ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト-571:尾獣モード!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ09号) ・・・その2

NARUTO 571 尾獣モード!! (その2)

 
イメージ 1
 
(・・・感想その1、の続きです)
 
・さて、ナルトの本格的な《尾獣モード!》
 
そして尾獣達の総攻撃に対抗して、ナルト…いよいよ尾獣化ですね~。

今度は「チリチリ」が前より一層激しく燃え始め、ついには「ゴゴゴゴ…」と燃えだして(燃焼系の音ですよね)、ウォラアアア!っとついに尾獣化したナルト。
とはいっても、ビーみたいな尾獣化と違って九尾のチャクラ衣が具現化したような感じですよね、これも尾獣モードのうちに入るのかな?でも一気に尾獣五体をぶっ飛ばすほどの力…さすがは最強の尾獣だなぁ、九喇嘛!
 
ナルト、さらに外見が仙人っぽくなりましたよね…勾玉がマントとインナーと両方に出現しているし(色は反転状態)、なんだかなぁ…あの勾玉、さらに数字の「9」の文字にも見える(マダラやイタチの須佐能乎が使う勾玉は、「6」に見えるのですが)。ナルトが最初にチリチリモードになった時、出現した六道の勾玉は「九尾あるいは尾獣の象徴」でもあるのかなぁなんて思ったんです(勾玉の形はそもそも「日」と「月」を合わせたものとも言われ陰陽遁の象徴だと思うのですが、尾獣はその陰陽遁で生まれたモノ達ですから)。
でも外見上で言えば、実はサスケの方が六道仙人には似てる気がするんですよね。

サスケの服装…今までアレは下半身大蛇丸風だと思ってたんですが、どっちかというと六道仙人風なんですよね(大蛇丸が六道仙人風の服を意識して着ていた、と言った方がいいのかな)。
ナルトとサスケを合わせれば、まさに六道仙人…。
 
そしてさらに激しくなった「チリチリ」「ゴゴゴ」なんですが、この「音」も気になるんです。
 
激しく火の粉が散るようなチリチリ音と、燃え盛るようなゴゴゴ音。 これ燃焼系の音だと思うんですが、つまり「火」の音に近いと言いましょうか・・・九尾チャクラとは燃える火のようなチャクラ、温かい火の意志(愛情)なんじゃないかと改めて思ってしまいました。
 
千手の「火の意志」と、「火を操る者」うちは…《千手は愛を吹き込み、うちはは その愛を大きくする者・・・》。
 
『何だコレは!?』 (ガイ)
『九尾のチャクラの中か!?』 (カカシ)
 
相変わらず際立つ「カカシの理解力」ですけどw、しかし不思議ですねぇ~ナルトはともかく、カカシとガイも具現化した九尾チャクラの中に入ってるんですね。 まるで須佐能乎の中みたいな状態、とでも言いましょうか…
九尾のチャクラの中に居れば「須佐能乎の中で守られているような状態」なのかもしれませんねぇ。
これじゃあ、ナルトとサスケの戦いは「九尾と須佐能乎」の戦いになるのかな・・・。須佐能乎も一種の尾獣モードみたいなもの、基本的には同じようなモノなのでしょうか(須佐能乎が尾獣ってわけじゃないですが)。
 
しかし、『まずは全員の杭の位置を確かめんぜ!!』と言ってるナルト、落ち着いてますね~!
 
前に仙人モードで登場したペイン戦の時も頼もしく見えたけんですが、あの時のナルトは殺気立っていて刺々しかったんですよね。だけど今回は頼もしい仲間『九喇嘛と一緒』というのが安心と自信を与えているのかな…冷静だし、横顔なんて「知的」ですらある (ナルトに「知的な雰囲気」を感じたのは初めてかも)w
 
