ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 685:ありったけの…!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ34 号) その 3

NARUTO 685:ありったけの…!! (3)

  ・「感知」についてあれこれ…
 
 それにしても、「ナルトの本体」…カグヤの時空扉には入れず、氷世界に残ってたんですね…
 
てっきり、本体ナルトは「神威の時空間」に飛ばされて隠れてたのかと思ってたんです。 というのも、1つ気になった事がありまして…
 
 先週、オビトとサクラが「始球空間」に《ズズッ》と出てきたタイミング、あれが実に『絶妙なタイミング』だったんですよね。 カグヤ達が氷世界に戻っていって「フッ」と消えたのとほぼ“同時”に、入れ替わるように神威空間からズズズ…っと出てきたもんですから、一体どうやって「タイミング」を見計らったんだろう?と不思議だったんです。
 
 こりゃ「誰かが」神威の時空間内で「始球空間のカグヤ達が移動して居なくなった」事を察知してタイミングを見計らった…としか私には思えず、いったい「誰が?」と考えたら、本体ナルトなら出来るだろうと思ったんです。 本体なら「分身が消える時に経験が蓄積される」から、カグヤ達が消えたのが分かる…なら、本体ナルトはオビト達と一緒に神威空間にいて、それで彼らに「タイミング」を教えたのかな?と思っちゃったんですよね。 でも「違った」という事は、「オビト自身が」始球空間内のカグヤ達のチャクラを感知して、始球空間に出るタイミグを見計らっていた…という事なのでしょうか。
 
 もっとも「オビトの感知能力」…「神威で突然どこかに出現できる仕組み」については、常々不思議に思ってアレコレと雑考してきたんです。 特に「453話」では、サスケ達の前にズズズッと突然現れた時に「こっちにはそれなりの能力がある」なんて言い方をしていたので「それなりの能力」って何なんだってばよ?と思ったのですが、いまだに「それなりの能力」についての説明は無し。
 オビトの神威による時空間移動については、かつてカカシは《印もマーキングも無しで時空間を飛ぶ四代目以上の時空間忍術》と分析していたし、どうやって「印もマーキングも無しで」時空間を飛ぶんだろうと…その「それなりの能力」は謎のままでした。
 で…当時、その能力は「個別のチャクラを感知し記憶して、それを目印にして時空間から出てくるのかもしれない」なんて推測しておったのです。 オビトが「突然時空間から出現できる」条件は、だいたい「知った場所」or「知ってる人物がいる場所」に限られているように見えましたから。
 
 しかし、どうやら「目に見えないマーキングを施していたらしい」ことが、ようやく今週の内容で分かってきました。 「それなりの能力」とは「目に見えないマーキングを施す」ことだったんだろうか。
 オビトが最初に「始球空間」に到着した時「この場所はマーキングできた」と言ってるんですよね。 ミナトや扉間の「マーキング」とは違い、「目に見える印(マーキング)」を付けてるわけじゃないので傍から見ると分からないのですが、やはりオビトには「一度来た場所、一度会った人物にマーキングして、それを目印に神威で時空間を飛ぶことができる」能力があるのではないか…と思います。 オビトの能力というよりも「神威の能力」と言ったほうがいいのかもしれませんが。
 
オビトは(時空に穴を開けて溶岩世界を覗いて)「ここは…サスケを感知できない」とも言ってますが、それも「サスケのマーキングを感知できない」という事なのかな…? ならば、カグヤを最初に見た時にカグヤにもマーキングし、それで「始球空間からカグヤがいなくなった」事も感知できたとしても、不思議ではない…。
 
にしても、目に見えないマーキング(あるいは目で記憶するようなマーキングなのかな)、それじゃ他人には分からんですな。 意外と「仕組み」は飛雷神に近いのかもしれません。
 
