ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 627:サスケの答え 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ20号) その2

NARUTO 627:サスケの答え その2

(その1の続きです)
 
イタチにとって、どうしても守りたかった「里」とは何なのか・・・
 
サスケがイタチの生き様をなかなか「受け入れられなかった」理由には、忍になって最初の任務らしい任務だった「波の国任務」で再不斬と白の生き様死に様に直面したこともあると思うんです。 
「忍は国の道具でしかない」・・・それに疑問を持ったサスケは、「イタチは里の犠牲になっただけなのではないか」とイタチの意志を理解できずにいたのではないかと…。だけど柱間の話を聞くことでイタチを理解でき、そして自分も許すことができ・・・やっと素直に「大好きな兄さんの意志を守る」という《本来のサスケらしい決断》をする事ができたんじゃないだろうか。 
 
 
今思えば、ですが… 
 
「あいつならイタチの意志を継ぎ木ノ葉へ帰ってくるハズだ」と信じたカカシの言葉(462話)はズレてなかったのかもしれない・・そして484話のカカシの言葉、
 
《サスケ…お前の中にあるのは一族だけじゃないハズだ 憎しみだけじゃないハズだ もう一度自分の心の奥底を見つめてみろ…》 
 
この直後サスケはブチ切れて須佐能乎を拡大してましたが、これはサスケが「見たくなかった、認めたくなかった」本当の自分の想い言い当てられてしまったからなのだろうか…。
あの時散々カカシに悪態ついてたサスケですが、それでも「カカシ直伝の千鳥」を大切にしていたり、「大蛇丸にもらった草薙の刀」を大切にさしてるのと同じぐらい、その「想い」はバレバレだったんですがね…うちは一族ってのは、態度ではごまかせても「大切に背負っているモノ」で本心がばれてしまう(オビトと同じ)・・
 
さて、相変わらず思い立ったら行動が早いですの、ハッシー様。キビキビっとした采配ぶりに、やはり戦国を生き抜いたリーダーのカリスマ性も見えてきます。 それに「ニマッ」と笑って「もちろん同行しましょう」という大蛇丸、嬉しそうだな・・好奇心一杯の彼は、世界が動く瞬間に立ち会える喜びで嬉しくてしょうがないんじゃないだろうか。
(最強ゾンビ4体にバケモノ3人・・・こんなのに付いてったら確実に死ぬ・・ スキを見て逃げよう・・) 
水月の言葉はもっともですが、水化できる水月だって十分バケモノの部類です(笑) 
 
さて、火影岩の上にやってきた一行ですが・・・ ってあれ??
 
サスケは石碑を読まなかった・・・のか?
 
せっかくここまで来たのに…と思ってるのは読者だけなんだろうか。
もはやサスケにとって「石碑」はあまり関心が無いのか・・・でももしかしたら、それでもいいの「かも」しれません。
 
なぜなら、サスケは六道仙人が遺した本当のメッセージを《石碑に頼ることなく自分で見つけた》のではないかとも思うからです。本当の道標とは、石碑だけじゃないのかもしれない…「瞳力頼り」の碑文より、相反する「千手」から話を聞いて己で判断する・・・それこそ六道仙人が望んだ本当の意味での「正解」なんじゃないだろうか。
 
《うちはの家紋は火を操る者の意》…うちは一族が背中に必ず付けている、一族の紋。 
 
その「火」が意味するのは実は「火遁」ではないような気もしております。 
一部瞳術を極めたものは「火=九尾」と読んで「うちはは九尾を操る者」と解釈していたのではないかと思うんですが、もしかしたら、本来の意味は「火=火の意志=愛」であり、うちは一族とは「千手の火の意志を守り、大きくする者=火を操る者」なのではないかと思っておりまして(過去の雑考で書いたことがあるんですが・・)それが「相反する二つが作用し合い森羅万象を得る」ということでもあるんじゃないだろうか。
 
「火の意志を守る」答えを出したサスケは、既に六道仙人からのメッセージを自分で見つけたってことなんじゃないだろうか・・・石碑という「道標」で迷うこと無しに。 
 
「ほおぉ!! ここからの眺めは懐かしいぞ!!」とかつてマダラと二人で眺めた景色を見つめる柱間・・(当時はあんなに高い「壁」は無かったような気がしますが・・・こんな巨大な壁、もう要らないんじゃ・・)
 
