ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO ナルト501:九尾襲来!! 今週号のWJナルト感想 (ジャンプ32 号)

NARUTO501:九尾襲来!!

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   混沌の渦に産み落とされた二人の忍。木ノ葉の一番長い日が始まる・・・。
 
混沌の始まりもこの二人、そして混沌を終わらせるのもこの二人、なのかな。
 
んにしても。  すっかり岸本先生の大幻術・月読世界に迷い込んでしまいました。 あの面の男はマダラなのか、トビなのか?とかw  
 
よし、こうなったら しばし岸本流月読に身を委ねて、あの日を彷徨うことにするかな・・・w 
 
 
1.さて、面の男VSミナト!
 
面の男、特殊な術で瞬殺してたと思ったんですが、クナイで瞬殺していただけのようでした(すみません!) 
 
しかし、ナルトのおくるみ布に起爆札をつけて放り投げるなんて 今のトビには無い冷酷さにみえるんですよね。さすがのミナトも「待て・・お 落ち着くんだ!」と 珍しく焦るのに対し、面男は 
 
「それはお前だ ミナト オレは最高に冷静だ」 
 
「最高に冷静だ」・・・? ナルトを人質に取った時点で、勝利を確信し喜びを隠し切れないって感じですね。 
 
ナルトに起爆札をつけられたことで、ミナトは爆発を避ける為に飛雷神の術で遠くへ飛ばざるをえなかった・・・ 
ミナトが飛雷神の術を使うことを想定した上での作戦。 こやつ、ミナトのことを知り尽くしておるのォ・・・・。 
 
 
2.九尾はどのようにして操られたのか?
 
どうやら面男は、ミナトを遠ざけている間にクシナを連れ出し封印で縛り上げたようです (早業ですね、これ)。 
クシナに施された封印は既にかなり開いた状態で、ナルトだったらとっくに九尾化してるはずだけど、クシナは九尾化はしていない。
それもそのはず、お産でかなり緩んだ状態とはいえ クシナは自身のチャクラ鎖で 九尾をぐるぐる巻きのグサグサ刺し状態で拘束にしていた・・ (九尾が気の毒に思えるくらいにw)
クシナチャクラと四象封印のダブル封印? これなら、クシナが九尾化しちゃうことは、過去にもまず無かったんじゃないだろうか? 面男が「お産で封印が緩む隙を狙うしかなかった」というのも納得。
 
さて、面男は緩み始めた封印の隙から瞳力でクシナの精神世界に入り込み、九尾を写輪眼で幻術にかけたようにみえます。サスケがナルトの精神世界に瞳力で入り九尾と会話した時と似ています。(308話で)
 
つまり、面男が九尾を呼び出した方法は 自来也の言っていた いわゆる「口寄せ」とは違う気がします。  
 
自来也は木ノ葉に九尾の人柱力が存在することを知らなかったので、九尾を人為的に呼び出すとしたら『自然界から口寄せする以外に方法はない』と思うのは自然ですよね。 
 
そして過去に九尾を口寄せした男といえば・・・うちはマダラ。 
 
したがって、九尾事件の黒幕=うちはマダラ、という答えが当然のように導き出されてしまう。
自来也情報に絶対の信頼を置いているカカシが 『面の男はマダラ』 と断定しきっていることが気になりますが・・。 (このカカシの思い込みが、「何か嫌な予感が・・・胸騒ぎがしてならんのよ」)
 
さて、操られた者の眼って、操っている者の眼模様が反映されることが多いですよね。
長門に操られたペインや口寄せ動物達は輪廻眼、サスケに操られたマンダは写輪眼になっていた・・。
ってことは、九尾の眼には男の『万華鏡写輪眼の模様』が浮き出るのか?とかなり期待していたんですが(男の正体がわかる?) 
 
で、九尾の眼の変化は・・・
 
 
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最初、男の通常写輪眼をそのまま映し出しますが、やがて瞳孔部分(真ん中の黒目のところ)がグイ~ン広がっていくような描写。 (むむ、これじゃ、目の模様が判定できないぞ!)。最終的に操られた状態の眼は第1巻、イルカが回想している九尾の眼に。
 
そういえば、サスケが万華鏡写輪眼でダンゾウに幻術を使った時も、瞳孔部分がかなり大きく広がっていた(51巻80頁)。 九尾の眼は、幻術を使った面男の 瞳孔部分だけを映し出したのか? それとも・・・
 
この目を見る限りでは、「通常写輪眼のままで」九尾は操られた可能性もありかな、と思います。
万華鏡写輪眼だけが九尾を操れるはずですが、特例はあるのかも。 たとえば最高クラスの幻術を通常写輪眼で使うシスイの眼とか)。
 
 
 
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       「さあ・・・・出て来い 九尾!」
 
そしてついに、九尾復活・・・・! 
 
