ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO ナルト516:我愛羅の演説 今週号のジャンプ・ナルト感想 (WJ50号)

NARUTO516:我愛羅の演説 

 
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「あるのはただ忍だ」・・・岩も砂も、雲も霧も木ノ葉も無い。
忍世界の激流を生き抜いた男が率いる大連隊。忍連合軍連隊長・我愛羅!!
 
今週は、さらに増えた穢土転生軍のこと等などありますが・・・とにかく我愛羅の演説、これに尽きる。 五影会談の時、私の中で「我愛羅株」が急上昇したんですがw、またさらに上昇しちゃった感があります。 
まったく・・・すごい風影になったものだよ、我愛羅
 
・まずは・・穢土転生忍軍。
 
先週515話最後のコマで、カブトとトビの背後にかなりウジャウジャと人間が居ましたが・・・あれ
ゼツなのか?とも思ったんですが全部穢土転生忍だったんですね。(白ゼツは地下移動)
だいたいあれだけの数の穢土転生、距離も離れているのにどうやってコントロールしているんだろうか。
 
そして「穢土転生出来る人物」の範囲(定義)も気になっているんです。 遺伝子情報じゃないかという意見もありましたが、カブトが「情報」を持っている人物で「あの世に居る」なら可能・・・ってことなんだろうか?とも。
 
奇襲陽動小隊として集められたのは、サソリ、デイダラ、霧隠れの中吉(青と同じ感知系の追忍部隊っぽい)、そして"根の忍"(サイの「兄さん」シン)。 
 
シンはコードネームではなく「名無し」で呼ばれているので、カブトの情報には《サイの兄さんで根の忍》としか載っていないんじゃないだろうか? ・・・ということは、この情報はヤマトから手に入れたような気もします(ヤマトは「サイのお兄さん」をサイの絵本で知っているが、コードネームまで把握していない)。 つまり、「情報」を元にした穢土転生って事もあるんだろうか・・?
 
この調子だと、まずは奇襲陽動小隊はカンクロウ率いる忍連合との空中での衝突になりそうです。ここは、カンクロウの新傀儡サソリVSサソリ自身によるサソリ人形、そしてサイVSシン・・・・
デイダラを含め芸術家達が闘う場になりそうで、正直このアートバトルは楽しみだったりします。(ただ意外だったのは、サソリ・デイダラは元部下であるカブトとトビに会ったのに何も感じていないみたいなんですよね・・。)
 
とりあえず全員亡くなった時の状態なのでネジの父ヒザシは「ヒアシ」の変装姿になっているし、でも再不斬は首斬り包丁は無い状態。首斬り包丁のない再不斬かぁ・・・う~んw
 
ど~もカブトは操り方を「3段階」ほど分けているようです。
『元暁』は意識も体も ある程度自由、
アスマ、ダン、ヒザシ、白、再不斬らは意識はハッキリしていても体の自由はきかない。
そして中吉みたいに意識も体も完全にカブトにコントロールされている人。
 
「戦闘になった時は人格を消し殺戮人形になる・・」
「まあキャラを見てだけど・・・そうしない方がいい場合もある ・・・感情を残せば敵の乱れが生じる・・・そこを突く」 (カブト)
 
やっぱりそういうことなんだな・・・・カブト。 動揺させる心理作戦。
 
「死人まで利用するか・・そんなヤローに利用されるとは・・・気にくわねェ」 (再不斬)
・・・そのとおりだし。
「こんなヘロへロのもやしヤローに利用されるとは暁も地に落ちたな・・」 (サソリ)
・・・・然り。 今や暁はアロエとモヤシと自称マダラ・・・
 
穢土転生忍は元々優秀な忍達なわけで、意志がはっきりしているなら・・・彼らの中で、カブトへの「対抗策」を考える忍も出てくるんじゃないか?なんて期待もしちゃう(特にダン、毅然とした口調がどこか四代目風。)
アンコが一人で残ったのはかなり無謀な気もするんですが、彼女はどうしても一人で決着をつけようと思ったんでしょうか。 彼女は死の森で大蛇丸に会いながら、結局始末できずに生きて帰った事を後悔していましたからね・・・。でもこれ危険すぎるような。
 
