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九尾事件の謎:マダラは本当に九尾を「口寄せ」したのか?という疑惑。

九尾事件の謎:マダラは本当に九尾を「口寄せ」したのか?という疑惑。 その1

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WJ493話の「(人柱力には)五影の兄弟やが選ばれる」というモトイさん発言を受けまして、封印していたはずのクシナ人柱力?の妄想が再びムクムクっと覚醒してしまいましたw・・・・「これは可能性という話」なんですが。もちろん、断言は出来ませんからねw
 
でも、「クシナが九尾の人柱力であった可能性はあるのか?」ということを考えた時、見えてくるものがある・・・。
 
たとえば、「マダラは本当に九尾を口寄せできたのか?」という疑惑もその1つ。
 
 
なぜ自来也は「九尾事件はマダラによる口寄せ」と考えたのか?

気になっているのは「16年前の九尾事件」について、
 四代目やイタチの認識と 自来也の認識の間に「ズレ」があるっていうことです。
 
「ズレ」とは、 自来也が「(マダラによる)口寄せ」と思っているのに対し、
イタチと四代目は「(マダラによる)口寄せ」とは言っていない という点です。
 
16年前の九尾の妖狐襲撃の真相については、実は自来也もよく知らなかった。
 
「かつて木ノ葉を襲った九尾の妖狐は自然発生した天災だといわれていたがの・・実はそうでは無かったんじゃあないかと 最近 疑うようになった」
「おそらくあれは人為的に口寄せされたものに違いない」(自来也、41巻)
 
あの自来也ですら最近まで九尾の襲来は「自然発生」だと思っていた・・・。
つまり、自来也は 四代目からも三代目からも事件の「核心」部分は聞かされていなかったのだ。
 
自来也は彼らの師であり弟子であり・・・しかもあの事件直後には「ナルトの封印の鍵」を預かるという 大切な役を任されたのにもかかわらず、だ。 肝心な部分は聞かされていない。
 
しかし《あの事件には黒幕がいたのではないか?》と疑った自来也の結論は「マダラが(自然界から)口寄せしたのではないか」というものだった。 なぜならば『九尾を口寄せできるのは うちはマダラだけ』だと思ったからだ・・・。
そして自来也から話を聞いていたカカシも、「里を抜けたうちは一族で九尾を口寄せできるのはマダラぐらいだ」(49巻)と、あの事件は「マダラが九尾を口寄せした」と確信しているのだ。
 
・・・九尾襲来は「事件」であり「うちはマダラが黒幕」。ここまでは自来也の推理は当たっている。
 
しかし「九尾は人為的に自然界から口寄せされた」という推理は 実は、まだ「正解」かどうかわかってはいないのです
 
あの事件当日、九尾が何者かによって「口寄せされて、出現した」という考えは 「九尾はもともと自然界に存在している」ということが前提での話。
自然界に潜んだ九尾を出現させる手段は「口寄せ」しかありえない、という発想です。

だから自来也やカカシは「事件の犯人は九尾を口寄せできるただ1人の男=うちはマダラ」という推理をした・・・。
 
しかし・・・!
これがもし「九尾は自然界に存在していたのではなく、里に隠されており 火影によって保管されていた」としたら??
必ずしも九尾は「マダラの口寄せによって引き出された」とは限らない、とも言えるのだ。

んーー。本当に九尾は「自然界に野放し状態」だったのだろうか??
 

「九尾はマダラによって口寄せされたのか?」疑がわしい点。
 
・・・それは
1.九尾は本当に自然界にいたのか??
2・マダラは本当に九尾を口寄せできるのかどうか?という2点です。

1、九尾は自然界に野放しだったのか?という疑惑について。
 
尾獣はかつて千手柱間が集め、五大国のパワーバランスをとる為に各里に「配った」らしい、ということがわかっている(トビの話だが)。その後は各里で人柱力に尾獣が封印されてきたらしい・・・。最終的には、風は一尾、土は四尾、五尾、雷が二尾、八尾、水が三尾と六尾を所有していた。(七尾は滝隠れの里)。
前水影の四代目水影やぐらは「三尾の人柱力」だったし、砂においても我愛羅を含め過去に3人の人柱力が存在したという。

