ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 628:ここに、そしてこれから 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ22/23合併号) その3

NARUTO 628:ここに、そしてこれから (3)

(その2の続きです・・・)
 
「唯一繋がってたオレと十尾を切るからだ… 抑えがきかんぞ…」
「もうそろそろ人柱力になった方がいいんだろうがな…」 (オビト)
 
「(もう)抑えがきかんぞ」ってことは、今までは「抑えていた」ってことですね・・・そして「唯一」繋がってたオレと十尾という事は、マダラも十尾と繋がってはいたけど、「(本当の)つながり」を持っていたのは「グルグルと同居していたオビト」だったのではないか・・と思うのです。 
グルグルとオビトは、リンが死んだあの日、満月と一緒に涙を流し、痛みを共有したのではないか…あれからグルグルとオビトは「忍と尾獣が共存できない世界」、「尾獣を道具として争いを永遠に止めない忍の世界」と見つめてきたのではないだろうか・・?
 
 
・「九尾の人柱力と、十尾の人柱力」・・・
 
 
今週のジャンプ85頁下段ですが、「九喇嘛と、九喇嘛に顔を向けて会話するナルト」の絵(十尾が天変地異をやるつもりだと九喇嘛が言ってる絵)、「十尾と、十尾に顔を向けて会話している(ように見える)オビト」の絵が、左右対称的に配置されているのが印象的です(十尾も、オビトには おとなしく顔を向けてる気がする…)
 
(ナルト以外に、「心の中で別の存在で会話してるかもしれない」のは、オビトもそうだったのではないかと・・)。
 
「ナルトとオビト」、「九尾の人柱力と十尾の人柱力」のように「対称的に配置されて描かれている」のは、以前もありまして、612話(64巻81頁)下段で ナルトとオビトが「横顔のシワ(線)を見せて対称的に並べられている絵」がありますが(↓参照)・・・
 
603話の「リンリンリン」 「バカバカバカ(カカシ)」は やはり「ヒント」で、「オビトオビトオビト」でトオビ・・あの話で登場したグルグル・・・は十尾(かも)、十尾と関わる運命にあった人だったのではないか、という気がしてならないのです・・。
 
イメージ 1
 

九尾の人柱力であり、かつ十尾を分割して六道仙人に創造された「尾獣達」から意志を託されたナルトと、十尾の人柱力になろうとし、十尾から意志を託された可能性のあるオビト。 2人の出会いも、これもまた運命的なモノなんじゃないだろうか。
 
グルグルが忍達をどう思って見ているのかは分からないし、オビトの真意だってまだまだ分かりませんが、今までの行動で判断するならば オビトは忍達と尾獣の共存の可能性を探し求め(ビーのことを完璧な人柱力と言っていましたし)、忍達が尾獣を巻き込んだ戦いをやめられるかどうか・・・最後の「賭け」に出ていたのではないか、最後の希望をナルトとサスケ、そして忍達に託していたのではないか・・それを「約束の時間」までに叶えるために計画を動かしていたのではないかという気がしています(今のところ)。 
 
尾獣と人間の「在り方」・・・つまり六道仙人が後世の忍達に「託した」問題を、解決できるかどうか・・・
 
そう考えると、オビトの「約束」の相手とは、当初十尾かとも思ってたんですが、「六道仙人のジジぃ」の可能性も考えられてまいりまして・・・なにせ木ノ葉のジジババなら全員知ってるとまで言っていた「年寄りの手助けモットー」の彼なら、手助けをする羽目になった「爺ちゃんズ」は、マダラ爺ちゃんのみならず、「六道仙人のジジぃ」も含まれている可能性はあるんじゃないかと・・ 
 
マダラ爺ちゃん、十尾、六道仙人…「各種ジジイ御用達」の可能性もアリではないかと…
 
 
・そして、その一人、マダラ爺ちゃんですが…
 
「・・・・・・・」
 
(…やはり間違いない・・・)
(このチャクラ…)
 
イメージ 2
 
(柱間ァ…!!!)
 