 
我愛羅の演説
 
砂と岩の言い争いを砂で止め、話し始めた我愛羅・・・
 
「自国自里の利益のために・・・第一次から第三次までの長きに渡り 忍はお互いを傷つけ憎しみ合ってきた その憎しみは力を欲しオレが生まれた かつてオレも憎しみであり力であり人柱力であった」 
 
「そしてこの世界と人間を恨み 滅ぼそうと考えた 今"暁"がなそうしていることと同じだ」 
 
「だが木ノ葉の一人の忍がそれを止めてくれた」
 
「その者は敵であるオレのために泣いてくれた!」 
「傷つけたオレを友だと言ってくれた!!」
「彼はオレを救った!!」
 
・・・この《オレのために泣いてくれた》 《傷つけたオレを友と言ってくれた》 《オレを救った》・・・。
 
特にこの3つに、我愛羅の「思い」が全てギューっと詰め込まれているような気がしてならない・・。そして、この前我愛羅が言っていた言葉や、流していた涙のワケが・・・・この3つの言葉で(今更ながらw)納得できた気がします。
 
我愛羅にとっての『友』と『涙』
 
我愛羅が言っている「オレのために泣いてくれた」ってのは、木ノ葉崩しの時。
あの頃の我愛羅は父風影や夜叉丸に「裏切られ」 一人闇の中にいたのだが(なんだか今のトビみたいですが)、ナルトは全力で我愛羅にぶつかってきて、我愛羅のために泣いてくれた。
 
《・・・一人ぼっちの・・あの苦しみはハンパじゃねーよなぁ・・・
お前の気持ちは・・・なんでかなぁ・・痛いほど分かるんだってばよ・・・》  (138話から)
 
そして51巻、五影会談のあとナルトに会いに来た我愛羅は、サスケのことを伝えてナルトにこう語っていました。
 
「かつてのオレにとって友とはただの言葉・・・それ以上でもそれ以下でもなかった」
「だがお前と会って気づかされた 大切なのはその言葉の持つ意味だと」
 
「その意味することが何なのか お前はサスケのために何をしてやれるのか よく考えろ」
 
あの時は 我愛羅が言っていた『友という言葉の本当に意味』って何だったんだろう?って考えてたんですが、今週の演説に「答え」があった・・・。
 
「オレのために泣いてくれた」・・・つまり その者の痛みを理解してあげる事、そして
「傷つけたオレを友だと言ってくれた」・・・・傷つけられても友であると信じる事、
「オレを救ってくれた」・・・・必ず救ってみせる事。
 
それらを我愛羅は「お前がサスケにしてやれることだ」と伝えたかったんですね。 
でも、我愛羅はその場で「答え」はあえて言わなかった・・・この「答えを言わなかった」っていうのが我愛羅の凄いところって思うんです。
 
「ナルト・・・お前はオレに"自分は火影になる男だ"と言ったな」
「・・・・オレは風影になった」  
「影の名を背負う覚悟を決めたなら サスケの友としてお前が本当にやるべき事をやれ」
(同じく51巻)
・・・影の名を背負う覚悟を決めたなら『自分で答えを出せ』ということなんじゃないか、と。
 
このあとパニック顔をしていたナルトに、ヤマトがつい「ナルト・・・」と声をかけるんですが、カカシがサッとヤマトを止め「自分で答えを出すしかないよ」と言ってるんです。
カカシは我愛羅の言ってた「影の名を背負う覚悟」を察したんじゃないかな・・・我愛羅が答えを言わなかった意味にも。 
(結局、ナルトは我愛羅の言ってることを理解してサスケに答えを出してましたが)
 
我愛羅自身も、サスケへの「友」として「風影」としての答えを五影会談で出していました。
サスケの痛みを理解し、『サスケの友として左目でサスケの為に涙を流し』 、右目は毅然として『涙を流さず風影として』彼の前に立ちはだかった。あの時の我愛羅の涙・・・・。
我愛羅の思いがサスケに伝わる日が来るだろうか。
 