(今だよねェ――!!) 水月脱走)
《ドッ!!》 (香燐、水月をキック)
 
「やっぱサスケかてめ--!!! チャクラ感じたんでまさかと思って引き返してみりゃーよォ!!」 
「ボクは…ぐはっ!! 関係…ゲフッ!!」 (香燐、水月をボコボコに・・気の毒)
 
遂に香燐とサスケ、再会しましたね。どうなることやら・・と思ってたんですが。
 
「・・・香燐」
 
「てめぇぜってー許さねーから…」
 
「すまなかった…香燐」
 
「て…てめェ…!そんな言葉許さごときと思ってるされるかこの…ろくでなし~~~♡」
 
まぁ・・・やっぱりこうなりますかね(笑)
 
香燐はあっさり「木ノ葉情報部」から脱走してきたみたいですが(これだから木ノ葉のセキュリティーは酷過ぎると言っておるのだ!)、サスケを見て怒ったりデレたり、どっちなんだ!って感じですが・・まさに彼女の心中もあんな感じだったのだろうと想像しています。 
 
香燐のことを「足手まとい」と言い放ち、ダンゾウと共に千鳥で貫いてきたサスケは、本来なら「許せない男」のはずなのに・・・それでも香燐はサスケを許してしまってる、で、そんな自分にもイラつく。 そして香燐は「自分がサスケを許してしまってる」理由にも本当は気付いていたと思うんです。
 
480話「犠牲」で、サスケはダンゾウを倒すために香燐ごと千鳥鋭槍で貫くのですが、直前に「動くな香燐」と言っており香燐の急所を外している・・・そのあとの「足手まといだ」発言も、「もうオレを追うな・・」の意味だったと(それもサスケが自分の復讐に巻き込みたくないという「優しさ」表現だったんだと)、賢い香燐なら分かってると思うんです。だけど、それでも香燐は置いていかれたくはなかったんだろうな・・(香燐とサスケについては長文になっちゃうので・・これも追加記事であらためて)。
 
にしても、サスケは自然に「すまなかった」といえましたね。あれだけじゃ言葉足りない気もしますが、サスケにしてはアレでも「言ったほう」になるのかな…そして「あの時のサスケを理解している」香燐にとっては充分だったのではないかと思います。 ここでも1つの「和解」・・・
 
(「誰ぞ?」と言ってる柱間さん、香燐は奥方と同じ「うずまき」ですぞ・・・そしてここで「ヒルゼンと大蛇丸」の間でも「和解」に近づくいい会話があるのですが、これまた記事が長くなるので「大蛇丸様の観察」は別記事にて・・と思っています、すみません)。
 
サスケ達が見上げる空にたなびく雲、“暁”の衣のような雲になっていますが今は何時頃なんでしょうね・・・そろそろ“暁(夜明け)”も近いのではないかと思うのですが、当の意味での忍世界の“暁”もそろそろかもしれないですね。
 
「火影達よ!里を見守ってきたこの顔岩の上より しっかりと里を目に焼き付けよーぞ!!」
 
相変わらずのノリの柱間に「ハァ・・・・」と深いため息をつきながら、結局は「兄者のいうこと聞いてあげてる」んですよね、扉間は・・・(黙れ!ということもあるけど)。 この兄弟も、ホント仲がいい。
 
《そして扉間は柱間の肩に「タン!」と手を置き、ミナトはヒルゼンの肩に「タン!」と手を置き・・
「フッ」と消え「フッ」と現れる・・・》
 
ついに扉間の「飛雷神の術もお披露目! 
 
