ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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マダラ・トビの「月の眼計画」について (十尾復活)

トビ(マダラ)の「月の眼計画」について イメージ 1

 
『積年の念願 〝月の眼計画〟 ついに明日 それが成就する』
 
トビの月の眼計画って、改めてなんだろう? と考えて、トビ自身が五影に話した「月の眼計画」の説明を見てみると
 
『全てがオレと1つになる! 全ての統一を成す完全体だ』
 
と書かれているんですね。
それに、カカシに「お前の目的は 一体何だ?何が望みなんだ?」という質問には
 
「・・・・そうだな・・・しいて言うなら・・・ 完全体になることか」
 
とも答えている。
 
一尾から九尾までの尾獣を1つにして完全体「十尾」を復活させ、その人柱力になる。
そして十尾の力で「無限月読(月に己の眼を投影する大幻術)」を発動し世界を1つにする・・・
それが「月の眼計画」なんだと。 
 
結局は「世界1を1つにまとめる」という意味なのでしょうが、それにしては「月の眼計画」の目的について2度とも「完全体になる」という表現をしてるのが ちょっと気になる・・・。
この言い方だと「(十尾の人柱力という)完全な力を手にして 世界を1つにすることが目的」というよりは、トビが「(十尾の人柱力という)完全体になる事」そのものが目的、というふうにも聞こえるんですよね。
 
それを以前 トビがペインの前で言っていた《全てが本来の形に戻るのだ・・・このうちはマダラの力が》という言葉と重ねると、「全てが本来の形つまり「十尾」に戻る時、このうちはマダラ(つまりトビのこと)の本来の力も戻る」という意味にならないだろうか。
つまり・・・・トビは本来「十尾の力」を持っていた、ということになるのではないだろうか?
 
トビが五影会談で説明している「十尾」、その時の絵の模写が上の絵なのですが・・・・肝心な部分が隠れているのでハッキリはしませんが、この人間っぽい体をした十尾は 『六道仙人が尾獣化(十尾化)した姿』なんじゃないかとも思うんですね。 
で、この絵は『外道魔像に尻尾が十本生えたような絵』でもある。 意外とほっそりとした体つきは、今週号の「しなやかな」外道魔像と一致します。 
 
「外道魔像」とは、「(十尾の器となる)六道の像」なんじゃないか?とも思い始めています。 
 
イメージ 2
 
 
月、外道魔像、そしてトビ。
 
今週の感想(537話)で触れたとおり、この3つが重なって見えるこの絵は、本来この3つが「1つである」事を意味しているように感じるんですよね。
「全てがオレと1つになる!」 「全てが本来の形に戻る」というのは、この3つが1つになって「戻る」という意味でもあるような気もします。
十尾の「体」が封印されていた月、十尾の「チャクラ」の器とも思える外道魔像。そしてトビは十尾の「魂」なのだろうか?
 
トビは現在の自分のことを「今のオレに力は無い  今のオレはただの形骸化した存在に過ぎない」とも言っています。
 
形骸化、つまり形だけの骸(むくろ)・・・この形骸化した「オレ」っていうのは、「トビ」のことであると同時に「外道魔像」のことでもあるんじゃないか?とも思えます。
チャクラも魂も入っていない『外道魔像』とは、『六道の像』のことでもあるんじゃないだろうか・・・?と。 
 
先週の536話で、トビが一人で外道魔像の前に座っている姿も なんだか魔像とジ~ッと向き合っていたと思える格好で、魔像ととっても親密に感じたんです。 かつての「自分自身」を見ていたのかな?
う~ん、違うかなw
 
「今のオレに力は無い」・・・・このセリフをトビが言ったのは五影会談の時なので、未だ輪廻眼を回収していない時ではあります。 が、それでも幻術と時空間忍術を使いこなす眼を持ち、優秀な体術wを備えた強い忍ではあるんですよね トビは。 でも「力は無い」と言い切る。 
つまり・・・あの程度の瞳術では、「今のオレは力が無い」と言ってしまえるぐらい「本来の力」は強大だった、ということなんでしょうか。 ・・・・それを考えると、トビの術とそっくりな「時空間忍術系」瞳術カカシの神威を「そんな術」なんて呼んだのも、なんとなくわかるんですよね。 
 
