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NARUTO480:犠牲 感想その2・ダークサスケ覚醒

NARUTO480 犠牲 その2・ダークサスケ覚醒

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香燐を犠牲にして千鳥を使った術を「仲間と復讐相手」に向けたサスケ。
ちょっと・・カカシ先生がどんな想いでこの千鳥を使っていることか!
サスケに言わせたら「これは千鳥ではない・・正確には千鳥鋭槍という術だがな」とか言いそうだけど・・・
カカシが千鳥を覚えたいきさつをサスケは知らないとはいえ、悲しすぎる。

もはやあれは・・サスケじゃない!ですね。

いったい、いつサスケがおかしくなったか?といえば、五影会談での雷影戦以降ですよね。
香燐も会談場ではじめて「サスケのチャクラが違う!今までのサスケじゃない」って驚いていたし・・
そして、あの時サスケの背後には、ダークな須佐能乎のような邪悪なチャクラが・・。

気になる、その分岐点

サスケが憎しみの感情を持ったのは「イタチの真実を知った時」。
この時から、闇のウィルスはサスケの体内に潜んで、時を待っていたのだと思いますが・・・その闇のウィルスがサスケを侵食し始めたのは その時からではないんですよね。もう少し後です。

というのも、イタチの真実を知った直後の「八尾戦」では、サスケはまだ本来のサスケなんですよね。仲間を守る事を最優先とした「第七班精神」を持ったサスケなんです。


ではなぜ、八尾戦が分岐点になったのか?

「鷹」としての初仕事だったのが、八尾戦でした。
もとは烏合の衆だし、バラバラになるかと思いきや。あの4人・・お互いをかばいあい、命がけで仲間を守りぬいた戦いで ちょっと感動したものでした。水月なんて、どろ~んと溶けながらw身を挺して仲間を守りましたし。重吾は子供の姿になってまでサスケを助けた。。
サスケも鷹を心配し「無事か?!」と何度も気にかけてたし、特に一番弱い立場である香燐のことは必死で守ったんです。

ここで、思わぬハプニングが襲います・・八尾のタコ足が香燐の上に倒れかかり、サスケは千鳥鋭槍でタコ足を切断、香燐を助けます。
・・この時のサスケは「仲間を守るために千鳥を使った」!
ん!これこそ、千鳥の正しい使い方なのです!

しかし・・「仲間を守るために使った千鳥鋭槍」は、裏目に出てしまいます・・切断されたタコ足にビーが入って逃げてしまい、そのせいで八尾狩りは失敗に終わる。。
仲間を守るための行動が、失敗を招く結果になったのです。

そのあと天照が香燐に燃え移ってしまい、重吾が「香燐はもうダメだ」と諦め発言をするんですが・・・サスケは「待て重吾!」と言って天照の炎を止め、必死で香燐を助けるんです。
とりあえず、八尾戦ではサスケに表立った変化は見られず、香燐も「闇のチャクラ」を感知はしていませんでした。

八尾戦・・・これはサスケが万華鏡写輪眼に開眼して最初の戦いでもありました。

この戦いで、初めて左右両方の万華鏡写輪眼の能力を使っています。
左目で幻術(そして天照の炎のコントロール)、右目で天照。
左右両方の瞳術に目覚めることで、サスケは「須佐能乎」の能力に覚醒するわけです(この時は使っていないけど)。

それは皮肉にも、サスケの中に眠っていた膨大な冷たい闇のチャクラ(あの魔王みたいな)を目覚めさせてしまったのではないでしょうか。目覚めた闇王のウィルスは、サスケを徐々に侵食していく・・

そして変化はその直後に現れます。

八尾戦の傷跡を癒すために隠れていたアジトに、雲隠れのジェイが追ってきます。それに気づいたサスケと重吾は表に出てジェイを始末してしまいます。

・・それまでのサスケは誰も殺したことが無かったのに。

この時のジェイですが、死んだのか倒れただけなのか、絵を見るだけでは断言できないのです。
ジャンプで読んだ時「ジェイは生きているのか死んでいるのか?」について意見交換したのですが・・サスケは人を殺したことは無いから、殺してはいないのでは?という意見が多かったように記憶しています。

でも、あの時サスケは雲隠れの連絡トカゲを躊躇無く殺している描写があるので・・それはジェイも平気で殺せるということを暗示しているのかと思います。
あの場にいたのが「重吾とサスケ」だけであり「香燐と水月」はその場に居なかった。

水月は、サスケに「トドメは刺すな」といわれて欲求不満に思ってた子ですよねw 五影会談場で侍を殺したサスケを見て「あいつ・・オレにはあれだけ殺すなって言ったくせに!」って、かなりムッとしていますw(460話)。
水月はジェイの事を知らなかったから、あの時はじめてサスケの変化を見てムッとしているんですよね・・。

それに香燐がジェイとの戦いに立ち会っていたら、その時のサスケに「別人のような冷たい闇チャクラ」を感知していたんでしょうけれど・・。
香燐も五影会談で初めてサスケの変化に気づき、戸惑うことになっちゃったのです。

サスケの変化は会談場で初めて起こったのではなく、その直前のジェイを始末した時から始まっていた・・・サスケの両方の眼に「万華鏡の瞳術の力」が宿り、須佐能乎が目覚めた時から。
闇のウィルスの侵食スピードは速い・・。

八尾戦では香燐と水月を命がけで助け出したサスケだったのに、五影会談は瓦礫の中に水月と重吾を置き去りにしてきましたね。。
雷影とダルイの攻撃から身を挺してサスケを守った2人のことを、あっさり見捨てたサスケ。

明らかにサスケは2人を捨てて行ったのに、それでもサスケを信じる水月が健気でした。
「(サスケと香燐は)きっと先に行ったんだよ」なんて言っていたのには、ちょっと泣けました。。。水月はヤンチャ坊主だけど、根はいい子なんですよね・・。
重吾も「オレ達は水魚の交わりともいうべき仲間だ」だなんて言ってましたし、いい子なんです。

須佐能乎が今のサスケを支配している闇の力の正体だと思うのですが、その須佐能乎を作り出している源は、紛れもなくサスケの中に潜んでいた「憎しみ」なんですよね。

須佐能乎を生み出す原動力が「憎しみ」になるのか、イタチのような「愛」になるのか・・。
それによって、生み出されるチャクラの性質も変化し、須佐能乎も変化するのだと思います。

ナルトの中に潜む九尾と同じ。ナルトが怒りに任せてしまえば、闇の力に支配され九尾化して暴走してしまうように・・・力も使い方次第なんでしょうね。

イタチがサスケに未来を託したのは
「その力を使いこなすと・・信じているからだ オレの弟ならばと」っていうことなんだと思います(前にも書いたですがw)
今はトビに悪用されちゃっていますが、いつか、きっと・・。
イタチはサスケを信じているはず。

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↑今は懐かしい、第七班当時の微笑ましいサスケ。(「臨の書・木ノ葉外伝、一楽にて」)
「カカシ先生の素顔」を見たくって、カカシ先生にラーメンをご馳走するのです・・。こんな時もあったんだよね?

ナルトやサクラを命がけで守ったり、ナルトにお弁当を差し出したサスケ。
八尾戦で一瞬第七班を思い出したサスケ・・・。

どんな闇の中にも、光は残っている・・きっと。




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