ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO ナルト497:九尾VSナルト!! 今週号のWJナルト感想 (ジャンプ27 号)

NARUTO497:九尾VSナルト!! 

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                   「ナルト・・・」
 
いきなりですが・・・  ク、クシナ母ちゃんーー!! (聖母のようだ・・)
 
な、なんとクシナ母、ここで登場ですね!
 
いやーーー四代目と同じような状況で、同じようにナルトの意識の中に現れました。夫婦揃って、やってくれますなぁ!
ミナトとクシナ。彼らはナルトの中で、しっかりと息子の成長を見守っていたんですね。
ナルトは1人じゃなかった。 ちゃーんと両親に大切に見守られてきたのだ・・・。
 
屍鬼封尽と九尾の陰陽チャクラの2分割。 それには意味があった。ミナトは『クシナと2人で息子の成長を見届ける』方法を考えたのだ・・
 
「あやつは無意味なことはしない奴での・・・・」という自来也の言葉が、じわじわ~~と心に沁みてまいりました。
 
・・気になるクシナ登場のことや、彼女の登場のメカニズム(謎?)については後にまわしまして・・・・。
 
さて、いよいよ九尾VSナルト!!
 

・九尾と「戦う」理由

九尾の「八尾と組んだようだな 九尾の人柱力ともあろう者が情けない!」って言葉。

あ~、やっぱり九尾と八尾、かなり仲悪いんですねw 元は同じ、十尾チャクラの一部なんだし兄弟みたいなものじゃないか?と思うのになぁ。
八尾も「オレも九尾は好かねーが」と言ってましたね(ま、仲が悪かったからこそ今まで1~9尾が自発的に?合体して十尾になっちゃうなんて事態が避けられてきたのかもしれませんw)
お互い信じあえないなんて・・  意外と人間臭いというかw  大国の関係と似てますね。
 
九尾も最強の尾獣というプライドがあるんですね。最強、ということは即ち憎しみも最強ってことにもなりますね。。
 
「九尾の意志から九尾のチャクラを取れるだけぶん取っちまえ!」
「確かにリスクはでかい だがぶん取っちまえば九尾のチャクラは一生己のもんになる!」 
(ビー)
 
・・・この解釈なんですが、一度奪い取った九尾チャクラはナルトのチャクラに転換され、一時的なものではなく半永久的にナルトのものになる、ってことでいいのかな?
「戦う目的」は、九尾を弱らせてチャクラを抜きやすくするためだったのですね、九尾に勝つことで九尾を従わせるという目的ではないんですね。

ここまでは一般的な尾獣の力のコントロールであり、この段階をクリアした人柱力は今までもいたのかもしれません。。(ここはそのための、修行施設ですもんね)
 
ただしビーと八尾の場合はコレとちょっと違ってさらにその先をいっている。 八尾の意志はすでに「憎しみ」ではなく、ビーの意志と八尾の意志はすっかり仲良し状態。だから、チャクラも必要に応じて借りてきたりしてる・・・。
「お前のチャクラ貸してくれ」「尾獣化しろ」「バージョン2でやるのか(尾獣の力を人型に押さえ込んだ形)」
・・・こんな仲良しのやり取りをしていますからね~(50巻)。
 
ビーのように尾獣の憎しみまで氷解させて心を通い合わせた人柱力は 長ーーい尾獣&人柱力の歴史の中でも初めてなんだろうなぁ。。
そしてナルトのやっているのは、前の段階・・・・チャクラを奪い取る段階。
 
でもやっぱり九尾、8+1なだけはありますねw 
九尾の波動弾?は強力そうですが、それを「ナメんな」ってキャッチしちゃった八尾もなかなか。
八尾、さすが9-1なだけはありますねw
 
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ナルト本体は座ったまま精神世界に入っているわけなので、精神世界のナルトも仙人モードにさせることが可能でした。これはちょっと便利かなw
 
でも精神世界とはいえ、ナルトの体内で起きている現実の戦いなんですよね。夢や想像ってわけじゃない。
(ここの区別は重要ですな・・。クシナに会ったのも、夢や想像ではなくナルトの体内で実際に起きている現実なのだ。あのクシナは夢や想像ではない、ってことです)
 