さて、次がちょいと気になる九喇嘛の発言です。

『言っとくがゆっくりはしてられねーぞ 初めての尾獣化でリンクは完璧じゃねェ… これの持続時間は…5分とみとけ!!』
 
そうか、ウルトラマンよりはましだな…って問題じゃなくて、なんで尾獣化のリンクについてとか持続時間について、九喇嘛が分かってるような事を言ってんの?ってことです(八っッあんが言うならともかく)。 
なんとなく感じたことを言っているだけなのか、かつて十尾の一部だった時の記憶で言っているのか、もしかして過去の人柱力とリンクした経験があったりするんだろうか?(とはいってもミト・クシナとはリンクした経験は無いハズだと思いますが)。
以前から『昔、うちは一族の中で九尾の人柱力がいたことがあったりしないだろうか?』という疑念が私の中で(少しだけ)あるんですよね (なにせ九尾とうちはの関係は石碑にも書かれているぐらいの因縁なわけで)。
九尾事件の回想でミナトが言っていた《マダラがそうだったように九尾を口寄せしておける時間はそう長くないハズ…》という言葉が今回の「時間制限」と重なって少々モヤモヤと気になっております。
 
《ナルト…お前まさか》
《九尾のやつ…》 
(八っつあん)
 
八っつあんの反応、なんだかんだ言って嬉しそうですよね。
ナルトと九尾が和解した事も嬉しいだろうけれど、他の尾獣達を助けるために九喇嘛が動き出したって事が嬉しいのかもしれない。 一尾のタヌキをはじめ他の尾獣には誤解されちゃっていそうな九喇嘛ですが(まぁ、ああいう性格だからw)、八っつあんは九喇嘛の「本性」を分かってんじゃないのかな…。

四尾の孫が「九喇嘛」と言ってるのに、八尾はまだ「九尾」と呼んでいますよね。それに自分の名前も明かしていないし… 八尾と九尾、お互いに名前を封印してきた気持がよく分かるだけに なかなか本名で呼び合えないのかな。 
しかし九喇嘛を援護する八っつあん、なかなか九喇嘛とも息が合ってますね。三尾の肉弾戦車みたいな回転に六尾の「くわえ口撃」とか・・・トビも尾獣の特性をよく理解した攻撃をしてきてますが、パワーではやはり八尾九尾の方が上みたいな気がしますねぇ・・ (だけど、トビはどうしてこんなに尾獣の事をよく把握しているんだろうと不思議に思うぐらいなんですよね)。
 
《これほどとは… ころすつもりでちょうどいいということか…》 (トビ)
 
どこにいるのかと思ったら外道魔像のところにいたんですね、トビ。
しかし今週のトビも悪い奴オーラ放ちまくってますね; (あ…彼の本心はさておき、という話です)。先週の570話もそうだったんですが、お面に影がかかっていることで悪オーラが倍増してるんですよね。これ、岸本先生お得意のテクニックですねw…例のヤマトお得意の「恐怖による支配」効果です。
あっちの本マダラの絵も『顔を下から見上げる』ことで怖そうな顔に見えたし、例のサスケの「じゃあな」顔(51巻、香燐に対して言った時の怖い顔)も 実は普通の表情だったのに「影の効果」で悪そうに見えちゃったという…。
しかし・・564話で、トビの「挑発」に対してナルトが「てめーはてめーだ!」と怒ったあとの、トビのあの嬉しそうな表情(顔は見えなかったけど)… ああいう「本音を見せた希少な表情」は、見逃せない真実を語るモノだとは思っておりますぞ…
 
他の尾獣についてはやたら詳しく把握しているトビですが、ナルトの尾獣モードを「これほどとは…」なんて言っているので ど~やら九尾の力については まだそれほど分かっていないのではないかとも思えるんですよね。
この前ナルトの頭突きをもろ喰らったのも「九尾チャクラモード」の力を試したかったらしいし、トビはこの戦闘でナルトの「九尾の力(ナルトの力)」を観察しているのは確かだと思います(特に、サスケにぶつける時の為の尾獣玉の威力を知りたいんじゃないだろうか・・)

そして『ちょうどいい』とか言ってるのは、九尾と釣り合いを取るためにはどの程度の力が必要なのかを測っている感じもする…。
 
しかし今の九尾の尾獣モード、いわゆる「完全尾獣化」ではないですが 他の尾獣達に比較すると小柄ですよね。それはまだこの状態だからなのか、「陰チャクラを屍鬼封尽しちゃって」半分サイズになっているからなのか…。
今後、九喇嘛が「陽チャクラだけしかない」問題がどういう形で出てくるのか・・・これが気になります。
 
ま、ミナトのしたことだから、ナルトにとってマイナスになるようなことは無いだろうし それがナルトにとって最後の切り札的な「救い」になるんじゃないかと想像しています。クシナの反対を押し切ってナルトに九尾を封印したミナト、ちゃんとナルトを「守る」対策も取っていたのではないか・・とね。
 
