ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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クシナが思い描いた未来・・・NARUTO53巻表紙 感想

NARUTO 53巻の「表紙」 クシナが思い描いた未来

 
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53巻、表紙いいですね~!
なんかこの絵を見てるだけで感動してしまうというか。 ちょっと下手な模写はしないほうがいい・・・・と思ったんですが(してしまった)、
 
53巻を改めて読んでみて、思ったこと等 簡単に書こうと思ったら・・・・表紙の事だけで長文になってしまいました; あまりにも今回表紙が良すぎです! 
で、とりあえず今回は「表紙」のことと、変更されていた部分についてだけをちょっと。
 
・53巻、ジャンプ掲載時とちょっとだけ変わっていた部分のこと。
 
499話「新たなる封印!!」で、九尾の力を入手した後、クシナが「やったわね、ナルト!」と言うところ。 ジャンプのほうではクシナとナルトは離れて立っているんですが、コミックスではクシナがナルトの手をとって握る絵に変わってますね。 
で、ナルトがクシナの手を「ぎゅっ」と握り返す絵が加わってる・・。 
 
そのかわり、『母ちゃんは今・・・』とナルトが言う場面、ジャンプのほうでは 少し寂しそうなナルトの表情が描かれていたんですが、なぜかコミックスではナルトは後ろ向きになっていて 顔が見えなくなってます。
 
母ちゃんの手を「ぎゅっ」の握る表現に変えたことで、「母ちゃんと離れたくない!」というナルトの気持ちが より分かりやすくなったようには思うんですが、、、
でも、私としてはジャンプ掲載時の、ナルトのあの寂しそ~な顔が好きだったんですよね。 
 
少し眼を伏せて横を見て・・・・・言い出し辛そうな。
少しだけ期待して《もしかしたら母ちゃんってば生きていて どこかで会えるのかな・・?》なんて思ってしまったナルトの顔。
現実を知るのが怖いのか、クシナの目を見る事が出来ないで目線をずらして言ってる・・・
「大人にならなくちゃ、しっかりしなきゃ」と思いながらも「子供らしい甘えたい気持ち」も混ざってる・・・・そんなナルトの複雑な気持が表われてて好きでした。
 
なので、個人的には この変更だけちょっとだけ惜しい気がしてますが、、これは好みの問題だし、ま、分かりやすくなったともいえるわけですけどね;
 
・ナルトの心象風景
 
53巻表紙。 はぁ~(ため息) 一度見てみたかった「家族三人、幸せの図」ですね。 
 
この絵は読者にとっては、実際には見ることの出来なかった幻の絵なわけですけど・・・そういえば「幻の絵」といえば、50巻でもそんな表紙がありましたっけ;
 
50巻、背の順に仲良く並んで笑顔の鬼鮫、ビー、ナルト、サブちゃん。 
今までの表紙では『敵キャラと味方が仲良く並んでいる構図』なんてなかったから 《これは鬼鮫味方になってくれるのか?》なんて淡い期待を濃く持っていたんですけどw 結局鬼鮫は散って・・・あの50巻表紙のような構図はまさに "幻"で終わりました;
 
でもあの絵も ただの幻ではなくって、ナルトやビーの心の中では・・・今はもう鬼鮫もあんな感じでいるのかな~なんて思ったんです。 仲間を大切にする立派な忍に 敵も味方もない・・・成長したナルトは、敵を「悪」という単純な一言で終わらせることはないんだろうと思うんです。
だからあの絵は、けして幻でもなく「未来のナルトの心象風景」だったんだなあ、と今になって分かった気がします。
 
そして53巻の表紙。 
これもまた幻でもなく読者向けサービスでもなく・・・紛れもなく現在のナルトの心を描いた心象風景なのかな、って思うんです。 両親の、無償の愛を知ったナルトは 両親の愛情に包まれて 今は あんな気持ちなんじゃないののかな・・・と。 
 
そしてナルトにシッカリと愛情を伝えることが出来たミナトとクシナ。 あの絵は、しっかりと現実になったのかな・・・という気がします。
 
・クシナの心象風景
 
そして、岸本先生の一言にはこんな言葉が。
 
『53巻の内容を書くに当たり、うちの嫁さんに色々と質問してみた結果、このような内容になりました。今回は母の話です。』
 
やっぱり男の人に 女性(母親)の気持ちを描くのは難しすぎるんだろうなぁ。
逆も然り。女性には、男性(父親)の気持ちを察するのは難しいですから;
 
53巻、クシナの母親ならではの愛情とか、夫ミナトへの思いがひしひしと伝わってきまして、それが実に自然だったし共感できたんです。 それもキッシー奥様の助言あってのことだったのか~と すごく納得してしまいまして。
 
あの表紙の絵。 あれはナルトの現在の心象風景であると同時に、クシナの心象風景でもあるんですよね。 あの絵は、まだナルトがお腹にいる頃に クシナが思い描いていた「未来の絵」だったのかなと思います。 
 
慣れないような手つきでこわごわと(壊れ物を大事に扱うように)ナルトを抱いているクシナ。それを、あったか~~く包んでくれる、最愛の夫。 ナルトが生まれたらこんなだろうなぁ・・とクシナは思い描いていたのではないだろうか。
 
53巻500話、お産の前に クシナはミコト(サスケ母)に「(陣痛は)痛いの?」なんて質問して、「へぇ~~クシナでも怖い事あるんだぁ」なんてミコトに言われてるんですよね。勇敢な忍であっても、お産や育児となれば話はまた別のはなし。
「あのクシナ」であっても、初めてのお産や育児ってのはドキドキ、不安もいっぱいだったのではないかな、と容易に想像できます。
 
普段は大胆で勇敢そうなイメージのクシナだけど、表紙のクシナは ちょっと はにかむような表情。 ナルトを抱く手つきも、実にぎこちない感じするんです。なんだか、力を入れないように、そ~っと手を添えている感じで。 大切なこわれものを、恐る恐るそ~~っと抱きしめるような手つきなんです。 ここがまた「新米ママさん」らしい、クシナの幸せな緊張が伝わってきます。
 
でも、ナルトを見つめる眼差しは優しくあたたかい。すっかり「お母さん」なんですね。
 
その大切な宝物をそーっと大事そうに抱える絵からは、この幸せが壊れないように・・・ずーっと続きますようにと願うクシナの気持ちが伝わってくるんです。 
その点、ミナトはいつもの天然の笑顔で、緊張するクシナを優しく抱きしめ受け止めてあげてる。(うう・・た、たまらん)
 
クシナは、妊娠している間、ずーっと こんな絵を想像していたんだろうな、って思うんです。約10ヶ月もの長い間。(10ヶ月は、短いようで長い。)
妊娠も、初めてのお産も、クシナにとっては不安な事ばっかりだと思うけど・・・女性が命がけで新しい命を産もうと思えるのは、こんな幸せな絵を思い描く事が出来るからなんだろうなぁと思うんです。
勿論、生まれてくるまで安心は出来ないし、お産だって不安。怖い。でも、そんな不安、痛みを超えるぐらいの「幸せな希望」を信じる事が出来るから、だから10ヶ月近くもの間、待つ事が出来るんですよね(きっと;)
 
 



 
☆駄文読んでくださって感謝。
 
 
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