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NARUTO ナルト542:最強タッグ秘話!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ27号)

NARUTO542:最強タッグ秘話!!

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「お前は――」
「オレにとって特別な存在だ!オレ達は最強タッグだ!」
 
ビー人柱力になる日、エーが贈った熱い言葉は ビーの「心の穴」を埋めるための励まし・・・
それはエーの優しさだったと思うんです。 その時ビーは笑うんです、(口元しか見えないけど)
 
《ニコ――・・》っと。
 
〝ニコー〟のあとの、少々間延びしたような「――」と 「・・」
 
これが微妙な余韻を残してるんですけどね。
 
《ビーさんはいつも笑っていた》とモトイが言ってましたよね、モトイがビーを殺そうとした時ですら、ビーは拳を突きだして笑ったんです、ニコーっと。(494話のモトイの回想)
《オレにとって特別》と言ってくれたブラザー・・・それは《世界最強タッグの相手》だからなのだろうか。いや、それ以上のモノ・・。 だからビーは微笑んだんですね。 大好きなブラザーの為なら『頑張ろう!』って思ったのかな・・。
 
さて、先週に引き続き、雷影エーの回想・・・

・心の穴
 
ビーの前の人柱力はエーの従兄弟だったんですね、つまり三代目雷影の甥。 
彼がエーに伝えた誰にも言えない「人柱力の苦悩」・・・・
 
『ただ暗い場所へ向かっていく恐怖と孤独』 
『自分が何なのか分からなくなってくる』 
『心に穴が開いた気がするんだ…』
 
雲隠れでは人柱力は雷影の血縁者から選ばれていたようだから「名誉職」だったんですね、葬儀も立派にしていたようだし・・・でも、そんなの「形だけ」のものですよね。 
人柱力が皆、抱える「孤独」 「心に開いた穴」・・・・それに誰も気づかなかった、いや気付こうとしなかったんじゃないかな。 
 
我愛羅、『オレは何の為に存在し生きているのか?そう考えた時、答えは見つからなかった』と言っていました(11巻の97話で)。 
 
人柱力は里の為に存在しているはずなのに、里の人達に厭われて存在を否定され、居場所を見つけられない・・・。 里の為という名目の下、これからも人柱力達が同じ悲しみを抱えていかなくちゃいけない・・・彼はそんな『悲しみ』を何とかもう止めてほしくて、エーに自分の想いを託したのでしょうね、今までの人柱力達の気持ちを代弁して。
 
 
・「バカヤローコノヤロー♪」の真実?
 
一人っ子のエーにとって、小さなビーは本当にかわいくてしょうがなかったんでしょうね;
ビーへの言葉は熱すぎるほどの愛情でいっぱいだし;
エーは従兄弟に言われた「人柱力の心の穴を埋めるモノ」が何なのか・・・ビーの為に、ずっと考えていたんだろうなと思うんです。 
 
理想の「絶牛雷犂熱刀(ダブルラリアット)」を完成させて『史上最強のエービーコンビ』になること・・・強くなることがビーに誇りを持たせ「存在」を確かめられるモノになる・・・つまり《心の穴を埋める自信》になると考えたんじゃないだろうか。
それもあったんじゃないかな、「早く大きくなれ」「早く強くなれ」って・・・食べさせて寝かせてw
ビーも、エーの期待に必死で応えようと頑張ってたんですね、うん・・・・・健気に「頑張ってた」。
 
今でもビーの口癖の、例の「バカヤローコノヤロー♪」。 
 
アレ、5歳の頃から言ってたんですね~。
実はずっと気になってたんです・・・何でいつもバカヤロ~♪なんて言ってるんだろう、いくらラップとはいえ、ちょいキミ言葉遣い悪すぎでしょーよ、とw
 
ビーは「バカヤローコノヤロー♪」なんてに言っては兄キに向かってバカヤローコノヤローとは何だ!アイアンクローだ!」ってエーにグリグリやられてたんですね~(利き腕の左腕でw)。 
なんだか仲睦まじくって微笑ましい。。
 
う~ん・・・「バカヤローコノヤロー♪」と言えば、
エーは決まって「兄キに向かって何だ!」と答えてくる・・・。 
 
「兄キ」・・・この言葉の響き、ビーにとっては「幸せを感じる」言葉だったんじゃないかと思うんです。
「兄キ」と「弟」。 本当の兄弟と認められた気がして、ビーはこのやり取りをする時一番楽しかったのかも・・・・雷犂熱刀は「まだまだ」だとしても。
だからだったのかな・・・ビーが「バカヤローコノヤロー♪」とよく言っていたのは。
 