待っておりました・・・二人の「飛雷神使い」の同時飛雷神、時空間忍術好きにはたまらん描写です。 肩に手を置けば一緒に飛べるみたいですが、そう言えばミナトは九喇嘛と一緒に飛んだこともあり、あれは相当なチャクラがいると言ってましたが、そりゃそうですよね・・・カカシが八尾を時空間に出し入れするためには九喇嘛のチャクラが必要でしたから(今、ナルト経由で貰った九喇嘛チャクラなら、カカシもさらに大きなモノを出し入れできそうですが)。
 
飛雷神とは「トロイの磁遁」に原理的には近いと考えてるのですが、本来ミナトと扉間は白ゼツの感知能力に似た「ビリビリ系感知」をしますしこれも木遁能力の一種じゃないかとも思っていまして・・ようするに源流を辿れば十尾の能力の1つなのではないかと思っています。 そして、これからの戦いには「時空間」が重要になるとブツブツ言い続けてるんですが、やっとかなぁ・・と扉間×ミナトの時空間火影に期待しています。 オビトの神威への対処という点でもそうなんですが、「時空間」というのは「神の領域」ではないかとも考えておりまして、最近では「柱間回想中のマダラ」周辺に感じた「見えない存在」も大いに気になっておるところです。
 
さらに、オビトが十尾復活直前になってから、カカシに「神威の使い方猛特訓」をしたことも気になっている点でして、オビトには「カカシを一人前の神威使いにする」なにか必要があったと考えています。そういう意味でも「時空間」から目が離せないのですが、時空間語りをすると長くなる悪い癖がありますので、ここでは一端切りまして…これまた追加雑考にてということで(来週休載で時間がありますので)・・
 
「やっと息子に会える ナルト 今まで父として何もしてあげられなかった分… 大きなプレゼントを持っていくよ」 (ミナト)
 
プレゼントって・・九喇嘛の陰チャクラのことですよね、きっと。 
 
(ミナトは九喇嘛の陰チャクラはサスケに託すかとも思ってたんですがね・・) そして、プレゼントついでにここで「飛雷神の術」もナルトに直伝してやってくださいと言いたいところです。
こうなってまいりますと、自来也が言っていた「ミナトがナルトに完成させてもらいたかった、あの術とは・・・やはり「飛雷神の術」ではないか、と思えてまいります
 
しかし・・・ミナトには大きな「再会(って、オビトとの再会の事です)」が待ってるわけでして、あっちにいってからの「ミナトの役割」はかなり大きなものになりそうです。こうなると本当にミナト自身も「救世主」になるんじゃないか・・とも思えてきます。 この戦争・・多くの救世主と、英雄が生まれる闘いになるだろうか。
 
前の鉄の国での再会で、ナルトは言ってましたね・・・
 
「拳で分かり合うのがお前とのやり方なのは間違いねーよな!」
「サスケとは-- オレが闘る!!」って・・ (486話、「拳」)
 
ずっと気になっていた「ナルトとサスケが闘う」とは、2人が敵同士として「向き合って戦う」のか・・・それとも、2人が味方として「横に並んで一緒に闘う(共闘する)」のか、という話。 ついに《ナルトとサスケが「共に闘う」》という答えに近づこうとしているわけでして、2人が「横並び(この前のヒナタとナルトみたいに)になって拳を合わせれば・・・九喇嘛のチャクラ、サスケの須佐能乎が共有され、そしてナルトの右手(螺旋丸)とサスケの左手(千鳥)が合体し、それが新たな力を生み出すんじゃないかと、今からドキドキしておりますサスケが「左手で千鳥」を発動するのは、「ナルトの右手」と「同じ方を見て」合わせる時の為・・・と勝手に確信してます)。
 
 
「不謹慎だが… 慣れ親しい友に会えるのは楽しみでもあるな」 (柱間)
 
・・いえ不謹慎じゃないですぞ、ぜひその気持ちを忘れないでマダラに会ってあげて欲しい!
今回ばかりは、「ヒーローは遅れてやってくる」ナルトの十八番登場は、サスケに譲ることになりそうですね(笑)
 
さて・・・いくつもの再会が怒涛のように押し寄せそうなんで、考えただけで勝手に泣けてきそうなぐらいの展開なのですが、来週は休載だし・・・我慢して「時」を待つとしますか。
 
涙はそこまでとっておくとして!(笑)
 
 

「いつの世も戦いよ・・・だが戦争もこれで最後ぞ!!」

「行くぞ!!」
 
 
 
 
 
 
☆長駄文読んでくださって感謝。
 
☆あっちの戦場に歴代火影まで揃ったら・・まさに過去の英雄勢揃いで夢の世界ですね。でも今までの暗かった展開から、これを機に一気に上がって明るい展開になりそうな気もします、理解から和解への・・・
 
☆追加雑考で補うつもりでおります・・次週、NARUTOは休載です。