ナルトの仙術「超大玉螺旋丸」や「風遁・螺旋手裏剣」、これまたずいぶんと巨大!(螺旋丸は自来也のそれより大きい。) 
さすがの九尾も螺旋手裏剣でかなりの大ダメージを受けてますね(ぐはッって・・・;)それに仙人モードのナルト、九尾をドスン!と倒してしまうほどの怪力。ペイン戦より強力になってる・・。ナルトの意識の中だってことが、ナルトには有利に働いているのでしょうが・・。
 
九尾を弱らせれば、チャクラを抜くチャンス。
そういえば 暁が人柱力を狩る時「人柱力を死なない程度に弱らせて狩る」。これが原則でした。
人柱力が弱れば、中の尾獣も弱った状態になる。つまり、尾獣チャクラを引き抜きやすい状態になる。
そのために瀕死状態にしていたんですね。
 
前にナルトの体力が弱った時、九尾が苦しげに呻いていましたっけ(三竦みの戦いの時)
「暗いィ、暗いィぞォオ・・・なぜ暗くなるゥウ・・ワシの力がなぜ・・・」って。
人柱力が弱ると九尾の力も弱くなる・・。
 
前の八尾人柱力が尾獣化した時(モトイ父さんがやられた時)、まずエリート達が八尾と戦い弱らせてから八尾チャクラを壺に封印していました(そして、八尾チャクラを引き剥がされた人柱力は死亡。)
まずは体力を弱らせるのが原則、ってことなんですね。

 
九尾の憎しみの意志
 
弱った九尾からチャクラを引き抜くと、今度は九尾の憎しみの意志がどんどんナルトに入ってくる・・
 
九尾とは憎しみの塊。
つまり九尾の意志の正体とは・・・長ーーーーい歴史の中で、積み重ねられてきた人間の 醜い感情。
九尾の憎しみの中には、たくさんの人間どもの嗚咽、悲鳴、怒号が渦まいている・・・。

・・・「助けて!」 「どうしてだ!」 「あいつさえ居なければ!」 「復讐してやる!」
「何もかもイヤだ」 「どうせうまくいかない」 「あいつばっかり・・!」 ・・・
 
つまり、苦しみ・怒り・憎しみ・復讐・嫌悪・諦め・嫉妬・・・ まるで阿鼻叫喚の地獄絵ですね。
なんだか直視したくないような、醜い人間の闇の部分そのもの・・。

でも、これが尾獣の正体。  九尾は中でも最大の、数え切れないほど沢山の人間達の憎しみ。
 
九尾の意志がナルトに入り込むにつれ、今度はナルトの意志が九尾に侵食され ナルトのチャクラは九尾に奪われていく・・・
 
「お前のワシの力をコントロールする事などできん!お前はワシの憎しみの小さな一部にすぎん!」
(九尾)
 
「九尾の憎しみ思ったより強すぎる!!本当にやばいかもしれん!かなりの試練!」 (ビー・・こんな時にまで韻踏むんですね・・)」

巨大な闇に潰されて、一度打ち克ったはずの負の感情がまた頭をもたげてくる。
これだけ重い「闇」というプレッシャーを跳ね返すせるほどの自信は、ナルトにはまだないようだ・・・。
 
 
「必要とされない存在」
 
・・・・消えていなくなれ・・・
 
この言葉、冷たいですね・・・。

ナルトや我愛羅、そして白。彼らは皆自分の存在価値をなかなか見出すことが出来なくて、苦しんでいました。
 
《 オレは何の為に存在し生きているのか? 》 (我愛羅
《 一番辛いことは 自分がこの世にまるで必要とされない存在だということです・・》 (白)
 
闇ナルトに勝ったときは、自分を信じることが出来、憎しみにも勝ったと思ったんですけどね。

九尾の憎しみの強さもさることながら、ナルトの憎しみ(あるいは悲しみ)の感情も 思ったより強かったということかもしれない。
 
ナルトがまだ自信が無いのは、 『本当に自分は存在していていいのか?』 ということ。
自分の存在価値に自信が無かったのだ。ナルトだって仲間はたくさんいるし イルカ先生にカカシ先生、エロ仙人・・・・沢山の人達に囲まれているのに。

今では自分の存在に自信を持っている我愛羅やビーに比べて、ナルトはどこが違うのだろう?
 