なんだかなぁ~・・・エーとビーを見てると、再不斬と白を連想しちゃうんです。
再不斬に認められること、そして再不斬の傍に居られること。
それが白にとって『自分の存在を肯定できる』幸せな時だった・・・白は、再不斬の傍に居られる為なら、認めてもらえる為なら、命を懸けて飛びこむ事だって出来たんですよね。ビーも・・・
 
ビーがどんな生い立ちを抱えているのかはわかりませんが、ブラザーエーの傍に、「弟」して居られること・・・その時間がビーにとって何よりの幸せなんじゃないかなと思います。
 
・最速忍対決!
 
さて、「黄色い閃光」VS「雲のきかん坊」。 
これ見たかったんです、なんといっても、『忍世界最速を賭けた闘い』ですから!
 
時代は第3次忍界大戦のカカシ外伝のちょっと前ぐらいでしょうか(ビーが今のナルトと同じ年齢位か)。
 
木ノ葉のフォーマンセルは、日向、秋道、犬塚家・・・キバ一家以外の犬塚家は初めて見ましたが、これがまさか・・・「あの」キバの父ちゃん?(違うかなw
ペイン戦で キバ母ちゃんの力に恐れをなして逃げた?ペイン餓鬼道(実際は違うんだけどw)を見て、キバが何気なくこぼした『父ちゃんの時と同じだぜ』発言(46巻の429話)・・・・・
あのキバの言葉が凄く気になってて、いつか女系犬塚家の秘密を岸本先生に解き明かしてほしいと願ってます(半分冗談、半分本気)。 それはさておき・・;
 
ミナトは「時空間の術式クナイ」を早業でガガガガガっと飛ばしてクナイを構え、
エーの方は雷遁の鎧を最大パワーにまで引き上げて「最速状態」。
いやぁ~カッコいいですね~2人共!
 
ミナトめがけて走る雷光に乗るように移動するエー、全身千鳥状態にも見えますが;まさに「瞬身の極み」。 光速に近い早さなんでしょうか??(光速って1秒に地球を7周;)
でも次の絵が象徴的でして、《エーはミナトの直前まで迫ってるのに、まだミナトは動いてない》。 で、「拳がぶつかる寸前」にミナトはフッと消えて木の幹に移動する・・・エーが「速い」のに対し、ミナトは瞬間に「消える」んですね。 
0秒に近い速さのエーと、0秒のミナトの「差」、これが「瞬身の術」と「時空間忍術」の差。
いくら速くても、瞬身の術では「0秒瞬間移動の時空間忍術」の壁は越えられないのです。
 
エーほど速ければカウンターを喰らう事は無いはずですが、時空間忍術を使うミナトには喰らってしまう。
後に?ミナトがカカシの「千鳥」を初めて見た時、険しい表情をするんですよね~(239話カカシ外伝)。
あの時、ミナトはエーの雷遁を纏った瞬身を連想したのでしょうか、カカシはエーほど速いわけじゃないしあれじゃあ敵のカウンターを喰らってしまうとすぐにわかったのかもしれないですね。
 
で、ちょっと気になった描写があるんです。
ミナトが移動した木に刺さっていた術式クナイが『ビリビリ』って言ってるんですね~。
ビリビリってのは電気系の音ですから、飛雷神の「雷」文字が指し示すように この術には「雷遁」が関わってるんじゃ~ないかという気がします(血継限界の可能性も?)。
 
今のところミナトの性質変化については描写が無く、雷を扱えたかどうか不明ですし(波風姓から判断しちゃうと水と風っぽいですがw)、 同じく時空間忍術の使い手・扉間が「水遁」以外に雷を扱えたかどうかも不明です。なので、あくまでも可能性という話ですが・・・・
もし飛雷神の術に雷が関わってると仮定したら、カカシの時空間系瞳術「神威」もカカシが雷遁を持っていたから開発可能だった可能性も出て来るかな…などと思ったりします。
 
自来也が言っていた「あの術」とは「飛雷神の術」だと勝手に確信してる私としては、ナルトに雷遁の性質変化が無い場合は「雷遁」を持つサスケと力を合わせて時空間忍術が実現するとかもアリか?など妄想爆走中・・・
とにかく、トビに対抗するためにはナルトは《絶対に》父ちゃんの飛雷神の術を完成させる必要はある!
・・・・これはもう 断言しちゃいます!(おぃ)
 
