ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

カカシ、空白の2年半について

カカシの空白の2年半


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「・・・・・遅かったか・・」


カカシが終末の谷にかけつけたときは、時すでに遅し。
2人の戦いは終わり、ナルトは倒れ サスケの姿は消えていた・・

結局この時にサスケを止められなかったことが、今大きな問題に発展してしまいました。
でも、この時カカシがサスケを連れ帰っていたとしても・・いつかサスケは里を抜けてしまったんでしょうけれどね。

新人達だけでサスケを追ったと聞いて、カカシはSランク任務を放置!して飛び出しました。カカシにしては一大事ですから。でも綱手は「・・ったく」と腹を立てているんですよね・・。
病院の屋上での2人の真剣勝負(20巻)を考えたら、サスケとナルトは殺しあいかねない。それを知っていたのはカカシと自来也だけ。
綱手はそれを知らなかったので、事の重大さを感じていなかったのかも。

でもカカシにとっては大問題。どんなSランク任務よりも、サスケとナルトを守る任務が大事だったんです。義務というよりは大切な仲間を失いたくない必死な思いだったでしょう・・それにナルトは師・四代目の息子だし、サスケはオビトと同じ血をひくうちは一族の大切な生き残り。
そして大切な家族。

終末の谷でカカシはどれだけ落ち込んだか・・(上の絵みたいな顔になってますから)。

サスケが里抜けしたことに関しては、綱手自来也もこんな大問題になるとは予測していなかったみたいです。
自来也のもたらした情報では、大蛇丸の次の転生まで時間はある。綱手自来也にとってはかつての仲間・大蛇丸のほうが大問題でした。

サスケが大蛇丸を取り込む(大蛇丸を倒す)なんてことは、全くといっていいほど予測していなかったんでしょう。
サスケの目的は兄に復讐すること。あくまでも一族の、家族の問題としか捉えられていなかったのでしょうか。


サスケは里を抜け、ナルトは自来也と修行の旅に出ます。そしてサクラは綱手の弟子に。
事実上の第7班の「解散」。
カカシは家族を失った気分だったかなぁ~。


自来也がナルトを修行に連れ出したのにはいくつか理由があると思います。

1つには、暁の動きが活発化してきたことで、ナルトを守る必要があった。
里の外に連れ出すことでナルトの居場所を特定させない。

2つめには、自来也がナルトに教えたいことがあった。
ミナトから預かった「ナルトの封印式の鍵」(ゲロ寅さん)。これの使い方を教えておく必要があった。(一度実践してナルトが九尾化してとんでもないことになった)

3つめは、里の内部からナルトを守る必要があった。
自来也綱手はダンゾウの危険性を察知していました。九尾に拘る上層部からナルトを隔離しておきたかったのかも?

4つめは、事実上 第7班が解散しカカシの任務がいったん終了したことによります。
サスケを里抜けさせてしまい、任務を失敗させてしまったカカシ。ナルトの監督役という大切な任から事実上解かれたのかもしれないです。そこを解任という厳しい処分ではなく、自来也が配慮して自分からナルトの世話役を申し出たのかもしれないです。サスケのことで落ち込んでいるカカシを見て、今のカカシには気分転換がいるだろうという配慮もあったんだろうし、ナルトが心配だったというのもあるはずですが。

前回自来也がナルトを修行に連れ出したときも、カカシへ気遣いがあったように思ったんですが、この時もそうかなぁと思います。カカシを自由の身に解放させる。「気分を切り換えて、しっかり己を磨け」という自来也からのエールでもあった?

自来也ってカカシに対して素直に愛情表現はしないんですけれど、ミナトに代わってカカシの親代わりを引き受けていたんだと思います。カカシもそれはわかっているはず。


第7班を失い、時間を与えられることになったカカシ。
・・・空白の2年半に、いったい何をしていたのでしょうか?

この間にカカシがこなした任務数は(およそ)22回。
(Cランク任務 1回、Aランク任務 18回、Sランク任務 3回・・者の書と闘の書を比較、うちナルト帰還後ナルトと一緒の任務と思われる数を引いた数)

数的には普通のペースなので、普通に上忍としてのお仕事をしていたと思われます。 
Sランク任務もこなしているので、第7班担当時より難しい仕事をしていたはずなんですが・・あの手のかかる2人がいなかったことでSランクでもサッサと片付けちゃったかもしれません。
でも、Sランクがどんな仕事だったのか?は気になります。
ちなみに、Sランクはペイン戦並の難度だろうと思います。かなり手こずった角都戦でもAランクなので。暁レベルの敵・・?

