ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO-ナルト- 第555話:矛盾 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ41号)

NARUTO555:矛盾

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今週は「尾獣玉VS地獄突き一本貫手」の勝負が見られると思ったのですが、尾獣玉失敗してしまいましたね。 
 
さて、まずお詫びしなくちゃいけないことが。
三代目雷影の戦場に来たのは「影分身のナルト」ではなく、あれは本体ナルトでした(苦笑) 
いや、なぜあのナルトが本体じゃないと思ったかと言えば「ビーが一緒にいないから」だったんですよね。
だって・・・・第552話で、ビーはこんなカッコいいことを言っていたんですぞ、
 
『ナルト・・・オレはイルカってのと約束してんだ だいたい お前を守るってな・・・ 
一人じゃ行かせねーぞ!』
って。
 
ところがまさかのビー・・・こんな時に「陽気に呑気に」用を足していたとは!
(しかもナルトが先に行っちゃった事を全然気にせず)。
やっぱり・・・・八尾に「時代が動くかもな・・」と言わせた人だけあります、ビーは。ホント、どこまで天然・・・・いや天然を超えた天然ですね;
 
しかし、ナルトとビーが離れているという状況、不安ですねぇ。
 
・《さて・・・「尾獣玉」を失敗しちゃったナルトですが。》
 
失敗しても、すぐに八尾と連絡を取って「三代目雷影の胸の傷」について確認するあたり、ナルトの切り替えの早さって大したものです。 そういえば・・・前にカカシがこんなことを言っていましたっけ。
 
《失敗してから次を当てる為の機転の速さ・…強い自信 ナルトはホントに強くなってきた そろそろ世代交代の時代だな こりゃ オレを超えやがったか・・・・》と。
 
これ角都戦(第342話)の話ですが、一発目の螺旋手裏剣を失敗したナルトが即作戦を変更し 次を当てに行った・・・その切り替えの「速さ」がカカシにとっては「驚き」だったんですね。 
開発した新術を皆の前で「失敗」することは、普通ならショックで気持ちの切り替えが難しいと思うんです。 特に自称インテリやエリートほど失敗を認めたくなかったり、切り替えが出来なかったりで・・・プライドが邪魔をしちゃうんですよね。 でも「元・落ちこぼれ」ナルトは失敗を恐れず、引きずらない。
・・・・これが、ナルトが「実戦で強い」理由の1つなのかも。
 
・《ゴムのオッチャン》
 
ナルト、今度はドダイのことを「ゴムのオッチャン」ですかぁ~!
 
なんだかなぁ・・・ナルトにかかるとお偉いさん達も皆「オッチャン」ですね。 というか、なぜカカシやイルカ達は「先生」でヤマトは「隊長」ときちんと敬称を付けて呼ぶんだろ?と こっちのほうが不思議になってきちゃいます。
 
そういえば、ナルトってイルカに出会うまで 大人達のことは全部一括りに「里の奴ら」だったんですよね。
でもイルカがナルトを一人の人間として認めてくれて、ナルトは自分と他人(大人)の間にはじめて「個人的なつながり」を持てたんですよね・・・・「先生と生徒」という1対1の関係を。 
やっと出来たつながりである《先生と生徒、隊長と部下》という関係が嬉しくて、ナルトは先生、隊長と《大切に》呼んでいるのだろうか、敬称というより「つながり」として。
それでなのかな・・・「その他の」大人達についても「奴らとオレ」ではなくて、「〇〇のおっちゃん」と呼ぶことで、個々とのつながりを大切にしようとしてるのは。 
 
そして繋がりといえば、ナルト・・・・しっかり「ありがとう」を言ってますね(感心、感心)。
 
「ありがとだってばよ 八尾!」
「ゴムのおっちゃんありがとう」
 
感謝の気持さえあれば傲慢になることもないし「オレオレ」にもならずに済む・・・この前イタチに指摘されたお蔭でもありますが、やはりこれはクシナの影響が大きかったと思うんですよね。 
クシナが教えた「ありがとう」が、我が子を傲慢と孤立に分岐する道から救ったんじゃないだろうか。これは「母ちゃん」だからこそできた仕事だったと思ってます。
 