 
・ナルトにとっての「涙」とは
 
だいたいナルトはよく涙を浮かべますよね。でも、従来の「忍」ってものは涙を見せるもんじゃない・・・。
 
「忍はどのような状況においても感情を表に出すべからず・・任務を第一とし 何ごとにも涙を見せぬ心を持つべし」・・・忍の心得第25項。
 
「涙」っていうのは、要するに"感情"と同義だと思うんです。つまり忍ってのは感情なんてものは必要なく、ただの「道具」として任務を第一として行動せよという意味ですよね。
こんな古い考え方が「任務の遂行より仲間の命を優先した」サクモを死に追い詰めたわけであり、多くの忍たちが悩んできたことでもあり・・・。
ナルトのように「涙を流す」忍っていうのは、掟に捉われない「感情を大事にする」・・・戦いの道具なんかじゃない、新しい時代の忍でもあります。 戦いの道具の「代表」であった人柱力のナルトが、同じ人柱力であった友の為に涙した・・・
この戦争は、忍が感情を取り戻す、一人の人間としての生き方を取り戻すための戦いでもあるのかもしれない。
 
「オレは友を守りたい そしてこの世界を守りたい!!」
「世界を守るにはオレは若すぎる! 浅すぎる! だから・・・皆の力を貸してくれ!!」
 
「忍が簡単に頭を下げるな」と前に雷影は言っていたけどw我愛羅は忍達に頭を下げた。
友を思う新しい時代の風影の姿は、寄せ集め軍をひとつにまとめる・・・。
 
・友のために泣ける忍達の戦い・・・
 
・・・・なんだかなぁこの戦争、再不斬・白と闘った波の国任務と重なるんです。 
 
『忍ってのは自分の存在理由を求めちゃあいけない・・ただ国の道具として存在する事が大切・・・それは木ノ葉でも同じだよ』
というカカシの言葉にナルトが言った言葉は、
『本物の忍者になるって 本当にそういうことなのかなぁ・・・なんかさ!なんかさ!オレってば それやだ!!』。
 
そして白がナルトに伝えた 、
『人は 大切な何かを守りたいと思った時に 本当に強くなれるものなんです』。
 
今度の戦争は、
「友の為に泣ける忍」・・・・国や里の道具ではない、感情を持つ忍たちが、
「友と世界を守る為に闘う」・・・大切なものを守るために闘う戦争。
波の国のあの時からナルトの忍としての「課題」が始まり、この大舞台でいよいよ「答え」が出されるのではないだろうか。
 
この戦争は、8万もの感情を持つ忍達の集まりと 10万の感情をコントロールされた忍達の戦い。新しい時代の象徴と、古い時代の象徴の衝突ということになりましょうか・・ 
 
 トビのシナリオから見れば、8万の感情を持つ忍達は不信、裏切り・・・忍世界の問題が表面化すると考えているんじゃないだろうか。そして「無限月読」こそが唯一実現可能な平和だと世界は思い知る、と。 ・・・おそらく「ナルト」の出現がなければ、そのシナリオ通りになっていたに違いない。 
予言の子「ナルト」だけではなく、弥彦、長門、オビト、ミナト、イタチ、自来也・・・彼らの出現が「トビのシナリオ」に対抗してひそかに進められている「もう1つの、神の手によるシナリオ」を動かしてきたように思います。 
 
そしてカブトが期待している?穢土転生によって『友、親、兄弟、恋人』という繋がりが《脆く崩れる》瞬間。 これもまた、新しいシナリオによって崩されるのかもしれない。 
この戦争で忍達は《本当の友とは、本当の繋がりとはどういうものか》という問題に向かい合っていくんじゃないか・・・そんな気がします。
 
 
☆ナルトの修行、最終段階に入るようですね。ビーの顔が真剣。九尾と向き合うことになるのだろうか・・・・?
 
☆青といのいちの術。レーダーみたいなもんでしょうかw
 
☆なんだか、デイダラとサソリの旦那の掛け合いが漫才みたいなんですがw
 
☆今年も残りわずか・・・カカシメインは 来年ですかの??
 
☆長駄文読んでくださって感謝。
 
 
 
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