ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO-ナルト- 631:第七班 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ26号) その1

NARUTO 631:第七班 (1)

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「よっしゃ!!第七班」
 
「ここに復活だってばよ!!」
 
 
つ、ついに、来たか―― 「第七班復活」!!
 
なんて、いい響きなんだ・・・《第七班》・・・だいななはん。
もうね、第七班を愛でる自分としては、コレは「夢」を見ている気分なのです。 どれだけこの時を待った事か・・!
 
タイトルの《第七班》・・・今では「懐かしい」響きです。 バラバラと瓦解していたあのチームが戻ってきた…彼らをカカシにも早く見せてやりたいぞと思わずうるうる・・でしたけど、イヤ…ちょっと待てよ。 
ナルトとサクラの表情はいいってのに、サスケの眼が「生きてない」じゃないか・・! 
 
…どうやら、諸手を挙げて喜ぶにはまだちょっと早いみたいです。
 
今週はもう「色々と」ありましたもんですから(笑)、第七班メンバーの各種「爆弾発言」には驚かされるし、ミナト父ちゃんの「変身」ヒーローぶりにもビックリだし、さらには「お笑い(ギャグ?)」もあったりで、個性的なメンバーがこれだけ揃っちゃうとホントにいろいろありますな大蛇丸水月はまだかいな)。
 
だけど、《お笑い話》の時に限って「シリアスなテーマ」が仕込まれてるのが「NARUTO」だ・・というのが私の中では「お決まり」になってまして、今回も「難しい問題」があっちこっちに散見している・・と またもや考えさせられてしまったのです。
 
さて、空間を捻じ曲げるようにして ミナトが飛ばした《十尾の尾獣玉》が時空間から出てきて海に落ちるのですが・・・・
 
先週までは、ミナトは飛雷神の術で戦場まで来たと思っていたのですが、どうやら普通に「瞬身の術」で超高速でやってきたらしいです(それにしても速い!)。 雷影エーが「速い」のは、雷遁で肉体を活性化させてるのが理由らしいですが、ミナトの場合は彼の電磁系(仮)の能力で体をビリビリと活性化させてるんでしょうか(と想像)。 ミナトと扉間の「能力」が似ている事から、当初は2人の「血縁」も勘繰っていたんですが、どうなんだろ・・全然その話題は出てきません(笑)  
 
しかし、来る途中に予め「十尾玉を飛ばすこと」を想定し、海にも飛雷神クナイを仕込んでくる等、やはりミナトは「抜かりがない」ですね~・・。 そしてミナト達は十尾の事など、戦況も事前によく把握しているんですよね。 情報源は「蓄積好きの」大蛇丸なのでしょうが、その大蛇丸は「カブトと白ゼツ」からの情報を蓄積しているのだとしたら、月の眼計画や十尾、マダラやオビトの事も火影達は既に「かなり知っている」と思ってよいのだろうか・・?
 
まず最初にミナトが「安心して 君たちの味方だよ」と言ってサクラたちを安心させたのも、この戦争では「穢土転生」が“敵”として使われたという事を既に知っているからですよね。
そしてこの後、ミナトはサスケ達の事も「友達も直に来る… 彼も“味方”だよ」と予めナルト達の警戒心(疑惑)を取り除いてやってるのです。 
 
考えてみればこの第三勢力、「穢土転生」火影sにサスケ(“鷹”)、大蛇丸と「見た目だけ」で判別すれば豪華な「敵」メンバー。 だから、ミナトが「味方だよ」と強調するのも分かる気がするんです。 だけど、それだけ忍達は「何が敵で、何が味方なのか分からなくなっちゃってる」ということ・・・
 
 
・《敵というモノ・・1》
 
思えばこの戦争、「敵って何なんだろう」と考えさせられることばかり。
 
白ゼツの「成り変わり」の術や、「穢土転生(かつての仲間)」という“外見は味方でも、中身は敵”だったり、
今回の「穢土転&バケモノ増援」という“外見は敵でも、中身は味方”だったり。
 
