NARUTO499:新たなる封印 !!
「・・・こりゃあ六道の・・・!?」 (九尾)
さて、今週はナルトに大きな変化が!!
「愛してる」
この言葉、ナルトにとっては衝撃的な言葉だったんじゃないのかな。
今までナルトが努力して、やっと手に入れてきた言葉の数々・・・たとえば
「ありがとう」 「がんばれよ」 「よくやった」・・・・
それらは、努力の対価として手に入れてきたもの。つまり、ちょっとでも気を抜けば 失ってしまうかもしれない不安な言葉たちだった・・・ でも母クシナの 「愛してる」。それはナルトに今まで味わったことの無い安心、安らぎを与えてくれた・・・ 母の愛を得たナルトは九尾の意志を退けるのも成功する・・。
(何だろ・・・ すっげー安心する・・・ すっげーうれしいっ!)
「憎しみの対極である、愛」・・・・これがこれから大切な役割を果たしそうです。
ド根性忍伝が"信じる"物語なら、 その続編「うずまきナルト物語」は"愛"の物語なのかも。
【ナルトVS九尾、最終対決!】
結局ナルトは螺旋丸と多重影分身なんですよねw ま、そのバリエーションの多さと その場の発想のひらめきは天才的ともいえるかな・・・
やっぱりナルトは螺旋丸、サスケは千鳥。
最終的にこの2つの術が、大きな役割を果たすと信じてます!
「仙法・超大玉螺旋多重丸」
ついに九尾をおさえ、チャクラ取り込み成功したナルトなんですが、ナルトにビックリの変化が!
「何だ!?この力は・・・!」 「・・・こりゃあ六道の・・・!?」 (九尾)
【ナルトの六道仙人モード??】
6つの勾玉に、ちょっとツノのように立った髪の毛。
驚いた!ナルト六道仙人化してますよ~コレ!私としては、びっくりだったんですが;
どうやら・・・九尾のチャクラ(十尾のチャクラの一部)を取り込み、愛を知った時・・・
ナルトにも「六道弟」の力が宿ったようです。
(長門から予言の子と、仙人の生まれ変わりを受け継いだ・・?)
それはまるで「憎しみ」を知ったことで サスケの中に眠っていた力が覚醒したのと同じ。
六道弟系の「愛情」を知り 九尾の力を手にしたことで ナルトの中に眠っていた力が覚醒した、ということだろうか。
ナルトとサスケは全てが対極。
陽のイメージのナルト。太陽、光、あたたかさ。そして最初は孤独や憎しみの中にいて・・・今は愛を知った。
陰のイメージのサスケ。月、闇、冷たさ。そして最初は愛で守られた中にいて・・・今は孤独と憎しみを知った。
2人を対極に向かわせたのも「神の見えざる手」なのか、あるいはトビのシナリオなのか・・・。
ナルトの六道姿を 「兄系」サスケと対比しながら ちょっと考えてみます。
1.勾玉について。
ナルトに新に出現した「首の6つの勾玉」。 これ六道仙人と同じですね~。
で、勾玉の意味ですが、
丸にしっぽのようなものがついていますよね。 一説によると、勾玉とは「太陽と月」が合体したものらしいです。
太陽(つまり陽・・・六道弟系)と、月(陰・・・六道兄系)が合わさった形。
つまり 「勾玉とは、陽と陰の力を併せ持つ六道仙人そのものを表している」 と解釈できそうです。
そして、サスケもすでに勾玉を持ってますw
写輪眼には勾玉模様が3個ずつ・・・・ つまり、3勾玉×2個の眼=6勾玉で、六道仙人と同じ数。
ナルトもサスケも、それぞれが「6つの勾玉」を持っていることになる・・・。
そして、この勾玉・・・ ナルトの首だけではなく 「3つの新たな封印の形」としても出現しています。
2。新に出現した封印3つのこと。
《 封印の形の意味 》
この封印の形の意味ですが、2つほど考えました。
1つは、「ナルトと九尾」の象徴。
この模様、「うずまき&しっぽ模様」に見える・・・ つまり 『ナルト&九尾』 と解釈できるのでは?
