サスケとカカシの最後の日。それは約4年前・・・ナルトに千鳥を向けたサスケに、お説教をした時だった。あのとき、カカシはこんなことを言っていたっけ。
「サスケ・・・復讐なんてやめとけ」
「今よりもっと自分を傷つけ苦しむことになるだけだ」
「サスケ・・・復讐なんてやめとけ」
「今よりもっと自分を傷つけ苦しむことになるだけだ」
そして長い時を経て再会した今・・・サスケは人を傷つけ、そして何より自分自身を傷つけ苦しんでいる。カカシが心配したとおりだ。
サスケの里抜け後・・・あれが最後の会話になってしまったことを、ずっと悔やんできたカカシ。今、サスケに何を伝えたいのだろう。。
サスケの孤独
カカシの、サクラへの謝罪。 それをサスケは「・・・・」と真剣な顔で聞いてるんですよね。
「だらしない先生だった」と謝るカカシの言葉は、今のダークなサスケでも、心のどこかに響くものがあったのかもしれない。サスケだってこんなカカシを見るのは初めてのはずだし、だいたい「謝罪する大人の姿」なんて、はじめて見たんじゃないのかな?
「だらしない先生だった」と謝るカカシの言葉は、今のダークなサスケでも、心のどこかに響くものがあったのかもしれない。サスケだってこんなカカシを見るのは初めてのはずだし、だいたい「謝罪する大人の姿」なんて、はじめて見たんじゃないのかな?
「復讐なんてやめとけ」・・途切れた会話の続きは、4年ぶりに再開された・・・・
「アハハハハハ」
「・・イタチを・・父を・・・母を・・一族を!ここへ連れて来い!
そしたらそんなもの止めてやる!」
「いつまでも先生面するんじゃねーよ・・オレはアンタを殺したくてウズウズしてるぜ・・カカシ」
狂気のような笑い方と、醜い部分を全て吐き出したかのような発言・・・。
サクラは人が変わったサスケにかなり、ひいています。あんな醜いサスケの姿は、サクラには受け入れ難いかもしれない。
でも、カカシはじっとサスケをみつめる・・・カカシにはサスケの心が痛いほどわかるんじゃないだろうか?
かつてサスケは、終末の谷でナルトにこう叫んだ。
「繋がりがあるからこそ苦しいんだ それを失うことが どんなもんか お前なんかに・・!!」(229話)
サスケが「うちは事件」で家族を失ったのは、7歳のとき(正確には8才直前)。
ちょうど同じ年齢の時、カカシも父親を悲劇的な形で失いひとりぼっちになった。
そして同じように天才と言われ続けて、一人で弱みを見せずに突っ張って生きてきた・・。
カカシはサスケの孤独や悲しみをわかってやれる存在だと思うのだ。
かつてサスケは、終末の谷でナルトにこう叫んだ。
「繋がりがあるからこそ苦しいんだ それを失うことが どんなもんか お前なんかに・・!!」(229話)
サスケが「うちは事件」で家族を失ったのは、7歳のとき(正確には8才直前)。
ちょうど同じ年齢の時、カカシも父親を悲劇的な形で失いひとりぼっちになった。
そして同じように天才と言われ続けて、一人で弱みを見せずに突っ張って生きてきた・・。
カカシはサスケの孤独や悲しみをわかってやれる存在だと思うのだ。
天地橋任務の時、サスケと対面したカカシ班。あの時はカカシ不在だったが、サスケが真っ先に聞いたのは「カカシもいるのか・・?」
少し前の考察で、あれはカカシとキッパリ訣別し 復讐の道を進む決心をしたかったのか?と書いたばかりなんですが・・・やっぱり純粋に「カカシに会いたかった」だけなのかもしれない;
里を抜けて約4年・・。サスケはカカシに会いたかったんだと思います。サスケにとってカカシが唯一「甘えられるお兄さんのような存在」だったから。
里を抜けて約4年・・。サスケはカカシに会いたかったんだと思います。サスケにとってカカシが唯一「甘えられるお兄さんのような存在」だったから。
素直じゃないサスケだから、カカシにべったり甘えるなんてことはしなかったけど・・・
それでもカカシの言動には 時に頬を赤らめて憧れてみたり、カカシの言うことだけは素直に聞いたりしていましたから(他人の言うことなど聞かないサスケがw)。
それでもカカシの言動には 時に頬を赤らめて憧れてみたり、カカシの言うことだけは素直に聞いたりしていましたから(他人の言うことなど聞かないサスケがw)。
・・・カカシは、サスケが唯一認めた大人だったのだ。
大蛇丸のもとで心を修羅にして修行を積みながらも、そこはまだ14,5歳の少年。
孤独に辛い思いもすることもあったのだと思う。。。そして今まで一瞬として心を休める事も出来ず、甘えられる人はなく、緊張し続けてきたに違いない。。孤独だったんだよね、サスケ。
孤独に辛い思いもすることもあったのだと思う。。。そして今まで一瞬として心を休める事も出来ず、甘えられる人はなく、緊張し続けてきたに違いない。。孤独だったんだよね、サスケ。
そしてやっと、サスケは本音をぶつけられる相手に再会できた。
この4年の苦しみと悲しみを、カカシにぶつけてきた・・・あんな言葉で。少し子供っぽく悪態をついたりしたのは、カカシへの甘えの表現だったのではないかな?
