ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO-ナルト- 631:第七班 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ26号) その3

NARUTO 631:第七班 (3)

(その2の続きです)

・《敵というもの・・2》

同期達が言っている、
 
「こいつは敵だぞ!」 (シカマル)
 
「うかつに近づかない方がいいよ!」 (チョウジ)
 
「ごぶさた抜け忍がいきなり帰ってきてギャグかましてんじゃねーぞ!!」 (キバ)
 
「お前に何があったか知らねーが… ありえねーんだよ そんなこと… お前…自分が…」 (シカマル)
 
…等々の言葉。

彼らの言う事は「ごもっとも」なんです。彼らはこの戦争で驚くほど成長し大人になり、立派な忍になったと思うんです。 だけど、彼らのごもっともな発言は、「本物の忍者になるって、本当にそういう事なのかなぁ?」という根本的な問題を、再び投げかけているようにも思えたんです。 

昔みたいに「同じ木ノ葉の仲間だから」という理由だけで がむしゃらに命懸けでサスケを助けようとした、あの頃みたいな純粋で熱い想いは「現実」の前に忘れかけてはいないのか…?
 
《サスケは抜け忍》 《サスケは国際手配された犯罪者》という表面的な理由だけで、サスケを敵だと切り捨てちゃっていいモノだろうか…? サスケがなぜ、里を抜けたのか…なぜ、騒ぎを起こしたのか。 サスケにあった「色々」を、まずは「知ろう」とすることを、忘れちゃあいないのか?

《何があったか知らねーが》ではなく、そこは《何があったか知りてーよ》であって欲しい。 
 
だって…キミ達はサスケの「同期」なんだから!
 
 
・《まかせると、まかせとけ》

ナルトが思い出す、イタチの言葉…

《“火影になった者”が皆から認められるんじゃない “皆から認められた者”が火影になるんだ》

そして

《サスケはお前にまかせる》・・・

生前のイタチは、かつてナルトに《サスケを止めてくれ》と託したんですよね。 
だけど穢土転されたイタチはただ、《お前にまかせる》とだけ、言った。 つまり具体的に「止めてくれ」とか指示したり期待してはいないんですよね。ナルトに全て「おまかせ」…
(穢土転イタチは「マダラ」に関しても「マダラはお前達に任せる」という言い方をしているんですよね、「止めてくれ」ではなくって)。 

《まかせとけ》・・・・ナルトは「何を」しようというのだろうか?
 
サスケが「お前らがどう思おうと関係ない」なんて言い、もし「火影になった者が認められる」(チャラにするなんてどうでもいい)と思っているのならば、それなら「オレが皆にお前の事を認めさせてやらぁ!(そしてチャラにさせてやる)」とナルトは思ったんじゃないだろうか(ついでに「お前にオレのことも認めてもらわないとな」・・なんて思ってるんじゃないかなぁ?)  
サスケのことを、里の皆に『分かってもらう』ために・・・ そしてサスケにも「仲間の大切さ」を思い出してもらうために。 
 
それはナルトにとって、《イタチに託された事を果たす》だけでなく、《大切な事(仲間を忘れるな!)を教えてくれたイタチへの、ナルトのありがとうの気持ち》なんじゃないかな・・・(と思うんですよね)。
 
ナルトにとって、サスケとは…
 
「アイツにとってサスケは仲間であると同時にライバル… まぁ常に対等な存在でありたい男ってことです」 (これは20巻176話カカシの言葉)。…そして、今もそうなんだと思うんです。
 
「火影になるのはオレだってばよ!」とナルトが真剣な表情でサスケの横に並んだのは、《今日からは火影の名をかけたライバル同士》だと、サスケの事を「対等な立場と認める」宣言だったんじゃないだろうか。 
 
たとえ他の皆が「ありえない」と言っても、ナルトだけは「同じ火影候補」としてサスケを認めた…認めたい。 そうやってサスケと「一緒に並べる」ことが、ナルトにとっても最高に幸せなんじゃないだろうか、と思うんです(そして、まかせとけと言ったナルトの表情、カッコいいぞ)。
 

そして私個人的にはですが・・・
「ナルトとサスケ二人で火影をやればいいじゃないか!」と思っちゃうんですよね。
ホントは、柱間とマダラだって二人で火影をやればよかったと思うんです。

千手とうちは・・・火の意志を継ぐ者と、火を操る者。
 
「噛み合わない」両方が揃ってこそ より良い方向へ向かえるんじゃないだろうか(「サクラ」を加えて3人でも悪くないし・・同期もついてる事だしね)。
 

・《色々あったが・・3》
 

「私が2人に届かないか弱い女だと思ってる?」
「三忍の綱手様だけ弟子の鍛え方が下手なわけないでしょ…」

「もう少しなの… もう少しで溜まりきる …本当の力がやっと出せる…」
「私だって第七班 そして三忍の弟子の一人…」  (サクラ)
 
えぇ――――っ、サクラの「本当の力」って何なの!?

