NARUTO548:ナルトVSイタチ!!
今週号の劇場版公開直前巻頭カラーの扉絵、いいですね~。 田舎の夏を満喫する、第七班の「4人」 ・・・・4人ですよ!
サスケも一緒に居るではないかぁ~ぁ!!
西瓜を持ち上げてる私服(?)カカシがオッさん臭いのはこの際目を瞑るとして; サスケが仲良く一緒にいる絵って、本当に久しぶりのような気がするなぁ・・・。
・さて、我愛羅と父さま。
『確かに母様はすごいな・・・ 初めて父様からの薬を渡してくれた』
1ページ使っての、我愛羅の涙の絵・・・
(あえて一部だけの模写にとどめます;)
我愛羅が今まで胸に感じていた「痛み」と、ずっと求めてきた「両親からの愛」・・・それらがドッと一気に溢れちゃったんでしょうね。
額の愛の文字・・・あれは、どんな時でもずっと愛し続けているよ・・という加瑠羅のメッセージだったのかな。
《母は強いな》 (父)
《確かに母様はすごいな》 (我愛羅)
父さまが思い出している身重の加瑠羅、まだ幼さが残る可愛い女性なんですよね。
もしかして父さま・・・・いつも加瑠羅に守られていた我愛羅に、子供っぽい嫉妬も感じていたんじゃないのかなぁw 父さまも、愛する加瑠羅に抱きしめられて やっと傷が癒されたのでしょうね。
(加瑠羅は、砂で夫をギューっと抱きしめ・・・そして毅然と前を見つめて息子の盾ともなる。)
彼女は夫と息子、両方に同じように愛を見せたんですよね。 だって心の傷を負っていたのは我愛羅だけじゃない・・・父さまも同じなのだから。 両方分け隔てしない「すべて」を包む母の愛・・・これもまた、永久に続く戦いを終わらせる「答え」なのかもしれません。
・「ただ一つだけ心の傷を癒せるものがあります ただこれは厄介な薬で他人からしかもらう事が出来ません」
「愛情です」
夜叉丸のこの言葉は、NARUTOの中でも名言中の名言、と思ってます。 何度読み返しても・・・いい言葉ですよねぇ。
父さまが 我愛羅から奪ってしまった《人生、母への想い、人々からのつながり》。 それら全てを、母は《愛情という薬》で1つ1つ、修復していく。
ん~、なんだかこれって、忍世界にもそのまま置き換えられそうですね。
「掟」が忍から奪った《自分の存在価値の追求や感情、つながり》。 それらを修復できるのは、加瑠羅のような《敵味方分け隔てることのない、すべてを包む愛情》なのかもしれません。
父親の象徴が「力」であるなら、母親の象徴は「愛」。
力を求めて受けた傷を、愛が修復していく・・・・でもこれは力と愛のどちらかだけが大事という意味ではなく、両方とも必要なものだと思うんですよね。 六道兄が求めた力も、弟が求めた愛も、本当は両方が必要なモノ。
この前エーが言っていた「絶牛雷犂熱刀(ダブルラリアット)のコツは2人が同じ力で合わせる」ということ・・・これって、今後の大きなヒントになりそうな気がします。
・にしても、四代目風影という男・・・
かつて砂隠れでも木ノ葉の「根」と似た教育をしていた頃があったらしいですが、我愛羅父さまもその世代なのでしょうか。 彼の話を聞いていると《里のため》という言葉を繰り返しているんですよね。
「オレが夜叉丸に・・ 命令したのだ 里のためにと」 とか「夜叉丸も忍・・ オレの右腕 里の暗部として 里の為にと」とか。
里のためなら自己犠牲を厭わない・・・・そういう彼の昔気質なところは、例えば影として全責任を一人で負う姿勢にもよく表れてるなという気がします。
我愛羅に砂の守鶴を取りこませたのは 砂の年寄連中・・・実際に憑依術を使ったチヨあたりが中心になって推したことだと思うんですが(これは、霧隠れには完璧な人柱力・四代目水影やぐらがいたり 雲隠れもビーがいたりで 他里に比べて砂隠れが遅れをとっていたという事情はありそうです)、でも父さまは「オレが取り込ませた」と言っていて チヨには一切責任を転嫁していないんですよね。 風影として全責任をとる「覚悟」・・・これは流石、と思わされてしまいます。
