ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

カカシの挫折・2度あることは3度ある

カカシの挫折「2度あることは3度ある 」


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シュびッ!歯がきら~ん☆となっているかはわからないけど?

復活後のカカシ、少し変わりましたよね。少し前向きというか。

カカシって、ぼーーっとして見えるんですが、実は繊細でけっこう気持ちの浮き沈みも激しいです。ナルト達よりちょい上の世代だから、忍の心得をしっかり叩き込まれていて、ほとんど表に感情を出さないですけどね。絶対泣かないですし(涙を見てみたい気もする)

イタチなんて完璧といえるほどに感情を殺すことに徹していますが、カカシはなんとな~く言動に気分の上下が出てしまったりするのです。それがまたカカシのいいところなんですけどね・・。

大雑把に言うと、NARUTO始まってからのカカシの気分の上昇下降は、こんなかんじです
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(おおざっぱすぎですねw)

今のカカシの気持ちを分析するために、ちょっと前までさかのぼってカカシの心がどう揺れてきたか、潜入してみたいと思います。(潜入は大げさ)

1人ぼっちだったナルトが第7班の仲間を「やっとできた繋がりなんだ」・・家族のように思ったのと同じで、子供の時から1人で生きてきたカカシにも、第7班は家族みたいなものですね。

最初に第7班を預かった時は、「こりゃ大変なことになりそうだ」とんでもないお荷物を背負わされた気分だったでしょう。里の重要人物「九尾の人柱力」と「うちはの生き残り」を守る重要任務・・

しかしお荷物だったお子様方は、驚くほどのスピードでグングン成長してくれました。
久々に日のあたる場所で見つけた幸せ。若い木ノ葉を育てることにカカシは生きがいをみつけ、つかの間の幸せを味わったと思います。守るべき大切なものが見つかった喜び?

戦争、そして暗部・・日のあたらない場所で過酷な任務をこなしてきた彼にとって、ナルト達とのふれあいは新鮮だったのでは。。彼らの素直な発想には驚かされっぱなしだっただろうし。
ナルト達は小さなことに怒ったり、泣いたり、悩んだり。そして大声で笑う・・・。

彼らとともに過ごすことで、忘れかけていた人間的な感情がカカシにも戻ってきたのかな。
「根」ほどではないにせよ、暗部では感情を殺しての任務が多かったでしょうし(暗殺や抹殺、スパイ・・通常の忍ができないような裏仕事ですからねぇ)

サイがナルト達を見て少しずつ心が解けていく(解凍中?)のが、カカシにはよくわかるんだと思います。


いつのまにか カカシのほうが彼らを必要としていた・・
カカシの部屋の枕元に大切そうに並べられたミナト班の写真と第7班の写真。
この2つの家族が、カカシにとってどれだけ大切な存在かがわかります。


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って、写真と一緒に並んでいるのがイチャパラだったりするんだけど・・これは、まぁ必需品かな?
(しかしナルトの部屋と大違いでwカカシの部屋は片付いてます。でもちょっと雑風景というか布団は手裏剣柄だし、壁にある額には「忍」と書いてあるし、テレビはないし。ストイックすぎ。)


サスケにお説教した時(「復讐なんてやめとけ」と説教した時)
「オレにもお前にももう(大切な仲間が)みつかっただろ」とサスケに言ったカカシは本当に穏やかな顔をしていました

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 「千鳥はお前に大切なものが出来たからこそ与えた力だ」(今のサスケにこの言葉は聞こえているんだろうか?)

暗部でだって、テンゾウはじめ大切な仲間はいたと思うんですが。。でも暗部というのは心安らげる場所ではなかったと思います・・たぶん。
そんな生活を好んでしていたわけじゃあないだろうけれど、オビトや四代目(そしてリン?)を守れなかった後悔から 日のあたる場所にいちゃいけない、幸せな生活をする資格が無いと思っていたのかな・・なにせ毎朝慰霊碑通いを続けているくらいだし。。

カカシにとって第7班は、やっとの思いで手に入れたかけがいの無い家族だったのかな。
今度こそ、もう二度と手放したくないって思ったはず。

中忍試験がはじまるころがカカシにとって気分がピークで、新しい仲間を得た喜び、生きがい・・新しい人生に希望がみえていたころです。話しかたも自信たっぷりだし。(中忍試験推薦のときや予選中の解説などは自信がみえます)

でも、幸せな時間は長くは続かなかった・・。

中忍試験で大蛇丸が現れ、サスケに呪印を残していった・・自分が目を離している隙にサスケを狙われた、これはサスケを預かる者として失敗です。
サスケの治療にあたろうとした医療班に「君たちじゃ畑違いなのよ」といってサスケを奥に連れて行ったのですが・・あれは「師として自分でしっかりサスケの責任は取ります」というアピールであったと思います。そして、とりあえず封邪法印をして処置を済ませられたのですが・・

そのあと、大蛇丸に「すること言うこと全てズレてるわね」なんていわれちゃたり、カブトに「できますかねえ あなたごときに」なんて見下されたりで、かなりプライドを傷つけられています。三代目から預かった大切なサスケに「大蛇丸の呪印」をつけられるという大失態、これはカカシとしては「失敗」です。
大蛇丸やカブトに見下されたのは「カカシじゃサスケのお守り役として不足」と判断されたってことなので、カカシとしては穏やかではなかったはず。

中忍試験の予選が終わった段階で、コッソリ里に現れた自来也が「暁がナルトを狙っていてお前のレベルでも手がまわらなくなるかもしれんからのォ」とナルトを1ヶ月預かると言い出しました。この時のカカシはちょっときょとんとしていました。自来也の本当の真意がなんなのか??と考えたんでしょう・・。

自来也が里に戻ってきた理由は「暁がナルトを狙っている」情報をもたらすためですが・・・大蛇丸が中忍試験に現れたと聞いて戻ってきたのもあると思います(イビキから聞いたのかな?)

