ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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ミナトとクシナの、埋められた「空白」の時代と、まだ埋められない部分・・・

ミナトとクシナの、埋められた「空白」の時代と、まだ埋められない部分・・・

498話の「ミナトとクシナの、「なれそめエピソード」。ほんと、素敵でした
 
ミナトやクシナの子供時代って、今まで我々読者にとってはずっと空白の時代だったんですよね。 
おそらくもう、2人の少年少女時代については語られることはないんだろうな・・・。
それだけに、このエピソードは貴重です。
でもまだ、クシナに関しては「埋められない空白の時代」があります。 今後、彼女がその空白部分まで語ってくれるかどうかはわかりませんが;・・・ぜひ語ってもらいたい。
 
とりあえず、「埋められた空白の時代」を、ざっと整理しながら ミナトとクシナ周辺の「歴史」を、簡単にふりかえってみようかと思うのであります  ちょっとダラダラですみません、暑いもんで(それ、関係ない・・・)
 
 
クシナが生まれた「渦の国」。 今も存在するのかはわかりませんが、おそらく木ノ葉に近い波の国みたいな小国かな?なんて思ったりしてるんですが。 
 クシナが木ノ葉に来たころ、その時代といえば・・・・・・
 
木ノ葉では、三代目火影ヒルゼンのところに もうすぐ子供(アスマ)が生まれる頃、です。 
世界では第2次忍界大戦の頃で 雲隠れは先代3代目雷影の時代、岩隠れは両天秤のオオノキ、霧隠れは3代目水影の時代(血霧時代の前)、砂も最強と言われた三代目風影の時代にあたります(多分)
 
感想その2でも軽く触れましたが、だいたいクシナが雲に連れ去られた事件(10歳ごろ)っていうのが モトイさんの話していた「30年前の事件」あたりだと思うので、この時代・・・・各里では人柱力の研究が盛んに行われていた頃かな?と思われます。(そして、どこも うまくはいっていなかった)。
 
そのような時代だから、クシナの特殊なチャクラ・・・尾獣を押さえ込む力を大国が狙わないはずが無い。
 
想像するに、彼女は幼いころから誘拐されそうになったり、国の取引材料にされたりなど、辛い思いをしてきたんじゃないだろうか??
 
だいたい、どの時代、どこの里においても・・・ 特殊能力を持つ人間は利用され、運命に翻弄されてしまう。
白もそうだったし、君麻呂の一族も、香燐も・・。戦争中なら、なおさらのこと。
 
クシナは「木ノ葉に引っ越してきた」と言ってますが、実際は強制的に連れて来られたんじゃないかと思いますね~。 木ノ葉としてみれば、他国にクシナを渡すわけにはいかなかったでしょうからね。 
でも小さなクシナは そんな自分の境遇にいじけず、たくましく生きていたようにみえる!  周囲に「なめられまい」と強がることで、自分の存在を認めてもらおうとしていた・・・ 男の子を半殺しにするって・・・ちょっとやりすぎな気もするけどw でも、そのぐらいタフじゃないと、やっていられなかったんだろうな・・・。
「他里から来た、特殊な力を持つトマトちゃん」は、孤独だったかもしれない。
 
アカデミー初日、将来の夢を聞かれたクシナは叫んでました・・・「女性で初めての火影になってやる!」
 
「さすがオレの母ちゃん!なんかオレに似てるってばよ」「逆・・・アナタが私に似てるの」なんて、微笑ましい親子の会話をしていましたが・・・  でも、似たようなことを言っていた、ということは 実は2人とも孤独で 辛い思いをしてきた、ってことなんですよね、これ。。 自分の存在を、周りに認めて欲しかった・・・寂しかったんですよね、やっぱり。 だからクシナにはナルトの気持ちがよく分かるんだと思います。
 
これに対してミナトのほうは・・・「里の皆に認められる立派な火影になりたい」。 
 
 
イメージ 1
 
あまりの爽やかさに、うしろにいる子が 顔をしかめている?ようにみえるほどw・・・(のちに、同じ自来也班になる子)
 
ミナトの笑顔の無邪気なこと・・・・ ミナトって、箱入りの王子様みたい。
ミナトが育った境遇や血筋ってのはわかりませんが、なんだか すごーく愛情たっぷりに大切に育てられたように感じます。 あまり苦労はしていないんじゃないかな~?(けして悪い意味じゃなくてね、いい意味で)。
 
そんなお坊ちゃまなミナトを見て「頼りなさそーな人」って思ったクシナ。 苦労をいっぱいしてきたクシナにしてみれば、(なまぬるいってばね!)って感じだったのかな・・? 
でも、あのミナトの発言。実はすっごく自信にあふれた一言だったような気がします。 認めさせやる!なんていう強制(脅迫?w)ではなく、 信頼してもらうためには きちんと結果を出していく覚悟をしてます!ってことですもんねw (真面目なんですよね・・)
 
者の書にある クシナに関しての記述に、こんなのがあります・・・
 
「少女時代を凄惨なる戦乱の中で過ごしたクシナが求め続けたのは、心安らぐ「平安」な日々」・・・
 
ミナトの笑顔は、クシナがはじめてみた「優しい笑顔」だったのかもしれないなぁ・・・。
 
さて当時、既に活躍していた綱手自来也までが 幼いクシナを知っていたということは・・・「クシナ」って木ノ葉にとって大切な「隠し玉」だったんだと思います。。だからこそ、雲隠れは国境を越えてでも「クシナ誘拐」を企てたんですよね。 クシナを奪うことが、雲の「尾獣対策」にも役立つし、木ノ葉の戦力を削ぐことにもなる。
 