・ミナトが「残した」言葉
 
八尾のタコ足を犠牲にしてエーを守ったビーを、
『八尾の人柱力としてではなく 一忍として強いものをお持ちのようだ』と言い、才能よりも 
『もっと大切なものをすでに持ってる』・・・と言ったミナト。
 
ミナトが言う『忍として強く持っているべきモノ、大切なモノ』って何だろう・・? エーはそれを「力と才能」と思ったようだけど、ミナトはそれを否定した・・・・
 
その「答え」、カカシ外伝の中にあるような気がします。
 
口先だけの自制心にこだわるオビト、そして掟と新術(強さ)にこだわるカカシ・…
若い二人にミナトはこう言って聞かせます(27巻の240話で。)
 
『自制心を口にするなら口だけじゃなく心も強く持たないと・・
 
『忍にとってなにより大切なのはチームワークだよ』。
 
忍にとって大切な強い心(心意気)とチームワーク(助け合う信頼関係、タッグかな)を、ビーはすでに持っているとミナトは言いたかったのでしょうか? もう十分に立派な忍だと。
 
『エー アナタにはいい身内が居る ・・・私にも・・』って思わずミナトは言ってますけど、エーも《次期五影で身内に人柱力を抱えている》ことに気付いて、「敵と味方」なんてものを超えて分かり合える仲だと感じたのかもしれません。 (既にキバ父ちゃん?達が撤退していたから、こんな極秘話も出来たのでしょうか)
 
『・・・弟さんにとって大切なものが何なのか』
アナタが早く気付かなければ 彼は人柱力でも人でもなくなりますよ』
 
勧告とも警告とも言えるミナトの言葉・・・
 
クシナも「プレッシャーと孤独に押し潰されそうになった」(53巻の500話)と言っていたけど、ミナトと一緒に乗り越えてきた壮絶な「語られていない物語」があるのかもしれません。 
人柱力が抱える埋められない「心の穴」。 それを埋めるモノは居場所と、存在を認められる事・・・
ミナトはクシナに「妻、家族」としてあったかい家庭という居場所を作り、愛情で受け止めたのかな~・・。
だからなんでしょうね・・ミナトが「お前を信じてる」とナルトの存在をまず肯定して、クシナが「ここに居ていいのよ・・・」と居場所を作ってナルトを受け止めてあげたのは・・。
 
ナルトも、イルカ先生や認めてくれる仲間が出来たから《ここに居ていいんだって…存在してるんだってホッとした もし・・あのまま1人だったら…》と、思い出していたことがありました(15巻の132話で)。
あのまま1人だったら、ナルトも《人柱力でも人でもなくなっていた》のかもしれない・・・・。
 
ミナトが『アナタにはいい身内が居る』 だとか『弟さん』とか《家族》を強調して言ったのも、《エーに弟として認めてもらおうと必死に頑張ってるビーを、エーは兄キとして分かってるのか?「弟」としての居場所を作り、兄キとして受け入れてあげないと ビーの心の穴は満たされないよ》と伝えたかったからだろうか? 
 
《最強のタッグ》・・・それは最強の心の絆、力を合わせた「兄弟として」の信頼関係なのかな・・・。 
今じゃあ兄キとして〝弟〟ビーのことになると「兄バカ」全開wの雷影エーだけど、2人の「本当の兄弟以上の」最強タッグは、この日のミナトとの『偶然の出会い』に因るものだったとしたら・・・
 
ここでもまた1つ、見えざる神の手によるシナリオによって不確定な未来が希望に変えていたのかもしれないですね。
 
 
 
ラリアットの極意は「力を合わせ、均等にする」こと・・・拳を合わせる(共闘)とは本来力を合わせるものなのでしょうか。2人が「同じ力で」術を合わせる・・これがいずれ螺旋丸と千鳥の共闘のコツにつながるのか。
 
☆エーがミナトを見て『こいつか・・・九尾奪還任務を一人で阻止した忍か!』と言ってるけど、クシナ誘拐事件か、別かな。 奪還って;過去に雲隠れが九尾を所持してたことがあったの?
  
☆長駄文、読んでくださって有難うございます。感謝。
 
 
 
 
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