面男は、この瞬間を長~い時間をかけて待っていたのだろう・・・
 
「常にミナトがお前(クシナ)を守る だが今ミナトを遠ざけた しかも出産で九尾の封印は弱まっている・・・この僅かな隙を どれほど待ったことか」
 
終末の谷の戦い以来だとしたら、彼は60年位待っていたことになる・・?
 
ミトの出産時(綱手の親を生んだ時)にも九尾の封印は弱まったはずなのだが、その時には面男は行動を起していないんですよね。 つまり、この時には出産で封印が弱まる事を知らなかったのか、あるいはその時は彼に力が無く、行動を起こせなかったのだろうか?
 
で、操り方ですが、
扇を振りかざす派手な姿をちょっと期待してたんですが・・・ 地味でした;
しかし面男の思うとおりに九尾が自然に動いている感じです。 しかも「オレ達はこれから木ノ葉へ向かう」 なんて、完全に一心同体化した言い方。 で、男は妙に冷静です。(操るのはこれが初めてじゃない、ってことか?) 
 
 
3.面男と「トビ」
 
面男の当面の目的は九尾、そして木ノ葉を潰すこと。(これもシナリオの一部としてだろうか) 
 
そしてクシナにこんなことを・・・
 
「九尾の人柱力だったお前だ・・ こいつ(九尾)で殺してやる」
 
酷すぎる! この言い方、人柱力そのものにも恨みを持っている気がするのだが、大切な九尾を奪われたことに対する恨みなのか・・。 
 
この冷たさと無差別的な殺戮、今のトビとちょっと違和感を感じるんです。それが、岸本流月読を喰らった気分にさせられる原因でもあるんですが・・・w  何というのか、面男には現在のトビと共通する部分と、まるで別人のような部分が共存しているような気がするんですよね・・・
 
今のトビとの共通点は確かにたくさんあります。。
九尾事件直前時代の木ノ葉に詳しいことや、「流石 黄色い閃光」「すごいな・・うずまき一族とは」など 敵をほめるようなことも言うのも 今のトビとそっくり。 
そして、壁を通リ抜ける能力。(これは、トビがズズ・・っと眼を中心に吸い込む術とは別能力じゃないかと考えてますが) 
 
一方で相違点。 面の男は、ミナトの飛雷神の術について「術式マーキングのある空間から空間へ瞬間移動するミナトの瞬身の術」と説明しています。  気になるのは、「瞬身の術」と言っていること。 ミナトの飛雷神の術は、単なる高速移動である「瞬身の術」とは根本的に異なる「時空間忍術」です。 ミナト以上の時空間忍術使いであるトビが、こんな間違いをするのか?と不自然な気も。(ちょっとだけ、ですけどw)
 
そして次々人を殺める面男の冷酷さに対して、体術しか使わず自分では手を下さないトビ・・   
 
外見が「うちは事件」頃を境に変わっている点も考えると、その頃に「何かが」面の男に起きたのは間違いないと思うんです。 何か、が。 うちは事件の真相が 大きく関わってきそうな予感・・。
 
 
4.ミナトの飛雷神の術
 
ミナトは、予めいくつかのポイントに術式を施したクナイをセットしていたんですね。 クシナのおなかの封印式にも、術式をしのばせていたようです。
 
この術を使って「黄色い閃光」と怖れられたミナトですが、本来は「大切な人を守る」事を目的とした術だった気がします。(よしすけさんが飛雷神の術はクシナを守る為に開発したのでは?というコメントを下さったのですが、本当にそうだと思います) カカシ外伝でも、ミナトはカカシを守る為に術式クナイを持たせていましたよね。
 
でもマーキングがある場所にしか飛べないわけで、攻撃に使うときはちょっと不便。 まだ開発途中」の術だった、とも言えそうです。  マーキング無しで時空間を行き来するトビを相手するには 現在の「飛雷神の術」では対応しきれないんですよね。
 
