ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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カカシの『沸点』について。

カカシの沸点について、

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「ま…オレも熱くなるまで時間のかかる方だが・・・・今回は久しぶりに沸点が低かった」
 
524話の「沸点に達したカカシ」のことをちょっと。
 
かなり怖い・・・カカシにしては珍しい沸騰顔なんですよね。 熱くなるのは「久しぶり」、というほど熱くなりにくいカカシ・・・羨ましい限りです。 ナルトがカーッと突っ込もうとすると、「落ち着け・・」とカカシが止める。 
ヤマトが何か余計な事をしゃべっちゃいそうになると、サッと手を出して止める。
カカシはいつでも冷静・・・理想的な上司です、ホントに。
 
カカシの沸点が高めなのは、もともと脳内の(精神的な)温度が低め・・・ってのもありますよね(ガイに言わせればそれがナウくてムカつく)。それに「上忍」としての立場がカカシをそうさせてる、ってのもあると思います。
冷静な判断をするためには、多少のことでは取り乱さないように己をコントロールしなくちゃいけない・・・だから「沸点高め」に設定する・・・それが隊長としての責任なのかもしれない。
 
脳内平熱が高めのガイも、戦場では意外と冷静なんですよね。
「戦場では仲間が死ぬ!それは最低でも覚悟して来い!取り乱すと余計仲間が死ぬ事になる!」なんて新人にアドバイスしている姿は頼もしくて格好良かったなぁ(最近、ガイはカッコいい。) 
ガイの場合は日頃から熱いから どんな状況でも「平常心」・・・沸騰しないで済むのかも?
 
今回、部隊長という立場でありながら 誰よりも熱くなっちゃったカカシですが・・・
 
「今回は久しぶりに沸点が低かった」
 
「今回は久しぶりに沸点に達した」と言うんじゃなくて、「(今回は)沸点が低かった」という言い方。
自分が沸点まで上昇しちゃったんじゃなくて、沸点のほうが下がったという言い方ですね・・・この違いに、カカシの気持ちがよ~く表れている気がします。
 
つまり、今までの自分だったら似たような状況でも沸騰はしなかったはず・・・・だが、今回は『もう』許せない。
今まで目を瞑ってきたことを『もう』許容できなくなった。そういう意味で、いつもより『沸点が低かった』ってことでしょうか。今まで花粉症じゃなかった人が、ついに「限界点」を超えて 花粉症を発症したみたいな・・(例えがおかしいですが;) 
 
もう!こんな戦いは無しにしよう!』・・・この「もう!」に「沸点が低くなった」理由がありそうです
 
カカシがもう許せなかったものとは、再不斬達の死に様を冒涜するような戦いのこと・・・
忍を戦う道具に変えてしまう「穢土転生」という術を許せなかったんですよね。
 
「穢土転生・・・この術は許せない」
 
ここでカカシが「怒りの対象」として「穢土転生という術」を挙げているってのも気になります。
カカシは術者「カブト」の存在を知っているわけですが 「カブト・・・あいつは許せない」とは言ってない。
カカシが許せないのはカブトじゃなくて「術」なんですね。
 
許せないのは「術者」「敵」ではなく、「忍を道具として扱う術」。
カブトも、こんな戦いに駆り立てられている忍世界の犠牲者の1人だということを カカシは分かっているんじゃないかな。 倒すべきなのは、敵ではなく・・・今の忍世界、今までの忍システムだと。
 
「忍はどのような状況においても感情を表に出すべからず・・」という忍の心得第25項。
その掟を守るためにカカシは幼いころから 自然と沸点を高めに設定してきたんじゃないでしょうか。知らず知らずのうちに、そうやって掟に縛られてきたのかも。
 
『沸点を引き下げて感情を解放すること』・・・・
それがカカシにとって、「忍を人間に戻すための闘い」の第一歩だったのかもしれないですね。
 
 
 
《完全に余談》・・・
 
NARUTOに出てくる人物たち、彼らの沸点基準はどうなってるんだろう?
私個人のくだらないイメージではこんな感じかな。 みなさんはどう思われますか?
 
☆沸点高そうな人たち
カカシ、シカク、ミナト、長門、イタチ、我愛羅、ネジ、シカマル、シー、ウドン?、君麻呂、蛞蝓、サクモ
 
☆沸点が高そうに見えるけど意外とそうではない・・
シノ、ヤマト、トビ
 
☆瞬間的に沸点に達し、その形跡を残さない
サソリ、角都、昔の我愛羅鬼鮫
 
☆沸点が低くてあっという間に沸騰しそうな人
雷影、キバ、、飛段、デイダラ、アンコ、クシナ、ナルト(最近ナルトはそうでもないかな)
 
☆いつでも高温で沸点に近い状態で保温しているが、沸騰はしないタイプ
ガイ
 
☆沸騰しても外に蒸気を逃さず、内側でいつまでもボゴボゴ煮えてるらしいけど・・・煮えてないのか煮えてないのか わからないタイプ
カブト
 
 
☆読んでくださった方、有難うございました!
 
 
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