ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

途切れた会話その2:アスマとカカシ

途切れた会話 その2:アスマとカカシ


イメージ 1


ナルト、1週間あいだがあくと、長く感じますね~。その分いまから次号が楽しみです。今日はかるいお題で。

実は前から疑問に思ってるというか気になっている場面があるんです、
35巻、天地橋任務のあとカカシが入院中の話です。

アスマがカカシに何かを話そうとしたのに、会話が途切れて結局そのまま・・おそらく、あれがカカシとアスマ最後の会話になったと思うのですが・・

あの話がなんだったのか、気になってます。男同士の・・会話。

・・・・・・・・・・・・・・・

(あのときのカカシの病室、かなり広い個室です。上忍になるとやっぱり待遇いいのかな? 一つ下階級の特別上忍・ライドウとゲンマが入院してた時は大部屋だったのに)・・はさておき

さてアスマですが。
アスマは見舞いに来ていたカカシ班とアスマ班のみんなを「焼肉Qにいっててくれ」とうま~く追い出します。

チョウジを抱えるアスマ班。焼肉代をおごるのって、先生かなりの負担!
払いきれなくて?店の主人にアスマが土下座したこともあったみたいですしw
カカシはおごっているの、見たことないけど・・ラーメン代ですら後輩ヤマトにちゃっかりおごらせてるし(カカシってちょっとケチ?)

「よかったらカカシ班の皆も一緒に行くといい」・・って太っ腹!
でもアスマ、しかたねえなぁって顔じゃなくって、これが笑顔。
いいことがあったから、なのかな?

高い出費と覚悟して人払いしてwやっとカカシと2人になれたアスマ、
「実はな」って話そうとした矢先・・

イメージ 2

   「いたいた・・」

今度は紅がカカシの病室に入ってくるんですよね。

2人が大事な話をしようとしてた空気を察知してない紅先生(っていうか察知しようという気がまるでも無い)。
カカシに「気分はどう?」の一言も無くて完全無視、アスマ見て「いたいた」ですもん。

カカシは「・・何か用か?」ってちょっとつっけんどんな言い方をしてます。

「アスマがここに居るって聞いてね」って、紅はまたしてもカカシを完全無視ぃ・・・!

ま、紅先生の「カカシ完全無視」状態に、カカシも「ふ~~ん」の一言だけ返して「で、アスマ 話ってのは?」と紅を無視してw続けようとします。
でも、アスマは「・・・」
びみょ~な顔になり「また今度ゆっくり話す」席を立ってしまいます。

そのあとカカシが2人の後姿を見送りながら「すごい気になるな・・」って思ってるんです。

あのときのアスマ、何を言おうとしたんでしょう?あの途切れた会話、カカシじゃないけどすご~い気になります。オトナの男同士・・・何を語ろうとした??(興味津々)

あのときの紅先生がまるで空気読んでいなかったのは、気持ちがすっかりハッピーだったせいかな。
たぶん、妊娠がまだわかったばかりの頃で、あの日正式に病院で検査して、「おめでたですよ」って言われて・・・早くアスマに報告したくて探していたんだろぅなぁって思います。

アスマ、ちょっと前に紅から「私赤ちゃんができたかも」って話は聞いていて、「近々病院で確かめるつもりよ」・・なんて話をしてたんじゃないかな。

でも、よりによって独身で子供も無い(はず)のカカシに何を相談しようとしたんだろう??

いろいろ妄想が先走る・・
はっ?もしかしたら、カカシにはそういう体験があるんだろうか??
「こんなとき男としてどう振舞えばいいと思うかカカシ?」
「やっぱり責任とるべきかな」「お前は認知したのか?」
とかそんな相談を・・・・ちがうちがうってばよ!

妄想走りすぎ。でも・・いったいなに?
父親になるってことか、玉の話か・・?
もしかしたら紅と結婚するかも、って話だったのかな?

