ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

NARUTO-ナルト-の考察(伏線、言葉、人物考察などなど!)続行中!

NARUTO ナルト541:雷影VSナルト!? 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ26号) その1.先を見据えた者とは・・・・

NARUTO541:雷影VSナルト!? その1.先を見据えた者とは・・・

イメージ 1 
 
 
『父ちゃんは・・・』
四代目火影は失敗なんてしてねェ!!!』
 
 
今週の巻頭カラー、戦争とは打って変わって何ともまったりとした温泉入浴シーン・・・。
 
シノが死にそうな顔してのぼせてますけど、 体内の蟲が大騒ぎなのか、露出に耐えられないのか?w 
 
 「忍にも裸の付き合い 仲間の湯♪」と書いてありますけど、そういえばヤマトが『やっぱ男ってのは裸の付き合いあっての仲間ってもんだよね~(286話)』と言ってたのが妙に印象に残ってるんです(なんでw)
どうせなら、木ノ葉の上忍湯も覗きたいような・・・・←おぃ
 
《まずは最初にお断りを。 今回内容が濃ゆいにつき どうしても1ページに収まりきらず、久々に2つに分けてアップさせていただきます、長文誠にすみません。 前半はナルト、後半はビーと雷影のことを中心に。》
 
・さて、ナルトとビーの前に現れた雷影と綱手
 
雷影はナルトを殺してでも止めるつもりなんですね、そりゃ総大将として雷影の言ってる事は当然な気もします。だって忍達はナルト達を守るために命を懸けて必死に戦っているのに 肝心のナルト達がホイホイ出てこられちゃたまらんですよね。 総大将としても、命を落とした忍達に顔向けできないっていうか。 
 
〝自分一人だけ生き残るのはイヤだ〟だとか『ガマンなんねェ』とか『オレはイヤだ!』なんて言うのはナルトのワガママにも聞こえるんです。 
ナルトがこだわるのには深い理由があるんですが、でもこれじゃあただのワガママな子供みたい・・・ナルトってやっぱり自分で言ってるように口下手なのかも。
 
・雷影のスピード
 
綱手『むしろ雷影のスピードと互角で動ける九尾チャクラモードが凄いと言える』って考えてますが、いや、むしろ雷影が凄いと言えるような・・・。
イメージ 4
 
「九尾チャクラモード」のナルトの瞬身と互角な雷影のスピード。 五影会談では、サスケの写輪眼ですら雷影の姿は目で追えず、天照を着火させられなかったんですよね。 カカシの神威でも捕えられないかな・・・(最近のカカシの神威は〝瞬身でもかわせないほど速い須佐能乎の矢〟すら捕えるほど速いのですが。)
 
『忍でワシより速い忍はおらん 四代目火影がいなくなってからはな!』と雷影は言ってますが、つまりそれは・・・雷影より、四代目火影ミナトのほうが速かったという事ですね。 
どんだけなんだ、ミナト!
 
・ミナトと雷影
 
シーが雷影の速さを解説する時にこんな言い方してましたよね、

《雷影様の体内の神経伝達・・・反射のスピードは黄色い閃光(ミナト)にも劣らない》
《反射を活性化するための雷遁チャクラをまとった以上写輪眼でも追いつけない》 (第462話で)
 
・・・って、シーは世代的に考えて「生ミナト」は見てないと思うんですが、雷影から散々話に聞かされてたのかもしれませんね、《四代目火影の速さ伝説》を。
 
実際、雷影はミナトとは何度も手合わせをして 雷影は《アレに勝る忍はいないとまで思わされた》なんて言ってるし、『聞けば あやつは木ノ葉の三忍自来也に予言の子・・・救世主だと言われたそうだな』とも言っている。
「予言の子」と聞いて思わず納得してしまう位、ミナトの存在感は圧倒的だったんでしょうね。
(「聞けば」・・・って誰から聞いたのかなぁ) 
 
で、55巻の第519話で 尾獣玉修行中のナルトから《四代目火影が螺旋丸を開発した》という話を聞いたビーは、ある光景を思い出していました。(見づらいですがこれ↓)
イメージ 2
 
なんだか、今ナルト達がいる場所と景色が似てるんですよね・・・・ 螺旋丸を持つ四代目の周囲には数多の『飛雷神の術の術式クナイ』が散乱してて、四代目は時空間を飛んで敵を倒しまくったということがわかる・・・・
カカシ外伝で《味方に時空間術式クナイを敵めがけて投げてもらって、一人で「岩忍50人斬り」をした時》がありましたが、それと同じようなことが雲隠れ相手にもあったのでしょうか。
 
ビーは四代目と聞いた時に、肩をフルフルと震えながら 『四代目火影・・・!!!なんて偶然だ・・運命か!驚異♪』と興奮してましたけど、どうやらエービー兄弟とミナトの間には、運命を感じるほどの「出会い」が過去にあったような気がします。
 
 
・ミナトのスピード
 
ミナトは普通の瞬身の術も使います、九尾事件の時に面の男が放り投げたナルトを、瞬身でキャッチしてますが、これもまたメチャクチャ速い(501話で)。 
でも雷影とミナト・・・・2人の「最速忍」の間にある決定的な「差」は、なんといってもミナトは時空間忍術・…「飛雷神の術」を使えたという点に尽きる!と言っていいんじゃないでしょうか。 
 
