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NARUTO ナルト526:激戦!ダルイ部隊!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ10号)

NARUTO526:激戦!ダルイ部隊!!

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 我愛羅の「愛」の文字、ダルイの「雷」の文字、ヒザシの「日向宗家による呪印」・・・
 
忍の体に刻まれた文字や呪印、それらは「勲章」や「影」という称号と同じで・・・良くも悪くも 忍達を縛ってきたのかなと思います。
 
中忍試験の時、日向の呪印についてネジが言ってた言葉
≪一生拭い落とせぬ印を背負う運命が どんなものか≫・・・この言葉、今までの忍達の苦しみを語っているな、と思うんですよね。 
そしてネジは必死に「呪われた印の運命」を変えようと戦ってきた・・・。
 
それぞれに「与えられた印」を 自分の「誇り」とするのか、あるいは「縛り」とするのか。与えられた「しるし(運命)」とこれからどう向き合うのか・・・ それがこの戦争のテーマの1つであり、今週の隠れテーマだったんじゃないかと思いますが・・・・さて。
 
 
・「勲章」という印
 
「勲章」という印も、実は体裁よく忍を縛ってきたものかもしれないんですよね。
 
ゲンマが言っている「勲章をバカにすんなよ 勲章が無くなっちまったら何が名誉なのか分からなくなっちまう」
 
ゲンマの言っていることは、忍達がさせられている任務が「その程度のもの」っていうことなんじゃないでしょうか。 立場を変えれば善とも悪ともなるような行為・・・勲章という「名誉」を授けられることで、忍は自分のやってきたことを正当化できる。 いや、そうでもなければ《やってらんない》・・そんな皮肉でもあったのかな、という気がします。
(ゲンマって、出てくる度に「名言」を残すんですよね)
 
・そして・・・黒ゼツ。
 
もはやNARUTO最大の謎の生物と言えば黒ゼツですよね~、いや、ホントわかりません! 
なんだかなぁ、ますます「意外な大物臭」が強くなってきたというべきか。
 
久しぶりに黒の全身姿を見ましたけど、右足指だけは生足露出してるんですよね(これはトビも同じですが)。
でも黒い全身を覆う布の下は完全に謎・・・。
 
黒が手から木にズズズっ・・・と入る姿は トビが物質をすり抜ける時にそっくりですが、木に同化して覗かせている「丸い空虚な目」は八尾の目とそっくり。
あの目の奥って、まさに「無」?
 
「フン・・・コノ黒ゼツノ能力…甘ク見ラレタモノダ」
 
「スベテノ地ハ オレソノモノダ」・・
 
黒ゼツの能力っていうと録画したり、どこでも見通せる『全てを見通す眼』のような能力がありますよね。
白のほうはチャクラを吸収したり供給したり、他人のチャクラをコピーしたり『植物系』物質の能力(陽遁)っぽいし、黒の能力は「大地系」精神の能力(陰遁)にも思える。
白は弟系の肉体の力、黒は兄系の眼の力とでもいいましょうか・・・。
 
そして白も黒も自然界と同化しちゃうから、感知系の忍も感知できない。 
《すべての地=オレそのもの》・・・なんだかなぁ。ゼツとトビって霊的な存在なんじゃないかとも思えてきます(要するに、謎w)。
 
・ダルイの「雷」
 
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『だるいけど・・・何でオレがこの海沿いを任されたか教えてやるか・・・』
 
ダルそうなダルイが 「だるいけど」って言う時。 それが彼の『真剣モード』への切り替えなんだろうなと思います(例の『カカシが左眼を“クィッ”と出す時』みたいに)。 
個人的にはダルイは好きなキャラなので、《一見やる気がなさそうな》目が『本気になる瞬間』・・・・
そういうのがたまらんのですね。
 
ダルイの左肩にある、三代目から刻むことを許された「雷」の文字。
 
ダルイにとって「雷」の印は『自分を信じる誇り』になっているような気がします。強者を前にしてもダルイが“余裕”なのは、自分を信じているからなのかなぁ。
 
体に刻まれた「印」も、それを「誇り」と思う時・・・忍は強くなれるのかも。
 
ダルイの「雷遁・黒斑差(クロパンサ)」黒い雷・・・まるいで天照(黒炎)の雷バージョンみたいですが、全身から発した雷遁が黒豹(ブラックパンサー)となって海中のゼツ達を一斉に感電させる・・・
サスケの《自然界の雷を利用した》麒麟も強力ですが、人間が作り出す雷としては最強技かもしれません。
さすがは「雷」の国の雷。
(そういえばダルイ、五影会談でサスケと戦った時も、まずは水遁・水陣壁で水を出してから雷遁・感激波を流して感電させてましたっけ。)
 
・ダン・・木ノ葉の黄金世代?
 