「お前はサスケを見てやれ・・写輪眼の使い方を教える必要もあるだろう」
言い方は柔らかいですが、ワシがナルトを預かるからお前はサスケから目を離すな、といっているようにも聞こえます。自来也はカカシに失敗を挽回するチャンスを与えてくれたともいえます。
カカシはその言葉を重く受け止めたと思います。(このくだりは16巻で描かれています)

三代目から預かった重要な2人を守る任務をもう失敗してはならないというプレッシャー。カカシはかなり感じたと思います。

このあと、カカシはナルトを(とりあえず)エビス先生に預けています。カカシと自来也の間で「ナルトはエビス先生に預けますので、あとでナルトを引き受けてください」という打ち合わせが出来ていたんだと思います。

※もちろん、自来也にはナルトに九尾チャクラの使い方を教えなくちゃという気持ちがありましたので、自来也にとってもこれはいい機会だったんですよね。

「オレもこのままじゃな」・・カカシは崖のぼりの業をするなど自らも鍛えなおしたりしています。
まだこの時は、悔しさをバネにプラス思考しているんですよね。

自来也がナルトを預かってくれたおかげで、サスケに付きっ切りになれたカカシ。
中途半端で失敗しないよう、この1ヶ月はサスケに全てを費やしていました。里にも連絡せず、ナルトの本戦試合を見ることもせず!

サスケはカカシの期待にこたえて見事に千鳥を会得しました。中忍試験に遅刻して現れた時・・大げさに木ノ葉瞬身で現れたカカシの嬉しそうな顔・・ちょっとサスケを自慢したい気分だったかな?

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    「黙ってアイツを見てろ・・・ビックリするから」

リーが裏蓮華を見せたのに対抗して、今度はMy弟子が千鳥を使って観客をあっといわせる・・
カカシはちょっと楽しみだったかな?そして期待通りサスケは千鳥で観客を驚かせ、ガイは子供達に「カカシの雷切伝説」を話してきかせるし(これも実はカカシの期待通りかな)ちょっとだけ鼻高々??

千鳥はサスケに対しての罪滅ぼしでもあるし、見下してきた大蛇丸への対抗でもあったし、ガイへのちょっとしたライバル心もあったかな(というか若い弟子に裏蓮華を教えるくらいなら、千鳥を教えたって問題ないだろうという感覚かな) そしてもちろんサスケが呪印に頼らないために与えた力でもあるんですが・・。
しかしカカシの小さな絶頂感は一瞬・・・音と砂の攻撃開始で中断されちゃうのです。

その後の展開は、カカシにとって最悪。
木ノ葉崩しというよりはカカシ崩しじゃないか?と思えるほど、カカシに「これでもか!」と悪いことが畳み掛けられちゃうのです。

カブトに「一族ほど写輪眼を使いこなしてない」と再び見下された時のカカシの怒りの形相ははんぱじゃなかったです。木ノ葉崩しは大蛇丸やカブトを取り逃した上、三代目を守れなかったという最悪の結果に終わりました。
三代目の葬儀の時、カカシは慰霊碑の前に立っていました・・四代目、三代目とまた自分は火影を守れなかった・・相変わらずダメな自分をオビトの名前の前で戒めていたんでしょうか?


そしてカカシにトドメともいえる出来事が続けて起こります。

三代目葬儀が営まれてすぐ、イタチが暁として里を訪れました。
イタチの真意を知らないカカシは、最初は「サスケを狙っているのか?」とサスケを心配しています。
サスケをだんご屋に呼び出したのも、サスケに迫る危険を感じたからかな。
しかし必死にサスケを守ろうとしたはずが、イタチに月読をくらって寝込むハメになってしまいます。

そしてカカシが寝込んでいる間に、イタチとサスケが接触。サスケも月読を食らって倒れてしまう・・
またもやカカシ不在時にサスケが狙われるという2度目の「大失敗」です。

しかも、サスケを救ったのは自来也でした。この前カカシに失敗挽回のチャンスをくれた自来也の前でまた恥を晒す結果に・・。

肝心な時にサスケを再び守れなかったカカシ。己の力不足、イタチとの瞳力の差を思い知らされ悔しい思いをすることになります。

この頃のカカシは、何とかしなきゃという焦りと里の危機で忙しく対策を練る時間が無いことの狭間で苛立ちがあったようにみえます。任務の合間にはかならずサスケの様子を見に来たりはしていたんですよね。
本当ならサスケの側にずっといたかったのでしょうが、火影命令を無視することはカカシには出来なかった。この中途半端な判断は凶と出て、カカシは後悔することになります。

そしてついに最後「3度目の失敗」。

里の人手不足という状況で、休む間もなく任務に駆り出されていたカカシ・・里不在中に起きたサスケの里抜け。

カカシが目を離した隙にサスケが狙われるという失敗、これでとうとう3度目です。
そしてこの3度目こそ取り返しのつかない失敗となってしまったのです。
大切なナルトとサスケが戦うという最悪な事態、そしてサスケが大蛇丸の元へいくというこれまた最悪な結果。
三代目時代から続行していたカカシの重要任務は失敗に終わってしまうのです・・・

(カカシへの潜入ミッション、その2へつづく・・・)

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