・・自来也が言った「いずれは あの術をナルトに完成させるのが あやつの遺志だとワシは思う」の「九尾チャクラを使ったあの術」。 やっぱり飛雷神の術のことだと思うなぁ(←また断言癖。) 
 
 
5.クシナの「ぎゅっ」
 
普通、人柱力は尾獣を剥がされたら即死のようですが、うずまき一族の驚異の生命力のおかげでクシナはなんとか生き続ける・・(せめてもの救い)。
 「人柱力が尾獣を剥がされたら即死する理由」は、尾獣チャクラと人柱力のチャクラは それぞれの陰陽チャクラが磁石のようにくっついており、尾獣チャクラを抜くと人柱力のチャクラも一緒に抜き出されてしまうのではないか?と考えています(想像です)。 つまり九尾を抜かれたクシナの状況は、チャクラゼロ状態なのではないかと。
 
九尾に潰されそうになったクシナを間一髪でミナトが助けるんですが、これ雲隠れの忍から助けた時とそっくりなんですよね、クシナが大切にしている幸せな思い出と。 
でも、この時ミナトが見たものは絶望的な状況・・・・・クシナに迫る死、そして里の危機。 
 
「ナルトは?」と聞くクシナに、ミナトは微笑んで「大丈夫だよ」と安心させるのですが、一方で「ギロっ」と男を睨みつける・・・ もうクシナには時間が無いことを、ミナトは察知しているんですよね。 クシナ自身も勿論、それはわかっている。 
 
ナルトの傍に連れて行ってもらったクシナ。 面の男に対しても怯まなかったクシナがナルトを抱きしめた時流した涙。 もっと親子で、長い時間一緒に過ごしたかっただろうに・・・。たまらなく切ない。 
一生分の愛情をこめて、ぎゅーっと抱きしめたんだろうな・・・。
 
この時、ミナトは覚悟したのではないだろうか。
「ナルトに九尾を封印すること」 「屍鬼封尽で里を救うこと」。
 
クシナを一人で逝かせないことを・・。
 
 
6.男の背中
 
夫の出陣を見送るクシナの 「ミナト・・ありがとう・・・行ってらっしゃい」
 
「ありがとう」・・・ ミナトが戻ってくるまでに自分の命が続くかわからない。 愛する男に、最後の言葉のつもりで言ったのだと思います。
 
そして気丈な「行ってらっしゃい・・」。 四代目火影の妻としてのクシナの誇りだろうか。
「その器に愛を見つけて入れなさい・・・」 ミトに言われたように、四代目の妻として生きたことに何よりも幸せを見出していたんだろうな・・・。
 
 
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「すぐに戻ってくるよ・・・」
 
 
四代目火影」と書かれた例の火影マント。これを着るって事は、火影として里を守る覚悟の出陣ですよね。
ミナト、顔は見せませんでしたが、その顔は覚悟を決めた険しい表情だったのではないかな。クシナには涙や悲壮感は見せまいとする、ミナトの後姿。
 
やはり、男は背中だな・・・・。
 
 
7.真実の目撃者
 
満月を見上げて、「何だ・・・この感じ」と禍々しいチャクラを感じ取る5歳のイタチ (かわいいですねw サスケをカンガルー抱っこしてる模範的な兄・・)
 
純粋な眼を持った幼いイタチは、 この日・・・もしかしたら誰よりも 真相を見抜くことになるのではないだろうか?
 
 
 
 
☆来週こそ、ついにミナトVS面の男、九尾?
 
☆イタチはマダラについて 「その眼で九尾を手懐けた最初の男」と。
 
☆最初って事は2番目もいるのか?
 
☆ただし終末の谷の戦い以降、九尾は人柱力に封印されていたので「2番目に九尾を手懐けた人」がいたとしたら、マダラが生存中か、九尾事件の時しかない。
 
☆ただし面の男を見て「お前は・・!」と九尾が言っているので、面男とは九尾が知っている人物
 
☆つまりマダラ本人か、あるいはマダラ生存中に九尾を手懐けたことのある別の人物か、あるいは過去に人柱力だった人物?
 
☆ご意見ご感想お待ちしてます!
 
☆駄文お読みくださって感謝!
 
☆次号ジャンプは、7月17日(土)発売です!!