ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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カカシの「シズネに教わった毒付きクナイじゃサスケは死なない」という一言について。

カカシの「シズネに教わった毒付きクナイじゃサスケは死なない」という一言について。

今年はカカシの年だってのに、なかなかカカシの話が始まらないですね~。 もう1年半ほど首長くして待ってるんですけどね(ブツブツ
 
今、アニメのNARUTO疾風伝のほうでは、52巻の第七班再会・・・いいところに来ましたね.。
ジャンプのほうではエーとビーの「拳」の話だし、アニメの方でもそろそろ「拳」の話だし。なんだか、またうまくリンクしていますねw
 
で・・・この52巻の第七班再会の後半は当然「ナルトとサスケ」が話のメインでして、「サスケ係」をナルトに取られちゃったカカシは、埋もれちゃって目立たないんですが・・・・
でも、さりげなく『カカシらしい』鋭さというか、冴えを見せてくれた一言があります。
ちょっと見落としてしまいそうなぐらい、目立たないんですけどね。
 
それは、52巻485話・・・
 
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サスケと立ち向かう決意をしたカカシが、ナルトとサクラにここから立ち去るよう命令するんですが・・・サクラは2回もサスケを刺す事に失敗したというのに それでもカカシの命令を聞こうとしないんですよね。
で、サクラが「私は・・・!」と言いかけるんですけど、まだ私はここから離れない、先生だけに重荷を負わせないとでも言いたかったのかな・・? そして、サクラの言葉を遮るようにして言ったカカシの言葉・・
 
『シズネに教わった毒付きクナイじゃサスケは死なない・・・ 大蛇丸に耐性を埋め込まれてる・・・』
『それに・・ もう自分の気持ちが分かっただろ』
 
最初こそ、「お前の覚悟の重さはオレが受け取るよ(ニコっ)」なんて言っていたカカシだけど、さすがに《もういい加減にしろ、自分の本当の気持ちを素直に認めたらどうなんだ?あん?》と言いたかったんだろうか;(カカシはそんな言い方はしませんがw)
 
具体的に《シズネの毒じゃ、サスケは死なないし》と現実的なことをハッキリと伝えることで、サクラを諦めさせるのですが・・・・
 
でも、カカシが一番重要視しているのは《あの毒はサスケには効かないから 無駄だよ》という現実的な問題ではなく、《初めから、サクラにはそこまでの覚悟はできていなかった》点だと思うんです。
で、カカシがなぜ、サクラは初めっから《サスケを倒す覚悟までは出来てなかった》とわかったのか・・?
 
それは『サクラが2度もサスケをクナイで刺すことを躊躇して失敗したから』というだけではなく、
《サクラがサスケを倒す手段として『クナイ』を選択した》ことから そう判断したんだろうと思うんです。
 
医療忍者であるサクラが「クナイ」でサスケを倒そうとしたということは・・・つまり、あのクナイは『毒付きクナイ』だろうということは、容易に判断できそうです。 
『毒』というのは いかにも医療忍者らしい選択であって、女性が自分よりはるかに強い男性の敵を倒すには有効な手段ともいえる・・・だから『毒』を選んだこと自体は、サクラが「本気でサスケを処理しようと考えた」証拠でもあります。
 
でも『毒の選び方』に、彼女の中途半端さがあるんです、賢いサクラらしくない中途半端な『甘さ』が。
 
キバやリー達を眠らせるのには『綱手直伝の強力な眠り薬』を選択した用意周到なサクラが、サスケを倒すのには『シズネに教わった毒』を選んでます。
で、カカシはサクラが数多くある毒の中から《シズネに教わった毒》を選択した事に疑問を感じたのだと思います、《やはりサクラは サスケを倒す事に躊躇しているんだな・・・》とそこから判断したんじゃないかと思うんです。
 
(ちょっと外れますが、ちなみに・・・・サクラが使った毒が『シズネに教わった毒』だってことを、何故カカシは分かったのか?という点ですが、カカシはシズネから情報を得ていたわけでもないので、単純に『勘』なんだろうと思うんですけどね~・・;
毒と言えばシズネがスペシャリストだし(シズネは毒攻撃が得意)、あの当時綱手は寝込んだままだったし。  だからサクラが用意してきたのは「シズネに教わった毒付きクナイ」だと、カカシは予想したんじゃないかと思うのですが(で、これはサクラは反論していないので「当たり」だったのでしょう)。
ま、すぐにそう判断できちゃうところも、カカシの「鋭さ」というか「鼻がきく」ところとでも言いましょうか。)
 
