ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

ヤマトとカカシ・鉄の国(ナルト468話「八尾と九尾」)

ヤマトとカカシ・鉄の国編(ナルト468話「八尾と九尾」感想番外編)

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ヤマトとカカシについて書くのは何度目かなんですが(この2人見ていると面白い)、鉄の国編(勝手に名づけた)に入ってから 改めてこの2人の関係は濃いな~と思いました。あ、変な意味じゃないですw

突然現れたトビに めちゃくちゃ早いスピードで対応した2人。
「ヤマトの木遁で拘束→カカシが雷切発動で敵の後ろを取る!」
これぞ暗部必殺パターン!

とっさの出来事に、体が条件反射のように動く2人。長い間組んできたから出来る、あの神速の連携技。惚れ惚れします(贔屓抜きでも)やはりカカシの相手はヤマトしかいない(変な意味じゃなくw)。

トビですら「さすが写輪眼のはたけカカシだ・・速い」とカカシのスピードに驚嘆した!・・・
・・と思ったけど、そうじゃない・・
トビが言いたかったのは「速い」ではなかったんだと思います。トビが強調したかったのは「写輪眼」(個人的な判断ですが)。

前回トビとカカシが対面した時、カカシはトビの写輪眼に気がついて「あれは・・写輪眼!?」って驚いていました。(43巻)そのあとすぐトビは消えたのですが・・今回はそれ以来の再会なんですよね。

あの時カカシがトビの写輪眼に気がついた様子だったので、トビは鎌をかけてみたんだと思います、「写輪眼」と言ってみることで
「オレも写輪眼だけどな、お前はオレの写輪眼にもう気がついているんだろ?もしかしたらオレの正体もわかっているんだろう?」って言いたかった?

カカシがそのあと
「そうカンタンにナルトに手を出させやしないようちはマダラ」と言ったのは、トビの問いに対する「ああ、わかっているよ」という答えでもあったと思います。

なので・・けしてカカシだけを速いとほめて?ヤマトを誉めなかったというわけではないのです、きっとw(トビにとって ヤマトはカカシの部下の一人という認識でしかない気はするのだけど・・)

トビに対する攻撃の時のように、言葉なしでも咄嗟に連携できて、何も指示しなくても動いてくれるヤマトと一緒にいる時間は カカシはすご~く気楽なんだと思います。

イタチ追跡任務でも、天照で燃える森の前で「ヤマト!」といっただけでヤマトは「ハイ先輩!」と答えて即、土遁土流割。何も言わなくても通じてる。
ナルトの修行の時も、木ノ葉小隊対トビ戦でも、角都戦でも、カカシはだいたい「ヤマト!」しか言わないw でもそれで通じちゃうところがすごい。まさに阿吽の呼吸。

この2人、それは戦いに限ったことではないのです。
お互いの性格の凸凹を補い合うのも、言葉無しで実に自然です。

467話で、宿屋の主人に建物をぶっ壊したことを一生懸命謝るヤマト。
その間、ポケットに手を突っ込んでナルトをずーーーっと見つめているカカシ。
普通、こういうの上司が謝るけど・・w

きっと、いつもこうなんでしょうね~。カカシは考えごとをしていて面倒な細かいことはヤマトに任せちゃう。傍からみるとカカシって人使いが荒いとか、お人よしのヤマトはカカシに使われてばかりだとか見えるんだろうなあ・・

ヤマトが現実的・合理的思考型で割り切れるタイプなのに対して、カカシは熟考型で簡単には割り切れないタイプ。性格が全く違うから役割分担があるのです。

トビが去ったあとカカシは考え込んだままなので、ヤマト一人が宿屋の主人に謝ったりして応対していますが・・そのかわり、今後の行動や作戦を決めるのはカカシの役割です。
カカシなら最善の策を見出してくれることもヤマトはわかっていますし。

ただしカカシは熟考タイプなので、一度深い思考モードに入ると没頭しちゃう傾向があります。カカシがイチャパラを読んでいる時は、何か重大な問題を考えているんじゃないか?と思うのです。周囲からは「エロ本読んでぼーっとしてる」ようにしか見えないのだけどw