これは・・・ナルトと九尾が合わさったら、勾玉(六道仙人)の力が生まれる、という意味かな?と。
そして2つめの意味は「太陽(火の意志)と 月(闇の力)」の象徴。
「火の意志=赤い渦」に加え、 闇ナルトや九尾チャクラを取り込んだことで 「憎しみ(闇)を表す月模様」も加わり・・・・・ 太陽と月を表す「勾玉封印」が誕生した、ということじゃないだろうか?
新たな封印3つは、両肩とおなかです。
これって、木ノ葉の忍が両肩とベストの背中につけてる赤い渦巻きと 場所が似ているんですよね(ナルトも左肩と背中につけている)。関連あるのかな。
木ノ葉の忍がつけてる「渦巻き」、ある時期を境につけるようになっているんですよね。(第2次大戦のころかな)
この時から木ノ葉と渦の国に「関係ができた」と想像しているんですが・・・
「渦の国」の渦とは水の渦だと思っていたんですが、もしかしたら あの渦は「火の渦=太陽」ではないか?という気がしてきました。 クシナの家系は弟系なのだろうか?
渦との因縁といえば、古くは六道仙人の息子「兄」の眼の「渦巻き模様」に始まります。(兄の眼、輪廻眼に似ていますがよ~く見ると輪廻眼ではなく、渦巻き眼なのです。)
トビの面もそうだし・・・・ よく登場する「うずまき」模様は 「螺旋」の象徴でしょうか。
「憎しみ・・・その積み重ねの歴史が今のサスケを作ってしまった・・・」 (カカシ)
サスケが背負っているのが「憎しみの螺旋」なら、ナルトが背負っている火の意志(赤い渦巻)は「愛の螺旋」なのだろうか? きっと、螺旋の向いている渦巻きが逆方向なんだろうな・・・。
《 「3つの封印の力」とは?》
ナルトの3つの封印、右手の鍵からつながって 1つめは右肩、次が左肩、3つめはおなか。
段階を追って解放することで、力の調節が出来るんじゃないだろうか?イメージとしては、六門遁甲の門を順番に開放していくような感じかな?
実はビーも「3つのバージョン」で八尾の力を調節しています。
バージョン1は、八尾の衣を 纏う。 尾獣からゲットしたチャクラを利用する。いわば光の部分。
バージョン2は、「人型に八尾の力を押さえ込んだ」もの。尾獣からチャクラを一時的に借りてコントロールする。いわば闇の部分。
バージョン3は、尾獣化。これは双方(いわば光と闇)の合体。
ナルトも1~3つで同じような変化をするのではないか?という気もしますが・・・(ただし3つめの完全尾獣化は、まだ九尾の憎しみを解決していないうちは無理かな)
《 では、サスケの場合は?》
さて、対比するサスケにも、ナルトと同じように3段階変化があるのか?・・・やはりありますw
1つめの力、右目の能力(幻術あるいは炎遁加具土命)。(闇・陰の力)
2つめの力、左目の能力(天照)。(光・陽の力)
3つめの力、須佐能乎。(闇と光の双方の力を手にしたときに開眼する力。)
サスケの場合も、光と闇、2つの能力を手にしたときに 3つの力を手に入れています。
ただし、サスケはイタチの眼を移植したことで さらなる「光と闇」双方の力を手に入れているはずで、その力が六道兄系の「仙人の力」なのだろうか・・
ナルトが白っぽい仙人チャクラを纏った姿になっているので、サスケは「闇」黒っぽい姿になるのでは??
3.トビの余興
トビは「オレがお前をサスケにぶつける」と言っており、それは「余興だ」とも言っていた・・・。
ナルトの「右手の螺旋丸」と、サスケの「左手の千鳥」の拳がぶつかり「つながる」時。
以前「サスケはなぜ左手で千鳥を発動するのか」考えたんですが、「サスケの左手とナルトの右手(螺旋丸)で手をつなぐ=協力し合うため」と思ったんです。
二人が拳でつながった時、ナルトとサスケの3つの力・・・合計6つの力が合体することになるんじゃないだろうか。 (6つの力=6勾玉、六道の力?)
