NARUTO513: カブトVS土影!!
ついに穢土転生暁のデイダラが動き出してしまいましたねぇ。 長門やイタチの穢土転生は使われたくは無いのですが デイダラに関しては本人も復活させられて喜んでいるようだし彼に関していえばそれほど不快ではなかった・・というのが印象です。 でも、これが別の人物になったら違うんだろうなぁ・・。
ナルトは島の生態調査という名目で連れて来られているわけですが、ど~もこれを「Sランク任務」と言われて来ているようです。 いくら極秘とはいえこれをSランクだなんて・・・誰がそんな事いったんだか・・Sランクなんてめったに つくもんじゃあありませんぞ。
・・それを聞いたビーは怪しいと気がついちゃったようですね。
ま、ナルトの場合は生態調査なんていうとブーブー言いそうだったから、Sランクとでも言っとけ~みたいな感じだったんでしょうね;
さて、カブト&デイダラ。
この2人組ってどんなものかな?と思ったんですが、意外と上手くいきそうな感じです。
カブトの意地悪い皮肉も、デイダラはあまり深刻には受け取っていない様子・・・だからデイダラって誰とでも比較的上手くやっていけるのかも。。 癖のありそうなサソリとも組んでいたし、トビとは絶妙なコンビネーションでしたからね~。
カブトは 「ボクに芸術はわからないしね 君の事もよく知らない・・・」 って言ってますが、そもそもカブトとデイダラ・・・この2人、知り合いなんだろうか?
・カブトとデイダラの関係?
つまり、カブトとデイダラは サソリを通して顔見知りだったかもしれないんですよね。
・カブトの言葉遣い
カブトは相手によって敬語・普通・上から目線とはっきり言葉遣いを分けています (敬語を使えないナルト、サスケ、我愛羅は見習いなさいw)。
カブト、デイダラに対してはタメとやや丁寧語を使っているので、やはり表面上は対等な扱いなんでしょう・・・。
デイダラが 「カブトお前は八尾と九尾を探せ うん」 なんて命令口調をしても 「じゃあそうしましょうか」なんて丁寧に答えてますが、都合よくデイダラが土影一行の足止めをしてくれそうだし全てが順調なもんで、ご機嫌なカブトの「余裕発言」だったのかな・・・あれは。
そしてカブト、土影には「丁寧語」使ってるんですよね。 なのにトビにはえらい上からの物言いで命令口調でしたよね。 なんだかこれ、5年前の「暁時代」のカブトとトビの関係 そのままのような気がします。
当時カブトはサソリ直属部下、でもトビは暁の使いっぱしり(見習い)。
つまり、トビの正体を知っているカブトは 今でもマダラを下っ端トビとしてしか見ていない・・・・
トビの器がマダラでは無いことは当確と思ってますが、トビの本体そのものも土影より年上であるマダラなのか、う~ん疑わしく感じてきます。
・「大蛇丸様とは少し違う札を使ってる」って?
穢土転生。 札をつけたクナイを頭に差し込むことでさらに生気を帯び、術者の思うように動き始める・・・。
『大蛇丸の札』の場合、魂の人格は殺され『ただの殺戮人形』に変えてしまうわけですが、カブトの「大蛇丸様とは違う札」とは。・・・これは魂の人格はそのまま残し、そのかわり体の自由には制限をかける。 自由に泳がせながらも、肝心なところは支配下に置いてコントロールする札のようです。
カブトは「大蛇丸様や二代目以上の穢土転生」と言ってましたけど、これって2つ意味があるような気がします。
1つには、トビを驚かせた「従来の穢土転生では出せなかったようなものを出せる穢土転生」・・・ つまり「技術面で大蛇丸様以上」っていう意味があるのかと。
で、もう1つの意味は『大蛇丸様以上の冷酷な穢土転生』という意味じゃないかと思うんですよね。
『ククク・・・知ってますか? かつて師と呼んだ者を・・・傷つけるという達成感と喜び!その喜びを知ってもらおうとこの場を用意したのですから・・』
・・・かなり悪趣味な話。
でも、あの穢土転生は 初代二代目が意識を失くし「殺戮マシーン」と化したことでヒルゼンも戦う決意が出来たかもしれない・・・それが救いでもあったんです。
ところが、カブトの穢土転生は「魂の意識はある状態」。 だけどいざとなったらカブトが体の自由も奪える状態です。 いわゆる 『完全には縛りはしないよ』という中途半端状態。
コレが曲者で、一見『魂』を尊重しているようでいて 実は『魂』をさらにいたぶるような扱いなんです。
戦いたくない相手と苦しみながら戦ったり、あるいは因縁の対戦をしなければならなかったり・・・魂も相手も耐え難い思いをする場合も出てくるんじゃないかと危惧しております。 これは大蛇丸の穢土転生よりはるかに性質が悪いとも言える・・。
・・・大蛇丸の冷酷さを「超える」穢土転生・・・。
・カブトの「ニヤ」笑い
『待ち伏せがいきなり土影とはね』 ・・・いきなりの土影登場に《ニヤ》と笑っていたカブト。
あの《ニヤ笑》は、《岩隠れの里因縁の戦いが見られる》好都合な展開に思わずニヤリとしてしまった・・・・ということでしょうか。 あの小癪な笑いを見る度にゾゾっと不快感が走ります・・・
・土影とデイダラ
人手不足のはずの暁、一体誰が来るのか土影は気になっていたようですね。で、まさかデイダラとは・・。
・・・・抜け忍に向けて笑顔?