同じ高速移動でも、肉体を活性化させて超高速で移動する瞬身と、時空間を抜けて移動する「飛雷神の術」では根本的に違います。 
時空間忍術は自分自身を別の場所に口寄せするようなものですよね。 同じ時空間忍術に分類される「口寄せの術」は比較的誰でも使えますが、「飛雷神の術」のような己を時空間移動させる忍術を使えたのは、二代目火影扉間、ミナト、トビだけです(分かっているだけでは)。
 
今のナルトがいくら速くて「雷影レベル」になったとしても、四代目レベルに達していない・・・やっぱりナルトも、父ちゃんが遺した『もう1つの術』・・・『飛雷神の術』をそろそろ完成させなくちゃいけないんじゃないだろうか?
自来也が言っていた『いずれはあの術をナルトに完成させるのが あやつの遺志だとワシは思う』・・・
『あの術』とは飛雷神の術だと私は思い込んでるのですが、何とかナルトにはトビ以上の時空間忍術「術式やマーキング無しで飛ぶ飛雷神の術」を是非完成させてもらいたい・・・。
 

・『そんなんで父ちゃんを知ってるって語るな…』
 
ナルトの静かな怒り・・・だけどかなり激しい怒りですよね。
これは雷影が《だが(四代目火影が)救世主なら、なぜ今この危機的状況で居ない?》 《奴は九尾事件で失敗したからだ》と言ったことへのナルトの怒りなんですが・・
 
《そんなんで 父ちゃんを知ってるって語るな》
父ちゃんは・・・》
四代目火影は失敗なんかしてねェ!》
 
・・・ナルト、「父ちゃん」を連発してるんですよね。
 
これまでは他人の前では「四代目」と言っていたナルトが、他人の前でも四代目を「父ちゃん」と言った・・・
 
この背景には、「真実」を母ちゃんから聞いた事があるんだと思います。
今までナルトは、ミナトが「九尾をオレに封印した」のは『火影』としてやったことだと思ってたわけですが、クシナの話を聞いてミナトが父親』としてしたことだったとわかった・・・・
 
《息子のためなら死んだっていい・・・そう言って強すぎる九尾のチャクラを半分己に封印して・・・》 
 
だから、ナルトは「父ちゃん」にこだわったのか。・・・雷影の「四代目火影の失敗」発言は ナルトには『自分のために死んでいった父ちゃんの死に様を穢すもの』に感じられたんじゃないだろうか。
 
そして、最後に父ちゃんを「四代目火影」と言いなおしたのは・・・・・四代目が火影として出した「九尾事件の結果」も、実はまだ出てないからなんですよね。
結果は、ナルトにかかっているわけですから。だから、ナルトはじっとしてられない。 
「オレが戦争を終わらせる」とナルトをここまで突き動すものは・・・長門から託された平和への答えだけではなく、『父ちゃんの死に様と想いをを守り、四代目火影は失敗なんかしていないことを証明したい』想なのかもしれません。
 
・「先を見据えた者」
 
《四代目は失敗なんかしてねェ》・・・ミナトのやったことは「目先の問題の対処」だけではなくて、「長期的な観点での根本的な対策」なんですよね。 いわば十数年後の先を見据えての投資です。 
十数年後の投資なんて実に大きな賭けですが、これも「息子を信じる」時空を超えた愛情があればこそ出来た事・・・このあたり、息子のいない雷影には想像できないのかもしれません。 雷影は《不確かな可能性で物事を語るバカ》という表現をしましたが、不確かな可能性を信じられちゃうのは「愛情があればこそ」なんですよね。このあたりは理屈や確率なんかで証明できるもんじゃあない。
 
「勝者とは先を見据えた者 本当の勝負はこれから」・・・これはトビが小南に言った言葉です(54巻510話で)。
 
トビは極度の「裏切り恐怖症」だから、他人を信じて託すこととか「希望」っていう《不確かなモノ》は 一切計算に入れずに「シナリオ」を作り上げてます。 だから時間をかけてでも「自分で」やろうとするし、彼なりの『確実性のある平和計画』を進めている、ってわけです。 トビの言ってる事もわからないではないし・・・今の雷影と大差ないんです。 忍世界のダークな面を見続けてきた者ならではの、発想なんですよね。
 
でも、ナルトはサスケのことだって、九尾に「何とかしてみせる」とか、九尾の憎しみも「どうにかしてやりてー」と言えちゃう。 《何とかする》だとか《どうにかしてやりて―》なんてのは不確かな言葉の極致とも言えそうですが、ナルトはそれを平気で言えちゃうんですよね。 なんというか・・・ナルトは〝想像を具現化する〟力を持っているような気がします。
 「術」で想像を具現化しようというのがトビなら、「現実で」希望を具現化しようというのがナルトなんですね。
 
確かに「不確かなモノ」は賭けのようなものだし、それを信じるのは雷影の言うように「大バカだけ」なのかもしれません。 
が、「不確かな可能性」が愛情によって「確かな可能性」に変わった場合・・・「より先を確かに見据えていた勝者」とはトビではなく、ミナト(そしてイタチ)ということになりそうです。
 
 
☆九尾事件について、以前読者は「クシナが知らなかったこと」も説明も受けましたが・・・実際にクシナがナルトにどう説明したのか?と思っていたのですがやっとわかりました;でも、クシナは面男を「マダラ」って言ってますね。ミナトは「マダラ」とは断定しなかったわけですが。
 
自来也って、ミナトにも長門にも「予言の子」と言ってますけど;自来也にとって予言の子は一人限定ってわけじゃなかったのかもしれないですね。
 
 

イメージ 3にほんブログ村、ランキング 投票クリックしていただければ嬉しいです。