして目を見えないようにしてたのは、彼の両親が「突然変になっちゃった我が子の眼」を気にして隠してたんだろうか・・;まぁ…そう受け取っておくしかあるまい;
 
で、オビトがマダラとして長門接触したのはこの直後、つまり終戦間近の九尾事件の少し前でしょうか。
 
しかも・・・まだこの時弥彦も居るみたいだし、長門も若い。
むむ・・長門って、第二次忍界大戦の終わりごろに自来也に修行してもらってますから(10歳まで)オビトより年上かと思っていたんですが、この絵を見る限りほぼ同世代の感じですねぇ・・ 
つまり自来也長門達に修行をつけたのは、やっぱりミナトよりも後で、意外と最近ってことみたいですね。弥彦が殺されたのはこの直後なんだろうか(時系列泣かせ)
 
以前、オビトは“暁”を弥彦に立ち上げさせたのはオレだとか言ってましたが、この時既に結成されていたのか、このあとなのか? 私は組織に「暁」って名前を付けたのが「誰なのか」気になってるんです。・・・だって「暁」ってのは夜明け、夢が醒める刻のことですから。 夢の世界に連れて行く人が付ける名前とは思えないんですよね・・。
 
 
・白ゼツと黒ゼツ
 
外道魔像を触媒にして柱間細胞を培養し、つくられた柱間のクローン「劣化した柱間」が白ゼツ。
そして黒ゼツはマダラの意志を入れてつくられた、いわば「劣化したマダラ」が黒ゼツだったとは・・・しかし黒ゼツって「全テノ地ハ・・」なんて言ってたし、マダラの意志だけじゃ無いような気もするんですがね。
 
でも、マダラさんったら・・・柱間と合体するとは(笑 
 
「半分(つまり黒ゼツ)はオレと思え」って・・。だからオビトは黒ゼツの事は煙ったく思ってるんですね.、戦争が始まってからもオビトは黒ゼツを「大名達担当」にして、遠ざけてましたよね。 それに今までオビトは黒ゼツの前では本音をこぼしてない気がします。
 
そしてペインを動かしていたあの六道の術に必要な黒棒も「マダラの意志を形にしたもの」。なるほど、ではこの前オビトの体から木遁と一緒にニョキニョキと生えた黒棒も、マダラの意志だったんですね。あれはオビトに移植した柱間細胞の中に混ざっているのか、グルグルから出たモノなのだろうか(オビトの中に仕込んであるなら、ちょっと時限爆弾っぽいし精神も影響されるんじゃないのかな)・・。
 
私してはグルグルってのは十尾の意志が入った人造人間じゃないかと思っておりますが、このあとグルグルとオビトに間に何が起き、何がキッカケでオビトがマダラとは明らかに違う道に進むようになったのか・・・・ひじょうに気になっております。つまり《いつ、トビになった・・・?》  
いつ、オビトがマダラのシナリオを離れ「こっそり」己のシナリオ(第三のシナリオ)を進めるようになったんだろう・・って。 
 
 
「・・・さあ・・・動け・・・」
「オレが・・・復活する・・する迄の間・・・・ お前が・・・」 (マダラ)
 

(・・・!?)
(誰だ?) (長門
 

「うちはマダラだ」 (オビト)
 
 
・・・そういうことだったのか・・・
 
 

・マダラの断ち切り
 
オビトに『うちはの禁術』 (イザナギイザナミかな)と、六道の術、そして陰陽遁を教え 黒ゼツに意志を遺したマダラは、自ら生命線である魔像と自分をつなぐ管を断ち切った・・・ 
これが、今まで下っ端に裏切られまくってきたマダラの「現世との断ち切り」。 皮肉にも、マダラがこの世界にやっとつながりを得られたのは「この世界を断ち切る時」だったとは。
 
でもねぇ・・イタチとサスケ兄弟の愛の物語に続いて、オビトの愛情の物語に「愛だけの世界を造りたい」マダラの物語・・・こうしてみると うちは一族ってのは実に「愛」に溢れた一族じゃあないだろうか?
 
彼らは「力を求める事を運命づけられた一族」だったけど、彼らが本当に追い求めていたのは「愛」だった・・・。それが真実の「うちは一族の姿」なんじゃないだろうか・・? 
 
マダラもオビトも、シスイもイタチもサスケも・・人一倍愛情が深い人達。
そう考えたら、やっぱり万華鏡写輪眼の本当の開眼条件は「愛情に目覚めた時」じゃないかと思うんです。
 
そして・・彼等は影であって、闇では無い。
 
ただ・・・連合側とは「愛と平和」の実現手段が違うだけ。 うちは一族は陰遁(幻術、夢を形にする)の使い手だから「幻術」で実現しようとする・・ どっちがいい悪いじゃなくって、ただ実現方法が違うだけじゃないんだろうか?
 
ただ、マダラは裏切られ続け 下っ端(後継者)を信じられなくなっちゃってるから、自分でやるしかないと思ってる・・ 
 
その結論が無限月読で「造る」世界なわけだけど、考え方によっちゃあ これだけ裏切られても懲りずに「平和と愛」で世界を導きたいマダラの愛ってのは、とんでもなく大きな無償の愛なんじゃないだろうか? だけど自分の主張を通すために「この世界は地獄だと体感させる」なんてのは、愛情を「力」でしか表現できない・・・不器用さ丸出し。 このマダラの不器用さも、見てると愛おしく思えてしまうんですけどねぇ。
 
マダラの、この世で「受け継がれていくのは愛情じゃなくて憎しみだけ」という絶望。
 
それを「そんな事は無いよ、爺ちゃんアンタの愛はこの世界でも受け継がれるよ」と唯一証明できるのは マダラの子孫(下っ端)であるオビトじゃないかと思うんです。マダラの愛を、幻ではない現実世界で十分実現できるってことを「行動で証明できる」のは・・子孫のオビト、キミしかいないだろ、って。 
オビトが一度断ち切った因果の相手「カカシ」との共闘で、爺ちゃんを止めて証明するしかないだろう・・・と。 

本当には絆を「断ち切れてはいない」オビトが 忍世界の外側から・・・そしてカカシが内側から。敵と味方という“枠”をぶっ壊してくれたら。
そうすれば「うちはと千手の未来」を、マダラ爺ちゃんも未来の後継者サスケとナルトに安心して託すことができるようになるんじゃないか・・なんて。 
 
 
だからマダラ爺ちゃんを救えるのは、「年寄りのヒーロー」のオビト、キミしかいないんじゃないか?
それこそが本当の「礼」なんじゃないだろうか。
 
 
やはり・・・世界を変える事ができるのは、枠に収まりきっていない忍達なんだと思います。
その一人が、好きな女性の為に世界を変えちゃおうと思ってる、忍世界では『枠から外れまくる』忍なんてのも・・・・
 
それも、いいんじゃないだろうか・・?
 
 

「本当の変化とは規制や制約、予感や想像の枠に収まりきっていては出来ない」のだから。
(イタチの言葉・・・222話)
 
 
 
 
 
 
☆オビトが六道仙人と十尾に詳しかったのは、マダラから幻術を使った説明を受けてたからなのかぁ。
 
 
長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
 
 
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