「・・・まったく死んでまで迷惑をかけおって!」
「木ノ葉の青二才にやられ・・・またノコノコ生き返ってまで恥をさらすか!」
これも、《お前ほどの忍ともあろう者がなんという恥さらしを・・》と、デイダラを認めているからこその発言にも受け取れるんですよね。
「今度はオレの芸術をバカにしくさったじじい お前だ うん!!」なんてデイダラの言葉も おじいちゃんと孫の喧嘩みたいな感じだし・・。
「もういい!お前らはワシが捕まえる!!」
・・・・土影が「倒す」じゃなくて「捕まえる」、って言ったのはなぜだろう?
それに、岩隠れは暁と裏で取引していた過去もあるわけでして・・・その責任を取るつもりでデイダラとも正面から向き合おうとしているのでしょうか。 オオノキは「忘れかけていた希望」を見つけるためにも、けじめをつけようとしているのかも。
「デイダラ・・・ワシの恐ろしさを 忘れた訳じゃねーだろ・・・」
(原界剥離の術?ド迫力w)
・カブトの「用意周到」
「待ち伏せはわかってましたよ・・・何もせずここへノコノコ来るとでも?」 (カブトの、土影への やや丁寧な言葉使い)
で、カブトが待ち伏せ対策として用意していたのは「二代目マンダ」で水中からの攻撃。
カブト、マンダの細胞を予め採取し培養していたんですね。2代目マンダは手も生えて進化しちゃってる・・・
(大蛇丸の研究を引き継ぎ、かつ優秀な医療忍者でもあるカブトならわかるんですが・・・・トビの柱間細胞培養や眼の移植技術など、トビの医療忍術の優秀さはさらに謎を感じます。何かある・・・)
実に用意周到。
カブトの神経質なまでに用意周到な性格は、巻物の中に年齢順に死体のストックを並べておかないと気がすまないところとか・・・実に細かいんですよね (でもA型じゃないw)
トビ顔負けの細かい計画を練って、カブトは一体何を目論んでるのだろう・・・?
大蛇丸が行ったものを超えるとは、つまり3つの「オロチ越え・・」
・木ノ葉崩しという小さな風車ではなく 「忍界大戦」という大きな風車をまわすことを。
・穢土転生も魂の意識はそのままにすることで より残酷に。
・大蛇丸が手に入れられなかった究極の探究ターゲット「柱間の体(ゼツかヤマト)」と「うちはの体(生きた若くて繊細な)」を手に入れること。
カブトはこれらの達成の為に用意周到に準備を進めてきたような気がします。
前にカブトはナルトに「暁のデータ」をプレゼントなんて言って渡していましたが・・・あれも木ノ葉に暁を倒してもらって、自分の穢土転生のコマを増やそうという魂胆だったのだろうかと思うと、まったく抜け目の無い奴だと思います。
で、木ノ葉を暁のアジトにおびき寄せたのは、単に暁の戦力を低下させる目的なんかではなく あのアジトに木ノ葉が来たら何が起こるか?誰が来るか?まで計算しているんじゃないかと・・・
あっちこっちで風車をまわしては、見物して楽しむ・・・・。
カブトってスケールが小さいんですが、大物の周りをウロウロしては おいしい部分をちゃっかり持っていく。 で、大物より冷酷。
こういう小物感溢れるキャラを大物の間に自在に這わせ・・・
そして読者にそこそこの「不快感」を与えてみる。
・・・うーん。 これも岸本先生の味付けの妙というべきでしょうか。
☆ヤマトそろそろ出番でしょうか。今週も「落ち着いてくださいヤマトさん」なんて言われてたな・・・。
☆でも、「樹海降誕」。 木ノ葉崩しで三代目が「初代様だけの秘術」と言い、暗部が驚嘆の眼差しで見ていた術を使いこなすヤマトって・・・。
☆穢土転生って魂を何とかしないといけないんですよね・・・
☆「男」模様カマアルマジロ・・・・
(来週以降、カブト・ナルト以外の展開も見たいと思ってしまった;)
☆駄文、読んでくださって感謝。
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