「大きくなったなチョウザ」 (ダン) 
「これからもっと大きくならなきゃなりませんけどね」 (チョウザ) ・・・・倍化の術、でね。
 
懐かしい先輩(あるいは師だったりする?)と戦わなければならない悲しみ・・・チョウザの真剣な目つきが実に切ないです。
 
世代的に考えると、ダンって(おそらく)綱手と同じか少しだけ上ですよね。 つまり白い牙・サクモと同じぐらいの世代だと思うんです。 そう考えると、綱手世代って・・・三忍・サクモ・ダン、かなり強い忍が揃っていたことになりますね。
 
う~ん、その頃が木ノ葉黄金期かな?(第2次忍界大戦の頃)。
 
・日向の「呪印」
 
ヒアシ「まさかの」木ノ葉ベスト着用に 「忍額あて」着用・・。しかも『ダルイ隊長の下に従っている姿』・・・
あのプライドが高そうな宗家ヒアシ様が?とちょっと意外でもあったんですが。 
 
ヒアシはヒナタの事を「日向には要らぬ」なんて言ったり、ペイン戦の時には次女ハナビを連れて外出していたりで。 ヒナタにも相変わらず冷たいんだなぁ・・とも思っていたんです。
でも、ヒアシはヒナタをしっかり見ていたんですね。 
 
ヒナタは宗家に要らないわけではなく、彼女の器を判断したうえで「宗家」という鳥かごから解き放って外の世界に飛び立たせてあげていたのかな・・という気がしてきました。それは宗家としての判断というより「父親」としての判断だったのかもしれませんが。
 
『そんな運命などない! お前の息子がそれを示そうと戦ってきた ・・・私の娘もだ』
『今は分家として宗家の血を守るのではない ただ仲間として守り合う!』
 
かつて分家を縛ってきた額の呪印は、兄弟・仲間として守り合う「絆」の印に変わりつつあるみたいですね。
 
 
(黄ツチ隊、いよいよダルイ隊合流のために動き出しそうです・・・ヒナタ、ネジ、シノ、キバ達もヒザシ・アスマのほうに向かいそう)
 
 
カンクロウのもとには、増援を呼びに行った中吉が連れてきたチヨ、半蔵、君麻呂隊が。
 
半蔵って、長門の回想ですっかり「ダーティーな」印象を残したままだったんですよね。 でもちょっとだけ印象が変わったかな。
 
息が詰まって“爆発しそう”と騒ぐデイダラ『イヤ・・・違うな 爆発できないからお前はそこに居る…爆遁の小僧よ』ってw ・・・ごもっともな一言です。 デイダラも、思わず「うん・・・?ああ・・・そりゃそうだ」って、素直に答えちゃうところが純粋。 憎めない可愛らしさがありますね~彼は。
 
デイダラって「冷静タイプ」の“ごもっともな説明”は、意外と素直に聞き入れるところあるんですよね。 例えば冷静で簡潔な話し方をするサソリの話とか・・・はね。
でも、土影みたいな「頑固ジジイタイプ」の説教には反抗しちゃう。 デイダラはまだ心は少年、かな。
 
 
我愛羅の「愛」
 
五影会談の時、我愛羅とオオノキって険悪だったんですよねw
なんでも「岩と砂は」長年対立関係にあったらしいし(516話でのネジの言葉から)、最長老と最年少の影は、すべてが対照的。
でも孫のような我愛羅「アンタ達はいつ己を捨てた?」とを突っ込まれた答を、やっと言うことが出来ましたね。
 
『いつぞや捨てた己をここで拾う!!』 (かっこいいじゃないか土影)。
 
オオノキも『土影』という体裁・名目と引き換えに、いろんなモノを捨ててきたんでしょうね。 
オオノキが宣言した「拾う」という言葉・・・“見つけ出して取り戻す”という意味のほかに、「手を合わせる」という意味もあります。 お互い不信を顕わにしている「影前任者たち」を前に、我愛羅と手を合わせて2人で己を拾う・・なんてことになればいいなと思うんですけどね。。
 