ナルトが 螺旋丸を発動する右手に「鍵と封印を繋ぐ線」が走っているのも気になるんです。
いずれ、サスケの左手(千鳥)とつながって 2人封印を結ぶ線が連結し・・・・・6つの封印が同時に解放され、
「完全体」六道仙人の力が発動される時がくるのではないか?と。
(もしかしたら、それがナルトとサスケの死を意味するのかもしれない)・・
ナルトの終末の谷での言葉、
「兄弟って・・・・こんな感じかなぁ・・・ってよ」 (229話)
ナルトがサスケに「兄弟のような感覚」を覚えたのは、宿命的なことだったのかもしれません。
そして、サスケもおそらくそれを感じている。 でも、485話で、ナルト似再会したサスケは 冷たく「他人は黙ってろ!」と言った・・・。でも、それって・・・・サスケもナルトのことを「兄弟のような存在」だって 本当は意識しているからなんじゃないかな。
【ナルトの言葉】
「ごめんな・・・九尾・・でも おめーを悪ィようにはしねーから 少しの間待っててくれ」
九尾への愛だなぁ・・ナルト。 愛を知ったナルトなら、九尾のこともいつか理解してあげられる!
でも次の、ナルトが目を逸らしながら言った言葉は 辛かった・・・
それは忍としてではなく、一人の息子・ナルトとしての言葉だった。
「母ちゃんは今・・・」
ナルト、「今、どこにいるの」と言いたかったんだろうか。生きているという可能性を1%でもいいから信じたかったんじゃないのかな。
でもクシナはそれを察したのか、言葉を遮る。
「これでミナトのところへやっと行ける・・・」
ナルト、辛そうにうつむいてしまった・・・・;
わかっていた。でも、少しでも望みを持ちたかったんですよね。
でも、クシナの言葉は、残酷な「別れ」を意味するものだった。 でも、はっきりと伝えることがナルトへの愛情だったのかな。 期待させてしまったらナルトが辛い思いをするだけだから。
しかし、クシナがここに留まっていた理由はまだあった。それは、成長した息子に「九尾事件の真相」を話すため。
ここで、クシナは母としての顔から 忍、「先輩」としての顔に変えた気がします。
今まで、木ノ葉の忍には けして伝えられなかった「あの日の真実」。
「私はアナタの前任の人柱力・・・まずはそこからね」。
やっぱり!!クシナこそ、前の九尾の人柱力でしたね!! さんざん議論してきましたが、ナルトが生まれた日に九尾が出てきたこと・・クシナから九尾がはがされて、それで出てきたと考えるのが自然だと思ってました。やっぱりそうだったか、というのが正直な感想です。ただしそれはクシナの死を意味するわけで、出来れば生きていて欲しかったけどな・・。
九尾事件当日。
あの日、ミナトだけが九尾が自然災害ではないことを知っていた・・・・
事件当日・・・・里を、そしてクシナとナルトを守る為に、ミナトがどんな思いで立ち向かったのか。
そしてミナトは他にも重大なことを隠しているのかもしれない。 おそらく、自来也やカカシに伝えるには過酷な現実が・・・。
次の大きな節目500話は ついにNARUTOの「核心」九尾事件の真相が明らかにされそうです。
すべては、そこから始まった・・・
クシナのことは、書ききらなかったので 別記事にて(2記事)・・・↓
☆柱間戦での九尾も、人柱力が尾獣化したか、引き剥がされた可能性?
☆イズナや、柱間の子供、ヒルゼンの子供(木ノ葉丸の親)も関係しているのかも。
☆長門の母ちゃんが顔見せしていないのが気になってきた・・
☆やっぱりクシナがいる部屋は、九尾とは別部屋w ナルトのさらなる内側世界(封印の中?)
☆千手は火の意志、うちはは火を操る者。2つとも互いに助け合うものでは?
☆来週はNARUTO休載。次回は5日、31号です。