その一方で、黒ゼツ達の「感知」能力に関してなんですが… 
 
黒ゼツは始球空間に「ナルト+もう二匹」が入り込んだ事までは感知したものの、その二匹が「サクラとオビト」だとは分からず「ナルトの影分身×2」と勘違いしてましたよね。つまり、同じ空間にいる「生命体チャクラの個数」は分かっても「チャクラの質の違い」までは感知出来ないらしい(ナルト×3なのか、別人チャクラ×3なのかの判別さえできてない)。
 
 それにカグヤは、黒ゼツに指示される通りに動いているし…どうやら彼女も「感知・判別できない」ように見える(これはちょっと意外なんですが)。しかも黒は、ナルトの「影分身と本体の見分け方」について「求道玉が付いてるのが本体(付いてないのは分身)」なんて言っていて、どうやら目視でしか区別できないらしい。 案外と、カグヤも黒ゼツもいわゆるチャクラの「感知能力」は無いんだろうか…?
 
 その点「感知」に関しては、ナルトとサスケの《陰陽の引き合う力》…これは圧倒的に強力ですよね。 ナルト(本体)は、氷世界から(始球空間を越えて)砂漠世界のサスケを感じていたし、一方のサスケもナルトを感知している。 
 砂の空間で彷徨いながら、「この辺りだと思ったがな…」 (ここで一瞬ナルトのチャクラを強く感じたのは間違いない…)なんて感じてましたから。
 
 ただし「一瞬」感じたというのがね…それは「影分身ナルトが“隣にある始球空間”にいた時だけ、ナルトチャクラを感じていた」という事なのか、それとも「氷世界にいるナルトが、多重影分身を使ってチャクラを分散させる前までナルトのチャクラを強く感じた」という事なんだろうか…。 いずれにせよ、ナルトとサスケの《陰陽の共鳴》ほど強力な「マーキング」はないってことですよね。これを活かさない手はない。 
 
 
・そして、その「共鳴」について、改めて考えると…
 
《共鳴》…よく分からない仕組みを「共鳴という便利な言葉」で一括りにして「説明終了」されたら嫌だなぁ…なんて先週もブチブチ言ったような気がしますが(汗)
でも、やっぱり気になるんですよね…この言葉。
 ナルトとサスケの《共鳴》は分かるんです。だけど、なぜ「カグヤの時空間忍術」に「神威」が《共鳴》出来たのか…これが不思議なんです。単純に「同じ時空間忍術だから」で済ませられる話なんだろうか…?と。
 
 たとえば「ナルトとサスケの陰陽の力」が《共鳴》するのは、出どころ(オリジナル=六道仙人)が同じだからだし、「元は1つだった」セットの片割れ同士だから、分かる(ような気がする)んです。
 あと、たとえば「カカシとオビトの写輪眼」が視野共有という形で《共鳴》したのも分かるんです(604話と651話での現象、651話でカカシがこれを「共鳴」と言っている)…これも、出どころ(オリジナル=オビト)が同じだし、「元は1つだった」セットの片割れ同士だから分かる。
 
 その他、我愛羅が母の胎内にまだ居る時、守鶴に《共鳴》したから人柱力にされたという話も登場しましたが、アレはどういう事なんだろうな… 
我愛羅には、胎内にいる頃から「父譲りの磁遁(元は守鶴の力)の能力」があったからなんでしょうか。 これも出どころ(オリジナル=守鶴)が同じで、元は1つだったから共鳴した…と考えても説明はつくような気はします。
 
 ようするに《共鳴できる条件》とは、その能力の《オリジナルは同一》という事なんだろうか…とも思えてきた。
 
 戦争編に入ってから、「本体(オリジナル=祖)は何なんだ?」という話がちょこちょこ出てきますが、全ての「祖」、全ての「オリジナル」、すべての「はじまり」は一体何なんだろうか?ということ…これも重要なテーマの1つですよね。
  
