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忍達の「自立」の物語 (1) 682話感想付け加え

忍達の「自立」の物語 (1) 682話感想付け加え

682話の感想付け加え…というより、この数話の感想の「まとめ」でもあるんですが… 「忍の物語」とは…忍達の親離れ、「自立」の物語なのかな…なんて思うんですよね。
 
「優秀な親を持った落ちこぼれの子供」…親が優秀だからって、子が必ずしも優秀とは限らない… ハゴロモは「ナルトやアシュラ」をその例に出してましたが、忍は皆「落ちこぼれの子供達」なんじゃないだろうか。「神」の力、チャクラを貰ったけど上手く使えない「落ちこぼれの子供達」なのかもしれない。
 
「チャクラの実」は千年に一度実り、その実を食べたカグヤも結局は「神樹」に飲み込まれて無限月読を行い、チャクラを1つにして再び「神樹の実」を実らせてしまった(らしい)。 実がなったら「世界は終わる」とハゴロモは言ってましたけど、一体何が起こるのだろうか。 十尾が完全体で復活し、世界を破壊してしまうのだろうか…?
 
以前、トビは「オレと1つになる」とか「目的は完全体になる(こと)」とか、「今のオレは形骸化した存在」、「元の自分に戻るための計画」とか言ってましたよね。 アレは「オビト」じゃなくて「十尾」の発言だったと考えると「チャクラを1つにしたら、十尾は完全体として元の姿に戻る」という事になります。
 
「無限月読後に実るチャクラの実から生まれる十尾の完全体」…それを再現したのが「マダラのアジト」だと思うんです。
 
《外道魔像が「実の皮がむけた後のような座」に座り、その下には長い神樹の幹があり(柱間細胞)、さらにその下の「根」には白ゼツがぶる下がっている》…マダラのアジトは、まさに「無限月読後の世界」。マダラは…無限月読をしたら「どうなるか」まで知っていた…という事ですよね。
 
「外道魔像」は十尾の抜け殻というけれど、この戦争で登場した尾獣的な姿をした十尾に較べるとアレは「人間に近い姿」をしてますね。 アレが…本来の十尾(神)の姿なのでしょうか。「尾獣のチャクラ」だけでは姿がまだ尾獣っぽく、人間たちのチャクラを取り戻すと「本当の神としての姿」に近くなるのかな…?
十尾は千年に一度復活しては、世界を破壊しリセットしてた…ってことだろうか。
戦いばかりの人間たち、「出来損ないの子供達」がやらかしたことの清算、尻拭いをするために… 
 
黒ゼツは、人間たちのことをかなり見下してますが、同じ「全ての祖」から生まれても「自分は優秀な子」であり、人間たちは「落ちこぼれ」なんて思ってるのかもしれない。…だから簡単に自分が作ったシナリオ(あるいは捏造したマニュアル)で操れるなんて思ってる(きっと)。
 
黒ゼツ(以下、黒と呼ぶ)はカグヤのことを「母さん」なんて呼んでるけど、でもどうなんだろ…カグヤのことさえ「利用してるだけ」にも見える。
黒は「カグヤ」の為というよりは「十尾復活」の為に動いてるような気がするんですよね。 カグヤを前面に出してるのは「対ハゴロモ」の作戦…ハゴロモに揺さぶりをかけるのが目的なんじゃないだろうか。
 
何といってもハゴロモは十尾を封印した人物だし、そのあとも十尾のチャクラを分割したり、石碑を遺したり、息子たちの転生者に会って力を与えてきたり…と、ハゴロモは色々やってきてますもんね。 黒にとっちゃ、かなり厄介な存在のハズです。忍の歴史の水面下で、黒とハゴロモは「見えないバトル」をずーっと続けてきたってことですよね。 人間どもを見下している黒も、ハゴロモだけは…かなり「厄介」はなず。
 
 そしてカグヤ母さんに「ハゴロモ…ハムラ…お前達が憎い」なんて言わせてましたけど、あの「愛する子供達に封印された親の悲しみ、憎しみ」…あれは十尾の想いでもあり、十尾がカグヤの体を借りて語っているようにも聞こえました。「チャクラの祖」カグヤの想いでもあり、「全ての祖」十尾の想いでもあるのかな…とね。十尾だって、人間たちにチャクラを奪われ、おまけに封印までされて…本来の愛情は深い憎しみに変わってしまったんじゃないのかな。
 
忍達は、まだ「親(十尾)の心」なんて想像もしてない。出来ないですよね。だけど「カグヤ」の想いなら分かるかもしれない… まずは「子離れできてない」カグヤに、子供たちの「自立の物語」を見せてやらないとね、と思います。
今まで道に迷ったり間違ったり失敗したり…遠回りしたりの「落ちこぼれの子供達」だけど、その寄り道は立派な「物語」だったのだと…黒の捏造マニュアルなんかに踊らされてただけじゃない事を、ちゃんと見せてやらないといけないですね、「エロ忍術」だけじゃなくって(笑)
 
神樹の実「十尾」復活の「時」まで、あと…どのぐらいなんだろう…。
 
 
 
 
 
☆その2(自来也の話)に続けます…
 
 
 
(ナルト好きブログ! 2014/07/01)