もはや「外見」では判別不可能…いったい敵とは何だろう?と考えさせられる事の連続だったと思うんです。 だから…
 
《見た目や思い込みだけで… 人を判断しない方がいいですよ》
《人は誰もが己の知識や認識に頼り 縛られ生きている それを現実という名で呼んでな》
《その現実は幻かもしれない》
 
・・・例のイタチの言葉が、またもや思い起こされちゃうんですが、ホントに何が「本当の姿」で、何が「ニセモノ」なのか・・・実はその「認識」も曖昧なものであり、今までの発想は大きく「転換」させる必要があるんじゃないか、とも思えるんです。 
 
忍達は「幻で創られた世界(無限月読)」を否定するけれど、今まで忍達が「現実という名で呼んできた世界」こそ、地下の見えないところに「闇の現実」を葬り去った《上辺だけの虚構の世界》だったとしたら…それこそ本末転倒という事になるのではないだろうか? そのあたり、まだ忍達には「課題」があると思えるんです。
 
だから、本当の意味で「無限月読を破る」というのは、現実世界とちゃんと向き合い “真実を見る”という事なんじゃないかとも思ってしまうのです。
 
 
・《オレの子なら・・・その1》
 
「ナルトの彼女かな?」と(サクラの事を)さり気なく言ってしまうミナトは、やはり「天然」・・・
それに「う~~~ん うん? うん!」と答えてしまうナルトも「さすがはミナトの子」だなぁ (笑)
 
サクラがクシナに「似ている」からなんだろうけど、ようするにサクラは「若い頃のミナトの好みのタイプ」って事なんじゃないだろうか? だから「この子、ナルトの彼女?」なんて思ってしまったのでは…「オレの子なら」と(笑)
 
思わず「うん」と答えたナルトですが、実際にナルトが「サクラちゃん一筋」なのかどうなのか、正直私には分かりません(笑)。 個人的には、将来ナルトの恋愛がどうなるか…これは「分からないまま」終わって読者がそれぞれ想像出来る余地を残してもらえるのが理想と思ってます、それが平和だしボソっ)。 それに、まだナルトは16歳でしょ(もう17歳かな?)。 まだ決めるのは早いってばね・・!
恋も忍道も、焦らず色々と経験を積みなさいって言いたいです(笑)
 
だけど、ミナトが「息子をお手柔らかに願います・・・」と言ってるのに、サクラが「息子」って部分に反応しませんね、既に知ってるのか?それともよく把握してないだけ?・・・(これも不明)。
 
そしてナルトの「感知」ですが。
 
ナルトはどうやら、ミナト達の事は「九尾モード」の時に把握していたらしいです。 
そういえば、ミナトが「うちはの集会所」でナルトと九喇嘛のチャクラを感知した時に、《一緒に戦ってる …今も!》って言ってましたよね(620話で)。 
つまり、ちょうどその頃「あっちの戦場」では、ナルトが九喇嘛のチャクラを「トランス」して忍達に配っている最中で、それをミナトが「ナルトと九尾が共闘してる!」と感じ取っていた・・という事だったんですね。 
 
ナルトもその時に、遠くのミナトのチャクラを感じていた・・。 なるほど、親子同時に「感じあっていた」って事になりますが、それもナルトも「ミナト由来のトランス能力」を使っていたため、ミナトとナルト・・二人共『同じような感知』で、互いに「気づいた」ことなのだと思います。 ここにきてナルトにとって《ミナトの能力を受け継いでいる事》が、さらに重要になっていくのではないかと思えてくるのです(飛雷神の「完成」のためにもね)。
 
しかし、父ちゃん達の事が分かっていたってのに、ナルトはずいぶんと冷静でしたなぁ・・! 
 
