ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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「あの術」・飛雷神の術について、思う事を少々。

「あの術」・飛雷神の術について、思う事を少々。

 今週(第562話)の感想で、これじゃあ飛雷神の術の安売りじゃないかぃ、と書いてしまったことに対して しばし反省しておるところです(苦笑  
ゲンマとライドウ、イワシの3人は戦闘に飛雷神の術を使えるわけじゃないし、火影の護衛として術を伝授されていただけだし・・・・と、何人かの方々のコメントを読ませていただきながら やっと冷静になってきました。
確かに、そりゃそうです・・皆様のコメント、有り難いです。
 
決して安売りでは無い、と頭では分かっているんだけれど「飛雷神の術」というのは私の中では「特別」スっゴイ術として鎮座していたのです。 あの四代目火影が「最強」である所以であり、かつ二代目火影と四代目火影だけの「謎の術」・・・そういう「神的な術」というイメージがあっただけに、「じゃあ、飛雷神の術でも使えば?」的な登場は正直、驚いてしまったのでした;
 
ま・・・しかし元はといえば、飛雷神の術は二代目火影・扉間が使っていたという「時空間忍術」 (扉間の術も「飛雷神」という名前だったかは不明ですが)。扉間亡きあとの木ノ葉では、「火影護衛隊」が飛雷神の術を伝えてきたのは当然かもしれません。
 
データブックによれば、飛雷神の術とは:
 
四代目火影の術であり、黄色い閃光の異名の所以。彼が誇った超高速移動・・・その正体は「時空間移動」である。術の発動には目的地の座標を示す「術式」が必須で、四代目はクナイなどの武器に予め術式を施していた。また手を触れた場所に残すことも可能であり、敵の体に「術式」が刻まれた時、それは死を宣告する呪印と化す》
 
これは「闘の書」に書いてある説明ですが・・・あんまり詳しくは書いてないw 闘の書当時は、まだまだ「謎のスゴイ術」だったのです。(勿論、今でもスゴイ術ですが)
 
ようするに飛雷神の術とは、口寄せの術と同じように時空間経由で「一瞬」で移動する術ですよね。
「瞬身の術」と違う点は、瞬身は普通に高速移動する術でしかないですが、飛雷神は「時空間経由」…つまり異空間に一度姿を消して再び出てくる術という点です。
 
だいたい時空間ってなんだ?という話ですが、この世界からは目に見えない「もう1つの世界」とでもいいましょうか・・・。NARUTOの世界には、時空間という名の「目には見えない空間」が存在しているのです。
 
よくトビが出入りしている空間ですよね、トビは右眼の写輪眼瞳術でその世界に出入りしたり、人を保管したり(長門や捕虜にしたフーとトルネ、一時はサスケと香燐も)してます。
あの空間内では、「時間」が外の世界とは違うスピードで時間が流れているんじゃないかと思うんですよね。
時空間内でどれほど遠い距離を移動しても 再び外に戻った時は「一瞬(ほぼ時が全くすぎていない状態)」に戻っている・・・。
 
まず普通の人間には、「自分一人だけの力で」その時空間に出入りすることは無理のようです。出来たのは(今のところ分かっているのは)四代目火影ミナト、二代目火影扉間、そしてトビぐらいでしょうか。 
ただしトビの場合は写輪眼の瞳術(神威らしき術)を利用しているので、時空間に出入りするためにはズズズ~っと空間を歪めて結界を作らなきゃならない。 だから結構出入りに時間がかかってますw
 
でも「飛雷神の術」の場合は「スッ」と消えて「フッ」と現れる・・! 磁石で金属類をひきつけるようなイメージで『一瞬』・・・まさに《瞬間移動》です。 そこが飛雷神の術が戦闘で「最強」の効果を生み出せるスゴイところなのです。
 
私にとって「飛雷神の術」が「特別凄い」イメージになったのは、何と言っても大好きな27巻、第239話~244話(通称、カカシ外伝)に初めてこの術が登場したからなのです。とにかく・・・・衝撃的でした、黄色い閃光の「飛雷神の術」は。 
あの外伝は、第二部で重要になってくる《読者が事前に知っておくべき事柄》が「伏線」としてテンコ盛り状態に詰まっているんですが、「外伝」と銘打つことで読者に怪しまれることも無くwしかしシッカリと読者の脳裏に刻みこまれるんですね・・・・これ、キッシーの「戦術」ですね;
 
