ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

雑誌『ダ・ヴィンチ』 岸本斉史先生インタビュー記事を読んでの あれこれ・・

雑誌『ダ・ヴィンチ』 岸本斉史先生インタビュー記事を読んでの あれこれ・・

28日から公開されるROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-について、岸本先生のインタビューが雑誌ダヴィンチ」(7/6発売)に掲載されてるんで、ちょっと読んでみました。 
岸本先生のインタビューというよりは(1頁だけだったという事もあって)殆どが映画の説明で、先生の言葉は「ちょっとだけ」だったんですが;(なんて言っていいのかな;)。 載っている写真も、今までジャンプにも掲載された設定画(熱血カカシ、やる気なしガイ、白ゼツ風ネジ)。 ちなみに・・・これには「手書きプロット写真」は載ってません(笑
 
インタビュー中で、先生はこんな事おっしゃってました・・。

「連載を立ち上げた頃の僕はまだ若くて結婚もしていなかったので、あまり深く考えず、ナルトから両親を取り上げてしまっていました」と。
 
ん~確かに。
最初のころのナルトって、《負けないぞ、父ちゃん母ちゃんいなくても仲間がいるから大丈夫だってばよ!》的な物語だったような。それが・・段々と《家族愛推し》の物語になっていった。
いまや作品の根幹に貫かれている「愛」は、作者自身が実体験の中で育んでいったものなのかな・・・長期連載ならではの、作者自身の「歴史」そのものなのかも。 
「両親を取り上げてしまっていた」という言葉に、先生のナルトへの「可哀想なことしたなぁ・・」という思いがちらりと。 その分、今ナルトに愛をたっぷり注いであげてるのかな。

で、何でそんな事を先生がおっしゃったのかというと、「ファンの声を どの程度意識したのか」という例として53巻第503話の「ミナトの屍鬼封尽!!」の扉絵(ナルトがパンをくわえて窓から出ていこうとして、クシナがハバネロになって怒ってる絵)を挙げられてるのですが・・・あの扉絵について、読者から「ナルト、よかったね」という反響が多かったんだそうです。 
読者の反応に《ナルトから家族との幸せな時間》を奪ってしまったことを、作者として重く感じられたのかもしれない・・。
 
で、53巻の、あの扉絵ってばなんですが・・・(って、話・・逸れます)
 
あの絵は「ありえないパラレルワールドの絵」で、両親が揃っていたらナルトはこんなだったんだな・・なんて思えて、嬉しんだか悲しいんだか泣けてきた絵でした。 こんな、ごくごくありふれた「日常」がナルトにもあったのかと思うと、「ゴラ仮面!」と怒りたくもなる。 
だけど一方で、こんな幸せに育ってたら(そして当然、ナルトは人柱力じゃなかったハズ)・・ナルトは「運命に選ばれた者」にはなって無かったんだろうなぁ・・とも思うと、ちょっち複雑だったりして。
ん~・・これも仮面が言っていた《戦争の為でもあり・・・平和のためでもある》っていう意味なのか。
 
《クシナは怒鳴っているのに、ミナトはやれやれ・・といった感じで笑って見てるだけ》・・・
そんな日常を予想させるミナトとクシナの言動が、53巻にはところどころ出てきます。
 
クシナが《怒りっぽそうで、口うるさそう》という事は、幼少時のハバネロという通り名(あだ名?)からも容易に想像できますし、九尾事件当日にもBabyナルトに「あ~しろこ~しろ」と長々言ってることからも想像出来ちゃいます。
で、ミナトも「(父さんの言葉は)口うるさい母さんと一緒かな」なんて言ってるし、あぁ・・クシナって普段から口うるさいんだろうなぁ・・なんて想像しちゃうんです。 あ、でも口うるさい厭な女ってワケじゃなく、おしゃべりで「ハッキリものを言う」タイプ、ってことで。で、ミナトは「アハハ・・」なんて笑ってたのかな、とか(妄想)。
 
だから、あの扉絵のナルトにも「ちゃんと朝ご飯は座って食べていきなさいってばね!」?とかクシナが叫んでるのも「いかにも」なんです;そしてそれを黙って笑ってみてるミナトも・・。
あの火影は、家庭ではこうだったんだろうな、と。 ミナトが天然っぽくて温厚というのは、皆さんよくご承知でしょうけど(笑
 
九尾事件の回想中でも、クシナが「夫婦ゲンカで私が負けたのは・・初めてね それだけアナタが本気だって事」なんて言ってるので、夫婦ゲンカではクシナがハバネロ化して、ミナトは上手~くクシナを落ち着かせるっていうパターンだったんだろうなぁなんて思うんです。
それに、ミナトが余計な事を喋らないタイプだってことも、「じゃあ・・ ミナト何も言わなかったのね もう・・まったく」という、クシナの一言で分かります。 一足先にナルトに再会したミナトは、クシナの話をナルトにしてなかった・・それを知ったクシナが「やれやれ・・」という感じで言うんです。ミナトは、よくも悪くも、余計な事はしゃべらない。 
 
もし「うずまき家の平和な日常」があったなら…ナルトを叱る役はもっぱら「クシナ母さん」で、ミナト父さんはニコニコムードメーカー。 あの扉絵は、53巻に登場するミナトとクシナの言葉からも想像できる、うずまき家の「もう1つの未来」そのもの・・・
 
そしてインタビューで、先生は映画の事を、こんなふうにおっしゃってます。
 
「ナルトの両親への想いや両親のナルトへの想いを いつかきちんと描きたいと思っていましたから、この映画で読者の方から頂いたものをお返しできたと思います。」 ・・・だそうです。
そうかぁ・・・今度の映画は、あの53巻の扉絵世界が実現したようなパラレルワールドのイメージなのかな。
 
今まで、ちょっと見てみたい・・と思っていた「あの扉絵の続きの世界」。あの絵の「続き」と思いながら、映画を観てみようかなぁ・・ なんて思ったのでした。
 
もういくつ寝ると…映画公開?
(・・って、そんなすぐには観に行けないかもしれないけどw)
 
 
 

・駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
 
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