ところでドダイという忍。 
 
雷影の攻撃から守るために、熔遁「護謨玉」(ゴムだま)でナルトを囲ったように見せかけ 後ろからナルトを引き抜いて岩陰に隠す早業・・・・大したオッチャンです。
「入れ物の中に居ると見せかけて、中身はスッと引き抜かれるようにして消す」この術、ん~・・・なんだかこれは「霊体化の術」あるいは「トビの体のシフト」のヒントだったりしないだろうか・・・なんて考えてしまったのですが(はて。
 
カブトに完全に操られている三代目雷影は 護謨玉にナルトが入っていると騙されて追いかけていきましたが・・・ 
もし三代目がカブトに「完全に操られている状態」じゃなかったら、元・腹心ドダイの『やり方』も見抜けたんじゃないかと思うんですよね。 カブトが操っている状態だから、騙されたんじゃないかと・・・。
やはり他人の体を操るのには限界があるし、カブト自慢の「情報量」にも限界はあるってことだと思うんですよね(カブトは認めようとはしないだろうけど)。
 
・《カブトの目論見》
 
《三本貫手を引いた・・・! パンチで気絶を狙う気だな》 (ドダイ)
 
・・・と、カブトは最初は「パンチ」でナルトを気絶させようとしたのに、次は一本貫手で「手足を確実にもいで」
《半殺しにして連れて帰る事にするか・・・》なんて言ってる。
護謨玉で騙されたことに「腹が立った」んだろうか・・・カブトって、プライドを傷つけられると すぐ感情的になるんですよね~・・。 
 
ナルトを捕獲する目的は、何なんでしょう。 第549話でカブトは、《どうやらボクが先に見つけたようだね・・・ 八尾と九尾、この2枚のカードさえあれば あいつもボクの言いなりだ》なんて言っていたから、トビに何かを交渉するつもりではあるのでしょうが・・・。そして、彼は「六道の真理を明かす」とか言ってますが、本当は 自分を道具のように扱ってきた忍世界への復讐、虐げられてきた自分の存在を世間に認めさせたいんじゃないだろうか・・・。 
 
神の如くに振る舞う事によって。
 
・《八尾って・・・》
 
八尾は「極めてマトモ」です、陽気に呑気に用を足してるビーに『さっさと済ませろ』と注意し、まるで危機感のないビーを置いて「替わったぞナルト!どうした!?」と返事したり。
九尾だって、この前ナルトに話しかけてきた時は随分と「常識的」でしたよね。
 
彼ら尾獣は長い時を生きているだけあって、冷静でかつ叡智ある存在のような気がします。 一体尾獣と人間の間に今まで何があり、何が彼等をこんなにも人間不信に陥れてしまったのだろう。
まるで・・・・トビ(マダラ)と忍達の関係と同じですよね。 
 
トビと尾獣の思いは、やっぱり似ている・・・・  う~ん、トビを動かす「マダラ」って一体・・・。
 
・《ただの螺旋丸》
 
八尾から「三代目雷影は術を構えたまま前のめりに倒れた」と聞いて、雷影は自分の体に貫手を当てたと考えたナルト、《螺旋丸で三代目雷影の腕を狙い、自分を突かせる》つまり、「最強の盾である三代目雷影の体」を「最強の矛である彼の貫手」で貫かせる作戦に出る・・・まさに「矛盾」を突く作戦ですね。金銀兄弟戦以来の言葉遊び・・・。
にしてもさすが本体ナルト、イタチに教わった「術の穴探し」上手く実行してますよね。
 
「何をする気か知らないが そいつはただの螺旋丸だぞ・・・!! それでいけるのか!?」 (テマリ)
 
螺旋手裏剣でもなく、尾獣玉でもなく「ただの螺旋丸」・・・・でも、ナルトは結局最後は「ただの」螺旋丸で決めてることが多いですよね。 ペイン戦でも最後を決めたのはお得意の「多重影分身×変化の術(つまりハーレムの術の応用)」と「ただの螺旋丸」だったし。
 
コントロールしきれない大きな技より、使いこなせる(自分の力量で十分使える)術を活かす。 
ゼツが以前、「武器トハ ソレヲ扱ウ者ノ力量次第デ強クモ弱クモナルモノ・・・」とか言ってましたが、《ただの螺旋丸》だって扱う忍のレベルや使い方次第で より強力なモノすら倒すことは可能ってことなんですよね。 
 
