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NARUTO-ナルト- 「446:ただ二人を守りたい」 (WJ24号) 感想

        ?H2>NARUTO:446 ただ二人を守りたい

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3人で必死に生きてきた彼ら・・。武力に頼らない平和をつくり、世界の天辺に立つ。彼らの願いは純粋でした。でも、運命は過酷ですね。

輪廻眼という、稀有な能力・・・間違えば無意識に人を殺めてしまう恐ろしい凶器ともなる力を持った長門。 前向きに生きるために出した答えは
純粋な、仲間を守りたい・・もう失いたくないという気持ちでした。

長門が出した答え。 ただ二人を守りたい・・
どんなに痛みをともなうことがあったとしても。

両親を殺した憎い木ノ葉の忍。長門自来也を受け入れられなかったのは当然だと思います。そんな長門の心を開いた自来也・・。
自来也ってあったかい人ですよね。ただ罪滅ぼしのための慈善行為ではなく、心から長門たちを心配してあげて・・・その気持ちが長門を救ったのでしょう。

長門の話し方から、長門は今でも 自来也を師として認め、感謝してはいるのです。
そして、「真の平和」を実現すること、師に託された「答え」を出すことが、自来也への恩返しであるかのように思っているようです。
なのに、殺すなんて。

長門だって、自来也を師として尊敬し感謝しているのだから、殺すことに「痛み」も伴っているはずなんです・・
でも、その痛みをともなったとしても、心を刃にして感情を殺して、平和の実現のためならなんでもする。それこそが己の使命であり、人々のためになると思い込んでいるようですね。

自来也が彼らに忍術を教えたのは、自己防衛のためだけではなく、
長門に輪廻眼を制御することを教えることが目的だったようです。
自来也から六道仙人の話を聞かされた長門
自来也は、輪廻眼の長門こそ六道仙人の生まれ変わりであり、平和をもたらす者とおもったようで、「平和への答え」を長門に託します。

長門は 自来也から「答え」を託されたことを、しっかりと受け止めていたようでした。ナルトが同じように答えを託されて嬉しかったように・・・。

自来也は、弟子達に未来をみていたんですね。大ガマ仙人の予言を受け、自分が教える弟子のうち誰かが答えを出してくれるはずだと・・
自来也も己の役割を果たそうとしていたんですね。

六道仙人。
自来也の話だと、いい人のようです。
もともと僧で、チャクラの真理を明かし、世界を平和に導こうとしたという。。  「我 安寧秩序を成す者」
でもなーんか怪しいと思うんですよね。相変わらず出てくる絵は影絵で、
不気味な様相をしている。 世界を平和に導くっていうと聞こえはいいけれど、長門だって痛みで平和をとか言っているわけだから、恐怖による平和なのかもしれないし。
安寧秩序を成す者・・って・・これだって、恐怖によって秩序を成す破壊神なのかもしれない。
月は六道仙人が作った、と長門が言っていましたが、何のために巨大な自爆天星をして月を作ったのか??何かを封印したのでしょうか?
・・・月にいまだに何かが封印されている・・のかもしれませんよね。

トビ(マダラ)の目的と何かかかわりがあるんでしょうか。尾獣とも・・。

そして、ついに迎える2回目の最大の痛み、弥彦の死。

ペインが半蔵に徹底した復讐をしたという話から、半蔵が弥彦を殺したんだろうとは思っていましたが・・やはり、でした。しかも、だまし討ち。

弥彦たちは、武力に頼らない平和を作ろうとして活動していた・・
本当に弥彦、いい人だ・・。まっすぐな心を持っていたんですね。
半蔵はすごい警戒心が強かったという以前の説明どおりで、弥彦たちを警戒、だまし討ちしたんですね。
木ノ葉の三忍を認めて命を助けるなど、いいところもあると思ったんですが・・・まぁ、小国を治めるためには、不安分子は徹底して潰しておくというのもわからないでもないんですが・・。

ただ、そのだまし討ちに、ダンゾウが絡んでくるとは。
ダンゾウ、どこまで話に絡めてくるのか?と思っていましたが、ここで来ましたか!ってかんじです・・。
めちゃめちゃ悪い人じゃないですか、ダンゾウ。
全ての悪い話に関わってますね。イタチを追い込んでうちは一族を抹殺させたのもダンゾウだし・・ 
ただ、目的は純粋に火影の座のようですね。
ダンゾウ、このときは50代後半くらいか。暗部の服を身につけています。
このとき既に暗部内に根を結成し、三代目を火影の座から引きずり落とすことを画策していたのか。

杖をついている今とは違って元気そう?ですが、このとき既に右目は包帯で隠していますね。いかにも怪しい感じなので、「トビはダンゾウ?」という意見が出るのかな。(私個人としては、違うと思いますが。)
というのもダンゾウとトビ身長が違うし・・髪型にているけれど少し違う。
それと顔の皺。ダンゾウの左半分の顔の皺や目元と、トビ右半分の素顔の皺と目元は全く別人だからです・・。わざと怪しくしているだけだろうと思ってます・・