じゃあ、木ノ葉はどうだったんだろう?
五大国最強といわれる木ノ葉。しかも他の国に尾獣を分配してやったという柱間が、自分の手元に尾獣を1つも残さないっていうのは、ちょいと考えにくいんですよね。というか・・・ありえない、って言っちゃっていいかもw   もし手元に残すとしたら、やはりそこは尾獣中最強といわれる九尾を手元に残したんじゃないのか?と思うわけでして。
 
もし、柱間の時代から九尾は木ノ葉が所有していたとしたら、どのような形で保管されていたのだろう? 実は木ノ葉にも人柱力が存在していたのかもしれないし、(過去に砂の守鶴が茶釜に封印されていたように)何かに(巻物とか)に封印されていた可能性もある。

ただし木ノ葉の人達は、九尾は「時代の節目で現れる天災」だと思っている。
・・・木ノ葉においては、九尾の存在は「火影だけが在り処を知る極秘事項」だったのかもしれないのです
九尾の保有が「火影だけの秘密」にされてきた理由としては、人柱力への偏見の心配もあったのかもしれないし、うちは一族への警戒があったのかもしれないし・・・。
もし、九尾が「木ノ葉がこっそり隠し持っていた」としたら・・・ あの事件当日、九尾は「口寄せによって出現させられたのではなく、ある隠し場所から引き出された」だけなのかもしれないのだ。

犯人がマダラであっても(あるいは別に協力者がいた可能性も考えられますが)九尾を封印された巻物から引き出したのか・・・あるいは人柱力から抜き出したのか。・・・・あるいは尾獣化した人柱力をマダラが操ろうとしたという可能性だってゼロではない。
 

2・マダラは九尾を口寄せできたのか?という疑惑
 
かつてのうちはマダラが九尾を口寄せする能力があったのか?という点も疑問も残ります。
はっきりしているのはマダラは九尾を「操れた」ということであって、口寄せまで出来たのかどうかはわからない。。。
うちはの瞳力が、「九尾を操る」能力であることは言われている・・・
 
「失明・・・それが九尾をコントロールする力を得る為の代償か」(サスケ、42巻)
 
「その眼で九尾を手懐けた最初の男・・(中略)・・それがうちはマダラだ」(イタチ、42巻)
 
「16年前・・・九尾が木ノ葉を襲った事件はもちろんマダラが起こしたものだ」(イタチ)
 
2人とも「(瞳術で)九尾をコントロールできるらしい」と言っているが、「口寄せ」については触れていないのだ・・・。イタチも「事件を起こしたのはマダラ」とは言っているが、「口寄せした」とまでは明言していない。
 
「マダラは九尾を口寄せできる」というのは、里が九尾を隠し持っているということを秘密にしておきたい火影側が「でっちあげた」という疑惑すらあるのだ。(言葉が悪いんですが;)
あるいは、九尾は自然界に存在していると思っている「火影以外の人々」による思い込みなのかも、しれない。
・・・・・本当は、マダラは「九尾を操れる」だけなのかも、しれないのだ。
 

四代目の発言と自来也発言の「ズレ」
 
「あの時 九尾を操り 里を襲わせた黒幕がいる」(47巻)
 
ナルトの意識の中で、四代目イーブン父ちゃんは ナルトにこのように伝えています。
内容はイタチの発言とほぼ同じで、四代目も「口寄せ」については触れていない。
 
「あの時 九尾を口寄せした黒幕がいる」と言った自来也の発言とは『口寄せ』という1点においてズレがあるのです。
(なぜ四代目やイタチは「口寄せ」とは言っていないのか?・・・キッシーは無意味なことをしない方での・・。)
 
では、火影たちが「あのときの九尾は自然災害ではなく、人為的に起こされた事件だった」ということを秘密にしたのは なぜなのか?
 
それは、四代目が当日「たった一人で」黒幕マダラと戦った理由と直結している気がします。
四代目が「黒幕の存在」をナルトに伝えるまで、16年間もずーーっと「九尾の襲撃は自然発生したもの」だとしておく必要があったはずなのです。 うちは一族の立場を守るためという配慮も理由にあったかもしれません。 でも、自来也やカカシにすら「けっして真相を言えなかった」理由が別にありそうです。

そして「事件当日・・・四代目が誰にも語らずに、たった一人で黒幕と戦い 一人で事件に決着をつけようとした」理由が、きっとある。
 
あの日、四代目と・・・(ナルトを四代目から預かり 屍鬼封尽にも立ち会ったと思われる)三代目だけが知る、秘密。 木ノ葉の火影だけが知る秘密が、確かに存在するのである。。。
 
 
 
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