ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

再不斬とカカシ ・・闘いの流儀

カカシの闘い(その2) 闘いの流儀

イメージ 1
 
「聞こえるか再不斬・・・お互い忙しい身だ・・
お前の流儀には反するだろーが
楽しむのはやめにして・・次で白黒つけるってのはどうだ!」
 
(第4巻、なると大橋の上でカカシが再不斬に言った言葉)
 
「お前の流儀に反する」、つまり「これは再不斬の流儀ではないけど」という意味なわけですが、再不斬の『闘いの流儀』ってのは どういうものなんだろう?
 
再不斬って、「ククク・・・ もっと楽しませてくれよォ カカシ~」とか言いながらゲーム感覚で闘いを楽しんでいるんですよね・・・
つまり、再不斬の流儀とは『じっくりと楽しみながら闘う』ってこと。時間をかけて相手を追い込んで、その過程を楽しむ。 (・・って、これって鬼鮫も同じですね。)
 
でも霧隠れ時代の暗部にいた頃の再不斬はそういう忍ではなかったと思うんです
彼は「無音殺人術(Sillent Killing)」を得意とする「暗殺部隊」の一員だったわけで 「一瞬で仕事を終わらせる」忍だったんですよね。(それが「暗部」というものなのかもしれませんが・・)
 
でも、黙々と敵を倒すだけの任務に 再不斬は「知らず知らずに」疑問を感じていたっていうことなのかな・・・?
里の方針に不満を持ち、里を抜けたわけですから。 
そして国のためとはいえ、戦いの道具のように任務をこなすことに悩んでいたのは・・・それは木ノ葉の暗部にいたカカシも同じだったんじゃないかと思います。 
 
カカシの『闘いの流儀』とは(角都戦やペイン天道戦でそうだったように) 仲間を大切にすることであり、そして 自分の立ち位置を考え自分が出来ることをするというもの。 
今のカカシは 敵を倒すことだけを闘いの目的にしているわけじゃないような気がするんですよね。 
 
一方、再不斬の『闘いの流儀』。 こちらは 闘いそのものを楽しむということ・・
それって、闘っている時だけが『生きていること』を実感出来、『自分の存在価値』を確認できるという意味なんだと思うんです。 自分が闘いの道具としてしか存在価値が無いと思っていたからなんだろうか。
 
で、再不斬は闘いの間 よく喋ってるんですよね~ 自分の過去(つまり生徒同士の殺し合いの話)とか、白の事を「優秀な道具だ」と思っていることとか。 やたらとカカシに話しているんですよね、これが「楽しんでいる」っていうことになるんだろうか? うーーん、なんだかなぁ・・・再不斬って、カカシに辛い過去の懺悔話や悩みを聞いて欲しかったんじゃないだろうか?と思えるんですよね。
 
同じような苦しみを知っているはずのカカシに (無意識に)救いを求めてたんじゃないだろうか・・と思うんです、鬼鮫が同じような苦しみを知っているイタチに救いを求めたように・・・。再不斬も『自分の行先も見つけられないごろつき』の1人だったということですよね。
 
そして、カカシも再不斬のそんな心の叫びに気が付いている。
 
 
『オレも元暗部にいた一人だ オレが昔どんな忍だったか・・次はコピーじゃない・・ オレ自身の術を披露してやる』 
(第3巻でカカシが再不斬に言った言葉)
 
オレ『』、と言ってるのは『オレも再不斬と同じ、暗部にいた忍だ』と言ってるんですよね。
 
そして暗部にいた「一人だ」という表現・・・ つまり『大勢のうちの一人』という言い方もしているんです。
再不斬もカカシも特別なわけじゃない・・・同じ苦しみを抱えている忍は他にも沢山いるんだと、カカシは強調したかったんじゃないかなぁ。
 
再不斬は自分の過去について、(ナルト達ぐらいの年ごろには)もうこの手を血で赤く染めていた≫なんて自慢しているんですよね。
でも、実際には 「自分はこんなに辛い経験を積んでいるんだぞ~」という≪不幸自慢≫にしか聞こえないような・・・。なんだか「自分だけが苦しんでいる」かのような発言だったんです。
 
カカシが「オレも」、「(そのうちの)一人だ」と強調したのは、悩んでいるのはお前だけじゃないんだぞ、と再不斬に≪そっと≫ 伝える意味もあったのかもしれない。 これもカカシのさりげない優しさなんじゃないかと・・。
 
いくら再不斬が闘いを楽しんでいるフリをして それが自分の闘いの流儀であるかのように振る舞っても・・・・
≪本当は自分の生き様に迷い、本当の自分を見つけられずに苦しんでいる≫ことは、カカシにはバレバレだったんじゃないかと思うんです。再不斬の気持ちがわかるカカシは、再不斬の「流儀」に合わせてゲームに付き合っていたんじゃないだろうか・・・? 
そして≪仲間を大切にする≫姿勢を貫いて自分の生き様を示すことで、再不斬の心の叫びに答えていたんじゃないのかな。 
 
サッサと雷切で片づけることも可能だったかもしれないのに、「かつての自分」のような再不斬を、放っておけない・・・・ 「勝敗よりも大事なもの」を大切にする・・・
こんな優しさも(ヘタレに見えることもあるけど) カカシの闘いの流儀なのかもしれません。
 
 
 
 
☆駄文読んでくださって感謝です。
 
☆やっぱり・・・波の国の話は好きです。しつこくってすみません。 
 
イメージ 2☆←にほんブログ村ランキング参加しております。投票(クリック)していただけると有難いです。