もっとも 古い忍らしい「不器用さ」からなのか、素直じゃあないところもありますよね。 結局、父さまは「すまなかった」とか謝罪の言葉自体は口にはしなかったし、加瑠羅に「ありがとう」も言えなかった。
《簡単には頭を下げない》父さまの無愛想で不器用なところも 加瑠羅は愛していたのかな、なんて思ったりもします;
我愛羅を守るように、覆った母の手も・・・人前では涙を見せられない父と息子のための、優しい気遣いだったのかも・・。
(・・・砕けた砂金の粒が、砂の加瑠羅に降り注ぐ・・・・)
これが、父さまの加瑠羅への「ありがとう」だったのかもしれないなぁ・・・・。
砂に「愛情」を込め、砂で心を通わせる・・・これが我愛羅と両親の「心の会話」スタイルなのかもしれません。
・影VS我愛羅部隊
(さてさて、結局二代目水影&三代目雷影は封印失敗でしたが;)
三代目雷影によれば、穢土転生されている彼らの体は、『相手の術を一度認識してしまうと 体が勝手にそれに対応するようにプログラムされとる』。
まずは、三代目雷影・エーの親父さん。
彼もバチバチと雷遁チャクラを纏っていてエーと似たタイプみたいですが、雷遁を使うとも言ってるのでダルイの黒斑差のような術を使うのかもしれませんね(ちょっと期待してしまう;)
で、彼が忍達にアドバイスした「自分の攻略法」は 《土遁の忍を前列に置き攻め立てろ》。
『土遁は雷遁に弱い』、これは今まで何度も出てきましたよね(デイダラVSサスケ、カカシVS角都とか)。
つまり、エーの親父さんの前に土遁の忍を置けば 彼は『自動的に』得意とする土遁の忍だけを攻撃する・・・・そこを遠距離攻撃専門の我愛羅隊が 遠くから攻撃するという作戦ですよね。 土遁のスペシャリスト・岩隠れの忍達にはちょっと気の毒ですが;でもエーの親父さんがエー同様にスピードも力もハンパないとしたら、足止めしておくのが一番確かな攻略法なのかもしれません。
そしてチョビ髭の二代目水影様。
彼の言葉遣いにまたビックリ・・・・「ハンパねーから」とか、「マジで~」とか;いや、ホント楽しい人ですよね、こんな上司だったら最高かなw
ちょびヒゲ水影の口寄せは「蜃(おおはまぐり)」。
この「蜃」の文字、蜃気楼(しんきろう)の蜃(しん)ですが・・・ ウィキによれば、蜃(しん)とは蜃気楼を吐き出す伝説の巨大ハマグリらしいです、要するに幻術ですよね。 ちょびヒゲ様曰く、自分は幻術つまり『陰遁』使い、とのこと。
むむ、『陰遁』?・・・・こりゃいよいよ陰陽の話に入ってきそうですね~。
510話でトビが説明してくれてましたよね、
《想像を司る精神エネルギーを元とする陰遁》それを利用して《無から形を造る》ことができる。
《生命を司る肉体エネルギーを元とする陽遁》それを利用して《形に命を吹き込む》ことができる。
そして六道仙人は陰陽遁を使って万物創造をした、と。(ホント、物知りですよね・・・トビ)
ナルトが持つ「陽の力」とサスケの持つ「陰の力」が最後に大きな役割をするのは まず間違いないとみていますが、ミナトが九尾の「陰チャクラだけを」永久に死神の腹に封じてしまったこと・・・この選択も、いずれ「切り札」のような役割を果たすと思っています。 ま、この結果は当分先のお楽しみ・・・かな;
そして陰陽チャクラの問題は、写輪眼の問題にも発展していくんじゃないか(つまりカカシの話につながっていくw)とも密かに期待してます。
万華鏡写輪眼の開眼にも「陰陽チャクラ」が関係しているのではないか・・・と目下想像しておるのですが、カカシは視力低下をしない万華鏡写輪眼の使用法を《チャクラ錬成》によって「開発」しているのではないか、と考えています。 なので、彼は万華鏡を使っていても視力低下はしていないんじゃないかと想像しているんですけどね~・・(詳細は、過去記事のカカシの万華鏡写輪眼は視力低下していないのでは、にて;)