当時の雲隠れは、八尾の暴走にかなり手を焼いていたようですからね~(モトイの回想から)。 人柱力が尾獣化しては暴走を繰り返し、その都度、里や人々に犠牲が出ていた。
クシナのチャクラに尾獣を押さえ込む力があるのなら、どの里もクシナが喉から手が出るほど欲しかったはず。。(そして木ノ葉にとっても、クシナは非常に大事だったはず、ですね)。
 
結局クシナ獲得に失敗した雲隠れですが、ビーを人柱力にすることで やっと 「完璧な人柱力」を手に入れます。ビーが何歳位の時に八尾を完全コントロールしたのかは分かりませんが・・・
ビーが、ナルトと同じくらいの15~6歳の時に八尾コントロールをにマスターしたと仮定しますと、だいたい今から20年位前になる。 時代的には第3次忍界大戦のころで、霧隠れでは四代目水影やぐらの時代(血霧の時代)に入った頃だと思われます。
四代目水影やぐら・・・・「三尾の完璧な人柱力」と言われた人です。(そして、暁に操られていたという噂のある人物・・)
 
つまり、第3次忍界大戦のころには、霧・雲では「完璧な人柱力」が出現していた、ってことになります。
 
木ノ葉ではミナトが「黄色い閃光」として勇名を馳せて、カカシを弟子にしていた頃ですよね。
そして雨隠れでは、半蔵とダンゾウが弥彦をだまし討ちにし、長門が外道魔像を口寄せしてリンクしたのも、この頃。。
 
そして第3次忍界大戦も終わりに近い頃、、「神無毘橋の戦い」でミナト班が活躍し、一躍ミナトは英雄となります。 その後すぐにミナトは火影になるのですが・・・・(クシナと結婚したのもこの頃だと思う)
ミナトは「誰からも認められる火影になりたい」と言っていましたが、本当にだれからも認められていたか?は微妙です。
戦争で、活躍したにもかかわらず正当な評価をもらえなかったれあろう「うちは一族」が満足したとは思えないし、ダンゾウだって大蛇丸だっていたわけで。 ミナトはまだ問題を里内にも抱えていたはず。。
 
そして最後にミナトが登場するのは、自来也がミナトの家を訪問した時の回想。あれは九尾事件のちょっと前なので、神無毘橋の戦いから1年前後たった頃・・・・。 
この時のクシナは「ミナトの妻」として登場し、 おなかが もうかなり大きい。 ナルトが生まれる少し前、今から16年前ですね。
 
ミナトが雲隠れからクシナを救出したあと(約30年前)から、最後の自来也の回想に出てくるまで(約16年前)。
クシナがその間、何をしていたか?は不明で、約14年の「空白」があります。
 
そして、このすぐあとに「九尾事件」が起きてしまう。
 
で、気になるのが、どうもこの空白の時代からクシナの存在そのものが「秘密」にされ始めた??という疑惑があるwってことです。
 
クシナもいちおう「木ノ葉の忍」なのだし、アカデミーを出ているのだし、里の中でも「うずまきクシナ」の名前を知る人はいたと思うんですよね。 
ミナトとの結婚だって、国際結婚になるわけでもなく 問題は無いように思えるんですけどね~・・・
でも、九尾事件のときに「四代目には臨月の奥さんがいた」ってこと、ごく一部の人しか知らなかったように思えるんです。
 
四代目には「臨月の奥さんがいた」ってことを里の人達が知っていたら 当然その子供はどうなった?って思うはずなんですが・・・・ 四代目に子供がいたという事実は ごく一部の人しか知らない様子。
「奥さんの名前はうずまきクシナ」とわかっていたら、当然「うずまきナルト」は四代目の息子だって思いそうなのに・・・・誰も気がついていない。
 
どうやら四代目の奥さんがクシナだってこと、あるいはクシナの存在そのものが「秘密」にされていた気がします。
 
自来也も、16年前にミナト家を訪ねた時、 かなり久しぶりにクシナに会ったような反応をしていましたっけ。(ちょっと驚いていた。)
でも、綱手だけは大人になったクシナを知ってるんですよね。
「大人になって美人になったが・・・」と回想しています。 うーーん、綱手など ごく限られた人物だけは、クシナのその後を知っているようですが・・。 空白の時代に何かがあった・・。
 
それでも、自来也の回想に出てくるミナトとクシナは幸せそうなんですよね~、これが・・。
うまれてくるナルトが、2人にどれだけ幸せと希望を与えてくれていたことか!
 
16歳になったナルトに 「愛してる」 と告げたクシナ。
 
もし、クシナが生きていないとしたら(まだわかりませんけど・・)、クシナは最期の時にも「愛してる」と言ったのかもしれません。 彼女の愛する、2人の男に。
 
そして、この2人に再会することがあれば・・・・・必ずもう一度伝えたい、と思っていたのではないでしょうか。。。
 
 「愛してる」って。・・・・