アスマと紅の関係は、このときどこまで知られていたのかはわかりませんけどwそんなにおおっぴらではなかったのかも。
アスマ、やまなか花店で花を買った時いのに「紅先生によろしく」って言われて、「なぜ?(わかったの)」って焦っていたし。あの話は比較的最近のことだったのかな。

鼻がいいカカシは、3年前くらいから感付いていたようでwアスマと紅が通りかかった時「よう!お二人さん・・仲のよろしいことで。デートですか?」なんて言ってます。紅先生は真っ赤になって否定してましたがw

・・その頃からアスマは紅先生のことを、こっそりカカシには相談していた?
でもあの2人・・そこまで親しそうにも見えないし、イチャイチャ音読して赤くなるようなカカシにそんな相談をするとも思えない。

でもアスマがカカシと話をしたかった、っていうことは・・
父親の話をしたかったのかな?
父と息子の関係において、似た者どうしだったからかな?

2人とも偉大な父親を持っていて・・でも父の生き方を肯定できず、違う生き方を探そうとして反抗していた時期があった・・父の生き方や死に方を理解できなかった。
それが2人の共通点ですよね。

アスマは若い頃、父・三代目火影ヒルゼンの元を離れてフラフラしてた時期があったみたいですし・・(火の寺にいたりしたみたいですが)
アスマが小さい時に父ヒルゼンは火影として忙しかったし(戦争中かな)、父親に甘えられなくって、寂しい思いをしたんだろうなぁと思います。
自分だけの父さんのはずなのに、「木ノ葉の父」であることを優先していた父を恨んだこともあったのかな。。。

「里の者達はみんな家族じゃ」って最期にヒルゼンが皆の顔を思い浮かべている時・・・なぜかアスマの顔は無い。
最後までアスマの父であるより里のお父さんだった猿飛ヒルゼン

イメージ 3

 「いまは猿飛一族に生まれたのも悪くねーと思えるぜ」

カカシの見舞いのあと、アスマは父の墓前で「今ならアンタの言ってたことも少しわかる気がするよ・・かっこいい親父だったよ」って言っています。

里の父として次の世代を守って死んでいった父の生き様(と死に様)。
自分が父親になってはじめて、父親をカッコイイと思えた。

アスマはカカシにこんな話をしようとしていた?
「カカシ・・お前は今、親父さんのことどう思ってる?・・オレは今になって、やっと親父を誇りに思うようになったんだ。」
カカシも、サクモ父さんが掟を破ってでも自分の忍道を貫いて生きて死んでいったこと、以前は否定してましたから。

でも似た過去を持つ2人でも性格違うなぁ~って思うのは、アスマは後悔はしていないこと。

若い頃好き勝手して父に反発したことも「後悔はしてねーけどな」って言ってますw 
そして父の気持ちを理解できるようになってすっきりした?
なんかアスマは嬉しそうです。で、父のようにかっこよく生きたいって墓前で思ったのかな。

一方カカシのほうは「父さんは正しかった」と言ってあげられなかったことをずーーっと引きずりっぱなしでした。アスマとは大違い。

あの時アスマと父さんの話をしていれば、カカシもちょっとは刺激受けて・・「そうか、オレも素直に父さんは正しかった、って認めればいいんだ!」って少しは前向きになれたのかな?

・・やっぱりカカシの場合は、結局はサクモに会って「今なら父さんを誇りに思う」ってきちんと言うまでは 後悔から立ち直れなかったんでしょうけれど・・。

アスマはこのあと、シカマルに「玉の大切さ」の話はちゃんと伝えましたが・・父ヒルゼンとのことは結局誰にも話さないまま・・になりました。

アスマの葬儀のとき、カカシは「アスマ・・」って心でつぶやいてます。
「あのとき・・お前はオレと同じようなこと、考えてたんだな・・」
そんなこと、アスマに言いたかったのかなぁ・・