ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO-ナルト- 640:やっとだよ 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ35号) その1

NARUTO 640:やっとだよ ①

イメージ 1
 
オビトが心のなかで、大切にしていた「ミナト班の集合写真」・・・
 
この写真、ずいぶん早くから・・・もう第2巻で既に登場してますよね、カカシの枕元に「第七班の集合写真」と(イチャイチャシリーズと)共に並べてあった、カカシにとっても大切な宝物だった写真。 
オビトも、まだ里に居る頃には毎日部屋で眺めていたんだろうけど、運命が変わってしまった「神無毘橋の」あの日から、実物は見ていないんじゃないだろうか・・・だけど、ずっとずっと、心の中では大切にしてたんですね。
 
ナルトに『一人になりてェてめーにゃ分かんねーだろうがよォ』と言われた時に、ドキッとしていたオビトだけれど、本当は「一人」ではなかったのかもしれない・・・心の中に「ミナト班」がいつも在ったのだから。
 
容赦なく身も心も引き裂いてくる十尾の圧倒的な「力」にさえ打ち克った、オビトのミナト班を「守りたい」想い・・・圧倒的な「愛」。 マダラのところに来た時に「皆のところに帰りたい」と思った気持ち、仲間を守りたいと思った気持ち、そのためなら どんな苦しみや自己犠牲も厭わない・・・オビトのそういう性格と意志の強さは、今だって全然変わってない・・・ 「今のオビト」は、「かつてのオビト」の気持ちをそのまま大切に持っているという事じゃないだろうか? だとしたら、今までの「オビトの計画」だって、本当の意味で《仲間を大切にする》ためのモノなんじゃないか・・と思えてしまうんです。
 
あれほど壮絶な苦しみを乗り越えて、ついに今週、十尾をコントロール「六道仙人化」したオビトの、本当の「想い」・・・それはいったい、どのような形でこれから示されていくんだろう・・・?
 
さて・・・前回ナルトとサスケの「絶体絶命的ピンチ」にミナトの「飛雷神が間に合うか」で終わったんですが・・・
 
「!!?」
(オビトのマーキングが消えている…!?)
 
ミナトはオビトのところに飛ぶつもりだったんですね、でも、どうやら「不発」 (飛ぶ先を感知出来なかったか)。 
637話では、《九尾事件の時に付けたマーキングを頼りに》オビトの元に飛んでオビトを斬り、《飛雷神のマーキングは決して消えない》と言っていたミナト・・・あのセリフは今後重要になりそうな「伏線臭」がしていましたけど、今回《オビトのマーキングが消えていた?》ことはオビトの「謎」を解くヒントになりそうな気がしています。
普段冷静なミナトにしては驚き表情の「!!?」だったし、それだけに《十尾の人柱力になって姿が変わったから消えちゃった》とか、生まれ変わったからだとか、そういう単純な話じゃあなさそうな気がするのです。 
 
飛雷神のマーキングは「決して」消えないのが原則ならば、637話ではオビトの元へ飛べたのに今度は飛べなかった理由・・・1つの可能性としては、九尾事件の時ミナトがマーキングをしたのは《オビトではなかった》そして637話でオビトの元へ飛べたのは《別の理由》だったという事も考えられないでしょうか。
 
九尾事件当時のオビトは、まだ小さな子供の体にグルグルを全身に纏った状態だったし、ミナトがマーキングしたのは「白ゼツ素材のグルグルの表皮」だった可能性も高いんじゃないかと(つまり、内側のオビトにまでマーキングは付いていないんじゃないだろうか)。 当時のオビトが「グルグル」を着ていた(グルグルと共存していた)ことは、まだ他の人達には知られていませんが、オビトの真実を解き明かす上で重要な鍵になりそうな気がするんです。
 