根が解体されてダンゾウが失脚したのは、第三次忍界大戦後、三代目が引退して四代目が就任する前あたりだったのかな。
ダンゾウ・・・四代目に対して恨みを持っていそうです。
九尾事件にダンゾウが加担していた可能性も、どうやらありそうですね。
九尾に対して異常に執着をみせていますし。
うちは一族虐殺事件もダンゾウの命令のようですし、この件でもマダラと協力関係にあったかもしれません。これから真相が明かされていく事件の数々に関わっていそうですね。
※訂正:根が解体されダンゾウが失脚したのは、三代目が就任した時
でした。(者の書による) このときのダンゾウはすでに1回失脚して
地下活動を続けていたということになります・・。

このとき、木ノ葉、岩隠れ、砂が戦争をしていた頃だといいますから 第3次忍界大戦中ですね。長門たちは「まだ子供だった」というし今のナルト達くらい・・見た目15~6才くらいでしょうか。自来也と別れて5~6年後くらいなのかな。・・・ということは、現在の長門、小南は33歳くらい?

ただ、弥彦ペインの年齢を チョウジが「25~30くらい」と報告していますが、弥彦が死んだのはもっと若い。今の弥彦ペインは、死んだ時よりさらに大人になっている気がする・・・死体が育つわけないのに・・??
このあたりのカラクリ、これから説明されるかな?

小南を人質にされ、弥彦を殺すように半蔵に命令される長門・・・
戸惑う長門に「オレを殺れ」と命令し、自らクナイにむかって飛び込んだ弥彦・・・

 なんとしてでも生き延びろ・・お前はこの世の救世主だ・・

弥彦は、ただ二人を守りたかった。じぶんの命に代えても。
自来也にも、そして弥彦にも 答えを託されてしまった長門

この時の弥彦の顔、すごくナルトにそっくりです。
ナルトと弥彦のことが、重なって見えるのではないかな・・長門・・・。

このあと、どうやってペインシステムを開発したのか、今のような考えになったのか。彼らをそそのかしたのはマダラだったのか?そのあたりは次週以降です。。

長門自来也のことをどう思っているのか??気になっていました。
長門は 自来也のことを嫌っていたのでも恩を忘れていたのでもなかった。
自来也に答えを託されたことを しっかり受け止めていて忘れていなかったですね。

ただし弥彦まで失った痛みは受け入れがたく、長門は痛みを感じる心を封印してしまっているようなかんじです。辛すぎて。
弥彦の死を、長門は正面から受け入れることが出来ないのでしょう。
弥彦がみずからクナイに向かって飛び込んできたとはいえ、長門が手に持っていたクナイ・・   長門が殺してしまったようなものでしたから。

受け入れがたい弥彦の死を経験して・・・
長門は「神」になることで 小さな痛みを感じ悲しむ人間から「進化」し、痛みを超越した存在になろうとしたのでしょうか。
大きな目的「平和」を実現するためには、「痛み」を感じない神に進化しないといけない・・ 自分が受けた痛みや、他人に与えた痛みを感じていては、何も実現できない、と。

だから師である自来也を殺すことにすら躊躇しなかった。かつての師を殺すことに心を痛めていては何も実現できない・・。人間長門ではなく、神長門(ペイン)として感じ行動する。心を封印する存在になることを長門は成長だと思っているようですね。

「痛みを知るからこそ成長できる」そう自来也に言われて かつて出した答え
「ただ二人を守りたい・・・どんなに痛みがともなうことがあっても」
これを「クソ以下だと気づいた」と言っている長門

「弥彦 とっくに死んだよ そんなやつは」と冷たく言い放った神としての長門。これを成長だと思い込もうとしているのでしょうか。。
人間としての長門は、今も弥彦を失ったことが悲しくてたまらないはずなのですが・・。

弥彦が最後に残した言葉「お前は救世主だ お前だったら・・ 本当に」 
長門は、これが忘れられないのでしょうね。
弥彦のかわりとなって、弥彦に平和を見せる日まで。
救世主、神となり・・長門は人間としての心を閉ざし、自分の命を削ってでも、弥彦の遺言を果たすためだけにいきているのでしょうか。

オビトを死なせてしまい、最後にオビトが言った「お前の眼になってこれから先を見てやるからよ」という言葉を忘れられないカカシ。カカシがオビトの代わりとなって生きているのと同じように・・・・

ボロボロになった長門を見て「もういいんだよ・・」と弥彦がいってくれないと長門も自分を許せないのかもしれません。
あのような姿になって自分を痛みつけている長門・・本当は弥彦への償いの気持ちでいっぱいなのかもしれませんね。

いつまでも降り止まない 小国雨隠れの雨・・
里の人たちの痛みの涙のようですね。
弥彦が嫌いだった、この国の雨・・・・

長門は里を手に入れて、真っ先にしたことは術で雨をあげることだったのかな。晴れた雨隠れの里を、一日も早く弥彦に見せたかったのかな。
一番、里で高い・・・世界の天辺の塔の上から。

長文すみません、ありがとうございました。

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