≪苦しみや悲しみ・・喜びも・・ 他の誰かと分かち合うことが出来るのだと・・≫
≪そして生きる道を変えることが出来る事を≫ (249話の我愛羅の言葉)
 
・・・これ、いい言葉ですよね。 我愛羅は父に、オオノキは前任者たちに・・・これを示すことができるだろうか。
 
今ではすっかり過去を乗り越えたように見える我愛羅だけど、実は「父」のことは解決していない。
 
五影会談の時、五影達の「お互いを全く信じようとしない姿」を見て、我愛羅はふと 「父と自分」の姿を思い浮かべていたんですよね・・・(461話で)。
 
(分かち合うこと 信じる事 それを止めたら世界に残るのは恐怖だけだ)・・・
 
依然として父との間に残る不信。その闇が今も暗い影を落としていることに、我愛羅は目を瞑ってきたのかもしれません。 
でも、この闇が晴れることがなければ 我愛羅の額に刻まれた「愛」の字が 本当の意味の「愛」に変わることは無いんじゃないだろうか。
 
 
・金メッキと銀メッキ兄弟
 
先週、鳴り物入りで登場した「金銀兄弟」。
 
九尾チャクラを帯びていたり、顔に九尾線があったり。 威圧感あふれる外見に『さすが二代目がギブアップした相手』とちょっと興奮しちゃったのですが・・・・あれ、ダルイは顔色一つ変えずに堂々としてる;
 
『大先輩に失礼だけど もう少し恥かいてもらうっス』
 
『お二人の金と銀のメッキを剥がす事になるかもしれません…』
 
・・・・ええぇ金と銀のメッキを剥がす??w
 
これ、かなりの大胆発言ですよね、メッキ・・・つまり《偽装》ってことですから。
 
つまりダルイが言ってるのは、金銀兄弟の力は彼ら自身の強さではなく『偽りで粉飾したニセの強さ』だということですよね。 
むむむ、『九尾チャクラを帯びている』の真相は、九尾チャクラ『もどき』なのか、『分捕ってきた九尾チャクラ』を身に纏っているだけなのか。  
彼らが身に着けている角や巨大な羽飾りは、オスの孔雀が威嚇するために広げている見せかけのようなものだというのだろうか?
 
う~ん、考えてみれば雲隠れってのはヨソから分捕ってくるのがお家芸ですよね。クシナを誘拐したり、ヒナタを誘拐したり。 五影会談でも、土影が雲隠れの事を『お前らが なりふり構わず力を求めて忍術を集めよるから…』と言っていましたっけ。 
 
《強さ至上主義》の雲隠れにおいては『強くあるための手段』は選んでいられなかった、っていう印象はあります。
 
寄せ集めてきた力を、我が身にゴテゴテと飾りたててアピールする・・・それは『勲章』や『賞状』を飾りたてて見せびらかしているような姿と同じかもしれません。 (意味も価値も分からず》ブランド品で飾りたてて着飾っている「自分自身のセンス」を持たない人と同じ・・と言ってもいいかな。)  もし、金銀兄弟の実態がそんな「メッキ」的なものであるなら・・
 
肩にある『雷』の印だけを誇りとし、(一見強そうに飾りたてていない)ダルイこそ『自分の力だけを信じている』・・・本当の強さがあるのかもしれません。 
誇りというのは、与えられるものでは無く・・・自分を信じることから生まれるんじゃないだろうか。
 
『オレの嵐遁で一気にね! だるいっスけど!!』
 
水×雷の血継限界・嵐遁・・・サスケに使った「励挫鎖苛素(レイザーサーカス)」か、違う術か。
 
やっぱり、やる気無さそうな男の「実体」は、自分を信じているからこその余裕だったのだ。
そんなダルイが なんだかな・・・・めちゃくちゃカッコよくみえてしまったのであります。
 
 
 
☆水影と長十郎、霜の大名の警護に当たっていたんですね。ん~黒ゼツが忍び寄る・・・。
 
☆ヒナタ、逞しくなったように見える。 ペイン戦での告白が、彼女に自信を与えたのかな。
 
カンクロウ隊は一旦ひくといっているけど、一番近いカカシ隊に合流だろうか?(ミフネ隊が増援に向かっているはずだが)
 
 
☆追加補足その2も後日、

☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
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