ビーの場合、自分の誇りと自信を失わなかったのは「ブラザー雷影」の熱い愛があったから。
我愛羅が立ち直ろうとした時、そばには兄姉がいた。
ビーも我愛羅も、無条件で自分を必要としてくれる家族がいて、これが彼らの支えになっている。
 
ナルトには仲間達がいるとはいえ、彼らに認めてもらうために ナルトは一生懸命に頑張ってきたのも事実。
無条件で自分を支え愛してくれる血のつながった家族とは、やはりどこか違うのかもしれないなぁ。

ナルトはまだ「自分は存在していて本当にいいのか?誰かに必要とされているのか?」ということに本当に自信を持ててはいなかったんだな。。
やっぱり、自分をこの世に生み出してくれた「親」の存在は自分が必要とされ望まれて生まれてきた存在である、という自信と安心を子供に与えてくれるのかもしれない。。
 
ナルトは最初から1人だったからなぁ・・。
 

「居ていい」、という言葉
 
ナルトの中に憎しみの意志があふれ、ナルトは闇に飲まれそうになる ・・「消えていなくなれ・・」

その時に聞こえてきたのが、母クシナの言葉。
 
「・・いいえ・・・ここに居ていいのよ・・・」
 
「ここに居ていい・・・」この言葉こそ、ナルトがずーーーーっと聞きたかった言葉かもしれませんね。
 
「居て欲しい」でもなく 「居なくちゃいけない」でもない。
「居ていい」という言葉は、今までナルトに誰も言ったことの無い言葉だったと思います。
 
認められなくちゃと頑張る必要も無く、安心して、ただいるだけでいいということ。

ナルトが存在しているということ、それだけが無条件に大切であるということ。

母の一言が、ナルトが「この世に存在していいのか?」と思ってきた疑問を一瞬にして消してくれそうです。「居る」とは存在すること、「生きる」ということ。ナルトの話では「居る」の文字使いは生きるの意味でよく使われています。
 
母クシナはナルトの中にいて 頑張りすぎる息子の姿を見て、ずっとこの言葉をかけてあげたいと思っていたのかな。
これは母ならではの、包むような無条件の愛、なのだろうか。
 
このクシナの言葉は、人柱力が抱える苦しみもよーく分かっている言葉のような気がします。
それは、ナルトをずっと見続けていたからなのだろうか、それとも・・・・・??
 
ナルトは・・・ミナトとクシナ、二人の愛にしっかりと守られてきたんですね。
けしてナルトは一人ではなかった。

望まれてこの世に生まれてきて、二人に九尾の力を託された・・・
やっとナルトは自分の存在価値を自分で認めてあげられるようになるんじゃないだろうか。
 
ナルトはサスケの憎しみを引き受け、サスケを救うなんていっていたけど・・
まずは自分自身を救ってやらないと、仲間を救う事だってできやしないのだ。
 
来週、母とどんな会話をするのか。すっごく楽しみです。
(少し甘えさせてもあけたいな・・・・)

※・・・九尾事件時の謎である「ミナトが九尾を陰陽に分断しの側をナルトに封印したという理由」、「クシナがなぜ、ここで出現したのか?」については、感想別記にて

☆ナルトがビーのように憎しみの塊九尾を変えることが出来るのだとしたら・・・サスケの闇の須佐能乎も、きっと変えることが出来るんじゃないだろうか??
 
☆今週号のナルトVS九尾の表紙、迫力あっていいですね~、
 
☆螺旋手裏剣にやられちゃった九尾。毛並みがハゲねずみみたいに見えるw
 
☆やはり気になる、木ノ葉と渦の国(クシナ出身国)の関係・・。
 
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