で、肝心のサクラが「シズネに教わった毒」を使ったということから カカシはなぜ、「サクラの本気度が低い」と分かったのか?という点ですが。
 
サクラは《サスケは大蛇丸に体をいじられてる》事は承知してるんですよね、薬物を投与されてる可能性も知っていたんです。 だから「サスケは毒の耐性も埋め込まれているかもしれない」ことぐらい、分かっていたハズなんです。
 
35巻で、木ノ葉病院にカカシの見舞いに来たサクラが カカシに言ってるんです、
 
綱手様に聞いたら・・・修行に禁術や薬物投与を用いてる可能性もあるって・・・ あっちには あのカブトもいるから…』って。
 
サクラ自身が、カカシにそう言っていたんですよね。
だから、サクラは当然《サスケはある種の毒には耐性を埋め込まれているかもしれない》ことぐらい分かっている・・・カカシはそう考えたと思うんです。
サスケは《毒の種類によっては耐性があるかもしれない》と分かったうえで、サクラはクナイに塗る毒に『シズネに教わった毒』を選択した。
 
でも、現実として・・・サスケは『シズネの毒』の耐性は埋め込まれていたんですよね。
 
もしサクラが「本気」でサスケを倒そうとしていたなら・・・・
 
なぜサクラは《サスケにシズネの毒は効くかどうか》調べたりシズネに聞いて確認しなかったんだろうか?
なぜお得意の《こっそり忍びこんで調べ物をしてでも》確認しようとしなかったのか?という疑問が出てくるんです。
 
確認もしないで、毒の種類を選択したとは・・・医療忍者としては肝心の「詰め」が甘いとしかいいようがない・・・。
 
だいたい、《サスケはシズネの毒に対して耐性がある》ことはカカシだって知っていたのに、サクラは本当に知らなかったのだろうか、綱手やシズネからその話を聞いたことが無かったのだろうか?とも思ってしまいます。
 
う~ん。 
サクラは本当にその事実は知らなくて、「シズネ先輩の毒なら強力だから、これでいいだろう」ぐらいに判断し、確認もしないまま《シズネ毒》を選択したのか。
あるいは、実は《サスケはシズネ毒に耐性がある》と知った上で「もしかしたら効くかもしれないから」とシズネ毒を選択したのか。 どちらかです。
 
どちらにせよ、『確実性を増すための基本的な確認』もせずに《シズネ毒》を選んだサクラの詰めの甘さ。
これは、『サスケを殺したくない』というサクラの無意識の意志が そうさせたんじゃないかと思います。
 
大好きなサスケを殺さなくちゃいけない、でもそんな恐ろしい事はできない・・・
 
だから、彼女は『100パーセントの成功率』を期待できない「シズネ毒」を選ぶことで、数パーセント《サスケが死なないで済む》可能性を残しておきたかったんじゃないだろうか?
100パーセント致死と分かっている毒は、選べなかったんじゃないだろうか。
 
サクラは、サスケを殺したくない・・・・覚悟しようとしたけど、やっぱりサスケを殺せない・・・。
 
だからサクラが『クナイ』を手にしていたのを見た時点で、カカシは頭の中で、ピピピッと・・・・
《クナイを持っているな→サクラは医療忍者だから毒付きクナイだろう→シズネから教わった毒だろう→シズネの毒じゃサスケには効かない→サクラはそれを知らなかったのか?確認もしなかったのか?・・ということは・・・》と考えて、サクラの気持は《90数%の本気の覚悟と、数パーセントの覚悟しきれない本心》で揺れていると読んだんじゃないだろうか?
 
それが、あのサクラへの発言になったと思うんです。
・・・サクラ本人より、よっぽどサクラの本心を冷静に読んでいたんじゃないのかなぁ。
 
そういう洞察力と鋭さがあるから、あのサクラの「告白」の時も、カカシだけは鋭くサクラの「本心」を読んでいたんですよね。
 
カカシって、いつもナルトの派手な登場で目立たなくなっちゃうのだけれど・・・
いや、カカシの本当の凄さってのは、いつも こういう《さりげないところに》ひっそりと、しっかりと・・・
あるんです。
 
 
☆まぁ、カカシ贔屓の考え方という事ですみません;長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
☆ちなみに、なぜシズネの毒にはサスケは耐性があるのか?という点についてですが
(これは当時の485話感想その2にも書いてるので読んでくださった方は重複ですみません)
 
15巻156話で綱手&シズネと大蛇丸&カブトが短冊城で戦った時、シズネが放った毒をカブトがキャッチして入手してる描写があるんです。 当然『敵側の毒』としてカブトは持ち帰ったわけですから、その毒を大蛇丸や「大蛇丸の次期器」であるサスケに植えつけて耐性をつけてると判断できるんですよね。 それをカカシは綱手かシズネから聞いていたんでしょうか。
 
 
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