空白の2年半の間に、カカシが万華鏡写輪眼に開眼したとしたら、このSランク任務が絡んでいるかもしれません。。。

カカシ、この間プライベートな時間はどう過ごしていたんでしょう?(余計なお世話w)
前だったらきっと、ナルトの世話とか(「週刊忍術」を読むのをすすめるとか、牛乳の消費期限をチェックするとか、野菜の差し入れをするとか)や、サスケの世話(おむすびだけじゃ栄養にならないので食事に誘うとか。ナルトを一楽に誘うのはイルカの役目なので、カカシはサスケを食事に誘っていたかも。前にサスケをだんご屋に誘ったのも、いつもご飯屋さんに誘っていたからかな??)。
そんな日課がなくなって、気が抜けていたんじゃないかな?新しいイチャイチャも出版されなかったようだから、イチャイチャ映画をみるくらいかなぁ?

・・・いえいえ、あれでカカシは時間を無駄にするタイプじゃないです、たぶん。任務の合間をぬって、写輪眼やうちは一族のことを調べ上げていたはずです。
サスケを取り戻すためには、再びイタチと対峙することになる!
打倒イタチ!?を目標にしていたんじゃないかな??
前みたいに月読をくらってみっともなく倒れるわけにはいかない。通常の写輪眼では対抗できなかった月読。それを破るためにも、この2年でカカシは万華鏡写輪眼を開眼しなければならなかったんです。

※第二部、風影奪還任務で偽イタチに遭遇した時・・カカシは「いきなりですか」って言ってます。カカシがイタチ打倒を意識してきたってことがわかるような気がします。

カカシはイタチ追跡任務のとき、「黒い炎」と聞いただけで「天照」とわかっていました。自来也ですら(イタチの天照を見るまでは)見たこともなく名前も知らなかった天照。カカシは古い文献などで調べたのでしょうね。。

もし文献などで調べたのなら、天照はイタチだけの術ではなく、過去にも使われた例があるって可能性が高いですね。(万華鏡開眼者はほんの数人だけといわれているので、マダラ・イズナ兄弟が天照・月読を使った可能性が高い?)

万華鏡写輪眼の開眼方法ですが、親しいものの死を間近で見ることなのかどうか、まだ確定はしていません。マダラやイズナがどうやって開眼したかはまだ謎です。
カカシは開眼を「開発」という言い方をしています。
今までの開眼した例を調べて、同じような状況を想定してチャクラを練る修行をしたのかもしれないです(親しい者の死や、強烈な後悔を感じたときのチャクラの流れ、目への影響を調べるなどしたのかも)

カカシの開眼方法はいまだ秘密なので、今後の話展開にかかわるエピソードが絡んでいるのはほぼ間違いないとは思います。ただその衝撃だけで開眼したわけではなく、それをきっかけに開眼方法を掴み、修行で開発したのかな?と思います。

万華鏡写輪眼はかなりのチャクラを消費します。そのためにどうやらチャクラを効率的に使う修行もしていたみたいですね。最近のカカシ、以前に比べたら雷切をかなり使っても倒れなくなりましたねw

チャクラ消費の効率をあげる方法として思いついたのが、「写輪眼を使うときは右目は閉じること」なんじゃないか?って思うのです。

カカシが写輪眼を使うとき、最近では右目を閉じていることが多いです。これ、ナルト帰還後からなんですよね。 
写輪眼だけに集中することで、効率が上がるのかもしれません。(もしかしたら、ですが。)

たった2年ちょいの間、しかも通常の任務の合間に、これだけのことをするのは大変だっただろうなぁと思います。それだけ、カカシは必死だったんですね。
再び自来也からナルトを預かる2年後(それはサスケのタイムリミットでもある)までの目標「万華鏡写輪眼の開発」。
もう2度と同じ失敗を繰り返さないために、そして二度と仲間を失いたくないから。

2年間、朝は慰霊碑に通い、夜は第7班の写真を眺めていたのかな。
カカシにとっては凄く長く重い2年間だったと思います。

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「オレも今や上忍で部下を持つ身だ だが昔もまま・・
いつも後悔ばかりだ・・ この眼が合ってもちっとも先なんて見えやしない・・・お前が生きていたら・・今のオレに何て言うんだろうな・・
なあ・・オビトよ」

きっとこれ、毎朝言い続けてきたんじゃないかな、2年間。

2年半後、ナルトが戻ってきた時のカカシは、ぼ~~っとイチャパラを読んでいました。ナルトには「先生ってば、全然変わってねーってばよ」なんて言われていましたっけ。本当はナルトを抱きしめたいくらい嬉しかったはずなのに、ニコっともしませんでしたねぇ。

きっと、ナルトが帰ってくる朝、オビトの慰霊碑で誓ったんでしょうね、
「もう2度と大切な仲間は失わない」って。

ナルト帰還後が慰霊碑参りする描写がありません(続けてはいたでしょうが)。
後悔してばかりじゃ前に進めない。ナルトが帰ってきた後のカカシは最初の頃を思い出させるくらい気合が入って前向きになっていました。

(その3へつづく・・