万が一グルグルと十尾が一致するならば、ミナトが637話でオビトの元へ飛べた理由は「十尾にマーキングがついていたから」であって、今の「十尾を体内に取り込んでしまったオビト」の元へは飛べなかった・・という事も(可能性も1つとして)あるかとは思うのですが、あと1つ、ちょいと疑わしいのは、オビトがこの前まで背中につけてた例のブツ(サクモのチャクラ刀っぽいアレ)・・・アソコに、カカシがミナトから貰った「飛雷神クナイ」も入っている可能性はないだろうか、と(形状的に、2つも包んであるかは疑問ですが)。 あくまで可能性の1つって話ですが、なにせマダラ爺ちゃんの団扇も大事に持って参戦していたオビトのことだから、ありったけの「御守り」を持って参戦している可能性もあると思ってしまうんです。 
最近の、そして今週のオビトの「心」の描写を見ていても、たった一人で進めてきた孤独な計画の中で、いかにミナト班の仲間達の存在が オビトを強く強く支えてきたか・・・いかにオビトが仲間達を大切に思い続けていたかが切々と伝わってきます。 リンがプレゼントした「御守り(医療パック)」を、カカシが「任務に役に立たない道具」呼ばわりしたことに激怒したオビトのことですから、今でも任務には役立たなくても「心を支える御守り」を大切に持ち歩いている可能性はあると思うんです。 今のオビトが「かつてのオビトと変わっていない」のなら・・。もし万が一そうだったら、オビトが最後まで背中に巻き付けていた「御守り」は、今は戦場のどっかに落ちてるかもしれないのですが・・それだけがオビトの「誰も知らない本当の想い」を唯一伝えるモノになるんじゃないだろうか、と思ってさらに気になってしまいます。
 
(ミナトのツノみたいに逆立っていた髪の毛、今週から普通になりましたね(チャクラを使ったせいなの?)これでやっとミナトに見える・・。それと、今まで十オビもオビトの顔には見えなかったんですが、今週は最初のページから「オビト」に見える・・だけどまだ、この時点でオビトは自分を取り戻せてはいない)
 
結局、ミナトはオビトの元へは飛べなかったけど、咄嗟にナルトが「ミナトとサスケを」掴んで、ミナトに安全な場所に飛ばしてもらって助かったわけですが・・・
この前、ミナトが《オレ自身か オレのチャクラが間接的にでも触れていなければ飛ばせない》と言っていたのをナルトはちゃんと覚えてて、すぐに応用したんですね。 サスケはナルトの機転に「!」と「・・・・・・」で反応してますが・・
 
サスケが論理的に考えを構築していくタイプなら、ナルトは抜群の記憶力と柔軟な発想力を活かして瞬発的な「応用」をする・・・セオリー等にこだわらない柔軟なナルトの発想は、時に優等生には出せない答えを出したりする・・・例えばカカシの弱点は『イチャタクのオチ』だとか(笑)
 
ちょっと離れている間にナルトは「アタマ」のほうもキレるようになっていて、サスケは驚いたかな? 
でもサスケが「・・・・・・」となっていたのは、もっと別の理由じゃないだろうか(とも思うんです)。 
ナルトの行動に、サスケはイタチの言葉を思い出していたんじゃないだろうか・・
《全てが出来ないからこそ補ってくれる仲間がいる 己が本来できたであろうことをないがしろにしないためにもな》という、あの言葉を。
 
ナルトの《咄嗟にミナトとサスケを掴んで、一緒にミナトの術で飛ばしてもらう》というアイディアは、「論理的になら」サスケも考えつくことだったかもしれません。 サスケだって須佐能乎でナルトとミナトを瞬時に掴む事は可能だったかもしれないし・・・・だけど今のサスケには、実際には「出せなかった答え」だと思うんです。なぜなら、今のサスケとナルトでは《決定的に違う》点があるから・・・
 
ナルトは、自分ができること(チャクラをつなぎ合わせること)さえすれば、その先は“父ちゃんが、自分とサスケを父ちゃんの術で飛ばして助けてくれるはず”と信じている・・・全部自分一人でやるんじゃなくって《仲間が補ってくれる、助けてくれる》という絶対的な信頼を持って「任せる」という事ができる・・・それも「黙ったまま」で、信頼してる。 ナルトは「父ちゃん」じゃなくっても、仲間なら信じて黙って託せてしまうんじゃないだろうか・・・そこが今のサスケには出来ない発想じゃないかと思うんです。
サスケは「全部一人で」という前提で考えるだろうし、分担するなら「声を掛け合って確認しないと」と思っているかもしれない。 だから・・このタイミングで咄嗟にサスケは行動出来ず、でも、ナルトは出来てしまった。
 
ナルトのとった行動は、イタチの言葉を行動で示すものだった・・・
 
サスケは、イタチが言っていた《道案内は何も立札ばかりじゃなかったんだな・・》の意味も、感じているんじゃないだろうか・・・アレはナルトの事を言っていたのだと。
 
ミナトの(ウチの子もサスケくんに負けてないかな…)の微笑ましい息子自慢は、咄嗟の機転に対する「ナイスだよ!」なのかもしれませんが、それだけじゃない・・ 
仲間を信頼出来るハートを持っているという意味でも、とっても「ナイス」なのですよ・・・息子さんは(笑)
 
 
 
(その2へ続けます・・ここまで読んでくださって、感謝)