冒頭で取り上げたマダラさんのお顔に、やっと戻ってまいりました(笑)
 
マダラが打ち震えるほど興奮しているのは、友との再会の時を「死ぬほど待っていた」からじゃないかと思えてきます。 五影戦で散々粘り、しつこいまでに「柱間」への執着を見せたのも(柱間の術ばかり使ったり、柱間の顔を見せたり、柱間じゃなければ止められんと言ったり、綱手に執着したり等々)、早く柱間を出さんかぃゴラァ~!と言いたかったのかぁ・・・なのに「通じなくって」苛々していたんだろうかと思ってしまいます。
 
マダラは、十尾復活で起こる事態を予想していたと思われますが、その場に柱間を「呼び出し」、十尾の人柱力になって柱間と闘いたかったのか、そして柱間に「救世主」になって欲しかったんだろうか。 
相反する2つは「闘う」ことで本当の平和は訪れる・・・『誰よりも柱間を信じるマダラ』は、それを成し遂げられる男は柱間以外にいないと考えていたのだろうか。 それとも二人で世界の「救世主」になりたかったのか…
いずれにせよ、マダラは先の先まで見据えて、後世の忍達までずっと「見守る」究極の方法として、このような舞台をお膳立てしたのではないか・・と考えておりますが、究極にわかり辛いマダラの「真意」も当然ながら、まだまだ私には見えてはまいりません。
 
しかし、この場に柱間が来て、さらにサスケも来たら・・・「新旧の運命に選ばれた者たち」が揃うわけで、最終的に「全ての運命に選ばれし者達」が共闘する可能性もあるんだろうか?と想像したりしますが、それはともかく・・・まずは「本当のマダラ」を唯一知る柱間が、“友として”マダラのところに来る・・これがマダラと忍達を「つなぐ」結果になる事を、私としては期待したりしています。
 
そして・・・ついに十尾が「天変地異」を起こし始め、終焉の幕開けのような状況になるのですが…
ここでタイトルの2つめの言葉、「これから」が登場しますが…
 
「……」
 
「これからだぞ……」
 
「楽しいのは!」 (マダラ)
 
…って、子供か!
 
 
そして、九喇嘛チャクラ(ナルトチャクラ)を貰って「八尾を出し入れした時よりも はるかに大きなチャクラを得ている」カカシが、ついに十尾を「消す」タイミングを定めたようですが…
 
 
「十尾を今度こそ…消す!」  (神威!!) (カカシ)
 
「狙ってたようだが それはオレも同じだカカシ」 (オビト)
 
「!!」
 
(カカシの肩をガッ!とオビトが掴んで、2人はがっぷり四つに見つめ合ってズオオオ・・・と時空間に呑まれていく・・・)
 
「カカシ先生!!」 (ナルト)
 
「ナルトこっちを頼む!!」
 
どうやらオビトも「天変地異」開始の「この時」を待っていた様子ですが、カカシの「ナルトにこっちの世界を託すような言葉」にも、二度と戻れない事さえ「覚悟」した重さを感じます。 
要するに、本当にただ事ではない…カカシとオビトにも、遂に「決着」の時が迫ってるのではないか・・・。
 
十尾の「天変地異」、雷と竜巻が天地を覆いこの世の終わりのような… 以前、サスケがイタチの眼を移植してアジトで包帯をしていた時、白ゼツが「次にモノを見る時はまるで別世界になってるよ…面白くなりそうだ!」と言っていたのは(55巻515話)、限月読世界の事を言っていたのか・・それとも天変地異の事を言っていたんだろうか。 
もしサスケがあのままジッとしていたと仮定しても、「天変地異」まで起きたらさすがに動き出しただろうし、オビトが「意図的にサスケを放置していた」のは、「このタイミングでサスケを呼び出す」ことを計算してたんだろうか・・とも思えます。ならば、「オレがナルトとサスケをぶつける」と言っていたオビトは、それまでにナルトを運命に選ばれた一人として「完成」させておく必要があったのだろうし、時空間に移動する前に「ナルトの意志を最終確認」しておきたかったんじゃないだろうか。
 
この状況下で、「運命に選ばれた2人」がどう十尾と向き合うか…六道仙人のジジぃに見せる時が近づいているのだろうか。 まさかそこに「かつての二人」であるマダラと柱間、さらにはミナト達まで加わろうとは、さすがのオビトも思ってなかっただろうなぁ・・。 
 
