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NARUTO-ナルト- 578:絶望の弱点!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ16号) ・・・その3

NARUTO 578:絶望の弱点!! (その3)

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《「穢土転生」という闇、絶望の術。 そこに穢土転生された「イタチ」・・・》
 
57巻で、穢土転長門と穢土転イタチが会話してる場面・・・長門はイタチの事を『暁でも闇の中の忍』なんて言い方してましたっけ。 暁には里を抜けた曰く付きばかり集まっていたわけですけど、あれでも自分の理想を持ち今の忍世界に抗おうとしていたことに変わりはなく、それぞれの「暁(夜明け)」を目指していたと思うんです。
だけどイタチはその中でも「闇」・・・そう思われてたんですね。
 
カブトもまた、イタチのことを一族殺しの「闇の忍」と思っていたんだろうけれど・・・実はそうではなかった。
イタチこそ闇の中の光・・・絶望の穴をあける存在になる。 情報不足によりイタチを闇と思い込み 穢土転生してしまったこと・・それがカブトの穢土転生の大きな穴、リスクとなったということなんじゃないだろうか。そして「兄弟の絆」を読めなかったこと・・・これも穴だったのかもしれません。
 
・そして、ついにきた「兄弟共闘」 (夢の競演?)
 
待ってました、兄弟共闘・・・まさかこんな時が来るなんて、思ってもいなかったので正直これはドキドキします。
 
今回も、兄弟すれ違いで終わるのでは・・・なんて思っていただけに 本来「ありえない」この共闘、夢を見てるような(幻術?)気分です(時を弄んじゃいけないんですけど、これは・・いいことにしてしまおう)。
岸本先生、3年位前に「いいキャラをころし過ぎちゃったと反省してる」とおっしゃっていましたが、こういう形で復活させ救いの手を差し伸べちゃうとは・・・慈悲に満ちた神様みたいですね。 その分話が延びて「カカシイヤー」が2年以上も延期になったのは・・・これも仕方ないのかと勝手に納得したりしてます。
 
《イタチとサスケが横並びに立っている》・・・・いつも兄さんの背中ばかり追いかけてきたサスケにとって、兄さんと「互角」に並ぶこと・・・一番望んでいたことじゃないのかな。
2人でどういう共闘をするのでしょう。何せ二人とも万華鏡、しかも須佐能乎まで使いますから かなりの高度な戦いが出来るはずなのですが(しかも頭脳的にもこの戦場はレベル高い)、 問題はこの高レベ兄弟をたった一人で相手する「カブト」。 彼が蛇化した能力は未知数ですが、いくら万華鏡対策はしていたとしても このままでは2人には太刀打ちできない気がしちゃうんです。脱皮してネオ・大蛇丸的な変化を遂げて見せたりするんでしょうか・・・。
 
問題は、カブトの中の「大蛇丸」なんです・・・カブトは大蛇丸の力に抗ってコントロールしているつもりかもしれませんが、いざとなればカブトの中に眠っていた大蛇丸が眠りから覚める・・なんてこともあるのでは;(実は大蛇丸の「魂」はサスケのほうではなく 元々カブトのほうに在ったり・・なんてないかな)。
 
思うに・・ですが、大蛇丸は新たな「器」として サスケだけではなく「カブト」も予め考えていたのではないか・・?という気もするんです。
サスケとカブトという大蛇丸の「2人お気に入り」。 この2人は大蛇丸の白蛇細胞に耐えうる者(耐えうる器)であり強い野心を持つ者として選ばれていたのではないだろうか。
サスケとカブトの行動を「予想」して、大蛇丸は2人の中でじっと息を潜めて「時」を待っているのではないか・・なんて考えちゃうんですよね。 だとしたら、カブトは自分の意図に反して大蛇丸に乗っ取られるか・・あるいは意図的に大蛇丸に乗っ取らせるか。
いずれにせよ、カブトをベースとした大蛇丸の最終進化形が見られるのではないかという気もします。
 
カブトは第521話で「もう1つの術がある限り無敵だ・・」と言ってましたよね。
 
521話当時、『もう1つの術』とは穢土転生と対を成す「不屍転生」ではないか、と書いたのですが・・それはサスケを手に入れることを前提としたうえでのことなんです。 カブトは、大蛇丸様の力と共にサスケに転生し、六道仙人以上の力を手にする・・それが目的なのかと思ったんです。
だけど今、サスケに転生することが不可能だとしたら「もう1つの術」は この場でうちは兄弟を相手にできるほどの切り札的な術なのかもしれないですよね。
 
あとは、先週コメントでいくつかいただいたご意見で「マダラをこっちに口寄せ」というのもあったのですが。個人的にはマダラとイタチ・サスケの戦いは見てみたいという好奇心はあるんです。
普通、分身を使っている場合(水分身とか)術者が近くに居ることが条件ですが、木遁分身の場合は本体と離れて行動することが可能なので(ヤマトはそうやって使っている)、マダラ分身だけを五影戦場に置いてきて 本体マダラはこちらの戦場に来ることは「可能」なのかもしれません。
・・・ただし本マダラはやっぱり五影に決着をつけてもらいたいというのはあるんですよね。
 