 「カグヤの能力」と「神威」が“うまく共鳴できた”のも、その力の『出どころ、オリジナル』が同一だからなの「かも」しれない。 かつて神樹の実を取り込み、十尾と一体化して「神のような力」を有するカグヤの能力と、「神の力(神威)」という名の瞳術のオリジナルが同一だと仮定すると、そのオリジナルとは やはり《神》なのではないか…と考えてしまうんです。 (もちろん、枝分かれした全ての術の源流を遡っていけば、全ては祖である神に行きつくのかもしれませんが、ここではもっと直接的な濃い「神の力」という意味で)。
 
 そして、これもずっとブツブツ言ってきた事ですが、神威同様に同じく「神」の名を冠する時空間忍術《飛雷神》も、もしかしたら「共鳴」してくるんじゃないのか…なんて期待もしてます。 
 
 NARUTO-ナルト- 第二部開始「直前」に、初公開されたミナトの時空間忍術「飛雷神の術」…アレを最初に読んだ時は、ぞくぞくするほど興奮いたしました(笑) シンプルにただ「カッコいい」と思ったからなんですがね… そして第二部開始早々に初公開されたカカシの万華鏡瞳術「神威」。 空間を捻じ曲げて異空間に飛ばしてしまう、恐るべき瞳術…これまた強烈なインパクトがありました。人間に、こんな「力」があるものだろうか…?と。でもあれはほぼ「神の領域」ともいえる力だったのかな…。
 カグヤの時空間と神威…そして「外の世界」の二人による「飛雷神」。これが両側から「共鳴」する時が来るかもしれない…とも思います。
 
(ちなみに…白ゼツの「オリジナル」はサスケにやられちゃった…という話、いつどこで繋がってくるんだろうと思っているのですが。 でも、白ゼツ達の「オリジナル」って誰なんだろう)。
 
 
・そして、あらためて「神威」のことを少々
 
 オビトの神威による「カグヤの空間への時空の扉開け作業」…サクラはオビトの後ろに立って百豪の印を解放し「ありったけのチャクラを」オビトに与え…
オビトはそのチャクラで神威を使い、「始球空間」から5つの空間への扉をこじ開けていく。 莫大なチャクラの負荷のせいなのか、両目の強化版神威による負荷のせいか、オビトの両目からは血が流れ落ちる… 
 
 空間に「穴」を開け、その「穴」から隣接する別空間を覗いていく神威の図…↓ 
 
 
 コレってまるで『トビの仮面』みたいに見えませんか? …ま、「神威」は空間を渦のようにズズズ…と捻じ曲げるように吸い込む術だし、そもそもトビの仮面(あるいはグルグルの顔)が「神威模様」とも言えるわけだけど、オビトがトビの仮面から外の世界を見ていた時は、こんな感じに覗いて見ていたのか?とも思える画なんです。 仮面の内側と外側では、まるで「違う世界」に見えてたんじゃないだろうか…?と。  あるいは、オビトが…というよりも『グルグル』が「1つだけ開いた穴」から覗いていた外の世界(忍の現実世界)は、こんな感じに見えていたのかな…とも思える図なんです。
 
「穴から覗き見た忍達の世界」は、グルグルにとっては「異空間」だったんじゃないだろうか。 「神威顔のグルグル」とは、もともと「異空間(神威の時空間)の住人」だったんじゃないだろうか…なんて思ったりもしてますが、どうなのだろう…? 
 オビトのトビ模様仮面の「内と外の世界」、そしてグルグルの「内と外の世界」…それを繋ぐ出入り口が、あの「穴」だったんじゃないだろうか…なんて、あの画を見て漠然とそんな事を考えてました(漠然過ぎてますが)。 そして「神威」と「カグヤの術」をつなぐ鍵も「グルグル」なんじゃないかという気がする…「気がする」って話ですが(笑) でも、とにかく気になるんですよね…あの「グルグル」が。
 