それからまだまだあるんですよね、陰陽チャクラの問題。
二代目土影・無(むぅ)サマ。
彼の《姿もチャクラも消せる特殊能力》・・・この不思議な能力も陰陽遁が関係していそうな気がします。
「無から形を作る」陰遁の力を、逆利用して形を無くしているんじゃないか?とか(意味不明ですねw)
単純に姿を消すだけの「透遁術」なら、自来也やヒルゼンが女湯覗きに使っていたし(火影様ァァ・・;)、カカシ外伝でも岩隠れのタイセキが「迷彩隠れの術」を使っていた・・・でもこれらの術ではチャクラは消せないので、写輪眼白眼等では見えてしまうし感知もされてしまう。・・・問題は「チャクラを消す」こと、こちらはレアな能力のようですね。
で、無のチャクラまで消せる能力・・・これは香燐の『チャクラを消せる能力』とつながりそうな気がするんですよね。 香燐の不思議な能力、回復系の能力(これは陽遁かな)も含めて・・・今後陰陽遁絡みで明かされていきそうな気がしてます(って、香燐はカツ丼食べさせてもらったのかなw)。
いずれは、それらがトビの霊体化の解明につながっていくのでは?とも期待してますし、それに完全放置の《ダンの霊化の術》、これもいつかは披露してもらわないとね!w
・さてさて・・・やっとですが、タイトルの「ナルトVSイタチ」。
真打ち・イタチ&長門の出番、意外と早かったという気がするのですが・・・。
今まで闇を歩いてきたイタチと長門が、肩を組んで朝日に向かって歩いていく姿・・・ なんだかなぁ、これって今度は輪廻眼と写輪眼の力が「光」を創りだす予兆なのかな、とも思ってしまいます。
穢土転生されちゃった以上は、彼等2人にも《この穢土転生、価値のあるものだったな》と思えるものになってほしい・・・。
イタチも長門も、ナルトの変化姿に驚いた様子は見せていませんが・・・・彼等にはナルトの変化、想定内だったのでしょうか。
にしても、このところ穢土転生ズは あっさり封印され続けていますよね。 カブトは結果に あまりこだわっていない気もするんです。 結局、感情まで完全に縛りあげたのは「白と再不斬」ぐらいじゃないでしょうか?
逆に言えば、なぜあの二人だけ感情を縛ったんだろう。 白と再不斬の「死に様」を愚弄するかのような「感情の縛り上げ」は、なんだかなぁ・・・カカシをわざと挑発したような気もするんですよね。
だとしたら、カブトはカカシを挑発して何をさせようとしているのか・・・?という事が気になってきます。
ただし、イタチと長門はカブトにとって「最重要なコマ」なわけで、ここらあたりからカブトも本気で新しい動きを仕掛けてきそうですよね。
ナルトにとっては今後《輪廻眼と写輪眼》を持っているトビの相手するための準備にもなるはずだし、写輪眼に対抗するためには九尾とのタッグも必要になってくるだろうし・・・
でも、そこはやはり・・・イタチに是非、「うちは事件とシスイ事件の真実」を語ってもらいたい。
サスケの心の理解、トビの思惑・・・全ては「うちはの真実」を知ってから、という気もします。
☆ナルトVSイタチ、始まるのは来週以降・・ですね;
☆今週の「夜叉丸」、15巻の絵より「男」っぽくみえるんだけどなぁw、彼は医療班とか言ってましたが 暗部だったんですね~;
☆死んでもなお、大切な者を守ろうとする愛・・・ミナトとクシナ、イタチも同じですよね。。
☆無サマ、「歳だなオオノキ」って・・ そうか、無サマのほうが肉体年齢若いんですよねw
☆長門、ナルトを「懐かしい」と思ってるみたいですね。 前はこの2人「戦っては」いないですから輪廻眼の本当の底力、見たいような知りたいような。
☆我愛羅についての関連過去記事:
☆長駄文、読んでくださって感謝。
☆ ←にほんブログ村 連載本誌感想ランキング参加してます。よろしくお願いします