 
『イタチ… アンタはいつもオレに今度だ 後でだと嘘をつき あげく死んだ…』
『だから今度こそ――』
 
『・・・・』
 
『約束は守ってもらう!』
 
『性格は死ぬまで変わらないが… オレは一度死んでる…』
『そのつもりだ』
 
おおっイタチ、今度こそは話をすると約束しましたね!
カブトを月読にかけた後、穢土転生を解くまでの間に話をするつもりでしょうか。サスケを一人遺した理由、うちは一族の真実、イタチの「本当の真実」・・・やっと知ることが出来そうですね。 石碑のことや万華鏡写輪眼の秘密の事も・・・ここで明らかになるのかな(やっとかぁ)。
 
思えば・・・サスケはイタチに約束を守ってもらいたくて ずっと追っていたんですよね。いつも「また今度だ」ばかりで、いったいいつが今度なんだ?と言ってるうちに逝ってしまったし。 「オレと同じ眼を持ってこい」の意味を知りたくてずっと追っていたんだろうなぁ。
 
しかし「オレは一度死んでる・・」ってw
前に、鬼鮫の回想で「オレ達は魚じゃない人間だ」ってイタチが言った時も、ちょっと笑いそうになったんですが(あれはあれで深い意味があるのですが)さりげなく天然風の言葉が入るんですね、イタチって。
でもイタチも結構、後悔が多い人生だったんですね・・・。
 
 
・約束
 
「約束」といえば、ナルトも結局は「サスケを里に連れ帰る」という約束を守ろうと必死なんだろうし(けしてサクラの為だけではなくって)、サスケもナルトとの約束はシッカリ守っている。
それに・・トビ戦場には「約束だ!(キラ~ン)」のガイ先生も居るし、親友との約束を守れなかったために今も後悔地獄にいるカカシが居る。 カカシを早く救ってやってください、岸本先生!・・・・というわけで、そろそろまた「トビ戦場」にも話が戻ってほしいと期待してるのですが・・。
 
・絶望の弱点!!
 
最後にタイトルの「絶望の弱点」について、少し。
 
マダラの戦術でもある「絶望を与える事」・・・つまり希望は無いと諦めさせ《志気を下げる》こと・・マダラはずっとこれをやってきて ある程度成功してたんですよね。かつてのオオノキも「力の差」を思い知らされて意志を捨てさせてしまったわけですから。
 
マダラの「絶望」とは何だったのだろう。 力で統べて無限の月読で眠らせる・・・この世界には希望は無いと思えるほどの「絶望」。 それが弟イズナの死に関わることなのだろうとは思うのですが・・。
マダラが無限月読に望んでいるものは「真っ暗な、明けることのない永遠の月夜」なのでしょうか。
《無限の月読の中で 眠っていればいい・・・》と。
 
マダラの協力者がトビ(を動かしている者)なのかどうかは分かりませんが、あの仮面も本当に無限月読をしようとしているのか・・・これには少々疑問もあります。彼は自分が「暁」を弥彦に立ち上げさせたと言っていましたが、これが本当なら・・永遠の夜を目指すものが「暁(夜明け)」なんて名前を付けるだろうか。
あの暁の装束も、小南は「血に染まった雲」の模様だと思っていたようですが あれはどう見ても暁の空に浮かぶ朝日を浴びた東雲・・・・。もしかしたら、マダラにとっての「穴」は 協力者の「アイツ」の存在なのかもしれません。
 
この戦争、勿論いいことばかりじゃないですが絶望や闇の中でこそ光が見える・・・本当に大切なモノをそれぞれが見つけていってるような気がします。 五影達もマダラに絶望を与えられる度に 少しずつ大切なモノを見出していってる。絶望とは絶望的ではなくって・・・絶望の中でこそ小さな希望もよく見え、それがどんどんと広がる・・・それが絶望の弱点だったりするのかな。
 
 
「兄弟で仲間はずれですか 面白い」 (カブト)
 

イタチも穢土転生ズの中で一人だけ術に抗い、サスケは世間に対して一人で抗い・・そしてカブトも一人で穢土転生を動かしている。 ここにいるのは3人とも『この世界では孤独で一人の者』ばっかりですよね。
そういう意味では同じような孤独な「仲間」なんですが、だけど兄弟が手を組んでカブトだけは「仲間外れ」という意味なのか・・・・兄弟そろって仲間はずれで「おもしろい」という意味なのか(仲間はずれ、どういう意味があるんでしょう?)
 
さて・・・二人でどういう共闘になるのか、カブトは何で対抗するつもりなのか・・・さらにはイタチは何をサスケに語るのか。
う~ん積年wの疑問がもう少しで解けるのかと思うと・・・早く来週にならないかと今から居ても立っても居られない・・・
 
(いよいよ、本当に大詰めですね・・・!)
 
 
 
 
 
☆長駄文読んでくださって感謝。
 
☆イタチとサスケ、話をすることになったとしても・・また別れが待ってるかと思うと切ない。
サスケはイタチにまだまだ甘えたいのだろうし・・・
 
☆次回からなるべく短くまとめるよう努力します
 
 
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