それだけ「今のナルト」は、個人的な感情だけで物事を考えるのではなく、広い視点で物事を捉えられるようになった・・という事なのでしょうか。 ナルトの達観ぶりにはこちらが戸惑っちゃいます、「どうしちゃったのナルト?」と狼狽えてしまうぐらいに。 いや、ついこの間まで「子供」だと思っていたのに、急に大人になってしまって、嬉しいんだか寂しいんだか、正直複雑な気持ちです。 男の子って、急に大人っぽくなるんだな…。 見た目は子供、中身はオトナ…
 
 
(そして、初代、二代目、三代目も到着・・)
 
・《色々あったが・・・その1》
 
「ミナト・・・ 相変わらず速いの!」 
「四代目 貴様ワシ以上の瞬身使いよの」
「よーしィ 始めるぞ!!」
 
「いったい誰が穢土転生を…!?」と驚く忍に、「大蛇丸がワシらを呼んだのじゃ」と答えるヒルゼンの表情が…何だかなぁ、すごく穏やかで「柔らかい」。 穢土転生されたばっかりの時は、大蛇丸を見て険しい表情をしていたヒルゼンが今じゃ「嬉しそう」だし、「大蛇丸が・・」と弟子の名を言うのが「誇り」でさえある感じ。 今まで「色々あった」けど、時を経て再び繋がれた「師弟の絆」…これまた「夢の実現」の1つですね。
 
 
・《色々あったが・・・その2》
 
そして、もう一組の「色々あった」2人…
 
 
「待っていたぞォー!! 
柱間アアア――― !!!」 (絶叫ですねコレ)
 
「お前は後!!!」 (シュビッ!)
 
 
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ギ、ギャグですか…?
 
 
マダラさん、あまりにもお気の毒(笑)
 
いや、先週のマダラさんの「バラバラにならざるをえんとは」発言、あれからも考えたんですが…
「せっかく1つにまとまった忍連合」を、柱間にも見せてやりたかったのに、十尾玉攻撃で「バラバラになっちゃう!」という意味なのかなと思ったんです(この場合、あくまでマダラの本目的が「無限月読」ではなく 「忍をまとめ上げる事」だというのが前提なのですが)。
 
だけど今週のマダラを見ていると、自分の不様な姿を柱間に見られたくない!という単純な理由だってあり得ちゃう気もするのです(そもそも十尾自身は はじめっから「手加減」してたわけじゃないし… 今まではオビトが「抑えてた」だけなのになぁ…そこんとこ、マダラは分かってないらしい)。
 
マダラってのは、「マダラ立ち」(高いところで腕組みして、足開いて見下ろすポーズ)にこだわったり、子供時代には柱間のヘアスタイルと服装のセンスを「ダサい」と斬り捨てたお人ですから、「カッコよさ」に意外とこだわる人だと思うんですよ。だから《いかにカッコよく柱間を出迎えるか》は、マダラにとっては相当重要な話だったと思うんです。 で、せっかく高いところから見下ろして「見得を切るような」ポーズで決めた(つもりだった)のに、見事にスカされて、実にお気の毒としかいいようがない(笑) 
 
今週のマダラさんを見ていると、もはや「可愛らしい」としか言いようがなくって、この人の目的もホントは「無限月読じゃあないでしょ!」と思えてくるのです。 現実にこだわりまくっているし、これだけ「熱い」人なんですから…
ただ、今は子供の時みたいに「柱間とライバル勝負がしたい!」と純粋に目を輝かせている少年のようで、お預けをくらって呆然とする様は、オビトが言ってた通り…
 
…まるで子供 (見た目はイカツイ大人なのに)。
 
「やはりあいつとは噛み合わん」とか言ってるけど、いやいや、噛み合わんからこそ、相手が自分にないモノを持ってるからこそ、だからお互い魅かれ合う…いや引かれ合うんでしょ。 
 
ね?…マダラさん(笑)
 
 
 
(すみません、その2へ続けます・・)