(本人は自覚していないだろうけどw)
孤独で悲しい張り裂けそうな気持ちを、本当はカカシに聞いてもらいたいのではないだろうか・・・。
この4年の苦しみと悲しみを、カカシにぶつけてきた・・・あんな言葉で。少し子供っぽく悪態をついたりしたのは、カカシへの甘えの表現だったのではないかな?
(本人は自覚していないだろうけどw)
孤独で悲しい張り裂けそうな気持ちを、本当はカカシに聞いてもらいたいのではないだろうか・・・。
・・・カカシは闇に落ちたサスケを見て、サスケの悲しみや憎しみを正面から受け止めることが師の役割と感じているはずだ。
長い間、サスケを放置し・・・こんなに落としてしまった自分の責任として。
長い間、サスケを放置し・・・こんなに落としてしまった自分の責任として。
「マダラにここまで・・・」カカシが思ったのは「全てはマダラが原因」。
サスケを闇から解放するために マダラを倒すことも「師として」の責任だと この時カカシは心に誓ったような気がします。
サスケを闇から解放するために マダラを倒すことも「師として」の責任だと この時カカシは心に誓ったような気がします。
サスケへの謝罪と責任
里じゅうの人々が大蛇丸を憎んでも、三代目は大蛇丸を信じ続けた。大蛇丸がおかしくなったのは、死に別れた両親に会いたいという寂しさからだったと知っていたから・・。
そして三代目は大蛇丸について、こんなことを言ってました。
「悪意と野望を秘めた瞳・・・気づいておった・・・気付いていて知らぬふりをしていた・・・自分の意志と力を受けついでくれる存在・・・そう思いたかった」(122話)
そして三代目は大蛇丸について、こんなことを言ってました。
「悪意と野望を秘めた瞳・・・気づいておった・・・気付いていて知らぬふりをしていた・・・自分の意志と力を受けついでくれる存在・・・そう思いたかった」(122話)
・・・きっと、カカシも同じなんだろうな。
「千鳥はお前に大切なものが出来たからからこそ与えた力だ
その力は仲間に向けるものでも 復讐に使うものでもない
何の為に使う力か お前なら分かってるはずだ」・・
その力は仲間に向けるものでも 復讐に使うものでもない
何の為に使う力か お前なら分かってるはずだ」・・
最後のお説教で、カカシがサスケへ伝えていた「師としての想い」。
カカシは サスケを「千鳥の精神を受け継いでくれる存在」だと信じたかったんだろうし、今もそれは変わっていないんだと思う。
カカシは サスケを「千鳥の精神を受け継いでくれる存在」だと信じたかったんだろうし、今もそれは変わっていないんだと思う。
これ、三代目が大蛇丸と戦う時に「クイッ」と火影の笠を上げた時に少し似ているんですよね。。そしてこの姿を見て思い出すもう1つの情景・・・それは2回目の「鈴取り合戦」。
いざ真剣勝負とばかりに額当てをあげて「本気」を出したカカシ。あのとき、カカシはナルトとサクラの成長が嬉しくてはしゃいでたんですよねw
そして(最初の鈴取り合戦のときは)サスケもいたっけな・・・と演習場で懐かしく思いだしていた・・。
ここはサスケと真剣に「師弟」としてぶつかりあい、お預けになっていた「サスケとの2回目の鈴取り合戦」をしようと思っているんじゃあないだろうか。そんなかわいいものじゃないんだろうけど、それでもカカシにとっては可愛い弟子との鈴取り合戦なのかもしれない。
サクラに香燐の治療を命じ「敵の情報を知っている子だ」と付け加えるカカシ。
これは「もし自分に何かあっても、この子から情報を聞き出してマダラを倒せ」という指示だったように聞こえてくる・・・。
これは「もし自分に何かあっても、この子から情報を聞き出してマダラを倒せ」という指示だったように聞こえてくる・・・。
「・・・アンタは三代目の二の舞を演じることになる」
サスケは本気でカカシを殺そうとするだろうけれど、カカシが本気でサスケを殺そうとするとは思えない・・・。もし本当にサスケを殺すなら、刺し違えて死ぬ覚悟ではないだろうか。
2人とも作戦をたてるのもうまいし、スピードも体術も優秀。本当によく似たタイプなんですよね。
似た者同士の師弟対決は、いったいどんな戦いになるのだろう。サスケは瞳術がどの程度使えるほど回復しているか疑問ですが(使えなくていいよ・・w)それに、サスケの刀は、どこかに落ちてしまったままのようです。雷遁と体術中心の戦いを見せて欲しいものですが・・・
似た者同士の師弟対決は、いったいどんな戦いになるのだろう。サスケは瞳術がどの程度使えるほど回復しているか疑問ですが(使えなくていいよ・・w)それに、サスケの刀は、どこかに落ちてしまったままのようです。雷遁と体術中心の戦いを見せて欲しいものですが・・・
カカシはおそらく神威は「攻撃」には使わない(一撃必殺だし)。何かひそかに開発していた術でもあるだろうか?それともサスケの姿を見た「オビトの眼」が、何かを語ってくれることはあるのだろうか?