カカシ、ぼーっとしているようで実は考え事をしているという秘密?を 珍しく自分でバラしちゃったことがありました。(風影奪還任務後、病院で寝込んでいた時)

「オレがただ何も考えずに寝てるだけだと思った?ずっと考えてたんだよ・・・で思いついた」(35巻)

なんだ・・イチャタク読んでいただけかと思ったのにw
カカシはずっと考えた結果、ナルトの影分身修行を思いついたのです。ちゃんと考えてますねw

でも今カカシが考えていることは、気持ちが重~くなるようなことばかり。
ナルトを元気づけるにはどうしたらいいか、とか
サスケと今度は敵として対峙しなければならないが・・その時はどうやって対処すべきか、トビの目的とは何なのか、まず何から行動すべきか等・・
一度にいくつもの難題が降りかかってきたかんじですね。。

それに加えてサスケへの後悔、サスケが原因でナルトが苦しむことになってしまったことへの後悔など・・またまた自分を責めちゃっているのではないだろうか・・カカシ。

カカシはずーっと屋根の上のナルトを見つめていましたが、その目はなんだか悲しげです。
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「サスケの師としてサスケの本心をわかっているつもりでいたんだろうが、とんだお門違いだ」とトビに言われたことが 胸に突き刺さっているんじゃないかな。
トビ、カカシの性格を知ったうえであんなキツイ一言を言ったんじゃないだろうか??カカシがサスケに対して 何かの行動を起こすように仕向けたのではないか?・・トビは策略家だからなぁ。

カカシのなんだかやりきれないような表情・・・・
終末の谷で、ナルトとサスケを止められなかったときに見せたような顔です。
このあと、我愛羅からサスケの状況を聞いたら、ますますカカシは責任を感じてしまいそうです。

今週、468話では交渉終えたヤマトが今度は屋根にいるナルトにも気を配っています。忙しいw
一方カカシは相変わらず無言でぼーーっとナルトを見つめているだけ。。

カカシはナルトをずーっと見ていたわりには ナルトの顔が真っ赤になって冷えちゃっていることには気づいていない(というか気になっていない)。
あれだけ気を配るカカシなのに、です。
よほど重~いことを考え込んでいるんですね。。。

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  突然やってきたサクラ隊にもカカシの反応は鈍く「・・・・」


ああいうときのカカシは、自分ひとりで危ないことを背負い込もうとしていることが多いのです。やれやれ・・。
カカシに代わって「ナルトそろそろ入って来い」と声をかけたヤマト。
ヤマトはカカシの気持ちを察して、そっとしておいてあげてます。

カカシは自分が犠牲になってでも仲間を助けようと考える傾向がありますが(君達を傷つけやしな~いよ的発想)、実はカカシもヤマトの理解と優しさに支えられていたりするのですね。

ヤマトがそこまでカカシに尽くすのも、カカシの判断は正しいという絶対的信頼をよせているからかな。この人にならついていける、って思っているんだろうなぁ。

ナルトのつけていた初代の首飾りはもう無いし、ナルトの九尾化を押さえる役目からはひとまず解放されたはずのヤマトですが・・まだまだカカシ第七班にとってはなくてはならない大切な存在です。

鉄の国、いつも雪が降っている国・・ なんかちょっと寂しい景色ですね。
雨とか雪って、ちょっとはかなく哀しいです。
雨ばかり降っている雨隠れの里も、波の国で最後に降った雪もせつなかった。。

鉄の国に降る雪も、ナルトやカカシの切ない心の景色みたいです。そしてサスケの凍てついてしまった心の景色でもあります。。

この国にも 彼らの心が少しでも暖かくなるような光が差し込むことはあるのでしょうか・・・

サクラたちの思い、ナルトの思い、我愛羅の思いをカカシがどう受け止めて判断するのか・・難しい決断を迫られそうです。

どうかヤマト隊長・・宿の修復と5人に増えた子供達の世話と、
7人分(+1匹)の宿泊費の支払い・・・よろしくお願いしますw