さてオビトは、このタイミングでカカシと共に「時空間」に入って、一体どうするつもりなのでしょう・・ 直前にカカシに「神威猛特訓」をした成果が問われる時なのでしょうが、オビトは十尾の人柱力になる覚悟のようだし、人柱力になるためには「時空間」に入る必要があるんだろうか。
 
それとも、いよいよ計画の「最終段階」に入る為に、カカシとの「共闘」で何か成し遂げなければならない事があるのか・・・(左右両方の眼が揃っての「神威本当の力」が必要なのか)。 あるいは「もう1人の神威ユーザーである」カカシに、何か「後を託す」事があるのか(オビトが時空間に「保護」した(かもしれない)シカク達を戻す役割とか・・・)。
 
オビトは自分が「十尾」と一体になって、最後まで「敵役を演じきる」つもりだろうと想像しておりますが、いずれにせよ カカシとオビトは「腑を見せ合う」時が来るのではないかと思います。 今まで何を問われても「答えることができなかった」オビトも、やっと「大仕事」を一段落させることができ、遂にカカシにだけは「本当の思い」を語れる時が来るのではないかと・・・。
 
その間にミナトが到着し「事態」を知ることになるのでしょうが…カカシとオビトが出てくる「前」に、ミナトの口から「カカシとオビト」の話を、ナルトとサスケに伝えてやってほしいと思ってしまうんです。 
だって、ナルトはまだオビトが「繋がりを断ち切りたいヤツ」だと思いこんでいるし、オビトがかつて「仲間を誰よりも大切にした忍」であり、ナルトが忍になった日にカカシに教えられた「あの言葉」を言った憧れの英雄が「オビト」だということを、ナルトはまだ知らない・・・。
そしてサスケも、カカシの写輪眼が「オビトから託されたプレゼント」であることも 千鳥を完成させたのが「オビト」であることも、まだ知らない・・・。
 
オビトの本当の姿を知れば、ナルトもサスケも、この戦争の本当の意味を やっと知る事ができるのかもしれない(と思うんです)。
 
既にカカシだけは、オビトは「何かを考えている」ことに気付いていますから、これからオビトに「真意」を問うことになるんじゃないかと思いますが、それには避けて通れない2人の共通の痛み、「リン(仲間)の死」も語り合うことになるでしょうし・・・それを乗り越えた時、2人は「本当の意味で理解し合える」んじゃないかと確信しています。
 
おそらく「死」を覚悟しているオビトを、カカシは是非連れ戻してほしい!と思うし、カカシは、もう絶対に「大切な仲間は、死なせたりしない」であって欲しいと思うのです。 そして今度こそ2人で「仲間を守る」時なのだと思うし、神無毘橋に置いてきちゃたお互いの宝物、「ゴーグルとチャクラ刀(かつての意志の象徴)」を取り戻してほしい・・・。
 
 
今週のタイトル、「ここに、そしてこれから」。
 

終末的な光景とは対照的な、ここ(心)と これから(先=未来)という言葉・・・

「心(感情)」を忘れさせられ「刃(道具)」となっていた忍達が、「心(感情)」を取戻し、「本来の姿に戻るため」の闘い・・・ナルトが「ここ(心)を宣言したことで、オビトは忍世界の「未来=これから」を確かめることが出来たの「かも」しれません。 そしてかつて「先なんてちっとも見えやしない」と言っていたカカシにも、ようやく「これから」が見えてくるだろうか・・・ 
 
 
弥彦がこんな事を言ってましたよね・・・

《相手の痛みを知り 同じように涙を流せて 初めて本当の世界へ近づける》
《理解し合うってことだ》 (607話で)。
 
相手の痛みを知り、涙を流し・・理解し合う時は「近づいて」いるんじゃないだろうか・・・?
 
 
 
 
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
☆次あたりは、ついにサスケ達が到着するでしょうか。
 
次回まで時間があるし、GW中は思いついた部分等、訂正あるいは補足として雑考をつけ加えたり、語り場を設けようと考えております。よろしければお付き合いください。 いつも、ありがとうございます。
 
(ナルト好きブログ! 2014/04/27)