いつか弟子は師を超えていく。でも誤った道に進んだ弟子を、師自ら止めなければならない時ほど辛いことは無いだろうなぁ・・。三代目、そして自来也。かつての愛弟子と戦わなければならなかった偉大な彼らの想いをカカシは今理解したんだろうな。。
彼らは悲しい結末に終わったが、カカシにはサスケを救ってもらいたい。
彼らは悲しい結末に終わったが、カカシにはサスケを救ってもらいたい。
そして・・・もう後悔ばっかりの人生ではなく、自分のしたことに誇りを持てるような結果になることを望まずには いられない。
「サスケ・・・」
あれからカカシはずっとサスケを想ってきたのだろう・・・密かに、心の中、奥深くで。
カカシにとって、サスケと戦うということは・・・
これまでサスケが一人で抱えてきた孤独、悲しみの叫びを受け止めてあげることなのだろう。それが今 カカシがサスケにしてやれるただひとつの「謝罪」なのかもしれない。
これまでサスケが一人で抱えてきた孤独、悲しみの叫びを受け止めてあげることなのだろう。それが今 カカシがサスケにしてやれるただひとつの「謝罪」なのかもしれない。
サクラの気持ちも受け止め、そしてサスケの気持ちも受け止める・・・
師としてカカシが2人の為に出来ること・・・それが、あまりに切ないこの戦いなのだろうか。
師としてカカシが2人の為に出来ること・・・それが、あまりに切ないこの戦いなのだろうか。
☆寝込んでいるキバ達を安全な場所へ運んでやるカカシ。この優しさ・・・サクモ譲りなんだろうな。
☆「よいしょ」って、あれは赤丸だろうな・・かなり重そうだw
☆サイを見張ってた根の2人に幻術をかけた時も「ごめんね」と言っていたカカシ。
このカカシの「優しい人」描写、なんだか悪い予感するんだけどなぁ。
このカカシの「優しい人」描写、なんだか悪い予感するんだけどなぁ。
☆サスケ・・いつのまにかサクラが医療忍者だということを知ってたけど、カブトのデータかな。
☆サスケはカカシの万華鏡のことや、カカシが火影という話は多分知らない・・ですよね。
☆本気で戦ったらどちらが勝つか?
おそらくカカシが勝ってしまう。神威は一撃必殺・・一瞬で終わってしまうから。でも、使うことはありえない・・。
おそらくカカシが勝ってしまう。神威は一撃必殺・・一瞬で終わってしまうから。でも、使うことはありえない・・。
☆香燐・・考えたりしゃべれるみたいだから、それほど傷は深く無さそうだ。ホッ・・
☆香燐の「やめろ、サスケェ・・」。これ以上悪に染まらせたくない思い。
香燐はいい子だ。。。
香燐はいい子だ。。。
☆師弟対決・・・四代目はしてないんだなぁ。でも、火影はみな 里の為に命を懸けていく・・。むむ・・・。
☆何となく立っているようなカカシ脂肪フラグ(あえて誤字でw)・・いや、まだやるべきことが多いから!
☆あぁナルトが向かってる・・・いつもの「ヒーローは遅れてやってきていいところを全部持っていく」パターンか?
☆今回だけは待ってくれ!カカシに最後までやらせてほしい、お願いだ~キッシー!
☆長駄文、おつきあいいただいて感謝。
☆関連記事: カカシとサスケの最後の日・病院の屋上の事件について