そして、もう1つ気になることは。
 
五影会談で、トビはこうも話している・・・
 
《なぜ彼(六道仙人)が伝説となり 忍の神のように崇められるようになったのか 知ってるか?》
そこにオレの目的と この男とのつながりがある》と。
 
この「そこ」ってのは、『六道仙人が「神」のように崇められるようになった理由』ってことですよね。。その中に、「トビの目的」と、 「トビと六道仙人のつながり」がある、ということになる。
 
まず、「そこ」・・・仙人が神とあがめられた理由ですが。
 
それは『仙人が十尾の人柱力になってくれた』からですね、そこにトビの「目的」がある。 ということは『十尾の人柱力になる』ことが トビの目的だということにもなりますよね。
 
そして『仙人が十尾の人柱力になった事』が、「この男(仙人)とトビのつながり」でもあると言っている・・・・・・
つまり、仙人とトビの間をつなぐ「つながり」とは、「人柱力システム」。
やはり、トビは「十尾」ということになるのかなぁ・・・・・?
 
そう考えると、九尾事件の時にトビがチラっと見せた『人柱力システム』への憤り、『人柱力』というものへの憎悪は 何となく分かる気がします。 
《九尾の人柱力だったお前だ・・・こいつ(九尾)で殺してやる》と、個人的には恨みの無いはずのクシナに対して、あまりにも冷酷な言葉だったんですよね~。 あれは「人柱力システム」そのものへ向けられた憎悪だったような気もします。
 
前に「トビは十尾(とおび)では?」というコメントを何度か頂いていたんです;やはりそうなのかもしれないですねw 勿論、十尾には「ジュウビ」というフリガナはついていますが、でも「トオビ」とも読めるわけでして。
 
ん年前、トビを「tobi」にして繰り返して書けば(tobitobitobito・・・・)つまりオビトになるのでは?という話を書いた時(別の場所ででしたが)、当時はまだ「十尾」の話が出ていなかったので かなりヒンシュクを買っちゃいました;
去年改めてその話題を出した時(トビ=オビト器が考えられる理由について) もヒンシュクだったのですが; 
でもトビに「十尾」(トオビ)の心が共存してるとしたら、トビの名前は十尾から付けられ、そしてオビトの名前はトオビから名づけられたのは まず間違いないだろうと思っちゃいます。
 
トビが「うちはマダラ」でなくて「オビト」であることは私的には確定しているんですが、トビ(オビト)を突き動かす「精神」については一体誰なんだろう?何なんだろう?と一転二転、三転・・・いや、数えきれないほど考えが転がって苦戦しております(苦笑 
当初はうちはマダラなのか、六道仙人なのか、仙人の長男なのか・・・とも思ったんですが、今は十尾という人間から離れた精神なのか等々。
 
で、結局その都度思うのは 『この際、アナタ(トビ)が何者なのかはいい…』という、九尾事件の時の四代目の言葉なのです。 
今の段階では、「トビ」を操る人物が何者かという事は「憶測」しかできませんし;そして彼が本当は誰であろうと、この際そんなことはどうでもいいのかもしれません(おぃ)。
 
肝心なのは、トビ(あるいはマダラ)という人物が「なぜ、どうして月の眼計画を考え、こんな長い時間をかけてシナリオを動かしているのか?」ということなんですよね。
 
一度は人間を信じ、希望を持って自分の力を託した「トビ」が その「力」を戦争や憎しみにしか使わない忍に「裏切られた」と思ったのだろうか・・・? 
本来は憎しみでは無かった「尾獣の意志」は 人間(忍)の裏切りに遭い、いつしか「憎しみの塊」に変わってしまったのでしょうか。
・・・そして、それをトビは「裏切り」と感じているのかもしれない。
 
「希望などない」と諦めたトビが、「人柱力システム」や「忍システム」をぶっ壊し、忍達から尾獣の力を取り返し、「元通りの1つの状態に戻す」・・・これが彼の「月の眼計画」の目的なんじゃないだろうか、とも思えてきます。
 
トビが一人でいる時に見せる、《裏切られたことへの寂しさ》、《愛情があればこそ抱く憎しみ》、それでもまだ今の忍達への愛情も捨てられない「見守るようなまなざし」・・・・
長門の眼をそっと閉じてやった》トビの「優しさ」は、ホンモノの姿だと、私は思っています。
 
でも、やっぱり気にはなっちゃうんですよね・・・・・トビって、いったい誰、「何」なんだろう、ってw
 
 
 
☆駄文、読んでくださって感謝。