 それにしても、今回改めて気になったのは《マダラだけがカグヤの事を知っていた》という点なんです。
 
 今週のオビトのセリフ《カグヤとは…いったい何者だ…!?》とか、先々週の《そのカグヤってのを》から判断すると、オビトは「カグヤ」の名前すら知らなかったらしい。 マダラは柱間に対して「カグヤの事は石碑で知った」ような事を言っていましたが、それがキッカケで世界に絶望し「さらに先の夢」を考えるようになった…とも語っています(67巻で)。 マダラが言った通りなら、マダラが石碑で「カグヤに関する記述」を読んだのは、まだ里にいる頃であって、つまり「輪廻眼開眼以前」…万華鏡写輪眼状態で読んだ事になります。 なのに、石碑の「万華鏡レベル」まで(あるいは輪廻眼を移植した後は輪廻眼レベルまで)読めたはずのオビトも、なぜかカグヤを知らなかった(マダラが意図的にカグヤの事を隠したという事もあるかな…)。
 
 しかし、カグヤ(あるいは神樹)戦にこれだけ「時空間」が重要になってきますと、マダラが《これからいよいよ》という時に、オビトに《両目の神威の眼》を揃えさせてやった目的・理由がますます気になるのです。 そしてオビトの「両目の神威」は、実際にカグヤ空間攻略の要になっている… これが「片目の神威」だったら能力的に足らず、カグヤとの闘いは巧くいかなかったかもしれないんですよね。
 「写輪眼は左右揃ってその力を発揮する」と言っていた御仁が、オビトに「左右の神威の眼を揃えさせてやった」理由は、オビトに何かをさせたかったのか「それとも」…やはり考えずにはいられません。
 
   
 さて、オビトは始球空間にも「マーキング済み」だし、それに今回『開けた』空間全てにもマーキングしたかもしれない。 そうすればカグヤ戦もかなり「有利」になりそうな気もするんですが、でも問題は「チャクラ量」。 今回のサスケ捜索だけでも、サクラの百豪の印を解放してやっと足りた…というレベル。一方でカグヤは…
 
「とんでもなく…遠い空間だ」 
(これを一瞬で繋げるカグヤとは…いったい何者だ…!?)
(オビト)
 
 先週も、黒ゼツが「母さんが世界の空間を変換する時…多くのチャクラを使う…」と言っていたけれど、ようするにそれだけのチャクラをカグヤは有する。
 
もしオビトの「時空の扉を開ける神威」と、サスケの「離れた空間を入れ替える輪廻眼の能力」が揃えば、カグヤの能力と「能力的には」ほぼ並ぶような気はします。 これでもし仮にオビトの右眼(神威の目)をサスケが貰ったら…サスケの能力はカグヤの能力と並ぶ事にもなるのかもしれない。だけど問題は「チャクラ量」なんですよね。
 
 17年前(18年前?)の今日、ミナトが「将来起こるであろう仮面男との闘い」に備えてナルトに残した「莫大な九尾のチャクラ」… それは「あの術の完成」の為だった。
 まだ「あの術」が何だかは分かってませんが、ナンであるにせよ、もはや「九喇嘛のチャクラ半量」だけじゃ足りそうもないですよね。 でもその代わり、ナルトは他の尾獣たちのチャクラも手に入れた(もっとも一部だけだけど)。 そして、もし無限月読に囚われている忍達を解放して「皆」とチャクラを繋げられたら…少し状況は変わるでしょうか。 もしかしたら「あの術の完成」は「全員で」になるかもしれない(なんて思っています)。
 やっぱり「ナルトとサスケ」だけじゃなくて…彼らが安心して背中を任せられる「仲間の協力」があってこそ…ですもんね。
 
 
 
(その4まで続けます、黒ゼツとカグヤ、サクラのこと、サクラとサスケの事などまとめます。長文ごめんなさい… 今回は次号まで時間があるので、なにとぞご容赦)。
 
 
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