で、どうやらトビはナルトを捕獲するのも本気かもしれない…ナルトをこのまま自分の中に「保管」して、直接サスケにぶつけて対戦させるつもりなんだろうか。
 
・さて、その「ちょうどいいぐらいの力」として尾獣達が出したのは、尾獣五体合同の尾獣玉。
そしてそれに対抗するためのナルトがついに出した尾獣玉・・・
 
《同じ力で相殺する気か!?》 (八っつあん)
 
いきなり九喇嘛&ナルトは尾獣玉ですか・・・!w

たぶんトビは、1:5でちょうど同じぐらいの力になると試算してぶつけてきてるんだと思うんですよね。 
他の五体分の尾獣玉を九尾一体の尾獣玉で相殺できるのだとしたら、やはり九尾は「特別」なのかもしれない…「尾の数だけ強い」と九喇嘛が自負するだけはあるのかな。なんだか凄いことになってきましたが・・
 
《相殺》・・・同じ数値で差引ゼロ 無しにすることですが、術の「相殺」については以前も出てきましたよね。

37巻の角都戦で 角都の雷遁・偽暗をカカシが雷切で「相殺」していたし、44巻ではビーとサスケが刀に雷遁を流し合って互いに「相殺合戦」をしていたこともありましたっけ。 これらの場合は「無効」になるという結果になっていました。が・・・尾獣玉を同じ威力でぶつけ合って「相殺」した場合、一体どうなるのでしょう。消し飛ばされるのか、弾かれるのか、あるいは相殺されずに何かが起こるのか。
 
これは将来ナルトとサスケが尾獣螺旋丸と須佐能乎千鳥(?)を同じ力でぶつけ合った場合、どうなるのかという話にも関係してくるんじゃないかと気になるんです(※追記)。前の終末の谷でナルトとサスケが螺旋丸と千鳥をぶつけ合った際には 巨大な球体が生じましたが、二人はその力で傷つくことはほとんど無かった・・・。あれは「相殺」だったのか、それとも何らかの効果が生まれ2人を守るような力の「上書き」だったのか。
 
最近ではイタチが穢土転生を「上書き」したり、大蛇丸のチャクラがカブトの命令札を「上書き」したりと術の「上書き」も何回か登場しましたよね。 あれはどちらかの力の方が上回り優劣がはっきりした場合の現象で、一方の術を無効にするだけではなく「新たに命令を書き換える」効果が付加される・・・。しかし同じ力でぶつければ、それは「相殺」・・・どちらの命令も無効になり勝ち負けなしになる。
 
《最強の矛と最強の盾》・・・それは普通なら両立することはあり得ず、「矛盾」になってしまいます。
三代目雷影の「最強の盾」は「最強の矛」に敗れ、結局は両立はありえず「矛盾」という結果に終わってましたっけ。
…しかし術の「相殺」、その場合は最強の矛と最強の盾の両立を「可能」にします。最強の矛を最強の盾で相殺する・・・つまり「勝敗無し」で、そうすれば「矛盾」が矛盾で無くなり「可能」になる・・・今まで不可能だと思われたことも「可能」になることを意味するような気がします。
 
ナルトの最強の「盾」と最強の「矛」がぶつかり合った時・・・そこに起きるのは「相殺」なのか「上書き」なのだろうか。千手の「火の意志」と、「火を操る者」うちは…《愛を吹き込む者と、その愛を大きくする者》がぶつかったら…
 
その時に起こるものは・・・何なんだろうな・・・。
 
 
※追記(13:45)
この件についてコメントで目から鱗のご意見いただきました↓尾獣玉をぶつけ合うことは「拳」を合わせる事ですしね・・私もナルトは尾獣と会話ができるような気がします(というか、してほしいな)。それは「両者が同じ力でぶつかった時」のみ《相殺状態》でのみ可能な事かと・
 
☆ナルトは全尾獣から杭を抜くつもりでいますが、このバトルで一体ずつ杭を抜いていけるのか・・時間制限が気になりますねぇ。
 
☆ガイの「これじゃまるで怪獣総進撃だな・・!」にカカシの「?」 ガイらしい反応に、カカシらしい反応・・w
(カカシ、怪獣ってよく分からなかったのかな・・;)
 
 
コミックス59巻、2月3日発売です
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。