・《違う体へのシフト》
 
《仙人モードの蛙組手 こっちの方が危険感知は広いし早い!だからギリギリで突きをかわして・・・》
《ちゃんと腕を狙える!!》
 
いわゆる「感知」に関しては、仙人モードのほうが九尾チャクラモードよりずっと優れているみたいですね。
遠く離れた島亀から、暁アジト近くにいるカカシ部隊の様子まで感知しちゃってましたから・・・通常の感知系忍の感知レーダーの範囲をはるかに超えている・・。
 
この『ギリギリででかわすタイミング』。
 
ミナト父ちゃんが得意でしたね、エーのパンチを「ギリギリ」でかわしたり(時空間に飛んだ)、九尾事件の時は面の男に捕まれる「ギリギリ」でかわしたり(これも時空間に飛んだのですが)。
ミナトが仙人モードを修行したという話は出ていませんが、もしかしたら妙木山風の組手は自来也かフカサクに修行をつけてもらったことがあるのかも・・・なんて想像もしましたが。
しかし不器用なタイプなナルトも、仙人モードの繊細な感知のおかげで父ちゃん風の忍キラーな動きが出来るようになりましたねw
 
ドダイは《なんだ、さっきのとは違うのか!?》とナルトの仙人モードに驚いていましたが・・・確かに、ビーの「バージョン変化」(八尾チャクラを人型と尾獣化で使い分ける変化)ともだいぶ違いますよね。
九尾チャクラを使う九尾チャクラモードと、自然エネルギーを取り込む仙人モードという《全く違うチャクラ》を利用し完全に別タイプへ「シフト」する、これは知識豊富そうなゴムのオッチャンにとっても「珍しいケース」だったのだろうと思われます。
 
こんなシフトが出来るのは、今のところ「トビ」ぐらいでしょうか(彼は「瞳術を使う実体」「すり抜けを使う霊体」をシフトして使い分けている。) あとは・・・無サマも、なんだか使えそうな気がしますが。
 
 
・《矛と盾》
 
三代目雷影のオウンゴール的なケガ。 己の力を過信していると、いつか自分で墓穴を掘る・・・・意外と自分自身の「穴」には気づかないモノなんですね、三代目は驕っていた自分自身のことも恥じていたんじゃないだろうか。
でも、まさに今のカブトがそういう状態ですよね。
 
穢土転生にはリスクが無いと主張するカブトに、521話でトビが険しい表情で言っていましたっけ・・・
 
『図に乗るなと言っている!物事にはすべて反動がある 気を抜かずにいる事だ』と。
 
「敵」であるカブトに忠告する必要もないのですが、あの時 顔をしかめて忠告したトビに「先輩としての優しさ」が垣間見えちゃったような気がしているのですけどね。・・・
 
しかし、三代目雷影はあの失敗を相当恥じていたわけで、生前は《同じような失敗を繰り返すまい》と肝に銘じていたと思うんですよね。・・・・なので、カブトのマニュアル操作じゃなければ・・・三代目は『自分の矛』は充分警戒したかもしれません。やはり・・・・本人以上にその人自身を操れるハズなどないのですから。 
 
驕っているカブトは、誰を切り札として口寄せしようとしてるか知りませんが・・・とても自分では御しきれない力を口寄せしようとしているのでは・・・。
 
しかし「忍最強の盾」であるはずの、絶対防御の我愛羅の砂の盾。
 
あれれ、二代目水影様の攻撃にボロボロになってますね・・・・。水遁なのでしょうか、
意外とやりますな・・・ちょび髭様。
 
来週は我愛羅VS水影でしょうか、予告にはナルトはサクラの元へ・・?とも書いてありますが、むむ、もしかしたらナルトがヤマト隊長救出に向かってくれるのではないか・・とも期待してしまいます。
 
 
 
☆「ビーの選抜オーディション」の時にドダイも立ち会っていましたが、あの時使っていたゴム人形もドダイ作品だったのですね。ドダイって、デイダラのような「芸術系」忍だったりするのかな (しかも彼は感知系・・・凄いおっちゃん。)
 
☆なんだかなぁ・・・恥と思っていた方法で封印されてしまった三代目雷影が、少々気の毒でもあります。立派な死に様だった人だけに。
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって有難うございます。感謝。
 
 
 
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