いやいや、サクラについては、実は今までも(細々ながら)実は力を秘めてるんじゃないか?等と書いてきた事はあるんです。例えばですが…

「うずまき一族は赤髪」と判明した時には、ならばピンク髪のサクラは、うずまきの血も混じっているのではないかとか(この時は一部に顰蹙もかいましたが)、
「柱間の仙人モードの額に、丸い模様が現れた時(621話)」の雑考では「春野家の家紋(1巻7話の扉絵参照)」と同じだ・・と指摘したり(これも顰蹙を買ったような)。
あとはやはり第1巻第4話の扉絵に《ナルトが蝦蟇、サスケがマンダ、サクラが蛞蝓に乗ってる絵》があるから 彼ら三人はいずれ「新三忍」になるだろうとか(これは何度も書いてきた事ですが)…気になることはあるにはあったのです(ちなみに、第1巻の扉絵はかなり重要なモノが多いと思ってます)。
 
それに「サクラは幻術タイプ」だとか、「五代目以上のくの一になるかもね」というカカシ発言の伏線も、まだ「残ってる」。

「もう少しで溜まりきる」って表現が気になるところで、一体何を溜めてるの? 綱手みたいにどこかにチャクラを溜めているとか・・・まさかの「百豪の術」とか; 「もし」サクラにもうずまきとか、六道仙人の次男の血が流れているのなら「不可能な話じゃあない」… なにせ綱手並みの「怪力」は、めったにいるもんじゃないし、単純に「チャクラコントロールが上手い」だけで あれだけの怪力は無いだろう・・と思ってしまうのです。
 
正直「突然感」は拭えないけれど、他の第七班メンバーに関しても驚くぐらいの「秘めたる能力」があったりするので、サクラが例外ってことは無いのかもしれない。
 
彼女自身言ってるように《私だって第七班…》 その意味するモノの「重さ」も何となく感じてしまうのです。
 
明らかに《特別な班》である第七班にサクラが選抜された「理由」は、あるのかもしれません。 そこは次回のお楽しみ・・ですね。
 

・《色々あったが・・・4》
 
 
イメージ 1

「よっしゃ!!第七班」
「ここに復活だってばよ!!」
 

かつて2人が言っていた・・・

(オレはお前とも闘いたい…) (サスケ)
「オレも… お前と闘いたい……!」 (ナルト)

言葉としては「2人が闘う」とも、「2人で闘う」とも解釈できる、「お前と(も)闘いたい」。
 
「2通りの解釈」が出来、それが最終的に「どっちに転ぶか最後まで分からない」というのが「ナルトとサスケの再会」の楽しみでもあったのですが、「2人で闘う」という答えが出されたようですね(最終的に火影の名をかけた「ライバル勝負」はあるのかもしれませんが)。
 
違う道を辿り、違う出会いを経て、ようやく2人が辿り着いた「場所」。そこは2人が向き合って「戦う」場所ではなく、2人が「横に並んで」闘う場所だった・・・そして、やっと「同じ方向を向くことが出来た」ことが、私には何よりうれしい(長かったぞ!)。 「かつての柱間とマダラ」には選べなかった未来を、この2人なら選択できるんじゃないだろうか・・?
 
今度こそ、2人で千鳥と螺旋丸を「ぶつけ合う」のではなく、同じ方向を見ながら「合わせる」事をしてほしい・・・
 
イメージ 2
 
「右手の螺旋丸と、左手の千鳥」で。
 
 

ミナトとナルト、ナルトとサスケの「共闘」の予感、第七班の「復活」、サスケの火影宣言・・・今回の話は、全て私にとっても「夢の世界」みたいな連続でした(まるで限定月読)。 でももしかしたら、これこそが本当の「夢の世界」なんじゃないだろうか・・?
 
もちろん「幻術の世界」という意味じゃなくて、「夢は自分達で叶えるモノ」という意味で。
 
今まで「現実」だと思いこんでいた忍世界こそ、真実を隠した「幻」の世界だったかもしれない。
 
だけど今この戦場で新たに「創られていく現実」こそ、「本当の夢の世界」…現実で皆で叶えた「夢」なんじゃないだろうか(と思うのです)。
 
あとはここに「カカシ」が加わって、みんなで『笑いあえたら』・・・その時こそ、本当の意味で『第七班復活』の夢がかなうと思うんです。  
まずは、第七班の真骨頂「チームワーク」を3人に是非見せてもらおうじゃないですか!
 
そして3人には、ぜひ「あの日」を思い出してほしい・・・第七班の「はじまり」の日、第3演習場での鈴取り合戦の日を。 
 
《3人で来れば… スズをとれたかもな》…のカカシの言葉も。
 
だって、「その後の3人の人生」は、あの日カカシが「注意」した通りになってしまったのだから…
 
「サクラは目の前のナルトじゃなく どこに居るのかも分からないサスケの事ばかり」
「ナルト お前は一人で独走するだけ」
「サスケ お前は二人を足手まといだと決めつけ 個人プレイ」 (第8話、カカシの言葉)
 
だから・・・3人にはもう一度、全部思い出してほしいのです。
「忍」になったあの日の気持ちと、そしてあの日カカシが「第七班」になった彼らに贈った「全ての言葉」を…ね。
 
 
 
 

※ナルトとサスケの「共闘」については、補足記事で追加させて頂きます。
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
 
(ナルト好きブログ! 2013.05/27)