そしてあの外伝は『カカシの写輪眼の由来話』以外にも いろんな読み方が出来る話でして・・
『黄色い閃光の飛雷神外伝』という読み方だって出来るのです。
 
一瞬で敵にマーキングをして瞬殺してみせたり、さらには一人で50人の敵を倒したり、カカシとリンのピンチに駆けつけたり・・・。
とにかくミナトは『飛雷神の術』で、その圧倒的な力を見せつけます。 当時天才少年だったカカシも、「黄色い閃光」ミナト先生の神的な強さの前には、ただただ圧倒されるだけだった・・・・。
 
それと、過去の雑考や562話の雑考にも時折書いている話ですが、第240話で ミナトは「ある気になる行動」もしています。
岩隠れの「敵」を察知したミナト・・・
 
「一人・・・ か・・・」
 
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「ん!」
「気を付けなねみんな・・・ 敵は二十はいる ・・・おそらく影分身の術だけどね」
 
この時のミナト・・・地面に指をついて見えない場所に居る「敵」の数をカウントしてるんですよね。 つまり指に伝わる「何か」を感知して人数を数えている。これ、ミナト独特の能力です。(ちなみにカカシも敵を感知してますが、彼の場合は鼻、ニオイ感知ですよね)
 
そして、ミナトと同じ「体質」を持っていると思われる扉間も同じことをやっています。 51巻の481話ダンゾウの回想中、雲隠れの金角部隊に囲まれた扉間小隊・・・
 
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「囲まれたな・・・ ・・・敵は ・・・・20」
 
扉間も地面に指をついて敵の数をカウントしてます。「ビリビリ」っと感じたのでしょうかw
この二人に共通する能力が「時空間忍術(飛雷神の術)」に関係しているのは、まず間違いないでしょう・・!
 
そして次に飛雷神の術が登場するのは、53巻九尾事件の回想ですね。(この時も、ミナトの飛雷神の術は圧巻でしたよね) 
第502話でミナトは、それまでとは ちょっと違う使い方もしている・・・・自分自身が時空間を飛ぶのではなく、手で結界を作って九尾の尾獣玉を時空間経由で飛ばすという大技を披露してるんですね、これはちょっと「神威的」な使い方です。
 
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この時、ミナトはクナイと手で「三角」を作って時空間へのゲート(結界)を作ってます。 
これ、562話でゲンマ・ライドウ・イワシの三人が手で三角を作って その中に水影メイを入れているのに似てませんか・・・? あの3人は「ある性質変化」を起こしながらゲート(結界)を作って、飛ばした・・ということでしょうか。
 
そしてついに562話で、ナルトははじめて父ちゃんの術『飛雷神の術』を生で目にしたわけです。「突然」現れた水影一行に、ナルトはビックリしてる・・・。
これはもう、ナルトもこの術を覚えるのは間違いないだろうし 「あの術」も飛雷神の術で決まり!と言っちゃっていいでしょう(断言癖ご容赦)。
 
ミナトが我が子に遺し、自来也もいつかナルトに・・・と願った「あの術」。
 
そしてこのタイミングで飛雷神の術が出たという事は、話の舞台がついに「時空間」に関わってくる・・・という事だろうと思ってます。 
そしてそれはトビの謎、マダラの輪廻天生の謎、さらには時空間瞳術である『神威』の謎へと話が進んでいくんだろうか?と・・・・ちょっと期待してしまいます。穢土転生戦で散々出てきた『見えない敵』 『本物は見えないところに隠れている』という話題も、『見えない時空間世界』に話がつながっていくんじゃないだろうか、と。
 
五影勢ぞろい・・・・これは「時空間忍術の戦い」開戦の狼煙となることでしょう・・・・・(たぶん。)
 
 
 
 
 
☆駄文読んでくださって、感謝。
 
 
 
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